Dala Space ひろこ

インフラコミュニケーター、デザイナー、ベトナム語ー日本語間通訳人 あらゆる社会資源につ…

Dala Space ひろこ

インフラコミュニケーター、デザイナー、ベトナム語ー日本語間通訳人 あらゆる社会資源について考えることが好きです。

マガジン

  • 道は続くよどこまでも

  • DalaSpace通信Vol.2

    前号に続き除雪を窓口に、公共事業のしくみを垣間見たり、それを生業にする個人の生活を取材したりしました。2022-23の冬シーズンから2023年夏にかけて取材し、記事にしています。

  • DalaSpace通信Vol.1

    2022年冬支度を前に昨冬取材した除排雪業についてのまとめ記事

記事一覧

4分のドラマ

【 Chapter Ⅰ 】 幸い車内では座ることが出来た。 月曜日に控えたレポート発表用の資料を作るためにノートパソコンを持ってきた。常に持ち歩いているので個人的に違和感…

道は続くよどこまでも

【プロローグ】 娘小1初めての運動会。「今年は久しぶりに運動会にも祭りにも参加できるよ」と喜んでいた夫は、母国でちょっとしたトラブルが起きてトンボ返りしてしまった…

年を取ると丸くなってしまって、なるべく心穏やかでいられるように多角的な理解をしようと努めてしまう。
でも、友人や家族が自分の、話を聞いて憤慨したり慰めてくれたり、悲しんでくれたりすると、「ああ、そうか。私は傷ついていたんだな。」と気付ける。

感情はパワー。時には発揮してもイイ。

1

除雪の在り方検討会

札幌市の除雪行政に興味がある身としてはこれに応募したかった。↓ でも、残念ながら私は札幌市民ではないのでした。 北海道は極端に札幌一極集中が進んでいる。札幌の例…

書いて綴じて出す

先輩から賜った格言である。そう、そう決意してnoteを書き始めたはずなのに、また忙しさにかまけて何も書いていない。書くぞ~! 私は三拍子に弱いのだ。 食う、寝る、遊…

9

マネタイズが下手すぎる

私人生の多くを平成に過ごしたにもかかわらず、ドラマ『不適切にもほどがある!』を見ていて、阿部サダヲ演じる昭和の熱血体育教師、地獄の小川のセリフ「働き方改革ってな…

4

【雪】ほらね、帳尻が合った

留萌や岩見沢を横目に12月は少雪にボーナスタイムをもらっていた気分の札幌市民だったのではないだろうか。ただ、メディアも少ない雪にそんなに騒がないし、そこで暮らす…

3

なんかワキワキする(漲るやる気)

年明けから色々ありすぎてモンヤリとした何かが体に重くのしかかっていた。 逃げるように雪かきしたり薪運んだりしてとりあえず生きることに集中したら多少解消されたけど…

1

自然に翻弄される

年明け早々、地球人としてちっぽけな翻弄される存在を認識せざるを得ず、結構メンタル的に潜ってしまった。人的ミスや戦争など、湧く感情をエネルギーに変えて未来へつなぐ…

3

アウトプットするとインプットがやってくる

実はnoteを毎日更新しよう!一言書き連ねるだけでもいいから!と決心して3週間。全然毎日更新出来ていない。 タイトルを書いて、少し考えて、下書き保存して放置…を繰り…

10

言葉を組み立てることと言葉で思考する事

リカレントだの生涯学習だの学び直しだの、逆にアンラーニングだの、とにかく変化の激しい時流に追い付け追い越せ、と「年をとっても学びなされ」、「変化し続けなされ」、…

6

ホネ活

さて、今日は私のホネ活を少し語る。全国に分布する標本づくりを趣味として製作、発表などの活躍をしているホネ屋さんに比べれば、大した場数は無いのだが、私にとっては心…

「2」の偉大さ

小学校4年生の3男。私が今文学院修士課程で博物館教育を学んでいるのはこの子の影響が大きい。 小さい時から数字やパズルが好きで、手先は器用なわけではないが、折り紙…

15

自分を表すキーワード

小さい時から「一芸」のスペシャリストに憧れていた。一つのことを貫き通す姿勢が尊いと思っていた。他のことには目もくれず、「一芸」に秀でたスペシャルな天才がかっこい…

5

自己実現とか自己肯定感とか

恥ずかしい話だが、私は自己実現とか自己肯定感という呪いにかかっていたことにごく最近気づいた。呪いは自分でかけたもので、それに囚われて自己実現という幻想を追うがあ…

