写真の中にある私の物語-2
オレンジロード―マーシャル諸島共和国・マジュロ島
海岸に座ってボーッと眺めていた。島の先端、観光地でもないし、人が住んでいるわけでもない。当然街の灯りは見えない。気がつけば星明かりだけだった。歩んできた人生や、これからの人生について考えるよりも、人恋しさが勝った瞬間。
無題―マーシャル諸島共和国・マジュロ島
墓地。そんな意識もなく風景として撮影した。何処にでも、青い空と白い雲と椰子の木がある。こういうところを歩いていると、ずっとここにいたいと思い始める。が、実際はどうなんだろう。都会の喧噪がきっと恋しくなるんだろう。それとも、動物の本能が目覚めるのか。
つづく
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