この物語をマイケル・チミノとベルドナルド・ベルトルッチとテレンス・マリックとブライアン・デ・パルマとミロス・フォアマンとダルのどを愛した人々すべてに捧ぐ

第一稿 承

銃の説明を頼む!

「俺は監督だ!虚しいな..........................................ガン・エフェクト銃の説明を頼む!わかりやすくする為だ」

「ガン・エフェクトだ!まずは画像と説明だ」

ワルサー P99 PPX.40 S&W

P99
180mm
180mm
184mm
710g
710g
735g
9mm×19
9mm×21
.40 S&W

10/15/16/20+1
15/16+1
10/11/12+1
ドイツ
アメリカ

P99 Compact
167mm
605g
9mm×19
.40 S&W

10+1
8+1
P221
60mm
428g
.22 LR
10+1

PPQ
180mm
183mm
695g
709g
9mm×19
.40 S&W

15+1
11+1

PPQ451
88mm
794g
.45ACP12+1

PPX
185mm
765g
780g
9mm×19
.40 S&W

16+1
14+1

本銃のグリップは3種のバックストラップを交換することで、手のサイズに合わせて太さを変更可能となっている。トリガーのポジション変更も可能で、保持しやすいグリップ形状と合わせ、人間工学的に優れたモデルとなった。更にH&K社のUSPシリーズと同様のアンビマガジンリリースレバーを備えている。
 また、ストライカー式でありながら、コンベンショナルダブルアクションとなっている。スライドをわずかに引いてコック、スライド上部のデコッキングラッチを押してデコックと、弾丸の装填&排莢を伴わずにストライカーのみを操作することが可能となっており、オーソドックスな露出ハンマータイプのピストルのように、ダブル・シングルの両アクションを状況に応じて使い分けることができる。
 スライドにはワルサーピストル伝統のコッキングインジケーターとローディングインジケーターが備えられ、前者でストライカーがコックされているか否かを、後者で薬室内に弾丸が装填済みか否かを判別できるようになっている。

 ワルサーPPシリーズのようなベストセラーとはならなかったものの、現在ではヨーロッパ各国の警察機関で広く採用されており、ポーランド・トルコ・アメリカでライセンス生産も行われている。

 初期モデルはH&K社のUSPシリーズのように専用のアクセサリーレールを用いていたが、2004年に登場した第2世代モデルではより一般的なウィーバーレールに変更され、同時に左側面のみであったスライドリリースレバーも両面に搭載されアンビ化された。
 2008年末には第3世代となる新モデルが登場。スライドの形状やセレーション、アクセサリーレールのスロットなどが一新され、公的機関にのみ供給されていたようだが、2011年に「PPQ」という名称で、改めて発表された。
 PPQはP99と基本構造を同じくするが、名前のとおり後継というわけではない。構造的にはP99にかなり近いものの、パーツの互換性は殆どない。グリップをより人間工学的に再設計して握りやすくし、バックストラップ交換システムも受け継いだ。現在のところ、口径は9mm×19と.40 S&W、.45ACPのみである。
 このほか、PPQの廉価版である「PPX」モデルや、「Creed」モデル、.380ACP仕様の「PK380」などのモデルもラインナップされている。また法執行機関での訓練を想定し、ガスブローバックで駆動するゴム・ペイント弾仕様のトレーニングモデル「P99RAM(Real Action Marker)」も用意されている。

初期モデルはH&K社のUSPシリーズのように専用のアクセサリーレールを用いていたが、2004年に登場した第2世代モデルではより一般的なウィーバーレールに変更され、同時に左側面のみであったスライドリリースレバーも両面に搭載されアンビ化された。
 2008年末には第3世代となる新モデルが登場。スライドの形状やセレーション、アクセサリーレールのスロットなどが一新され、公的機関にのみ供給されていたようだが、2011年に「PPQ」という名称で、改めて発表された。
 PPQはP99と基本構造を同じくするが、名前のとおり後継というわけではない。構造的にはP99にかなり近いものの、パーツの互換性は殆どない。グリップをより人間工学的に再設計して握りやすくし、バックストラップ交換システムも受け継いだ。現在のところ、口径は9mm×19と.40 S&W、.45ACPのみである。
 このほか、PPQの廉価版である「PPX」モデルや、「Creed」モデル、.380ACP仕様の「PK380」などのモデルもラインナップされている。また法執行機関での訓練を想定し、ガスブローバックで駆動するゴム・ペイント弾仕様のトレーニングモデル「P99RAM(Real Action Marker)」も用意されている。
 2011年までグロックスタイルのトリガーセーフティを採用した「P99QA(Quick Action)」なるモデルも存在したが、現在では型落ちしており、よりコンパクトなサブコンパクトサイズのPPSシリーズのみが残っている。
 このほか、映画007で使用された記念に生産された「MI-6」モデル、西暦2000年を記念した「Year2000」モデルなどの少数生産モデルも存在する。

 日本の遊戯銃業界では、ワルサー社の公式ライセンスを取得しているマルゼン社のモデルが特に有名である

P99DAO
ダブルアクションオンリー。

P22
P99を75%に縮小した、.22LR弾を使用するモデル。
ハンマー発火式に変更、セフティレバーを追加。

S&W SW99
S&WによるOEM生産モデル。PPSP99を元に開発したサブコンパクトクラスのモデル。

実質PPKの後継機種となっている。

P99 RAD
ポーランドのラドム社のライセンス生産モデル。

H&K P2000.40S&W

P2000
173mm
703g
9mm×19
10/13/16+1
ドイツ
アメリカ
.40 S&W
10/12+1
.357 SIG
10/12+1

P2000SK
163mm
676g
9mm×19
10+1
.40 S&W
9+1
.357 SIG
9+1

H&K社が2001年に発表したコンパクトタイプの自動拳銃
 ドイツの警察用ピストル「P10」として採用されたUSP コンパクトだったが、女性など手の小さな警官の間からはグリップが太く握りにくいとの声があがった。そこで、USPで求めた汎用性とは異なり、よりコンパクトさを追求して設計されたのがこのP2000である。
 グリップはワルサー P99の機能をそのまま取り入れた、バックストラップ交換タイプ*1となり、各レバー類はスライドリリースレバーに至るまでアンビデザインとなっている。
 そして、USPコンパクトのバリエーション機能のひとつだった「Combat Defence Action(CDA)」が本銃の主軸の機能となっている。これは基本的にはDAO(ダブルアクションオンリー)ながら、トリガープルシングルアクション並みの軽さとするシステムである。これにより多少の安全性を犠牲にするが、DAOの利点を活かしながらもガク引きを抑え、即応性と命中精度の向上に繋げることができる、グロックのセイフ・アクションと同様の機構である。
 ちなみに「CDA」はヨーロッパ市場向けの呼び名で、アメリカ市場では「LEM(Law Enforcement Modification)」としている。
 
