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茶色い街、京都へ。 Part.1(9月エッセイ④)

 こんばんは、土曜の夜ダノです。今週のダノの表裏noteを公開します。タイトルは、『茶色い街、京都へ。』色んな街と人を見たくなって、京都へ2泊3日で行ってきました。今回も事前にPCR検査を受け、陰性を確認してから行っています。

1.京都へ行きたい。

 前回の北海道はすごいよかった。北海道は、街のカラーがよく出ている。緑と優雅な自然。白い羊さんとのコントラストも美しい。人々もおっとりした人が多い感じがする。たった10時間だったけど、色んな価値観とかに触れたり、文化的資本にも触れることができた。それで、色んな色の街を見てみたくなった。パソコンで地図を広げる。北海道は行ったことがなかったから、次は行ったことがあるところがいい。最近行っていないところで、もう一度行ってみたいところ。京都か。

 古都京都。小学校と中学校の学校行事で行った。寺とか神社が多い茶色い街。コンクリートが少なそうだなって思ったのもある。先月働き過ぎた分、今月はそこそこ休みをもらおう。よし、行こう。ANAの予約ページを見る。羽田から伊丹の便が10000円を切っている。安い。新幹線よりも全然安いじゃないか!帰りは21日でもよかったが、22日の夕方の便の方が安かったので、予約した。あとはホテル。あ、京都には同期がいる。中高の同期が京都市に住んでいる。お願いして泊めてもらえることになった。おまけに、京都も案内してくれるらしい。ありがたい。

 もちろん、個人的にPCR検査を受けた。前回北海道に行った際も受けたので、やり方には慣れている。前々日に結果が出るように設定して受検した。ちゃんと陰性だった。よかったよかった。

 それから、旅行セットを買いに行った。こっちに来てから泊まりでの旅行は行っていなかったので、スーツケースがない。ただ、2泊3日だし、友達の家だし、スーツケースはいらないかなと思い、手荷物用のリュックと大きめのIKEAのトートバッグで行くことにした。パーマを当てている関係で、専用のシャンプーとトリートメントがいる。旅行用の小さなボトルを数本買って、各々にそれらと化粧水等の一式を入れた。服もおしゃれなやつで行こうと思って、アウトレットで買ったDickiesのTシャツと表参道で買ったラルフローレンのポロシャツを持っていくことにした。圧縮袋に下着と一緒に入れる。部屋着は何にしようかな。いつも着てるスターバックスのTシャツはサイズが小さめなので、朝日祭のクラスTシャツにした。トトロのデザインでかなり気に入っていて、高校時代のクラスTシャツ等の中で唯一持ってきたものだ。京都の皆様にこのデザインをお届けしたい。

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 そんなこんなで荷造りは1週間前に終わった。どんだけ楽しみにしてるねん。コンクリートとさよならするのは今月2回目。多分、大学始まったらそんなに時間なくなるだろうし、またさよならできるのは来年かなあ。

2.前日

 前日は、前回同様クローズ勤務。前回は平日のクローズ勤務だったので、そんなに混まず、割とすんなり終わった。ただ、今回は土日で、しかも焼き芋のフラペチーノが始まった最初の週。怖いなあ。終電逃したらどうしよう。しかも、台風が来ているらしい。いや勘弁してよ。羽田着けなくなっちゃうじゃん。でも、台風は方向転換してくれた。私に近づきたくなかったのかな?台風にも嫌われてしまったのかな?

 その日は店が激混みで、終電逃すかも?と思ったが、案外早めに帰ることができた。ありがたい。そんなこんなで家に着いたのは0時過ぎ。もう荷物の準備はしてあったので、シャワーを浴びて早めに寝た。今回はかなりすんなり寝れた。この元住吉の家も、薄ーいベッドともしばらくのお別れ。

3.当日の朝

 朝4時に目覚ましが鳴る。暗くてiPhoneのありかが分からない。zipのオープニングソングを目覚ましに設定しているが、それが鳴り止まない。ご近所さんごめんなさい。なんとか見つけ出して消す。急に虚無感に襲われる。窓の外も暗い。着替えないと。早々に着替えて家を出る。今回も横須賀線の始発に乗らないといけない。横浜駅で乗り換えて羽田空港へ向かう。空路の一人旅は2回目だが、羽田空港を1人で使うのは初めて。まして、朝6時25分発の便に乗ることなんてなかった。Yahoo!乗り換え情報をこまめにチェックしながら、空港へ向かう。一本でも間違えたら、航空券が紙屑になる。なんとか一時間前に空港に着いた。大好きなANAカラーが周りを彩る。岡山空港の何倍も大きい電光掲示板で、自分の逃げ場所を見つけた。「大阪(伊丹) 定刻」の文字が私を安心させる。よかったよかった。ちゃんと飛んでくれる。

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 手荷物を預け、保安検査場を通る。引っ掛かられると厄介だし、荷物を整理しようにも、今回は泊まりで荷物も多い。無事引っかからずに通過できた。私の出発ゲートは58番ゲート。近くにスターバックスがあるらしい。朝ご飯でも買っていこう。社割は偉大だ。社割のために働いていると言っても過言ではない。東京のサンドイッチと東京のコーヒーを買って飛行機に乗り込む。機内モード設定で東京とさよならし、飛び立つ。2回目なのでもう慣れた。いよいよ、3日間だけ茶色の街へ逃げる。

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 飛行機の中ではなかなか寝れなかった。2時間くらいしか睡眠はとっていないが、アドレナリンが出ているのだろう。ずっと空を眺めていた。多分、周りの子供たちよりも眺めていた気がする。前のnoteにも書いたが、なぜ新幹線を使わないかというと、時間がかかるというのもあるが、1番は陸続きになっているって感じてしまうから。せっかく東京から離れるのだから、物理的に離れていることを実感したい。ドアtoドアの関係にはうんざりしている。窓からの景色は圧巻。雲の上にいる。15000フィートから東京を見下ろしている。気持ちがいい。飛行機に乗る醍醐味だ。ただ、東京と大阪はあいにく近いので、すぐに着陸態勢に入った。機首が項垂れる。伊丹空港に近づき、轟々とした車輪の回転とともに、私は大阪へやってきた。はじめての伊丹空港。JALとANAでターミナルが分かれているので、岡山空港よりも大きいことは一目瞭然だが、どのくらいの大きさかはなんとも言えない。本来ならば、ゆっくり空港散策でもしたいが、京都で友達が待っているので行かないといけない。空港でリムジンバスのチケットを購入し、意気揚々と1番前の席に乗り込む。人が少ないので贅沢に隣の席に荷物を置いた。東京の電車の中では絶対にできない。ずかずか行ってしまうところは東京にいる時と変わっていないようだ。

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 バスの景色を楽しんで写真を撮ってそれをnoteに載せるということをしたかったが、あいにく寝てしまった。起きたら京都駅に着いていた。ついに、茶色い街京都にやってきた。

 続きはまた来週。



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