6

Vol.2印刷しました。

さて、だらだらとまた除雪について取材し書き連ねてきたマガジン2号の記事をまとめて再構成して印刷しました。noteにあげた記事よりは少し推敲しているので読みやすくなっ…

2
4分のドラマ

4分のドラマ

【 Chapter Ⅰ 】
幸い車内では座ることが出来た。

月曜日に控えたレポート発表用の資料を作るためにノートパソコンを持ってきた。常に持ち歩いているので個人的に違和感はないが、デザイン業を営む自分にとって最低限必要だと思われるモニターサイズは16型。一般的なビジネスマンだと16型は大きいかもしれない。
よいしょ、っと座席の仕切とリュックの間にパソコンケースを挟め、隣に人が来ても良いように両手

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道は続くよどこまでも

道は続くよどこまでも

【プロローグ】
娘小1初めての運動会。「今年は久しぶりに運動会にも祭りにも参加できるよ」と喜んでいた夫は、母国でちょっとしたトラブルが起きてトンボ返りしてしまった。

またワンオペ育児&家事&大黒柱の開始。とはいえ、母や妹が近くにいるので恵まれている。

難があると言えば夫が居ると思って入れてしまった夜や土日の仕事だ。運動会の日に入れてしまった出張もしかり。習い事の送り迎えや食事支度などを考慮する

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年を取ると丸くなってしまって、なるべく心穏やかでいられるように多角的な理解をしようと努めてしまう。
でも、友人や家族が自分の、話を聞いて憤慨したり慰めてくれたり、悲しんでくれたりすると、「ああ、そうか。私は傷ついていたんだな。」と気付ける。

感情はパワー。時には発揮してもイイ。

除雪の在り方検討会

除雪の在り方検討会

札幌市の除雪行政に興味がある身としてはこれに応募したかった。↓

でも、残念ながら私は札幌市民ではないのでした。

北海道は極端に札幌一極集中が進んでいる。札幌の例は他の地方にも応用できると思うので、今後フォローして行きたい検討会です。

さてさて、これは予算がついてる検討会で、札幌市役所の「雪対策室」が旗振りをしてメンバーを集め、市民の声を反映しよう、と頑張っているということなのだと思うのです。

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書いて綴じて出す

書いて綴じて出す

先輩から賜った格言である。そう、そう決意してnoteを書き始めたはずなのに、また忙しさにかまけて何も書いていない。書くぞ~!

私は三拍子に弱いのだ。
食う、寝る、遊ぶ
長男の保育園で出会ったこの言葉に育児方針を見出した。

専門学校講師時代、同僚の先生2人とはよく深い話をした。
「どう生きるべきか」…そんな会話を毎日したくなるような多様な学生に接していたから、彼らの生き方に自分たちを省みることが

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マネタイズが下手すぎる

マネタイズが下手すぎる

私人生の多くを平成に過ごしたにもかかわらず、ドラマ『不適切にもほどがある!』を見ていて、阿部サダヲ演じる昭和の熱血体育教師、地獄の小川のセリフ「働き方改革ってなんだよ!働き方に我武者羅と馬車馬以外に何があんだよ!」にビクッとしてしまった。自分のことだと思ったから。

しかも私、組織人ではないので自分で勝手に我武者羅にして自分で勝手に馬車馬になってる変な人だ。よく泡吹いて倒れるし。脱水起こした馬だ。

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【雪】ほらね、帳尻が合った

【雪】ほらね、帳尻が合った

留萌や岩見沢を横目に12月は少雪にボーナスタイムをもらっていた気分の札幌市民だったのではないだろうか。ただ、メディアも少ない雪にそんなに騒がないし、そこで暮らす私たちも「雪少なくて異常だよね!!!」と多少の話題にはなっても、騒ぎ立てるほどではなかった。

と言うのも、知っていたからだ。帳尻合わせを。

毎回話題にするたび「いつ来るかね」「2月頭?」「いやいや、ワンチャン正月あるよ」と札幌市民は話し

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なんかワキワキする(漲るやる気)

なんかワキワキする(漲るやる気)

年明けから色々ありすぎてモンヤリとした何かが体に重くのしかかっていた。
逃げるように雪かきしたり薪運んだりしてとりあえず生きることに集中したら多少解消されたけど、タスクが減ってるわけじゃない。ニュースは胸が痛くなるようなことや怒りが湧いてくるようなことが多くて直視できないし、目の前はツルツル路面での事故で大渋滞だし、ボイラーは壊れて水は出ないし冬の燃料の在庫は無いし入金が無いのに出費が続く。
なん