 基本のP2000はCDAとコンベンショナルダブルアクション兼用で、スライド後部のハンマー真横にデコッキングラッチを有するモデルだが、アクションやCDAのトリガープルの違いにより、さらにV1~5までのバリエーションがある。使用する弾薬にも、オプションとしてより強力な.357SIGバーションも存在する。
 現在ではよりコンパクトなサブコンパクト(独:Sub Kompakt)モデルとなる「P2000SK」がラインナップに加わっている。なお、P2000は、ランヤードリングを追加した9mmモデルが、日本警察でも導入されているようだ。

 2005年には、上位モデルであるP30(発表当初は「P3000」の名称)が登場した。

シグザウエル P232

169mm
420g
.380 ACP
7+1
ドイツ
9 mm Police
7+1
.32 ACP
8+1

1997年に登場した、シグの小型自動拳銃P230シリーズの後継モデル。
 構造、使用弾共にP230と殆ど同一だが、射撃後の排莢不良を無くす為にスライドの後退量が大きくなっている。このため、従来モデルとスライドの互換性が無くなり、混乱を避けるために型式の変更が行われている。
 形式名の変更以外にも、アイアンサイトの大型化やスライドのセレーション数の減少(P230は12本、P232は7本)、グリップパネルの形状の変更が行われている。またスライドシルバーモデルや、フレームシルバーモデルなどのデュアルトーン仕様がある。
 高い精度と信頼性で知られたシリーズだったが、それに見合う高価な拳銃でもあった。.380ACP弾の小型拳銃市場ではより安価なピストルが求められるようになったこともあり、2015年に生産終了となっている。

 P230JPは、もともとSP(要人警護班)や私服警官用の装備であったが、2000年代頃から制服警官にも配備されているのが見られた。地方によっても大きな差があるが、千葉県警の制服警官や銃器対策部隊には専用のホルスターと共に実際に支給されていることが確認されている。2016年時点ですでに調達は終了しており、以降に新規調達された制服警官用の拳銃はS&W M37やM360などの回転式拳銃に回帰している模様。

P230
P230SL
基本型。「SL」はステンレス製モデル。
P230JP
日本の警察庁が1995年ごろより採用したもの。
使用弾薬は.32ACP弾マニュアルセーフティと拳銃吊紐を装着するためのランヤードリングが追加されている。
なお「JP」が公式な型式であるかは不明である。P232
P232SL

ベレッタ M3032 “トムキャット”

125mm
410g
.32ACP
7+1
イタリア

 ベレッタ社が1996年に発表した、護身用小型自動拳銃。個人客はもとより、潜入捜査官や非番の警察官(または勤務時のバックアップ用)の装備として好評を得ている。
 サイズは小さいが、シンプルブローバックSA/DAトリガーシステムを採用。フレーム後部にサムセイフティ、グリップ下側にマガジンリリースボタンがある。トリガー上部のチップダウンレバーを操作すると、フレーム先端部を軸としてバレルがテイクダウンする。

 ノーマルのブラックモデル以外に、ステンレス仕様のInoxモデルがある(過去にチタニウムモデルが1500挺製造されたこともある)。

短機関銃 TDI クリス・スーパーV "べクター"


Vector SMG
610mm(692mm)
Vector CRB
895mm(978mm)
3.5kg
-S
Vector SBR
610mm(692mm)
3.1kg
Vector SDP
425mm
2.70kg
3.1kg
1100~1500発/分S/2/F
9mm×19
9mm×21
.40S&W
.357SIG
10mm Auto
.45 ACP

10/17/33/40
10/17
10/15/22/33
10/15/17
10/15/33
13/25/30
アメリカ

スイスのガンマ・インダストリー傘下の銃器メーカー・TDI(Transformational Defence Industries:現クリスアームズ)社主導により、官民共同で開発された短機関銃

 拳銃弾、特に.45 ACP弾は高いストッピングパワー消音適性を持つ反面、発生する射撃時の反動も大きいため、軽量な銃で制御するには難しいとされていた。TDI社では法執行機関や軍組織向けの新しい低反動短機関銃を設計しアメリカから販売するため、M1トンプソンM10などの.45口径短機関銃に関する開発・実戦データを蓄積しているアメリカ陸軍ピカティニー造兵廠の開発研究部門・ARDECとの提携を行い、2006年より開発がスタートした。

 この共同研究により生まれたのが、本銃最大の特徴である「クリス・スーパーV;KRISS Super V System(KSVS)」という反動吸収システムである。このシステムでは、銃のボルトが下方向に動く可動ウェイトに接続されている。発砲時、ボルトが後退するとそのエネルギーは可動ウェイトにより下方向に変換され、これが通常生じる上方向の反動エネルギーと相殺される仕組みである。また、リコイルのベクトルを腕と肩で一直線に受け止めるため、KSVSにグリップフレームがピギーバック式で覆い被さり、銃身とグリップが一直線上に並ぶ特異なレイアウトとなっている。
 これらの設計により、高い反動低減効果を実現している。ARDECが行ったH&K MP5との比較ベンチテストでは9mm×19弾を使用するMP5に対して、銃口の跳ね上がりが90%減少し、伝わるリコイルショックは60%少なかった。

 製品化にあたっては、高品質な小火器用ポリマー製アクセサリーで知られるマグプル・インダストリーズが、研究用のプロトからの最終的な改設計を行った。現代小火器の定番となったピカティニーレールアンビタイプのセイフティレバーを標準で備え、銃身上のスロットにタクティカルライトを差し込むことが出来る。光学照準器との併用を前提としたフリップアップタイプの着脱式アイアンサイトは、マグプルが後に製品化したポリマー製バックアップサイト「MBUS」の前身である*1。チャージングハンドルも手前に引き出して用いるタイプで、携行時の引っ掛かりを防ぐと共に、抵抗の強いコッキングの初動を梃子の原理で行いやすくしている。
 撃発はクローズドボルトで、作動自体はディレード・ブローバック弾倉はいずれの口径モデルでもグロックのものを使用し、それらの装弾数を拡張する「MagEx」マガジンエクステンションキットが標準で付属する。基本の.45ACPモデルでは、.45ACP用13連グロックマガジンを30連へと拡張可能である。ただしこのマガジンは給弾信頼性に難があったため、現在は「MagEx25+」の名称で基本25発、最大30発という扱いの製品となっている。
 口径については基本の.45ACP仕様のほかに9mm・.40S&Wへの対応が予定されていたが、これらの口径への対応は2015年のGEN2モデルの登場を待つこととなった。GEN2モデルからはロワーレシーバーの交換で口径の変更が可能となり、対応弾薬も10mmオート弾9x21mm.357SIGが更に追加された。
 2019年には「MagEx2」の名称で9x19mm弾向けの40連拡張キット、10mmオート弾と.40S&W弾向けの33連拡張キットも登場した。
 MagEx、MagEx2共に拡張マガジンはグロック拳銃においても装填可能である。

