外国人の私がいきている世界

こんにちは、だむはです。普段はサーバーサイドエンジニアをやっています。個人では「sister」というサービスを個人開発して運営しています。

今回はエンジニアとか全く関係ないことを書こうと思います。私がいきている世界についてです。壮大すぎるタイトルですが、どういうことかというと、「韓国人の私が日本でいきるってこういうことなんすよね〜」っていう話をしたいと思います。

ちょっとだけ自己紹介

私は韓国のソウルで生まれました。父の仕事の都合で私が3歳の時に日本に家族で移住しました。なので、私は永住権を持っていて、国籍は韓国です。

小さい頃は、自分が韓国人なのか、日本人なのか、何人なのか、全く意識せず、幸運なことに特に大きな差別やいじめにもあうことなく過ごしてこれました。

ただ一つ死ぬほど嫌だったのが、「名前」をいじられることですね。私は韓国人なので、日本名は持っていません。なので、新しいクラスになった時、全校集会で名前を呼ばれる時、入学式の時、新しい習い事を始める時、などなど、名前を呼ばれるタイミングは死ぬほど嫌でした。一斉にこっちを見るんですよね。特に私の名前は特徴的だったので、散々いじられてきました。ボンレスハムとかベーコンとかソーセージとか、あと、全く関係ないけど、金正日とか、北朝鮮とかも呼ばれました。

まあ、もう今は慣れました。私は自分の名字と名前が大好きです。
ちなみに社会人になった今でもたまにあります。

そう、こんなことは日常茶飯事

薄々、気づいている方もいらっしゃると思いますが、この記事は日本にも無意識の差別はあるんだよーーみんな気づいてーーっていうメッセージ性の強い記事なので、苦手な方は、これから先は読まない方がいいかもしれません。ごめんなさい。

幼少期の名前で悩んだことに関しては、まあ、こういうことは日常茶飯事でこのせいで自分が日本人だったらよかったのに、、、と思ったことは一度もありません。

では、私が初めて、わーー帰化した方が生きるの楽なのかしらーーって思った時のことについて話します。
※帰化とは、外国人が日本の国籍を取得することです。

家探すのクソ大変だし、嫌な気持ちになる

「初めての一人暮らしのために賃貸を探したとき」です。
外国人が日本で家を探すのって、すっごく大変なんです。

外国人が日本で賃貸を探すのにはいくつかハードルがあると思っています
(あくまで私の経験上)

・外国人OKの家を探す
・外国人OKでも保証人が日本人のみの場合がある
 →家族に日本人がいないので、必然的に保証人なしでOKの賃貸を探す
  保証会社があるじゃんと思うかもしれませんが、保証人なしOKの賃貸が保証会社を使えるという意味のところがほとんどでした
・外国人OK、保証人なしOKの賃貸を探す必要がある。
 →ここでグッと探せる物件は減る
・上記でやっと見つけても、不動産で改めてオーナーや大家さん、管理会社に確認してもらう必要がある(だいたい目の前で電話をかけられる。)
 →外国人は問答無用でお断りの物件だった場合、「すみません、外国人はお断りらしいです、、」と目の前で言われる。これだけは毎回きつい、、

ほとんど日本人だよね

これは私がしょっちゅう言われる言葉です。

相手「だむはさんって日本語お上手ですよね、、」
私 「3歳から日本にいるので義務教育は日本で受けてますからね〜!」
相手「そうなんですね!そしたらほとんど日本人ですね!!」

上記の会話には2つもやっとポイントがあります。

1、日本語お上手ですよね
  日本人以外は日本語喋れないと思ってるのかな?
  →これに対して、え、褒めてるからいいじゃんって思うかもなのですが、日本語が第一言語の人に日本語上手だねって褒め言葉だと思いますか?
2、ほとんど日本人ですね
  以前こんなことがありました、「僕韓国人嫌いなんですよね!」「あ、でもだむはさんは別ですよ!だってほとんど日本人じゃないですか!」
  人それぞれだと思うけど、この言葉にはいろんな意味が込められていると思ってます。

ちなみに韓国でも韓国人だとはあまり認められない

そうなの、私は韓国語は話せるけど、ネイティブなみではないし、下手くそだから、韓国でも韓国人ではなく、在日0.5世だね!って言われます。。。

日本に差別はない

BLMのときも、今回のアジアンヘイトでも、「日本に差別はない」と友人にも言われたし、SNSなどでもよく見る言葉です。

別に差別じゃなくない?って言われることは多々あります。

あなたが差別と思わなくても、無意識にしていることは差別かもしれないです。知らない間にレイシストになってるかもしれません。無意識の差別はそこら中にあります。

日本にも差別はあるし、差別される時もある。アジアンヘイトがまさにそうではないでしょうか。日本は差別を感じにくい。だから気づきにくい。でも日本人も当事者だと思います。

私は日本に住む外国人として、差別にはとても敏感で、幸いなことに、小さい頃から学ぶきっかけがたくさんありました。それでも足りない部分があるから、自分がレイシストにならないように、日々勉強してアップデートし続けたいと思っています。

BLMやアジアンヘイトなど世界的に差別が問題になるタイミングは多々あります。こういった運動をきっかけに、差別に対してあまり意識していなかった人も、少しでも知ろうとするきっかけになればいいと思っています。(自分含め)

私は日本が大好き

最後に、ここまで、色々言ってきましたが、私は誰がなんと言おうと日本が大好きです。私の母国は日本と韓国です。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





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