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自然に翻弄される

自然に翻弄される

年明け早々、地球人としてちっぽけな翻弄される存在を認識せざるを得ず、結構メンタル的に潜ってしまった。人的ミスや戦争など、湧く感情をエネルギーに変えて未来へつなぐ課題にできればまだ自分を鼓舞できるのだが、自然はこんな大地震が起きてしまうとすべての感情を通り越して無力さだけ残していく。文字通り力がゼロなのでなんのエネルギーにも転換しようがないのだ。

…とはいえそうも言っていられない。あれから毎日自分

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アウトプットするとインプットがやってくる

アウトプットするとインプットがやってくる

実はnoteを毎日更新しよう!一言書き連ねるだけでもいいから!と決心して3週間。全然毎日更新出来ていない。

タイトルを書いて、少し考えて、下書き保存して放置…を繰り返している。書くのは楽しいし、ネタもある。あとはアウトプットを効率良く出来るようになるのが目標。とにかく書けばよいのになかなかPCを開いて10分でも15分でも取り組もう、という姿勢にならない。

理由は簡単。産みの苦しみを勝手に想定し

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言葉を組み立てることと言葉で思考する事

言葉を組み立てることと言葉で思考する事

リカレントだの生涯学習だの学び直しだの、逆にアンラーニングだの、とにかく変化の激しい時流に追い付け追い越せ、と「年をとっても学びなされ」、「変化し続けなされ」、ということが推奨されている。そしてそれは必然だという実感もあって、私は現在大学院に進学して今絶賛学びの最中。

相川七瀬も大学院に進学したと言うし、やっぱり迷える氷河期世代は過去の学びが生きない時代だということを嫌と言うほど実感しているし、

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ホネ活

ホネ活

さて、今日は私のホネ活を少し語る。全国に分布する標本づくりを趣味として製作、発表などの活躍をしているホネ屋さんに比べれば、大した場数は無いのだが、私にとっては心置きなく夢中になれる作業であり、また自然の造形の美しさに感動し、時々仲間と分かち合うことは、私の心の拠り所なのだ。 

先日も札幌市のチ・カ・ホで開催されたサイエンスフェスタにブース出展し、ホネってすごいよね!!…と道行く人々にホネ(のレプ

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「2」の偉大さ

「2」の偉大さ

小学校4年生の3男。私が今文学院修士課程で博物館教育を学んでいるのはこの子の影響が大きい。

小さい時から数字やパズルが好きで、手先は器用なわけではないが、折り紙はやたら出来る。観察して描く絵はやたらうまく、忠実に描こうとするが、人物の表情や動きには興味がないため描くことが出来ない(最近は描いているらしい)。

幼稚園の頃から、集団の中で感化し合いながら出来ることが増えていく年相応の同級生に比べて

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自分を表すキーワード

自分を表すキーワード

小さい時から「一芸」のスペシャリストに憧れていた。一つのことを貫き通す姿勢が尊いと思っていた。他のことには目もくれず、「一芸」に秀でたスペシャルな天才がかっこいい、と思っていた。そういう人はたとえ他のことが劣っていても誰もかなわない部分があるから、劣っている部分も愛嬌になってしまう。伝記好きだった私は、そんな歴代の偉人たちを愛おしいと思い、心底憧れていたのだ。

幼少期から私は絵が得意だったので、

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自己実現とか自己肯定感とか

自己実現とか自己肯定感とか

恥ずかしい話だが、私は自己実現とか自己肯定感という呪いにかかっていたことにごく最近気づいた。呪いは自分でかけたもので、それに囚われて自己実現という幻想を追うがあまり、自己を見失う、という不毛な時間を過ごしていた。気づいた今は遅れてやってきた中2病だと思って愛おしい時間だったと思うしか無い。

私はここに既に居るのに。肯定するも何も、今こうして在る存在を否定する余地は無いし、もうそこにあるんだから、

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Vol.2印刷しました。

Vol.2印刷しました。

さて、だらだらとまた除雪について取材し書き連ねてきたマガジン2号の記事をまとめて再構成して印刷しました。noteにあげた記事よりは少し推敲しているので読みやすくなっているかも。

Vol.1もまだ少しあります。

Vol.2は小樽市張碓町のカフェCoffeePocketTIMEさん、春香町の古本屋、DUAL BOOKsさん、稲穂4丁目の中華料理屋龍鳳さんにおいてます。あと、近々小樽市花園の居酒屋な

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