 一方、独特なレイアウトゆえセイフティ以外のレバーやボタンは、基本的に左手側で操作する前提となっている。マガジンリリースもマガジンハウジングを把持した手で操作する関係上、リリースしたマガジンを手で把握することは難しくなっている。このため、サードパーティからは延長マガジンリリースも販売されている。

 販売・製造は全て現クリスアームズ社が行っており、バリエーションは主に軍・法執行機関向けのSMGと、セミオートオンリーとした以下の市販モデル3種がある。サイレンサー風のシュラウドを持つ16インチバレルを備えたカービンモデルのCRB(Carbine Rifle Barrel)と、SMGと同じ5.5インチバレルのSBR(Short Barreled Rifle)。ストックレスのピストルモデルのSDP(Special Duty Pistol)である。
 初期モデルではSDP以外のモデルには共通のフォールディング・ストックを備え、CRBモデルのみフォールディング及びコラプシブルストックが禁止されている州*2ではオプションパーツの固定ストックが装備されていた。GEN2モデルではSDP以外のモデルは全てAR15用ストックアダプター及びストックが最初から装着されている。
 セレクティブファイアのコンプリートモデルのラインナップは9mmと.45ACPのみであるが、ロワーの交換で他弾薬でもフルオートで使用可能である。

製品化にあたっては、高品質な小火器用ポリマー製アクセサリーで知られるマグプル・インダストリーズが、研究用のプロトからの最終的な改設計を行った。現代小火器の定番となったピカティニーレールアンビタイプのセイフティレバーを標準で備え、銃身上のスロットにタクティカルライトを差し込むことが出来る。光学照準器との併用を前提としたフリップアップタイプの着脱式アイアンサイトは、マグプルが後に製品化したポリマー製バックアップサイト「MBUS」の前身である*1。チャージングハンドルも手前に引き出して用いるタイプで、携行時の引っ掛かりを防ぐと共に、抵抗の強いコッキングの初動を梃子の原理で行いやすくしている。
 撃発はクローズドボルトで、作動自体はディレード・ブローバック弾倉はいずれの口径モデルでもグロックのものを使用し、それらの装弾数を拡張する「MagEx」マガジンエクステンションキットが標準で付属する。基本の.45ACPモデルでは、.45ACP用13連グロックマガジンを30連へと拡張可能である。ただしこのマガジンは給弾信頼性に難があったため、現在は「MagEx25+」の名称で基本25発、最大30発という扱いの製品となっている。
 口径については基本の.45ACP仕様のほかに9mm・.40S&Wへの対応が予定されていたが、これらの口径への対応は2015年のGEN2モデルの登場を待つこととなった。GEN2モデルからはロワーレシーバーの交換で口径の変更が可能となり、対応弾薬も10mmオート弾9x21mm.357SIGが更に追加された。
 2019年には「MagEx2」の名称で9x19mm弾向けの40連拡張キット、10mmオート弾と.40S&W弾向けの33連拡張キットも登場した。
 MagEx、MagEx2共に拡張マガジンはグロック拳銃においても装填可能である。

 一方、独特なレイアウトゆえセイフティ以外のレバーやボタンは、基本的に左手側で操作する前提となっている。マガジンリリースもマガジンハウジングを把持した手で操作する関係上、リリースしたマガジンを手で把握することは難しくなっている。このため、サードパーティからは延長マガジンリリースも販売されている。

 販売・製造は全て現クリスアームズ社が行っており、バリエーションは主に軍・法執行機関向けのSMGと、セミオートオンリーとした以下の市販モデル3種がある。サイレンサー風のシュラウドを持つ16インチバレルを備えたカービンモデルのCRB(Carbine Rifle Barrel)と、SMGと同じ5.5インチバレルのSBR(Short Barreled Rifle)。ストックレスのピストルモデルのSDP(Special Duty Pistol)である。
 初期モデルではSDP以外のモデルには共通のフォールディング・ストックを備え、CRBモデルのみフォールディング及びコラプシブルストックが禁止されている州*2ではオプションパーツの固定ストックが装備されていた。GEN2モデルではSDP以外のモデルは全てAR15用ストックアダプター及びストックが最初から装着されている。
 セレクティブファイアのコンプリートモデルのラインナップは9mmと.45ACPのみであるが、ロワーの交換で他弾薬でもフルオートで使用可能である。

 より小型化された「K10」モデルや、クリス・スーパーVを搭載した「KARD」拳銃などの製品も開発が進められている。過去には小銃弾モデル、.50BMGモデル、12ゲージ散弾銃モデルなども設計されていたようだが、実用化には至らなかったようだ。

 生産モデルは「べクター」という名称が与えられたが、開発中はメーカーでは「XSMG .45ACP」の名称で呼ばれていた。内部機構のクリス・スーパーVという名称が開発当時からのガンファンにとっては馴染み深いようである。ちなみにクリスとは、炎のような波打った刃の意匠で知られるインドネシアのナイフである。

FN40GL-L1

F2000
694mm
3.6kg
5.56mm×45
30S/F
ベルギー
F2000+GL
727mm
4.6kg
5.56mm×45
30S/F
40mm
1-
FS2000
739mm
3.4kg
5.56mm×45
10/30S

 FN社が2001年に発表したブルパップ突撃銃。米国のOICWに類似したコンセプトのライフルである。
 IWS(Integrated Weapon System:統合火器システム)とも呼ばれる本銃は、その名の通り各パーツをユニット化する事で、用途に応じた各種装備の変更を容易かつ迅速なものにしている。フォアエンド部には各種アドオンが用意されており、40mmグレネードランチャー(GL1)や、LAMピカティニーレールなどが無加工で装着できる。また特筆すべき装備として、FN社がフィンランドのノプテル社と共同開発した光学電子FCS(Fire Control System:火器統制装置)内蔵のエイミングモジュールがある。内蔵されたレーザー測距儀が、照準器で捉えたターゲットまでの距離を自動測定し、GL1擲弾発射器の発砲時に射手に対して適切な発射角度を指示してくれる。
 機関部がストック内にあることから、構えた時に射手の顔付近に排莢孔が位置していたそれまでのブルパップ式の欠点を克服すべく、空薬莢をバレル上部のチューブを経て右前方へと送り出して排出するフォワードイジェクション方式としている。これによって射手が左右どちらで構えても、排莢を気にすることなく安全に射撃できる。
 排出チューブ内は空薬莢5発ぶんのスペースがあり、6発目で外へと押し出される寸法だが、内部にストッパーなどは無く、銃口を下に傾ければ自重で空薬莢が滑り落ちて排出される。このため、セミオートで筒先を上下に散らしながら射撃を行っていると、発砲はスムーズなのに排莢はまるでジャムを起こしたかのように不安定な見掛けとなる*1
 また、薬室と排莢孔の位置が大きく離れたため、従来のように排莢孔から薬室の装填/未装填を目視確認することが出来ない。このためチークピース前方に跳ね上げ式カバー付きの点検孔が別途設けられた。
 トリガー周りの設計はP90のものを踏襲し、トリガーの引き具合でセミフルを選択できるプログレッシブ・トリガーと、その下部にマニュアルセイフティを兼ねた円盤形トグルセレクターを備える。
 マガジンはNATO標準のM16互換だが、マガジン内の最終弾発射後に自動でホールドオープンさせる機能は無く、再装填後はコッキングが必要。ボルトを後退位置で固定するには、G3シリーズのようにコッキングハンドルを引いてノッチにひっかけておく仕組みだ。マガジン挿入孔には装填したマガジンとの隙間から塵芥が侵入するのを防ぐシーリングが施されたため、マガジンリリースを押しただけではマガジンがシールガスケットとの摩擦で抜け落ちず、マガジン前方のリリースボタンを押し上げるようにしてマガジンを掴んだのち引き抜く操作が必須である。ただしガスケットは着脱式なので、外しておけばリリースを押すだけでマガジンを自重で落とすことができる。

