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走ることを続けていたら、昔の道に惹かれるようになりました。 まずは近郊の古道を巡ってい…

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走ることを続けていたら、昔の道に惹かれるようになりました。 まずは近郊の古道を巡っています。

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  • 鎌倉街道 下道を走る

    鎌倉街道 下道を走った記録です

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鎌倉街道 下道を走る 舞岡公園〜保土ケ谷(弘明寺道)

 弘明寺道は、弘明寺にお参りする人が使っていた道ですが、鎌倉街道の下道と中道をつなぐ間道でもあります。今回は、中道から分岐する舞岡公園から、下道と合流する保土ケ谷まで走ります。  今回も芳賀善次郎の「旧鎌倉街道探索の旅Ⅱ 中道・下道編」を参考にしましたが、弘明寺道にもいくつかルートがあったようなので、ネットの探訪記事も参考にさせてもらい、古道の雰囲気が残っていそうなルートを選択しました。   舞岡公園~保土ヶ谷 11.1㎞  中道から舞岡公園で分岐し、上永谷、港南を経由し

    • 鎌倉街道 下道を走る 鎌倉〜笹下(峰通)

       下道は一旦終了したのですが、峰通と呼ばれる間道を使って鎌倉から笹下まで走ります。  峰通は、鎌倉の北方の山を越え、栄区と金沢区の境界となっている尾根道を北上し、磯子区峰町に至ります。その先は洋光台を縦断し、笹下で下道の本流に合流します。前回の東京湾側の六浦湊を経由するルートは明らかに遠回りなので、遠方に行くときはこちらを使っていたのではないかと思われるのですが、実際に走って検証します。  今回の行程の半分は未舗装のハイキングコースなので、昔ながらの古道の風景にも期待できます

      • 鎌倉街道 下道を走る 沼部~墨田

         下道の続きを走ります。  前回、丸子橋をゴールとしたので、今回は多摩川の対岸からスタートし、大井、品川、皇居、浅草を経由して荒川まで進みます。これまでの鎌倉街道が丘陵地を縦断したのに対して、下町を進むことになり、違った景色が見られそうです。都内の定番の観光地を巡ることになるので、それもまた楽しみです。  今回も参考にしたのは芳賀善次郎「旧鎌倉街道探索の旅Ⅱ 中道・下道編」です。いくつか枝分かれする中の1ルートを選んで走りました。  沼部~南品川 10.3㎞  前半は中原

        • 鎌倉街道 下道を走る 保土ヶ谷~丸子橋

           下道の続きとして、保土ヶ谷から丸子橋まで走ります。  この区間は川沿いではなく、帷子川、鶴見川、多摩川に挟まれた丘陵地の尾根を上り下りしながら進むので、坂好きにはたまりません。また、中原街道に合流するまでは、幹線道路になっていないので古道っぽさが残っていることも期待できます。  今回も芳賀善次郎「旧鎌倉街道探索の旅Ⅱ 中道・下道編」を参考にしました。 保土ヶ谷~菊名 10.2km  帷子川と鶴見川に挟まれた丘陵地の尾根を進みます。微妙に蛇行しているのは尾根に沿って進んで

        鎌倉街道 下道を走る 舞岡公園〜保土ケ谷(弘明寺道)

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        • 鎌倉街道 下道を走る
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        • 矢倉沢往還を走る
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        記事

          鎌倉街道 下道を走る 鎌倉~保土ヶ谷

           鎌倉街道の上道、中道を走ったので、今回から下道を走ります。  まずは鎌倉から保土ケ谷まで進みますが、以前浦賀道として走ったり、何度か走っているので、新しい場所への期待はありません。その分、通り過ぎていた周辺の史跡に寄り道していこうと思います。  下道は、鎌倉街道の中で一番東側を通る道であり、千葉氏、豊島氏、葛西氏などが在所と行き来するために使われたとのことですが、鎌倉と外港のあった六浦との間は、物流ルートとして重要な区間だったようです。その途中にある朝夷奈切通を改めて訪れて

