マガジンのカバー画像

音楽

4
運営しているクリエイター

記事一覧

レベッカの「せんぱい・・・」騒動をトンデモ考察してみる

レベッカの「せんぱい・・・」騒動をトンデモ考察してみる

全然詳しくないくせに、分かったようなことを言ってみるが、ここ四半世紀に起きた、日本人の音楽意識の大きな変化といえば、「裏拍を取れるようになったこと」だと思う。

昭和の歌謡番組の映像を見るとよく分かるが、当時の観客は、ほぼ表拍で手拍子を打っている。
現在でも、『NHKのど自慢』の観客などに見られる現象だ。

新沼謙治の『嫁に来ないか』を例にとってみる。(この曲を選んだことに深い意味はない)

昔の

もっとみる
globeの暗さと湿っぽさについて考える

globeの暗さと湿っぽさについて考える

(この記事は2021年に書いたFC2ブログを再編集したものです)

車でglobeの『Wanderin’Destiny』を聞いていたら、夫から「暗いっ。湿っぽくてテンション下がるからTRFにして」とクレームが入った。
暗い。湿っぽい・・・・。なんて言い草だろう。

しかし、言われて初めて気づいたが、確かにglobeは暗い。
同じ小室ファミリーのTRFが「イェイイェイ、ウォウウォウ」なのに対して、こ

もっとみる
親の車で聴いた曲の話

親の車で聴いた曲の話

車酔いの記憶
子どもの頃、家族でドライブする時には、いつも親が好きなB'zのアルバムが流れていた。
私は乗り物酔いしやすい子どもで、30分以上車に乗っていると必ず気分が悪くなっていたのだが、車内で聞くB'zの曲が、その乗り物酔いの感覚とセットで記憶されてしまって、私の中ではすっかりB'z=めまいと吐き気のイメージになってしまった。
特に『BAD COMMUNICATION』がダメだった。大人になっ

もっとみる
未練・イロモノ・自己嫌悪――鬼龍院翔の歌詞世界

未練・イロモノ・自己嫌悪――鬼龍院翔の歌詞世界

ゴールデンボンバーといえば失恋ソングである。
代表曲『女々しくて』も、括りとしてはコミックソングでなく失恋ソングだ。

他にも未練タラタラな歌詞がやたら多く、どれも名曲揃い。
「失恋が綺麗なものであるはずがない」というのが私の持論なのだが、まさにそういう、カッコ悪い別れを体現している。

『だからバイバイ』には、それがよく現れている。

恨みごとも負け惜しみも隠さず、「あーあ、終わりだ終わり!あば

もっとみる