バリエーションとしては専用の1.6倍率スコープを備えたモデル(上掲写真)を標準とし、スコープとカバーを廃して着脱式フロントサイトを装備した「F2000タクティカル」、キャリングハンドル兼用の底上げされたトップレールレシーバーを持つ「F2000S」、アメリカ民間市場向けの16インチバレル・セミオート限定仕様のスポーターモデル「FS2000」が存在する。標準モデルではスリングスイベルの位置が悪く、スリングを右利き用にかけるとガスポートから出る熱風がスリングを直撃してしまうという欠点があったが、F2000タクティカルではスイベルの位置が改善された模様。

 主に特殊部隊などの限定的な装備として十カ国で採用され、この中で主力小銃として採用した組織はサウジアラビア軍とスロベニア軍(両軍ともF2000S)のみに留まっている。FCS搭載型モデルの採用例はない。リビア、イエメン内戦での使用が確認されている。
 2019年には、FNハースタル及びFN USAの公式サイトから、F2000のページが削除されている。

GL1
727mm
(F2000+GL1)
4.8kg
(F2000+GL1)
40mm×46
1
ベルギー
FN40GL-L
642mm
(SCAR-L+40GL)
4.66kg
(SCAR-L+40GL)
FN40GL-H
712mm
(SCAR-H+40GL)
4.98kg
(SCAR-H+40GL)
FN40GL-S
528mm
(スタンドアローン)
2.92kg
(スタンドアローン)

 FN社が、F2000装着用ランチャー「GL1」をベースにSCAR用に開発した、アドオンタイプのグレネードランチャー。「EGLM」は、"Ergonomic Grenade Launching Module"の略称。USSOCOM採用モデルの名称は「Mk.13 Mod 0」。
 従来の物と異なり、EGLMのトリガーは、装着先であるライフルのトリガー真下に位置するので、発砲のさいにグリップを握りなおす必要が無いのが特徴。撃発機構は、コッキング操作の不要なダブルアクションとなっている。
 擲弾の装填・排莢のさいは、M203のように砲身を前方にスライドさせたうえで、さらに左右にサイドスイングが可能である。これによって射手の利き手を問わず、砲身のスライド量を超えるサイズの弾種も使用することができる。

 SCAR-LとHのそれぞれのモデルがあり、カラーバリエーションもブラックとTANカラーの2種類がある。また、スタンドアローンタイプの「FN40GL-S(伸縮ストック付)」もある。

ベネリ M4 スーパー90(US M1014)

1041mm
3.82kg
12ゲージ
6/7+1
S
イタリア

 1999年にベネリ社が開発した軍用向けの次世代散弾銃

 これまで軍用散弾銃は信頼性などの関係からポンプアクションなどの手動式が長らく使われていたが、1998年にアメリカ軍の兵器研究機関であるピカティニー造兵廠が 『アメリカ軍は新たに12ゲージ半自動散弾銃を欲している』との要望を発表。この要望に対して散弾銃の製造には定評のあるベネリ社が手を挙げ、自動式散弾銃の開発に着手する。
 散弾銃特有の問題であった散弾発射時の燃焼塵による回転不良の解決には、燃焼時のガス圧を調節して確実に次弾を装弾させるA.R.G.Oシステム(Auto Regulating Gas Operated-System:ガス圧自動調節器)を開発し、後にアメリカ軍が発表した次世代散弾銃に対する要望書JSCSにも適応した散弾銃を作り上げた。これが『M4スーパー90』である。

 本銃は業務提携先であるH&K社と共同でアメリカ軍の次世代散弾銃トライアルに提出された。
 1999年4月にXM1014の名前でアメリカ軍に仮採用され、導入試験の結果、2001年11月にはテストコードの"X"が取れM1014の名前で本採用。現在2万挺ほどが海兵隊に導入されている。

ブレーザー R93LRS 2

プレステージ
1016mm
2.99kg
5.56x45mm
7.62x51mm

3
ドイツタクティカル
21130mm
5.4kg
7.62x51mm*1
5
LRS 2
4.76kg
4
タクティカル 2 (.300WM)
1150mm
5.4kg
.300 Win Mag
4
LRS 2 (.300WM)
4.76kg
タクティカル 2 (.338LM)
1190mm
5.8kg
.338 Lapua Magnum
4
LRS 2 (.338LM)
4.76kg

 ドイツのブレーザー*2社が1993年に開発した、狩猟用の直動式(ストレート プル)ボルトアクションライフル

直動式ボルトアクションは、ボルトハンドルを手前に引くだけで次弾の装填ができるというもの。動作に掛かる時間の短縮に加え、スコープから目を離す必要がなく射撃精度も上がる。速射性はセミオートに近く、連射時の精度は通常のボルトアクション以上と良い所取りの銃だったが、過去世に出た直動式ライフルと同じくあまり目立つことはなかった。

 ところが1997年、ブレーザー社はスイスのシグ社の傘下に入ったことをきっかけに、同じ傘下のヘンメリー社と狙撃用のR93 タクティカルを共同開発することとなる。従来型のレシーバーを廃し、アルミ合金のシャーシに、フォアエンドやバットストックを取り付けるというモジュール構造を採用。
 テストとして一年半の間、この新しいR93を使わせた射撃チームが各種競技会で上位を独占。これを受けたシグ社はそれまでのSSG-3000に代わる狙撃銃として、R93 タクティカルの製造を開始する。
 R93 タクティカルの改良型として、競技スポーツ用のLRS 2(Long Range Sporter 2)、公的機関用としてフラッシュハイダーバイポッドを装備したタクティカル 2があり、後者はフランス国家警察特別介入部隊(RAID)やオーストラリアの豪特殊作戦任務部隊(SOTG)などで運用されている。

