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【韓国警察庁、ネット賭博取り締まりで青少年1035人を検挙、9歳の小学生も】サイバー脅威と政策に関する重要ニュース

こんにちは。S2W NOTE編集です。
今回の記事では、グローバルニュースを元にサイバー脅威や関連政策に関して重要なニュースを抜粋してお届けします。

以下、2024年4月25日の韓国の日刊紙『毎日経済新聞』の記事を翻訳・編集した内容になります。

韓国警察は、青少年を対象に大々的に実施したオンライン賭博取り締まりにより1,000人以上の青少年を検挙しました。特にこのうち最年少はなんと9歳であることが判明し、衝撃を与えています。

25日、警察庁国家捜査本部(国総本部)は、2023年9月25日から2024年3月31日までの6か月間、「青少年を対象としたオンライン賭博特別取締り」を実施し、青少年1,035人を含む2,925人を検挙したと明らかにしました。

警察はこのうち、成人75人の身柄を拘束し、犯罪による収益619億ウォン(約70億円)を回収しました。検挙された1,035人のうち、566人は当事者・保護者の同意のもと、専門の相談機関に引き渡されました。

青少年検挙者の大半は、直接賭博を行った「賭博行為者」(1012人)で、全体の97.8%を占めています。その他、「賭博サイト運営」12人、「賭博サイトの広告」6人、「盗難品の提供」5人でした。
年齢別に分けると、高校生が798人で最も多く、次に中学生が228人、大学生は7人でした。小学生も2人含まれており、最年少は1万ウォン(日本円で1,100円程度)を賭けてギャンブルをした9歳であることが判明しました。

年齢別にギャンブルサイトへの流入経路を見ると、中高生は「友達の紹介」が最も多く、小学生を含む様々な年齢層の学生を誘引する主な手段は「スマートフォンのテキストメッセージ」であり、「オンライン広告」、「SNSの広告」などに騙された事例もありました。

青少年のギャンブルの種類は、バカラ(434人-41.9%)が最も大きな割合を占め、スポーツ賭博(205人-19.8%)、カジノ(177人-17.1%)、パワーボール・スロットマシン(152人-14.7%)、カジュアルゲーム(67人-6.5%)が続きました。

青少年のオンライン賭博が広がる理由として、実名の口座や文化商品券(訳者注:オン・オフラインで使えるプリペイドマネー)さえあれば、簡単な会員登録後、賭博資金をチャージできるという特徴が挙げられます。
今回の取り締まりで、青少年名義の銀行などの口座1,000件余りが賭博資金管理などに使われたことが明らかになりました。これは、賭博を「ゲーム」と勘違いしているせいでもあります。
最近の青少年のオンライン賭博は、ゲーム化・知能化の傾向が明確であることが分析されました。
一例として、大田(テジョン)検察庁サイバー捜査隊は、ルールが単純な奇数偶数・あみだくじ方式・ペナルティーキックなどを作って最短で勝敗を確定し、換金してきた賭博サイト運営者8人(拘束6人)を検挙し、賭博行為を行った青少年33人を突き止めました。

釜山検察庁サイバー捜査隊は、コーディング・サーバー管理能力に優れた青少年2人が大人と一緒に賭博サイトを開設した事件を捜査し、16人(うち1人拘束)を検挙し、賭博をした青少年96人を摘発しました。彼らが送金したギャンブル資金は2億1,300万ウォン(約2,600万円)に達します。

国税庁は来月から6か月間、「青少年を対象としたサイバー賭博特別取り締まり」を展開するとのことです。