小島庄司 | Dao and Crew株式会社 船長

『中国駐在ハック』著者。中国事業の課題を解決する人。不正・解雇・裁判・撤退など日本企業…

小島庄司 | Dao and Crew株式会社 船長

『中国駐在ハック』著者。中国事業の課題を解決する人。不正・解雇・裁判・撤退など日本企業のハードな戦いを支援する野戦病院。小島の "半私信"メールレター登録はこちら→https://www.daocrew.com/form/letter-registration/

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船長と名乗るに至った道のりと、半私信レターのご案内

和魂洋才亜力の原点 こんにちは。 Dao and Crewの船長・小島です。 私は「チームづくり」を生業にしています。 とくに、背景や個性がバラバラなヤツらが集まって、一つ…

中国駐在員が赴任中にやっておくべきこと5選

中国に駐在しているほとんどの皆さんには「帰任後」が待っています。そして私は中国駐在で学ぶこと(学ばされること)は、その後の仕事人生でかなり役に立つと思っています…

中国駐在員の交代…引継ぎ期間ゼロ!どうする?

海外駐在の引継ぎとはバトンリレーのようなもの。引継ぎ期間がないというのは本来論外なわけですが、そんな事態が発生してしまうのも中国駐在の「あるある」ですよね。現実…

中国赴任は2度目が危険?悪慣れする駐在員

大使館や弁護士などから「駐在員の悪慣れ」についての注意喚起を耳にする機会が増えました。実際、中国は再赴任や長期赴任のケースが他国より多いようです。今回は転ばぬ先…

海外赴任ガチャ…中国駐在ってハズレなの?

日本の会社で中国赴任を命じられると、「ハズレを引いた」と嘆く人や泣き出す人もいると聞きます。複数の海外拠点を持つ会社では、駐在員から「アメリカがよかった」「希望…

説明できる?部長と課長の仕事の違い

部長と課長って、響きやイメージは違いますし、組織図でも位置づけは異なります。でも実は「役割の違い」が定義・明確化されていないことって、少なくないんですよね。組織…

中国駐在員さん、気がつけば問題社員のことばかり考えていませんか

社員の問題行動に頭を悩ませる総経理・駐在員さんの相談を受けていると「悪いヤツじゃないんだけれど」「いいところもあるんだけれど」という対象者、非常に多いです。また…

これから中国駐在員になる若い人へ

私ははじめて中国に渡る際、ものすごく不安でした。渡って一年はやっぱり大変でした(笑)ですので少しでも不安感やストレスを緩和できたらという思いで、毎年エールを送っ…

中国駐在で伸びる人、ダメになる人

最近、議論していて「中国駐在員の中には、帰任してから仕事ができなくなってしまう人が一定数いる」という話になりました。そこで、これまで20年くらい駐在員を見てきた印…

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船長と名乗るに至った道のりと、半私信レターのご案内

和魂洋才亜力の原点 こんにちは。 Dao and Crewの船長・小島です。 私は「チームづくり」を生業にしています。 とくに、背景や個性がバラバラなヤツらが集まって、一つのチームとして力を発揮する「多文化混成チーム」が専門領域です。 多文化混成チームとは、麦わらの一味やオーシャンズ11(もう少し古くは明訓高校)をイメージすると分かりやすいでしょうか。 個性もバックグラウンドもバラバラで、まとまりそうにない面々が、不信や衝突を経て少しずつお互いを理解し認めていく。

中国駐在員が赴任中にやっておくべきこと5選

中国に駐在しているほとんどの皆さんには「帰任後」が待っています。そして私は中国駐在で学ぶこと(学ばされること)は、その後の仕事人生でかなり役に立つと思っています。今回は、駐在員が中国にいるうちにやっておいた方がいいことを5つ、私目線で紹介します。 後悔しないために…現地でやっておくべきこと中国語以外で考えてみる 中国駐在員が赴任中にやっておくべきことと言うと、最初に出てきそうなのは中国語の学習ですが、今回は入れませんでした。 そりゃ習得できたら素晴らしいですけど、「もう

中国駐在員の交代…引継ぎ期間ゼロ!どうする?