          鎌倉街道 下道を走る 鎌倉~保土ヶ谷

          鎌倉街道 中道を走る 二子玉川~川口 東ルート

           二子玉川から岩淵に至る別ルートとして、山手線の内側を通る東ルートを走ります。前回は埼玉県の手前で引き返したので、荒川を渡り、川口まで進みます。  地図を見るとわかりますが、西ルートが最短ルートを進んだのに対して、わざわざ東よりに迂回するので、距離的には長くなっています。この道のりを進む理由を、実際に走って確かめたいと思います。  参考にした書籍は、今回も下記になります。 ・芳賀善次郎 「旧鎌倉街道探索の旅Ⅱ 中道・下道編」さきたま出版会 ・荻窪圭 「鎌倉街道伝承を歩く」山

          鎌倉街道 中道を走る 二子玉川~川口 東ルート

          鎌倉街道 中道を走る 二子玉川~岩淵 西ルート

           鎌倉街道中道の続きを走ります。  前回二子まで走った翌日発熱して、病院でコロナと診断されたので、翌週末は自宅謹慎して、今後の行程のルート作成をしていました。  岩淵までは西ルートと東ルートがあり、西ルートだけでいいかと思っていましたが、東ルートをたどると渋谷、新宿、池袋と大都会を縦断するので、それはそれで面白そうだと思い始めました。  とはいえ、西ルートはほとんど行ったことがないエリアなので、ここも飛ばす訳にはいかないということで、今回は西ルートを走り、次回東ルートを走る予

          鎌倉街道 中道を走る 二子玉川~岩淵 西ルート

          鎌倉街道 中道を走る 鶴ヶ峰~二子

           鎌倉街道中道の続き、鶴ヶ峰から二子の多摩川まで走りました。  前半は初めて訪れた場所でしたが、後半は以前走った青山通り大山道とほぼ同じルートなので、新たな発見を期待するというより、次の区間への繋ぎの意識が強かったかも。  前回と同様に丘陵地を横断しながら進むので、きつい坂もあるのですが、そこはだらだらと歩きながら進みました。ちょうど桜が満開の日だったので、道中の桜で癒やされる絶好のお花見ランになりました。  今回も芳賀善次郎の「旧鎌倉街道探索の旅 中道・下道編」を参考にし

          鎌倉街道 中道を走る 鶴ヶ峰~二子

          鎌倉街道 中道を走る 鎌倉〜鶴ヶ峰

           鎌倉街道上道に続いて、中道を走ります。  この日は早めに帰宅する必要があったので、鎌倉から鶴ヶ峰までをサクッと走るつもりで出発しましたが、後半はだらだらと歩く時間が長くなりました。まだ、足の調子が万全ではなかったのもありますが、上道よりアップダウンがきつかったのが要因だと思います。  中道は、頼朝の奥州征伐に使われた軍道といわれているそうです。確かに通常の往来に使う道としては、人里から離れすぎだと思います(現代は住宅地ですが当時は山道がほとんど)。人目を避けて行軍するには、

          鎌倉街道 中道を走る 鎌倉〜鶴ヶ峰

          鎌倉街道 上道を走る 町田~東村山 後編

           鎌倉街道上道を町田から東村山まで走った記録の後編です。現在の幹線道路としての「鎌倉街道」ではなく、鎌倉時代の古道の道筋を辿ります。  後編では、中河原で昼食をとった後から、ゴール地点の東村山までを紹介します。  多摩川を渡るまでは、ところどころ古道の雰囲気を感じさせる山道もありましたが、武蔵野台地に入りほぼ平坦な街中になるので、古道っぽさは薄れてきました。でも歴史を感じさせる史跡や光景に各所で出会えたので、そのあたりを中心に紹介したいと思います。  引き続き、参考とした