 なお、このR93シリーズのもうひとつの特徴としてクイックバレルチェンジシステムがある。バレルとボルトヘッドの簡単な交換で様々な弾薬を使い分けることができ、タクティカル 2/LRS 2なら.338LMを除いた4種類、スタンダードモデルなら16種類の弾薬を使用可能となる。

「ガン・エフェクトだ!以上が伊丹せつなの銃だ次は川口よういちだ」

ストレイヤーヴォイト インフィニティ.45 ACP

モデルによって様々
.45 ACP
.400 Corbon

10/12/13/14/18+1
アメリカ
.40 S&W
10mm AUTO
9mm×25
.357 SIG

10/15/17/21/24+1
9mm×21
9mm×23
.38 ACP

17/19/23/29+1

アメリカのカスタムショップ、ストレイヤー・ヴォイト(現インフィニティ・ファイアアームズ)が製作するガバメントクローンのレースガン(競技用自動拳銃)。1911系のカスタムガンながら、そのパーツの大半はSV社内で独自に製作されたものであり、他の1911系カスタムショップとは一線を画したモデルとなっている。

 SVが供給するインフィニティのフレームには、シングルカラムの「トラディショナル・フレーム」と、ダブルカラムの「コンペティション・フレーム」の二種がある。両フレームにみられる、インフィニティシリーズを特徴付けるスライド前端まで延長されたダストカバーは、"IED(インフィニティ・エクステンデッド・ダストカバー)"と名付けられ、SVの経営者であるサンディ・ストレイヤーが、最大手のカスタムメーカーである「STI」に在籍した時代にデザインしたものである。なお、STIは同様のダストカバーデザインの「エッジ」を、1997年に発売しており、現在も多くのIPSCシューターに供給している。
 トラディショナル・フレームは、IED等を除けば、その名のとおり従来の1911フレームである。いっぽうコンペティション・フレームは、STI時代にストレイヤーがデザインした、独特のダブルカラムフレームで、スチール製フレームとポリマー製のグリップ/トリガーガードを組み合わせたものだ。射手のオーダーに応じて様々な組み合わせが可能で、カスタム性に富んでいる。ちなみにトリガーグループはグリップ側に組み込まれているため、交換は容易。同様のダブルカラムフレームをSTIも供給しており、SVもSTIからパーツの供給を受けているとか。
 トリガーやハンマーの形状も特徴的で、何やらおもちゃのピースを組み合わせたようにみえる。SVがインターロッキング・トリガー・システムと名付けたこの仕組みにより、パーツを組み替えるだけで、ストロークなどを変更することが可能である。トリガーグループだけでも15種類、ハンマーも約10種類が用意されている。

 インフィニティのスライドは、オーダーによって(もしくは購入者自身の手で)各種後加工を施すことが前提のため、素の状態ではセレーションはおろか、サイトカットも「INFINITY」のロゴ以外なにも施されない。これらは注文時にリクエストすれば問題ない(日本に住んでいる限り全く関係ないが)。セレーションにもいくつかパターンがあって、直接彫りこむのと、彫りこまないタイプがあり、上の写真のタイプは「ソウトゥース・リア・セレーション」というオーソドックスなもの。

 写真のモデルは、ブラックの6インチレイルドフレーム、グリップにはシグナチュラ・グリップテープ、5.1ガバメントスライドなどを搭載したオリジナルチューンである。

1911
シングルスタックフレームに、5.1インチのガバメントスライド、6インチのロングスライド、もしくはガバメントスライド(専用6インチガバメントフレームを使用する)を搭載したモデル
コンペティションコンペティションフレームを使用するモデル。基本は1911モデルと同じ。
IED
IEDフレームを使用するモデル。
コンペティションフレーム仕様では、スコープマウントを搭載するためのねじ穴などがあるタイプも存在する。
ハイブリッド
俗称(?)。リブバレル*2にガスポートを開け、コンペンセイターの役割を持たせたものを搭載したモデルの総称。STIも同様のデザインをもつ「ハイブリッド」を発表している。コンペンセイターが一体化したモデルもある。
コマンダー
4.3インチスライド、デューティフレームを搭載したモデル(本家コマンダーモデルに相当)。
オフィサーズ
3.9インチスライド、コンパクトフレームを搭載したモデル(本家オフィサーズモデルに相当)。
コンパクトキャリーTiki”ティキ”
デューティフレーム(シングル、コンペティション)にティキスライド(スライドトップにサイティング用の溝を掘る、角を丸くするなどして、引っかかりを無くした)を搭載したモデル。
ハイブリッド仕様のバレルを装備したモデルや、携帯性を重視した、チタンスライドモデルも存在する。
ティキモデルには、スライド右面に”Tiki"の刻印が施されている。
ブルズアイ
スライド自体にスコープを搭載できるように、トップスライドプロファイル加工を施したモデル。

FN FNP-45

FNP-9
189mm
693g
9mm×19
10/16+1
ベルギー
アメリカ
FNP-9M
180mm709g
9mm×19
10/15+1
FNP-357
189mm
700g
.357 SIG
10/14+1
FNP-40
189mm
760g
.40 S&W
10/14+1
FNP-45
200mm
941g
.45 ACP
10/15+1

 「FNP」は、FN社が2003年に発表した、ポリマーフレームピストル。同社が2000年に発表した「フォーティ・ナイン(Forty-Nine)」を祖とする拳銃である。

 原型となったフォーティ・ナインが、グロックに似た変則ダブルアクショントリガー・ストライカー撃発方式のポリマーフレームオートであったのに対し、FNPは露出ハンマー方式のオーソドックスな撃発メカニズムを採用し、ダブル/シングル兼用のトリガーアクションをもつ。エルゴノミクスデザインを採用し、デコッカーを兼ねたマニュアルセイフティとマガジンリリースボタンアンビ仕様。アクセサリーレールの有無も選択可。グリップはバックストラップ交換式で、好みに合わせてグリップの太さが変えられる。
 特殊部隊などのプロフェッショナル向け仕様という触れ込みで、当初は軍・法執行機関にのみ「FNP-9M」という9mm口径のコンパクトモデルが供給され、2005年4月には、ベルギーのヘンク警察がFNP-9とFNP-9Mを購入している。
 民間市場には、FNのグループ企業であるブローニングアームズから「ブローニングPRO」の名称でフルサイズの各種口径のモデルが発売された。2006年には、FNからもFNPの名称のまま各種口径のモデルが発売され、原型であるフォーティ・ナインよりも大きな成功を市場でおさめた。

2010年には、FNPの後継となる「FNX」が発表された。アメリカ軍の次期制式サイドアームトライアル(JCCP)に参加した過程で開発された「FNP-45 JCP」からのフィードバックから生まれた拳銃だが、この名称はアメリカ市場向けのもので、ヨーロッパ市場ではFNXではなく、FNPの名称を引き継いで販売される模様だ。

