暗部ちゃん/TVコラムニスト

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暗部ちゃん/TVコラムニスト

放送コラムニストとしてNHK健全化に向けた提言を発信中。有料メンバーシップではオールドメディア関係者向けのマニアックなお役立ち情報を毎週配信。 *取材依頼・情報提供は https://twitter.com/Darkside_of_NHK 宛にお願いします

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■どんなメンバーシップか 主にNHK職員(番組制作)などオールドメディアに勤める転職希望者向けの支援情報を共有する事を目的としています。 単に転職支援だけでなく、若手の方に向けては、TV局だからこそ培えるキャリアのアドバイスや番組制作・取材に関する実用的なノウハウもお伝えします。 ■活動方針や頻度 毎週最低1本は実用情報コンテンツを掲載します。また、質問に対しては即日返答を基本とします。 ■どんな人に来てほしいか NHK職員(業務職)・民放TV局員・新聞社・雑誌社などいわゆるオールドメディアに勤めていて、先行きに漠然と不案を感じている方。 TV業界への就職志望者も勿論OKです。 ■どのように参加してほしいか 具体的なノウハウの共有を目的としますので、「これが知りたい」という問題意識をお持ちの方を特に歓迎致します。

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マガジン

  • NHKの実例に見るTV制作の裏話

    NHKの経験をベースに、NHKそしてTV番組全般の裏側についてご紹介するエンタメ系の記事です。

  • NHKのあり方 受信料制度・存在意義についての批判的考察

    NHKの存在意義とは何か?NHKは本当に知る権利に応えているのか?根源的な問いに関する考察と提言です。

  • 週刊・NHKニュースクリップ

    毎週日曜更新。NHK関連のニュースをコンパクトにチェックできるまとめ記事。一般の方はもちろん、ポータルやTeamsを見るのが面倒なNHK職員向けにオススメです。

  • NHK番組試写室

    NHKの番組に試写のつもりで試聴に臨み、批判と提言を行う記事です。

  • クローズアップ現代(クロ現)の暗部

    クローズアップ現代を批判的に検証し、改善のための問題点を指摘する記事を集めたマガジンです

最近の記事

日テレ「セクシー田中さん」調査報告書に感じたNHKとの相似性

先日日本テレビが公開した「セクシー田中さん」を巡る一連の事案についての報告書が、業界内外で波紋を呼んでいる。 私も早速読んだクチだが、著作者人格権が蹂躙され原作者が追い込まれていく様子と、日テレ・小学館の極めて他人事で、何なら「制作の障壁」程度にしか捉えていない被害者意識との対比が生々しく、他人事とは思えない感覚があった。 報告書そのものについての詳しい内容は他の業界関係者に譲るとして、私は本件とNHKの相似性について、「表現の自由の濫用」の観点から所感を述べたい。 口

    • NHKニュースクリップ(2024年6/2号)

      2024年5月末、衝撃的な「理事会議事録」が公表されました。職員のみならず、ぜひ一般の皆さんにも内容を確認して頂きたいので、まずはこの件からお伝えします。 理事会議事録で発覚 NHK内のシステム更新失敗に対して呆れた責任回避ここ数年、NHKでは局内のERP(情報を一元管理するシステム)の更新を行っていますが、ほぼ全てで遅延・計画変更などが発生し、事実上は失敗しています。 これは、維持管理費の削減、制度の変更への対応という名目で行われているものです。経費精算、タクシー、労務

      • 【試写】レギュラー番組への道「コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命」

        私がNHKに就職した頃に話題となった「サラリーマンNEO」へのオマージュ的な番組が放送された。題して「笑う会社革命」。レギュラー化の道を探る、いわば実験枠。確か「サラリーマンNEO」も、似たような経緯で始まった。 今回の番組のテーマは、直近放送された「クローズアップ現代」とも近い。 NHK職員や外部プロダクションの中にも、不正の隠蔽はダメだという意識があるのかもしれない。 不正と隠蔽の連鎖が相次ぐ現代、どのような問題提起をするのか?興味深く試写に臨んだ。 番組総評レギ

        • NHKニュースクリップ(2024年5/26号)

