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イスラエルの砂漠を散歩してたら戦争が始まった話⑧10/8(日)脱出編2nd

おはこんばんにちは。れんちょんと申します。

相も変わらず鉄道でテルアビブへ向かっているのですが、、

何度も乗り換えるバスと違って、鉄道は乗っていると勝手に目的地に着くものでして、まあ普通に着きます。途中、車内で謎のアラートが鳴り響いいて止まらなくなるみたいなアクシデントもありましたが、そもそも車外はそれ以上のアクシデントが起きてるのであんまり誰も取り乱しませんでした。

さてさて、無事にテルアビブに着きました。初日ぶりですね。


謎のヘリです ミリオタの人、特定してください


建築中の高層ビルが数多くあります

テルアビブのTOYOTAが遠目に見えたので、数秒くらい見に行こうか悩んだのですが、遠いのでやめたりしました。

何が言いたいのかというと、そう、暇です…

華麗な乗り換えをこなした結果、あまりにも計画通りにテルアビブに着いてしまって出国まで暇です。

脳内コナン君「オレが今日イスラエルを襲撃するなら、間違いない空港を叩くな なぜなら最も壊滅的な打撃を与えられるから」※コナン君はこんなこと言いません

近代戦において、まず叩くべきエリアは空港です。航空自衛隊も基地警備が訓練の基本であるのと同じで、航空基地を潰すことが軍事作戦の鉄板です。ぼくが武装勢力なら、できることならまず空港を潰します。

つまり、いつ襲撃されるか分からない空港に長時間滞在するのは避けたいわけです。普通なら海外の民間人が数多くいる場所に攻撃なんてしてこないはずですが、今回は多くの民間人も犠牲になったわけです。杞憂に終わればいいのですが、可能性としては十分あります。また、ロケット弾を空港の上空に撃ち込むことで発着陸を妨害してくる可能性もあると考えました。

空から落ちてくるロケット弾というものは、基本避けようがないし、やはり恐ろしいです。アイアンドームに迎撃されても破片は落ちてきますしね。

閑話休題。ここで、思い出してください。空から落ちてくる、を英語にすると…

エアドロップ、ですね(???)

caicaさんから引用 なぜかIOST

所謂クリプト、暗号資産の世界においては、ある条件を満たしたユーザーに無料でトークンが配布されたりする「エアドロップ」というイベントが多々あります。

そして、ここはイスラエルです。

エアドロップが期待されるプロジェクトで、イスラエルといえば…

Layer2プロジェクト「StarkNet」しかないでしょう。(ほかにもあります)


StarkNet

というわけで、StarkNetを展開する会社「StarkWare」に向かうことにしました。というのも、ぼくは元々VCやスタートアップのオタクでもあるので、Sequoia Capitalを始めとする数多のVCから巨額の投資を受けているStarkWareのことはずっと注目していました。そして、StarkWareはその中でもかなり「美しい」と感じるスタートアップのひとつです。ここで「zk-STARKs」などについても語りたいところですが、記事の方向性がズレてしまうので気になる人は調べてください。


StarkWareは、どうやらネターニャというクソ田舎にあるらしいです。(ごめんなさい)


見にくい標識

ほかにやることはないので、とりあえず向かいます。ぶっちゃけ、StarkNetという看板の写真だけ撮って帰るつもりでした。実は結構ミーハーなので、よく知らない有名人が近くにいたらとりあえずサインもらったりするタイプなんです。

高速バスで1時間くらいらしいです。めっちゃ遠い… 以下、高速バスの車窓からの景色をお楽しみください!

野生のアインシュタイン 彼もユダヤ人です


SONY(イスラエルのすがた)


Microsoft(イスラエルのすがた)


イスラエルの長閑な風景

高速バスからオフィスビルが見えるのですが、日本でいう六本木みたいな感じではなくて、本当に荒野の中に有名企業のビルが建っているので、違和感がめっちゃあって面白いんですよね。例えば、Microsoftなんて周囲がまんま砂漠でした…

まあぼくから見たら変な感じするだけで、現地の方々からするとこれが普通の風景なんでしょうけどね。文化の違いってやつです。


立地、ヤバランチ


バスの乗り換えで来た謎の町


CISCO(イスラエルのすがた)


Lenovo(イスラエルのすがた)

観光客が誰も来なさそうなエリアを現地のバスを乗り継いだり歩いたり走ったりしてついにたどり着きました、StarkWareがある建物に。

想像以上になんの変哲もない建物だったので、写真すら残っていませんが、強いて言うとすれば「鳥取県のイオンモールの壁を茶色くした古びた建物」でした(?)

いろんなソフトウェア企業のテナントが入ってる建物ですね。まあそもそも開発者やコミュニティは世界中にいる訳で、リアルの場がそこまで重要じゃない業界だからっていうのあると思いますが、ちょっと拍子抜けでした。

なんてったって、(去年の6月の時点で)評価額1兆円overのバケモン企業ですからね!


ガチで普通の建物、場所分かりにくかったです😿


そして、ようやく到着しました!

高級感ある壁とロゴの調和がかっこいい!

社内には、コーヒーを注いでる黒人男性が1人だけいました。今日のような非常事態に何をしているんだろう、と思ったんですが、向こうもぼくのことをなんで国家非常事態の今、アジア人がオフィスの前に立ってるんだ?と思ってそうだったし、仕事(?)を邪魔したくないので、軽く会釈だけして立ち去りました。オタクなのでこれで満足しました。テルアビブに戻って空港向かいます。


入口2

※いろいろ写真撮ったんですが、流石に公開したらプライバシー上の問題上まずいので載せません。調べたらわかるやつだけ載せています。



この辺は緑が多いですね

男の子なので、評価額が大きいカンパニーが好きなんです。StarkWare、最初は建物が微妙みたいなこと言いましたが、オフィスはすごく綺麗でビビりました。というか、なぜかガラス張りで外側からオフィスが丸見えでした…

そんなことを考えながら、いい感じに時間も潰せたのでテルアビブに戻り、ベン・グリオン国際空港に向かいます。この時はまだ、なんだかんだ普通に時間通り飛行機が運行し、余裕で帰れるとタカを括っていました(すぐに慢心するのがぼくの悪いクセです)


暗殺されたラビン首相です

空港に着きました!ラビン首相の像が出迎えてくれました。高校世界史で習った知識が現実の出来事結びついている感があって、海外旅行の醍醐味を感じます。

急いで出国しようとする観光客や、国外避難しようとするイスラエルの宗教指導者・ラビ(兵役免除されてるからって、それでええんか?という気持ちはありました)たちで賑わい、空港はいつになく混雑していて戦時中の空港みたいだなあ、と思いましたが、実のところ文字通り戦時中の空港です。


めちゃ混んでました

そして、意気揚々とチェックインしましたが、この時はまだこの後×××××××××××××××××という羽目になるとは、この時のぼくはまだ思いもよらなかったのでした…


空港にあったシェルターです 世は大シェルター時代

次回に続きます

たぶん次でイスラエル編は最後です




ちなみにテルアビブから空港に向かう鉄道も2回ほど乗り過ごして実はギリギリに着きました😭


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