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読書記録「一流の逆境力」を読み返しての感想

本棚を整理していた時に、ふと読み返したくなった一冊。
「一流の逆境力」

こういったスポーツ選手の精神性を書いた内容好きなんです。
学生の頃サッカー部のスタッフとして活動していたのも、
スポーツをしている人たちの精神性に感銘を受けたことが大きかったです。

自分のこころに喝をいれてくれるような、熱意を奮い立たせてくれるようなところがあって、触れていると自然と前向きになれます。

当時、トレーナーとしてサポートしてくださっていた鍼灸師の先生がおっしゃっていたことと共通することが書かれていて、極めていくとみんな同じ本質にたどり着くのかなと思いました。

それは、一流ほど基本を大切にするという話であったり、毎日の5分のストレッチをコツコツと続けられることが大事ということだったりします。

あと、良いときも悪いときも行動をガラっと変えないというのも響きました。わたしは、調子が悪くなると大抵「何がいけないのだろう?」とあがくのですが、一流ほど普段自分がしていることに自信を持っているので、それを極端に変えようとしないそうです。

誰にでも、調子がいい時悪い時があるので「調子が良くないこと=悪」と思わないで、いつも通りのことを淡々とやるというのを、意識していきたいなと思いました。

そんな中で一番あっと思わされた箇所があります。
それは、正解のない問題にぶつかったら「教わらない」ということです。

自分の頭で考える時間を大切にすることです。誰かから教わると、教えられたことは上手にできるけれど、それ以外のことに対応できなくなります。

日本の教育では「AかBか」の2者選択から、どちらかを選ぶものが多いけれど、サッカーでは、答えが1つではなくCという答えを導き出す必要があると書かれています。

確かにそうだなと思いました。わたしたちは何かを選択する時、AかBかで悩むけれど、本当は無数に選択肢があって、著者はそれを導き出す自由な発想やインスピレーションが生きる上で重要だと述べています。

教えられた答えではなく、自分で考えた答えを出していくことの大切さに気づかされました。

さらに、「人間力」について述べられたところも印象的でした。

(人間力とは)理不尽なことばかりの世の中で、それをどのように受け入れ、うまく収められるかということです。

理不尽であろうがなかろうが、まずはやってみること、受け入れてみることが大切な経験になります。

ベストと考えたことをやってみる。その積み重ねが人間力を伸ばすのです。

大人になると、理不尽なことに遭遇することが増えます。そこへの対応の仕方で人間力がついていくというのは考えたことがありませんでした。むしろ、理不尽なことは嫌だなと思っていました。

大人になると、正解のない問題に立ち向かうことが増えます。スマホの普及で、分からないことがあれば方法を調べることは容易いです。

しかし、ちゃんと自分なりに考えて、自分だけの答えを見つけていくことが経験であり、その人自身を作っていくのだなと気づかされました。

子どもを育てる上でも、何でも「教えすぎない」ことを意識して、子どもが自分で考えて創造していく力を伸ばしていきたいです。

そう考えると、悩むことって成長に繋がるんだろうと思います。悩みすぎると足かせにもなりますが、悩みのあるところには何かしら光が届く可能性ががあるのだと思います。

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