住宅街のバスケットコートの問題点

 先日ツイッター上で自分の家の前にバスケットコートを設置した人が話題になっていました。その人はコーチを生業にしていてそのコートも有料で貸し出すとのことです。バスケットボール好きの人ならば羨ましいと思うことでしょうしそういう声も上がっていました。しかし、そのバスケットコートには大きな問題があり批判の的にもなっていました。特にバスケットボールの騒音被害を普段から受けている人たちからの批判が多いです。

 現地の画像を貼っても良いのですが位置が特定出来てしまうため、どこが問題か言葉で説明します。

1.広い庭ではなく小さな一軒家の駐車スペース1台分
2.周辺は住宅街で民家が密集している
3.ゴールが隣の家側
4.フェンスはあるものの低くて隣の家にボールが飛び込む可能性がある
追記
5.無断で八村塁のロゴを看板として使っているようです

 商業地区ではなく周りはほとんどが民家のようです。ドリブル、ボールがフェンスに当たる音、プレイ中の声は間違いなく周辺数十軒まで響き渡りそうです。

 フェンスをボールが飛び越えても自分の車と家にボールが当たらないような向きにしたらしく、ゴールは隣の家の窓の前です。

 一番問題となるのは騒音です。ドリブルの音はプレイしてる本人は気にならないでしょうが興味のない他人からするとかなり耳障りな音です。硬いボールが硬い地面に当たる音は衝撃を伴っておりキーンという音までするほどです。一般的な建物の防音性能では防ぐことは出来ないです。なお悪いことに、雨が降ってもプレイできるように水はけの良い素材を使ったようで、実際の動画(本人がアップしている)でもかなりの衝撃音が出ていました。

 当然近隣には迷惑がかかることでしょう。「まともな神経をしていたらこんなものは住宅街に設置しない」という意見が多いですし私もそう思います。

 これらの批判に対して「近所の了承は得られている。活気が出ると喜ばれた」と反論しているようです。しかし、「近所付き合いの建前上きつくはいえない」「仲のいい人少数にしか訊いていないのでは?」「近隣の家の価値全てが低下して売るにも売れなくなる」などの再反論がされています。そこで設置者は沈黙するようになってしまいその後は批判がどんどん増えている状態です。

 実は私もバスケットボール騒音の被害者です。バスケットコート設置者は市です。目の前の公園の中に予告なくバスケットコートを設置されてしまいました。目の前です。毎日10時間以上ボール2~10のドリブル音が半径50メートル以上に鳴り響いています。地獄です。

 自治体が騒音を全く考慮せず率先してバスケットコートを設置しているのですから、一般人が住宅街に一般人がバスケットコートを設置することを止めるのも困難でしょう。日本の住環境が欧米先進国に並び立つことができずにスラム街化していっているのは行政の責任です。

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