          鎌倉街道 上道を走る 町田~東村山 後編

          鎌倉街道 上道を走る 町田~東村山 前編

           前回に引き続いて、鎌倉街道上道の続きとして、町田から東村山までを走りました。印象的な風景や伝承に出会えて、今回も量が多くなりそうなので、前編、後編に分けてアップします。  鎌倉から離れるにつれ、鎌倉街道の痕跡が薄くなるように思われますが、実際に訪ねると、いろいろな意味で、鎌倉街道の存在感が増していました。  特に、鎌倉幕府を倒した新田義貞に関する史跡が目立っていたでしょうか。鎌倉の近郊は、源氏に関する史跡が多かったのに対して、離れると新田義貞の方が人気かも。  また、各所

          鎌倉街道 上道を走る 町田~東村山 前編

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 後編

           鎌倉街道の上道を、鎌倉から町田まで走った記録の後編です。今回は、俣野から町田までを紹介します。  前回は鎌倉近郊だったこともあり、鎌倉色が強いのはイメージ通りでしたが、鎌倉から遠く離れた瀬谷区あたりまで、鎌倉に関する史跡があるとは思っていませんでした。  一番の発見は「サバ神社」。それが何なのかは是非記事を読んでいただければと思います。  なお、参考とした文献は下記になります。 ・荻窪圭 「鎌倉街道伝承を歩く」山川出版社 ・芳賀善次郎 「旧鎌倉街道探索の旅Ⅰ 上道・山ノ

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 後編

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 前編

           2月上に足を痛めてから、約1か月ぶりに長距離を走りました。ところどころ違和感がありましたが、様子を見ながらペースを調整したので、故障が再発することはありませんでした。気候もだんだん良くなるので、徐々に復活していきたいと思います。  今回は、古道の代名詞であり、現在も各地に残る鎌倉街道に踏み出します。これまで探訪した江戸時代の街道とは違い、明治の地図からではルートを見つけらないので文献を頼りにルートを設定しました。それこそ諸説ありますので、一例としてとらえていただければ幸い

          鎌倉街道 上道を走る 鎌倉~町田 前編

          神奈川の古道~おすすめ風景10選

           毎週のように走りに出かけていましたが、ハムストリングスを痛めてしまったので、しばらくは控えるつもりです。この期間を使って、これまでを振り返り、良かった風景を選んでみました。  自分の趣味、主観で選んだので、偏向しているかと思いますが、一個人の感想としてご容赦下さい。  結果、有名なところから、穴場的なところも含まれたものになりました。ちょっとでも興味を持たれて、自分も訪ねてみようと思われる方がいればうれしいのですが。      番号は順位をつけているわけではなく、西から

          神奈川の古道~おすすめ風景10選

          金沢八景を走る

           今回も近場の古道探訪です。かつての風景の面影を求めて、金沢八景周辺を走りました。  歌川広重の浮世絵に描かれた金沢八景は、かつてこの地に広がっていた入江の風景なので、今は無き入江の周辺を巡るようにルートを設定しました。  金沢八景駅を起点として、周辺を巡りながら野島や能見堂など、名所、史跡にも寄り道して約20㎞の行程でした。  なお、工場や学校など私有地により立ち入れない場所は迂回しています。  今回のルートを、当時の海岸線をスーパー地形図上に描いた図に重ねてみました。

          金沢八景を走る

          横須賀湾岸古道を走る

           休日の午後から時間があったので、近場の古道の探索に出かけました。  以前、浦賀道として街道を走りましたが、そのわき道として当時から存在したであろう海側の古道を古地図から抽出して、ルートを設定しました。  当時はトンネルが無いので、三浦半島の山に行く手を遮られ、何度も山越えを強いられます。  また、横須賀の軍港を巡るルートにもなっているので、ここでしか見れない風景にも出会えました。 六浦~船越 7km  六浦辺りの浦賀道(16号線)から海岸沿いの道を迅速測図から抽出して

          横須賀湾岸古道を走る