          NHKを巡る最近のトピックといえば、ネットサービスの必須業務化と、今後のスマホ受信料の徴収範囲の行方でしょう。 NHKネットサービスを巡る“誤解”まずはネットサービスの必須業務化についてですが、稲葉会長は次のように述べています。 ネットサービスが、放送と同じ情報内容や同じ価値を提供しなければならない=ネットサービスではなくて、「放送がより重要」ということです。つまり、相対的にはネットサービスの位置付けは低くなります。 なぜかと言えば、ネット独自の”コンテンツ”は原則許容

        日テレ「セクシー田中さん」調査報告書に感じたNHKとの相似性

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        • NHKの実例に見るTV制作の裏話
          10本
        • NHKのあり方 受信料制度・存在意義についての批判的考察
          41本
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        • NHK番組試写室
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          NHKニュースクリップ(2024年6/2号)

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          2024年5月末、衝撃的な「理事会議事録」が公表されました。職員のみならず、ぜひ一般の皆さんにも内容を確認して頂きたいので、まずはこの件からお伝えします。 理事会議事録で発覚 NHK内のシステム更新失敗に対して呆れた責任回避ここ数年、NHKでは局内のERP(情報を一元管理するシステム)の更新を行っていますが、ほぼ全てで遅延・計画変更などが発生し、事実上は失敗しています。 これは、維持管理費の削減、制度の変更への対応という名目で行われているものです。経費精算、タクシー、労務

          NHKニュースクリップ(2024年6/2号)

          【試写】レギュラー番組への道「コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命」

          「スタンダードサポートプラン」に参加すると最後まで読めます

          私がNHKに就職した頃に話題となった「サラリーマンNEO」へのオマージュ的な番組が放送された。題して「笑う会社革命」。レギュラー化の道を探る、いわば実験枠。確か「サラリーマンNEO」も、似たような経緯で始まった。 今回の番組のテーマは、直近放送された「クローズアップ現代」とも近い。 NHK職員や外部プロダクションの中にも、不正の隠蔽はダメだという意識があるのかもしれない。 不正と隠蔽の連鎖が相次ぐ現代、どのような問題提起をするのか?興味深く試写に臨んだ。 番組総評レギ

          【試写】レギュラー番組への道「コント×ドキュメンタリー 笑う会社革命」

          NHKニュースクリップ(2024年5/26号)

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          NHKを巡る最近のトピックといえば、ネットサービスの必須業務化と、今後のスマホ受信料の徴収範囲の行方でしょう。 NHKネットサービスを巡る“誤解”まずはネットサービスの必須業務化についてですが、稲葉会長は次のように述べています。 ネットサービスが、放送と同じ情報内容や同じ価値を提供しなければならない=ネットサービスではなくて、「放送がより重要」ということです。つまり、相対的にはネットサービスの位置付けは低くなります。 なぜかと言えば、ネット独自の”コンテンツ”は原則許容

          NHKニュースクリップ(2024年5/26号)

          【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

          「スタンダードサポートプラン」に参加すると最後まで読めます

          テレビ番組の事前チェックのことをNHKでは「試写」と呼ぶ。一方、ラジオは「試聴」である。今回は、かなり懸念のあるラジオ番組がNHKで放送されているという情報を聞き、1日遅れで試聴することにした。 懸念あるラジオ番組とは、「Nらじ」の中のコーナー「みんなでファクトチェック」である。 NHKのような捏造報道の常習者であり、局内でも何かあると脊髄反射で捏造と隠蔽に走る組織が「ファクトチェック」の時点で笑止千万なのだが、今回はもうひとつ見過ごせない点があった。 日本ファクトチェ

          【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

          【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」

          「スタンダードサポートプラン」に参加すると最後まで読めます

          私はクローズアップ現代が嫌いだ。当事者はNHK内では偉そうに振る舞っているが、実のところはご都合主義のストーリー作りが横行している番組だからだ。西館6Fにある暗がりのクロ現部屋を覗くと、上層部含めて何十人も試写に群がっては理屈をこねまわす姿がいつも目に入ってきたが、見る度に嫌な気分になったものだ。 「出家詐欺」などNHKの存立を揺るがせるような不正の震源地になったことは誰しも知るところだが、実は、“クロ現人脈”は他にも様々な捏造報道に関与している。 しかし、NHK的には「

