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シリコンバレー研修:DAY3

2024年3月23日(土)
3日目が始まりました!今日はUC Berkeleyに訪問し、Metaの川邉さんにホテルに来ていただきました! 
また、今日はカストロストリート、トレジャーアイランド、アラモスクエアなど、サンフランシスコ周辺を少し観光しました。私はカストロストリートが一番印象的で、ゲイの街だと心構えしていても全裸の人がいたり、全てが新世界で日本では見ることができない街並みに終始驚きでした!

超名門UCBerkeley:その学生ってどんな人!?


UC Berkeleyとは

バークレイは、サンフランシスコ・ベイエリア内にある学園都市で、ヒッピー文化(1960年代に起こったアメリカの既存の道徳観や生活様式に反抗する文化)発祥の地で、UCバークレーは自由と多様性を重んじる大学として有名です。THE 世界大学ランキング2022で8位になりました。 また、文武両道で知られており、ノーベル賞受賞だけでなく、多くのアスリートやメダリストを輩出しました。

今回は、そんなUCバークレーに在学中の3人の生徒にお話を伺いました。
 

谷津凜勇さん:奨学金を得てUCバークレーへ

谷津凜勇(たにつ りんゆう)さんは、現在1年生で、元々は小中高日本に住んでおり、大学になって初めてアメリカに訪れました。アメリカの大学の自由なところに惹かれ、そこから自分の好きなことをとことんやりたいと思うようになり、進学を決めたそうです。また、凛勇さんは、笹川平和財団で奨学金を取得し、現在財団の一期生にあたります。多くの財団がある中で笹川平和財団を選んだ理由としては、他に比べて課外活動に力を入れていたり、visaの手続きから奨学金の補償まで多くのことを行ってくださるからだそうです。
他にも、凛勇さんは課外活で読書教育について高校三年生から研究をし、現在は読書教育「npo Dor til dor」の代表理事も務めています。


松永大志さん:アメリカに魅了されUCバークレーへ

松永大志(まつなが たいし)さんは現在3年生で、元々日本、アメリカそして中国に住んでいた経験があり、アメリカは高校2年生の時に訪れてから10年間住んでいて、アメリカでエネルギーを感じる文化に魅了されたそうです。また、UCバークレーは入学してから、勉強の進め方/管理など、全て自分で自由に決められるような、大人の扱いを受けます。その自由な校風キャンパスに魅了され、UCバークレーに入学しました。
また、高校はアメリカのカトリックの男子校に通っていて、教育系専門でアドバイスをくださるカレッジカウンセラーの方にお世話になったそうです。
現在は、UCバークレーで、日本人コミュニティの代表として活躍しています。


菅谷夏鈴さん:コミカレからUCバークレーへ

菅谷夏鈴(すがや かりん)さんも現在3年生で、オレンジコーストというコミュニティカレッジ(略してコミカレ)に2年在籍し、そこからUCバークレーへ編入しました。
元々、映画が好きで、映画のことを学びたいと思い、アメリカ留学を決意。映画関係の機材が多くあるオレンジコーストに進学しました。

しかし、大学では映画関係でなく別のことを学びたいと思い、UCバークレーに進学しまして、映画に関してのオリジナルの企画を行いたいと考えているそうです。


また、コミカレに入るメリットについても語っていただきました。
①学費が安い
②UCバークレーに進学しやすい(三年生で編入するシステムが主流)
③基本的にどの大学も一般教養を二年間学ぶため、それらをコミカレで学ぶことで、学費節約に繋がる

この三つがあるそうです。ただ、編入時はコミカレの成績も対象内なので、常に4.0以上を取り続ける必要があり、その点に少し苦労したそうです。


なぜ進学を決意?

凜勇さん、大志さん、そして夏鈴さん、3人とも共通してアメリカに対して強い思いを抱いているように見受けられました。
それは、アメリカは自由の国で、そんな自由の国で自分のやりたいこと/好きなことを探求したいという思いから生まれたものです。
そんな自由の国アメリカにある大学の中でも、3人とも選んだのがUCバークレーで、それは他大学とは違った自由な校風を持つ学校で、学校内でのデモ活動や授業内で先生とは違う意見を持つ人が自分の自由な意見を主張したりと、一人一人強い思いがあるからこそ、UCバークレーという一つの大学に集まり、古き良きアメリカの文化を残しているのではないかと思います。

 