海外駐在の引継ぎとはバトンリレーのようなもの。引継ぎ期間がないというのは本来論外なわけですが、そんな事態が発生してしまうのも中国駐在の「あるある」ですよね。現実として前任者と新任者の任期が重ならない場合はどうすればいいのか、それぞれの立場で考えてみましょう。 引継ぎ期間ゼロ!どうする?引継ぎの期間は会社によってまちまちです。しっかり時間を取るところなら半年以上。任期を1年ぐらい重ね、後任者はまず副総経理などの立場で赴任し、前任者のやり方を見ながら実地に引き継いだ上で1年後に

中国赴任は2度目が危険?悪慣れする駐在員

大使館や弁護士などから「駐在員の悪慣れ」についての注意喚起を耳にする機会が増えました。実際、中国は再赴任や長期赴任のケースが他国より多いようです。今回は転ばぬ先の杖として注意喚起したいと思います。 中国駐在は再登板が多い駐在定員が多い 中国駐在で再登板が多くなる理由の一つは、中国というマーケット、事業環境としてのインパクトの大きさです。 中国に拠点がたくさんある、拠点の規模が大きい、事業規模が大きいとなると、駐在員の定員が多くなります。駐在員を一人しか置かない国と100

海外赴任ガチャ…中国駐在ってハズレなの?

日本の会社で中国赴任を命じられると、「ハズレを引いた」と嘆く人や泣き出す人もいると聞きます。複数の海外拠点を持つ会社では、駐在員から「アメリカがよかった」「希望はイギリスだったんだけどな」と、残念がる声を聞くことも。会社員にとって中国駐在はやっぱりハズレなんでしょうか。 中国駐在はある意味ハズレ今回は「中国駐在ってハズレなの?」というタイトルをつけました。身も蓋もないことを言えば、やっぱりある意味ハズレかなと思います。今から行く人や着いたばかりの人には申し訳ないですが。

説明できる?部長と課長の仕事の違い

部長と課長って、響きやイメージは違いますし、組織図でも位置づけは異なります。でも実は「役割の違い」が定義・明確化されていないことって、少なくないんですよね。組織によって部長と課長の役割は変わるものの、今回は原則論的な観点から違いを整理します。部長・課長クラスの皆さん、一緒に考えてみてください。 組織構成で浮いている管理職部長と課長の役割って何でしょう。「そんなこと、会社の職務規程に書いてあるじゃない」「ドラッカーが言ってるよ」と思うかもしれません。正解を探そうと思えば、あち

中国駐在員さん、気がつけば問題社員のことばかり考えていませんか

社員の問題行動に頭を悩ませる総経理・駐在員さんの相談を受けていると「悪いヤツじゃないんだけれど」「いいところもあるんだけれど」という対象者、非常に多いです。また、いざ辞めさせるとなると、いろいろハードルやリスクもある。 どんな理由で、どう切り出すかも気が重い。私も中国に渡ってからの1年あまりはこの問題に悩み続けました。今回は、同じ悩みを持つ総経理・駐在員・日本側統括さんたちの背中を押します。 問題社員の4つのタイプひと言で問題社員といっても、大まかに4つのタイプがあります

これから中国駐在員になる若い人へ

私ははじめて中国に渡る際、ものすごく不安でした。渡って一年はやっぱり大変でした(笑)ですので少しでも不安感やストレスを緩和できたらという思いで、毎年エールを送っています。今回は、拠点トップではない立場で中国に赴任する若い人に向けてお送りします。 赴任1年目の意外なダメージ上司で病む 言葉の問題や生活環境の違い、現地組織の部下たちとの関わり、初めての仕事領域……。こういうことに不安を感じるのは当然です。 今回は、事前にあまり想定していない(でも現地に行くと直面しがちな)ダ

中国駐在で伸びる人、ダメになる人

最近、議論していて「中国駐在員の中には、帰任してから仕事ができなくなってしまう人が一定数いる」という話になりました。そこで、これまで20年くらい駐在員を見てきた印象から、中国駐在で成長する人とダメになってしまう人の特徴をまとめてみます。「小島の偏見」ではないと思いますよ。 中国駐在でダメになる人どんな人が「ダメになる」かを挙げます。あくまで私の体験と伝聞ベースですけれど。 遊びにはまる人 これは中国だけじゃないですよね。特に多いのは東南アジアだと思いますが、プライベート