 ちなみに、大元であるフォーティ・ナインは、2008年にすでに生産終了となっていたが、2011年にはFNXをベースにしたストライカー方式の「FNS*1」が登場している。
 2017年には、米軍MHSトライアル向けFNSを法執行機関向けに小改良した「FN509」が発売されている。4インチバレルでブラックカラーの通常モデルの他、サプレッサーマウントを備える4.5インチバレル、サプレッサーに対応する底上げしたサイト、FDEカラーのボディを持つタクティカルモデルがラインナップされている。対応弾薬は2018年8月現在9mm×19のみである。

ベレッタ 9000S F

9000S F
168mm
755g
9mm×19
12+1
イタリア
785g
.40 S&W
10+1
9000S D1
68mm
730g
9mm×19
12+1
760g
.40 S&W
10+1

 イタリアのベレッタ社が開発した民間向けのコンパクトピストルで、護身用として設計された。ベレッタ初のポリマーフレームピストルでもある。著名な工業デザイナー・ジウジアーロによる流線形の先鋭的なエルゴノミクスデザインとしながら、同社の8000から一転、伝統のオープントップスライドを再び採用している。
 
 9000Sには、トリガーアクションの異なる2タイプが存在する。タイプFはコンベンショナルダブルアクションで、フレームの両サイドに配されたマニュアルセイフティはデコッキングラッチを兼ねている。一方タイプDはダブルアクション・オンリーであり、デコックはもちろんマニュアルセイフティも無い。F、D両タイプとも9mm×19.40 S&Wの、2種類の口径のモデルが用意されている。

 市場での受けが今ひとつだった8000の反省を活かしたはずの9000Sだったが、こちらも評価は芳しくはなかった。
 しかし、のちの2005年に市場へ送り込んだ新型ピストル「Px4 Storm」では、ベレッタは従来的なデザインと機構へ回帰することなく、8000譲りのロータリーバレルと、本銃と同様のジウジアーロデザインを再び採用している。
 2010年時点では、ベレッタ社のサイトに9000Sの名は無く、カタログ落ちしてしまっている模様。

フランキ スパス15

750(1001)mm
3.90kg
12ゲージ
6
イタリア

 スパス12の後継となるべく、1986年に開発されたマガジン給弾式散弾銃

 スパス12同様にセミオートポンプアクションの切り替え機能は健在。切り替えボタンはフォアエンドの上側に移動している。
 更に、一発一発送りこむしかない従来の固定チューブラー式マガジンから、シングルカラムの着脱ボックスマガジンへ変更され、手早くフル装弾が行えるようになった。

 重量を抑えるためか、レシーバーにはアルミ合金を、マガジン材質にはプラスチックが採用されている。
 上部キャリングハンドルにはマウントレールを搭載し、各種アクセサリーを搭載可能になっている。
 銃身先端にはネジを切ってあり、散弾の散開をさまざまに変えられるホリゾンタル・バーチカル・ディバーターというアタッチメントをつけられるようになった。
 開発当初は固定ストックだったが、後に折りたたみ式に変更され、スケルトンストックを備えるモデルも追加された。
 セイフティは通常のものの他、グリップセイフティも配置されている。

 マガジンには弾種の切り替えを容易にするため、スパスシリーズ用に開発された通常弾(赤)と低致死性弾(緑)を装填して使い分けるための赤・緑のマーキングが施されたモデルも用意されていた。*1

 イタリア軍やセルビア軍、アルゼンチン、ブラジル警察等に採用されている。

H&K G36C

G36
758(999)mm
3.63kg
5.56mm×45
10/30/100
750発/分S/F
S/2/F
ドイツ
G36K
615(860)mm
3.0kg
G36C
500(720)mm
2.8kg
SL8980mm(固定ストック)
3.9kg
5.56mm×45
10-S

 1995年にドイツ連邦軍に採用された、ドイツのH&K社が製作した突撃銃

 H&K社は西ドイツ時代の1970年代から、G3に替わるドイツ連邦軍の次世代制式小銃としてG11の開発を行っていた。G11はドイツが再統一された1990年には生産可能な段階に入っていたのだが、複雑な機構を採用したための問題も多く、またソ連崩壊による冷戦終結などの世界情勢の変化もあって、ドイツ連邦軍はG11の採用をキャンセルする。
 時勢に乗り遅れた連邦軍は、新NATO制式弾である5.56mmのSS109弾を使用する方針へ転換したものの、NATO共同作戦時にフランスのFAMASを使うことを余儀なくされるなど、早急にG3に替わる後継銃を必要としていた。これに対しH&K社は、G3の派生形である5.56mm小銃「HK33」などを提案したが、連邦軍は次期制式小銃としてより高い機能性・軽量さを求めたため、「シンプルかつ信頼性の高い突撃銃」をコンセプトとした新型銃の開発に踏み切った。
 「HK50」として開発されたこの銃は、トライアルでHK33やオーストリアのステアー AUGなどと性能を競い、これに勝利。1995年に「G36」の名称で採用され、1997年から配備が開始された。

G36H&K社が長らく重用してきたローラーロッキングによるディレイドブローバック方式から、現在の主流であるシンプルなターンボルトロッキングとガスオペレーションに変更。フレームはプラスチックを多用して軽量化に努めている。マガジンも半透明のプラスチック製として残弾数を一目瞭然にし、ケースと一体成型のラッチを設けてクランプやクリップ無しにマガジン同士の連結を可能としている。ただしマガジンは独自規格であり、NATO標準規格のM16用マガジンは装填できない。また、G3シリーズ同様、マガジン内の最終弾を撃ったのちにボルトを自動で後退位置にホールドする機能は無く、ハンドルをコッキングしてボルトを手動で後退位置にホールドするためのボルトキャッチボタンがトリガーガード内に設けられた*1
 キャリングハンドルは、光学サイト*2内蔵のものと、上面をマウントレールとしたタイプが用意され、いずれにも必要に応じてナイトビジョンサイトが装備可能である。
 G3系列と異なりOTB(上陸作戦)遂行能力も備え、防錆不要のプラスチック部品の多用により耐候性・生産性も高く、安定した精度と信頼性を持つ、シンプルながら優れた性能を持つ完成度の高い突撃銃となった。

G36はドイツ連邦軍のみならず、対テロ専門部隊であるGSG9を含む国境警備隊にも配備されている。ドイツ国外では、スペイン軍やフランス国家警察のRAIDやGIPN、イギリス警察などが制式採用し、イラク派遣やPKO/PKF、対テロ作戦や凶悪犯逮捕作戦などの際に実戦投入されている。アメリカでもごく一部ではあるが、SWATMP5に替わる突入用装備として配備された。
 現在では後発のHK416の採用も増えつつあるものの、最新のアジャスタブル・ストックモデルや、これを装着した旧モデルなどの使用例も見られる。