 今回、3人の在学生のお話を伺ったことで、訪問前は未知な部分が多数あったUCバークレーのことを深く知ることができました。また、それぞれの人生の経験やアドバイスも、私含め他メンバーにとって今後どのような進路に進むかを考える大きなきっかけになったと思います。そして、自由の国アメリカの象徴とも言えるUCバークレーでアメリカに昔からある主張の文化を全身で体感することができ、非常に勉強になるセッションになったと思います。

編集者:3年 本田莉子



川邉雄介さん ホテルでの座談会にて


SNSの王者Meta👑

Metaの本社でエンジニアとして働いている川邉雄介にお越しいただきました。 


「この中でtwice好きな人いますか?」


私たちは突然のことにとても驚きました。最初にこんな質問を投げかけられた私たちは、戸惑いつつも緊張が解けたのでとてもありがたかったです笑。また、雄介さんは高校時代から趣味でダンスをしていて、趣味をきちんと今でも楽しめているのが素敵だと感じ、そんな生き方を自分もしたいと思いました!


川邉雄介さんの学生生活


「実は僕、高校時代、出席日数ギリギリで卒業したんです。いわゆる悪ガキってやつでした」
そんな方がMetaで働いてらっしゃるとは!と正直思いました。しかも雄介さんは、お小遣い稼ぎ程度でソフトウェアエンジニア的なことをしていたので、そこから職業として成功させるのは難しいのではないかと思っていたそうです。しかし今Metaでの就職に繋がった理由などについて質問し、印象に残った川邉さんの言葉をまとめました。

 

「僕は文法が嫌いなので、文法は捨てました」

雄介さんは20歳になるまで海外経験が0。学生時代に留学するも英語力はあまり伸びず、大学院修了時点でようやく日常会話ができるようになったとおっしゃっていました。ですが、その後無事アメリカで就職を果たしたのです。拙い英語からどうしたらコミュニケーションが取れるようになるのか、どうすれば英語力が向上するのか、質問しました。
 
 「ステップ1として、まずは喋って怖くないようになること。やるしかない環境づくりを留学生活で心掛け、鍛えられた」とおっしゃっていました。次におっしゃっていたのは「あとは僕は文法が嫌いなので、文法は捨てました。英語の先生がいる前であれですけど。笑」と。文法を捨て、その上でどうしたら英語力が向上するのかお聞きしたところ「文法が嫌いだったから、ドラマを見て、ドラマを完全再現することをしました。結構難しいけど、、、dictationしてみて、スローで読んでみて、イントネーションの確認をして、、、そして最後に動いて真似する」と。
 
 私も文法が嫌いなので、このやり方をぜひ実践しようと思いました。同時に、文法が嫌いだから完全再現を試みて、そこから英語を学ぶというユニークな発想がすごいなあと思いました。

 「経験は体験から」

この言葉は特に響きました。「全部を経験した上で、その中から一本攻めをすれば良い。全部を経験しないと、好きじゃないものも知ることができない」とおっしゃっていたのです。好きじゃないものも全て含めた選択肢を、自ら選ぶことでやっぱり好きじゃないという再確認や、自分の好きを理解することができるのではないかと感じました。
 自分のことを知り、理解して、突き詰めてみた先には、今まで続いている何かがあるかもしれない。それがきっと好きなものに繋がってくる、ということなのかなと思いました。

 

「人生って思ったより短いから、1本攻めしないと勝てないんですよ」

たとえば自分がダンスが好き、とした時、どこが好きなのか?なぜ好きなのか?を考えてみる。踊るのが好きなら、特にどこが好きなのか?なぜ好きなのか?を考えてみる。そして、もし踊りのアレンジや細かい部分が好きなら振付師になるとか、踊ること自体、表現すること自体が好きだったらアイドルになるとか。
 この言葉を聞いて、ひとつに絞ることで自分が必要とされる土俵に立つことができるし、そこに全てを注ぎ込むことがとても大事だなと感じました。

 また、今話題のメガネ"Meta smart glass"も持ってきてくださいました!メガネをかけるだけで、そのレンズ越しに写真が撮れたり、音楽を流してくれたりする、有能なメガネ。それを見て私たちは大興奮。何名かが試しにかけてみて、話しかけて音楽を流して、みんな感動していました。 

【学んだこと・特に心に残った言葉】

「興味から切り崩してやっていくと良い」
「運も大切」
「どうにかなる」
「楽しく生きる」
「好きなことをやるのが大事」

編集者:4年 三浦佳乃

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