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セネガルの文化あれこれ~ダンス編①

アフリカの人は、よく踊る。
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。

(写真:菅野淑 2017年3月8日ダカール市内にて撮影)

セネガルも例外ではなく、子どもの命名式や結婚式などの人生儀礼、宗教儀礼、娯楽など、様々な場で踊る機会が設けられていて、人びとは踊ります。
まさに、ゆりかごから墓場まで踊ると言っても過言ではないでしょう。
ゆりかご以前に、お母さんのお腹の中にいるうちから踊っていると言ってもいいかもしれません。
セネガルの初代大統領サンゴールも、デカルトの「我思う、故に我在り」をもじり、「我踊る、故に我在り」と言ったといいます。
(この発言には背景があるのですが、この部分だけが独り歩きしてしまっている気もします)
セネガルの人びとにとって、踊りは日常にある風景です。

(写真:菅野淑 2019年8月30日ダカール市内で撮影)

セネガルで音楽を演奏する人は、グリオと呼ばれる職業音楽家の家系に限られます。
(実際は、グリオの家系ではない人も演奏に携わっていますが、この詳細については、また別の回で触れたいと思います)
また、踊りも一般の人も踊りますが、舞踊団などに所属し、プロのダンサーとして活動する人もいます。
プロのダンサーたちは、舞踊団の公演に出演したり、歌手のバックダンサーとしてショーに出演したりします。

セネガルのダンスや音楽は、世界中に発信されており、海外の人びとをセネガルに惹きつける魅力のひとつになっています。
実際に、セネガルのダンスを学びに欧米諸国や日本から毎年多くの人びとが現地を訪れています。

「セネガルの文化あれこれ~ダンス編」では、菅野がダカールで見てきた事例を中心に、ダンスが踊られる機会(イベントなど)を写真や動画で少しずつ紹介していきたいと思います!

(文責:菅野淑)

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