一方でアメリカのM16同様、プラスチックを多用した外観は一部の兵士からは不評を買い、信頼性で劣るなどとも噂された。当初はあくまで噂でしかなかったものの、2000年代の中東地域への派兵を経てからは、高温の地域では連射後に照準(ゼロイン)が狂うという事例が報告されるようになった。調査を行ったドイツ連邦軍は、連射による銃身の過熱によってレシーバーの銃身基部付近が変形し命中精度が低下するとの報告を出し、2014年6月に発注を停止している。
 2015年にはドイツ政府がH&K社に賠償責任を問う訴訟を起こし、一大スキャンダルに発展した。翌2016年には、G36は納入契約時の要求仕様を現在も満たしており、突撃銃としての機能に問題はないとしてH&K側が勝訴している。しかしドイツ連邦軍の方針は変わらず、2017年には次期制式ライフルコンペティションが発表され、H&K社は本銃及びHK416で培ったノウハウを活かしたHK433を提示している(なお、2020年9月の段階ではG36後継としてハーネル社のMK556(ガスピストンAR15クローン)が指名されている)。

 2014年には新たな民間向けモデルとして、ヨーロッパ向けの「HK 243」とアメリカ市場向けの「HK 293」が登場している。以前の民間モデルSL8と異なりC、K、S(スポーター、標準モデル)、L(ロングバレルモデル)の4種類のバレル長と2種類のフォールディング・ストックをラインナップに備え、AR15マガジンが使用可能となっている。また、これと同時にAR15向けにG36風の半透明マガジンもH&Kから発表されている。

G36
基本型。ドイツ軍バージョン(英:standerd German army version)とも。
キャリングハンドル内蔵のスコープの倍率は3倍。その上にコリメーターサイトを載せたモデルや、
ピカティニーレールを追加したモデルも採用されている。
G36E
G36の輸出(Export)版。キャリングハンドル内蔵スコープの倍率は1.5倍
G36V
G36Eの現行型
キャリングハンドル上面をマウントレール化し、内蔵スコープを廃止
折畳みに加え、伸縮も可能なVストックG36K機動性の向上などを目的として銃身を短くしたカービンタイプ。
「K」はドイツ語で「短い」という意味のKurz(クルツ)から。
G36KE
G36Kの輸出版。G36Eと同様の輸出型1.5倍スコープ内蔵キャリングハンドルを装備。
G36KV
G36KEの現行型、もしくはG36Vのショート版。
G36C
最も銃身が短い、短機関銃サイズのモデル。「C」はコンパクトの意。
初期はCommandoの略としていたが、既にコルト社の突撃銃としてCommandoが存在していたため、Compactに変更された。
G36A2
ドイツ陸軍仕様のG36をアップグレードしたモデル。
光学サイト内蔵のキャリングハンドルを、従来のデュアルコンバットサイトから、スコープ上面にピカティニーレールを設けたものとし、
カールツァイス製Z-ポイントを標準装備。
ストックは、ボディアーマーやタクティカルベストの着用時に支障が出ないよう、G36Cと同じショートタイプに変更。
側面と下部にピカティニーレールを有する新型ハンドガードを装備。
エリコン製LLM01用の切り替えスイッチ付きグリップを装備。
MG36
G36
をベースに、分隊支援火器としたモデル。ベータ社のCマグバイポッドが付属している。
ドイツ国内版のキャリングハンドル&3倍スコープ+コリメーターサイトを装備。
MG36E
MG36の輸出版。輸出版の1.5倍スコープ内蔵キャリングハンドルを装備。
SL8
アメリカの民間市場向け輸出型(スポーターモデル)。
銃身はフラッシュハイダー無しのストレートタイプ
固定式のサムホールストック
ハンドガードに放熱用の穴が無い。
本体カラーがライトセージ。
SL8-6
SL8のブラックカラー版。こちらはG36と同じ片側6つの放熱穴がある。
R8
H&K オーストラリアが独自に設計したSL8の改良版。外観はSL8-6とほぼ同じ。
SL9SD
SL8をベースに、狙撃銃として再設計されたもの。専用の7.62mm×37弾を使用する。
FX-05
シウコアトルメキシコで開発された突撃銃。特徴がG36に酷似していたため違法コピーではないかと当時話題になった。
2007年2月にメキシコ国防省(SEDENA)とH&K側が会談を行い、
H&K側が「あくまで異なる銃器である」という見解を示したため、問題は解消された。
現在FX-05はシルエットからの誤解を避けるため、
キャリングハンドルを廃し、レシーバー上のマウントレールに光学照準器を装着している。

PGM ヘカートII

1380mm(ストック伸長時)/1140mm
13.8kg
12.7×99mm
7
フランス

 フランスのPGMプレシジョン社が開発、製造しているウルティマラティオの最大口径モデル。NATO標準の重機関銃弾薬である.50BMG(12.7×99mm)を使用するボルトアクション対物ライフルで、約1800m以上での射撃を想定して設計されている。
 1993年の発売以来、フランス陸軍で『FR-12.7(12.7mm口径ボルトアクションライフルの意)』の名で採用され、アフガン戦争等で使用されている。2000年代前半までは、他のウルティマ・ラティオシリーズと共に、ベルギーのFN社からFNのブランドで販売されていたが、現在はPGMプレシジョンが、自身のブランドで販売を行っている。

 ストックは着脱と伸縮が可能で、調整式チークレストと伸縮と折畳み可能なモノポッドを有する。フロントのバイポッドと合わせて、安定した三点支持が可能だ。オプションでウッドグリップ/ストックも用意されており、こちらを装着したへカートIIの写真もよく見られる。銃身はフルートが施されたフルフローティングで、大型のマズルブレーキが備わっている。照準用の光学機器は標準装備されたピカティニーレールを介して着脱可能である。

B&T GL-06

BT-31000
385(590)mm
2.15kg
40mm×46
1
スイス

 スイスのB&T社が開発した中折れ式シングルショットランチャー。ヨーロッパの警察機関向けに販売されている。
 M79HK69といった旧来のスタンドアローン発射器よりも軽量かつコンパクトで、銃身とフォアエンド部に合計4本のピカティニーレールを搭載するなど、汎用性に富んだ仕様である。また、トリガーはダブルアクションオンリーで、安全性と即応性に優れたものとなっている。同社のAPCなど同様、エイムポイント社のリフレックスサイトが装着・調整された状態で出荷されるため、購入後すぐに運用を開始可能である。

 GL-06は、点目標を精確に狙撃できる性能を持つという。これは、本銃が投入されるであろう暴徒鎮圧作戦において、暴徒集団の中から的確にリーダーや煽動者を択び出し、投石や火炎瓶などが届かない遠距離からこれらのターゲットを排除できるということである。フランス警察は数ヶ月前に別のランチャーを購入していたにもかかわらず、新規に7000挺のGL-06調達を決定したということで話題となった。
 バリエーションとしてフレームが黄色に着色された低致死性/非殺傷弾用モデルの「LL-06」がある。