          【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」

          NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

          「スタンダードサポートプラン」に参加すると最後まで読めます

          今週もNHKの放送では誤りが相次いでいます。基礎的な確認が出来ていないということは、取材そのものにも根本的な誤りが含まれたまま情報発信されている懸念を抱かせます。 現場で何が起きているのかはわかりませんが、特に管理職層のチェック能力が著しく低下しているのだけは確実です。 ニュースウオッチ9の捏造報道事件から1年が経つにも関わらず、全くNHKの体質は改善されていません。 フェイク情報対策、と謳って巨額の受信料を浪費するなら、まずは自局が発信する情報の正確性を担保しなければ

          NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

        記事

          【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

          テレビ番組の事前チェックのことをNHKでは「試写」と呼ぶ。一方、ラジオは「試聴」である。今回は、かなり懸念のあるラジオ番組がNHKで放送されているという情報を聞き、1日遅れで試聴することにした。 懸念あるラジオ番組とは、「Nらじ」の中のコーナー「みんなでファクトチェック」である。 NHKのような捏造報道の常習者であり、局内でも何かあると脊髄反射で捏造と隠蔽に走る組織が「ファクトチェック」の時点で笑止千万なのだが、今回はもうひとつ見過ごせない点があった。 日本ファクトチェ

          【試聴】Nらじ「みんなでファクトチェック」(ゲスト:日本ファクトチェックセンター・古田大輔)

          【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」

          私はクローズアップ現代が嫌いだ。当事者はNHK内では偉そうに振る舞っているが、実のところはご都合主義のストーリー作りが横行している番組だからだ。西館6Fにある暗がりのクロ現部屋を覗くと、上層部含めて何十人も試写に群がっては理屈をこねまわす姿がいつも目に入ってきたが、見る度に嫌な気分になったものだ。 「出家詐欺」などNHKの存立を揺るがせるような不正の震源地になったことは誰しも知るところだが、実は、“クロ現人脈”は他にも様々な捏造報道に関与している。 しかし、NHK的には「

          【試写】クローズアップ現代「“守られない通報者” 内部告発を社会の利益に」

          NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

          今週もNHKの放送では誤りが相次いでいます。基礎的な確認が出来ていないということは、取材そのものにも根本的な誤りが含まれたまま情報発信されている懸念を抱かせます。 現場で何が起きているのかはわかりませんが、特に管理職層のチェック能力が著しく低下しているのだけは確実です。 ニュースウオッチ9の捏造報道事件から1年が経つにも関わらず、全くNHKの体質は改善されていません。 フェイク情報対策、と謳って巨額の受信料を浪費するなら、まずは自局が発信する情報の正確性を担保しなければ

          NHKニュースクリップ(2024年5/19号)

          【試写】新プロジェクトX「友とつないだ自動車革命 ~世界初!5人乗り量産EV~」

          今回の新プロジェクトXのテーマは、日産リーフ。私は正直、予告を見てガッカリした。かつてゴーン氏は「2030年までに日産がEVで覇権を取る」と各所で宣言していたと聞くが、承知の通り、その野望は潰えたからだ。「夢のあと」を今更見させられるのかと。 私が「R35 GT-Rの開発を改めて見たい」とコラムに記述したのは、結局、日本が世界に誇るブランドはGT-Rしか無いからでもある。 番組前に相次いだ「世界初」への指摘この番組には放送前から不穏な空気が漂っていた。 EPGに当初記述

          【試写】新プロジェクトX「友とつないだ自動車革命 ~世界初!5人乗り量産EV~」

          【やまと証券】なぜNHKニュースで”誤読”が相次ぐのか?アナウンサーへの緊急提言【深刻】

          最近、NHKニュースでの誤読が相次いでいます。「おはよう日本」(特に5時台)は言うに及ばず、18時代の各局地域ニュースもノーミスで放送される方が稀です。 特に酷かったのは、2024年5月13日のNHKニュース7でした(初掲載時、5/14と誤記していました)。 このニュースにおいて、アナウンサーが大和証券を「やまとしょうけん」と読んで訂正される一幕がありました。NHKプラスでは、24分45秒ごろから確認できますので、興味のある方は確認してみてください。 「当該アナウンサー

          【やまと証券】なぜNHKニュースで”誤読”が相次ぐのか?アナウンサーへの緊急提言【深刻】

          NHKニュースクリップ(2024年5/12号)

