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写真の中にある私の物語-12

影―京都

 当時のマイブーム。影。ひたすら影を探して歩き回っていた。何がそうさせたのかは、よくわからない。ブームが去った今でも、影を見るとなぜか心がざわつく。ただ、今では当時のような一心不乱になることはなくなってしまった。

影―京都

 光と影というべきなのか。どちらを撮っていたんだろう。性格を考えると、光を撮りたかったのだとは思うが、実は、案外、見かけによらず、影だったのかも知れない。それはないときっと人はいうが、心の中は分からないもんだよ。

つづく


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