          ついにNHKのネット配信を「必須業務」とする放送法改正案が衆議院を通過しました。これによって、スマホのみの視聴も受信契約の対象となることがほぼ確定しました。 ただ、この件、NHKの収益への影響はほとんど無いと私は思います。どこにNHKが見たくてNHKプラスのアプリをインストールして受信契約を結ぶ人がいるのでしょうか? 根本的な問題は、NHKに契約しないと見られないコンテンツが実質ゼロなことです。既に悪い意味での民放化が甚だしく、放送の独自性は失われています。 災害時のラ

          NHKニュースクリップ(2024年5/12号)

          NHKニュースクリップ(2024年5/5号)

          新年度が始まって1ヶ月が経過するも、NHKの放送(特に報道)は誤りが多すぎてうんざりしています。 普通に放送を出すこともできない NHKニュースの崩壊「アナが何件読み違えるか毎日賭けをしている」という職員の声を以前お届けしましたが、ローカルではミスの度合いがますます酷くなっています。例えばこちら、山形と仙台を間違えたという前代未聞の訂正が入っています。 これが何を意味するか?出演者はもちろん、ローカル局はおろか、拠点局である仙台の副調にいる職員さえ当日一切仕事をしていなか

          NHKニュースクリップ(2024年5/5号)

          【試写】NHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」

          私の”協会人生”の中で、決して長い期間ではなかったが思い出深いのがNHKスペシャル(以下、Nスペ)だ。私が大型企画開発センターに在籍していた当時、センター長は事あるごとに「Nスペの要件は、スクープ・感動・チャレンジだ!」と檄を飛ばしていた。 私自身のNスペが十分に要件を満たしたとは今も思えないが(ただし数字は良かった)、部外者となった今もNスペを見る上での私の基準は「スクープ・感動・チャレンジ」だ。 その観点からすると、5月5日に放送された「山口一郎 “うつ”と生きる〜サ

          【試写】NHKスペシャル「山口一郎 “うつ”と生きる〜サカナクション 復活への日々〜」

          NHKニュースクリップ(2024年4/28号)

          今週はNHKから経営関連の情報が示されました。特に、「四半期業務報告」は今後のNHKを見通す上で必須の資料なので、ぜひ新人の皆さんも熟読しておいてください。 一般企業ではありえない低水準の「四半期業務報告」読んでみればわかるんですが、「四半期業務報告」は公共放送としての役割を十分に果たしているとは到底言い難い内容です。 全体を通して、自らを客観的に評価する視座が欠如しており、自画自賛に終始している感が否めません。番組の視聴率や反響を殊更に強調する一方、肝心の質的考察や課題

          NHKニュースクリップ(2024年4/28号)

          【論評】NHK原理主義プロンプトの実験

          特に私はNHKのWebコンテンツを問題視しています。理由としては、単純にクオリティが低いからです。映像で伝えるという本分を蔑ろにしている上に、表現がTVのコメントとスクリーンショットに依拠していて、テキストコンテンツとして成立していないからです。 恐らく、NHK内部でもWebコンテンツの質の低さは認識はされています。しかし、少しコンテンツ内容を指摘したらパワハラとか人格否定とか騒がれる時代ですので、フィードバックも甘くなっているのではないでしょうか? そこで、私がAIを活

          【論評】NHK原理主義プロンプトの実験

          【意見】NHKはSNSから撤退すべき

          Xで私が発信した「SNS完全撤退論」に関して何件かご意見を頂戴しました。そこで、予々私が主張してきたことを改めて整理してお伝えします。 大前提としてですが、私も番組でSNSを使ってきた経験があります。多分、大方の協会職員よりは経験も豊富です。自分が主体的に為したことではないものの、「NHKで最も成功した(といわれる)SNS運用」に関わっていましたから。

          【意見】NHKはSNSから撤退すべき

          【2024年度】NHK新採用者向けの話

          もともとニュースクリップ内に書こうと思っていたのですが、別立て記事にします。色々込み入った大っぴらにしづらい話もありますので、メンバーシップの読み物にしておきます。興味があるけど登録はイヤという方は、誰かにシェアしてもらってくださいね。 あえて新人職員の皆さんへの文章を書く理由

          【2024年度】NHK新採用者向けの話