「ガン・エフェクトだ。これが川口よういちの銃で次は助監督.............じゃないや!大谷真美の銃」

CZ P09

CZ P07
185mm
800g
9mm×19
9mm×21
.380 Auto
.40 S&W

15/17+1
15/17+1
15+1
12/15+1
チェコ共和国
CZ P07 SR
207mm
9mm×19
15/17+1
CZ P09
208mm
890g
9mm×19
.40 S&W

19+1
15+1
CZ P09 SR
230mm
9mm×19
19+1

 チェコ共和国のチェスカー・ゾブロヨフカ社が2013年に開発した、ポリマーフレーム自動拳銃。同社のCZ75の派生型であるが、オメガトリガーシステムという従来のCZ75に比べて少数のパーツで構成したトリガー機構を採用し、トリガープルや信頼性が向上した。先行のポリマーフレームモデルである「SP-01」に比べ、スイス製のCZ75クローンであるスフィンクスSDPのような角張ったデザインとなっている。

 バックストラップ交換式のグリップを備え、パーツの交換によってマニュアルセイフティデコッキングレバーに変換できるようになっている。当初はコンパクトモデルのP-07"デューティ"のみだったが、のちにフルサイズのP-09が登場した。弾薬は9mm×19.40S&Wの二種に対応している。

 海外の軍、警察に向けて輸出が行われており、近年ではハンガリー軍が購入したほか、ケニア警察などでも採用例がある。

FN SCAR HAMR (M249)

SCAR-L
612(838)mm
3.28kg
5.56mm×45
20/30
S/F
ベルギー
アメリカ
FNAC
629(861)mm
3.12kg
HAMR
685(876)mm
4.62kg
SCAR PDW
520(632)mm
2.49kg
SCAR-SC
536(653)mm
3.15kg
SCAR-H
798(1021)mm
3.51kg
7.62mm×51
20
SCAR-H TPR
1028(1079)mm
4.84kg
S

米軍SOCOMが要求したSCAR(Special operation forces Combat Assault Rifles)計画に基づき、FN社が2003年のSOCOMトライアルに合わせて開発した特殊部隊用次世代突撃銃
 SOCOMの要求通りAR15(M16)系統の操作系に加え、5.56mm版の「SCAR-L(Light)」と7.62mm版の「SCAR-H(Heavy)」の二種が用意され、各パーツを共通化した事で操作・整備が同じ手順で行える利点がある。
 両モデルとも銃身長が変換可能であり、FN社ではそれぞれSTD(標準バレル)、CQC(ショートバレル)、LB(ロングバレル)とラインナップしている。
 動作方式はショートストローク・ガスピストン方式。AR15系と同様のローテイティングボルトによって薬室を閉鎖する。ピカティニーレールをトップに持つレシーバーはハンドガードまで一体化したモノリシック構造で、ハンドガードは3面にレールを備える(下面のレールは銃身基部に固定)。セレクターとマグリリースボタンはアンビ仕様で、コッキングハンドルは左右に付け替え可能になっている。一方、AR15系と異なりハンドルはボルトキャリアに固定され、射撃の際にも前後動する。ハンドルへの接触防止用として銃身基部付近のレシーバー左右に黒いブロックが設けられているが、マガジンハウジング付近を保持して射撃を行った際、射手が添え手の指をぶつける事例は絶えない模様。民間市場ではハンドルを非連動化する対策アップグレードが2021年から供給されている。
 マガジンはLがM16互換、HはFALをベースとした専用のものとなっている。ストックは伸縮・折り畳みが可能で、高さ調節可能なチークピースも標準で備える。折畳みの際は角度が若干オフセットされるため、排莢孔を塞がない。バックアップサイトは前後共に折り畳み式。ガスレギュレーターを備え、サプレッサー使用時にはガス流量を最適化することができる。
 また、専用のアドオングレネードランチャーとしてFN40GLが開発されている。M203AG36と異なり、ハンドガードの交換無しにレールに直接着脱可能となっている。

 LとHのアッパーレシーバーを外見から見分けるのは非常に難しいが、Hの方が若干全体として大きいほか、シェルディフレクターはLはレシーバーに対して垂直に突き出た形状なのに対し、Hはレシーバーに沿った平行な形状となっている。使用弾薬についてはマガジンハウジングの形状や、取り付けられているフラッシュハイダーの長さ(5.56mmであれば短い、7.62mmであれば長い)で容易に判別できるが、5.56mmコンバージョンキットを組み込んだ「5.56mm仕様のSCAR-H」も運用されている(後述)ため、一概に「5.56mmだからL」とは言えない状態にある。
 米軍では2005年からSOCOMが本格的なトライアルを開始し、SCAR-LとHをそれぞれ「Mk.16 Mod.0」「Mk.17 Mod.0」の名称で採用した後、狙撃・支援用モデルSCAR-H TPRも「Mk.20 Mod.0 SSR」として採用した。しかし、Mk.16に関しては第75レンジャー連隊に配備されたものの、2010年にSOCOMからの追加購入が中止され、2013年末には軍全体で運用を終了している。米軍はFN社に対して「コストの割にM4から更新する明確な利点がない」と回答しており、Mk.17に運用を一本化することでのコスト削減を図ったものと思われる。
 米軍の購入中止によって一時期評価が下落したものの*1、2011年ごろからは他の組織・民間でも安定したセールスを記録している。ヨーロッパではベルギーやギリシャ、南米ではペルーなどの軍・警察特殊部隊に採用例が見られる。2020年1月にはフランス軍が新狙撃銃としてSCAR-H PRを採用した。さらに一部はメキシコの麻薬戦争にも流出しており、コロンビアでは武装勢力が所持していたドラムマガジンを装着したSCAR-Lが押収されている。

アメリカの民間市場では、SCAR-LとHはそれぞれ「SCAR 16S」及び「SCAR 17S」の名称でセミオートモデルが販売されている。
 サードパーティ製品にはAR15タイプのレシーバーに比べて短い側面レールを補う延長レール付きフォアエンドや、AR15タイプのストック用アダプター、各種ハンドガードなどが販売されている。
 SOCOM隷下の特殊部隊ではサードパーティ製パーツを用いてMk.17をモジュラーウェポンとして運用しているようで、2010年のMk.16調達中止以降は「5.56mm仕様にコンバージョンしたMk.17」が目撃されている。その他にはM110とマガジンを共用可能なSR-25マガジン対応ロワーレシーバーも目撃されている。
 なお、先述の通りHのマガジンは同社のFALのものをベースとしているが、SCAR用はグリップ性や設置時の安定性を改良するため下面の傾斜部にスペーサーをはめて全体を直方体としている他、フィードリップやマガジンキャッチなどの構造が異なる。このため双方に互換性は無いが、加工によって少なくとも装填可能とした例や、自社製ポリマーFALマガジンの改造モデルをSCAR-Hマガジンとして販売しているメーカー(Moses Mag社)も存在する。

SCAR-L
基本モデル。米軍SOCOM制式名Mk.16 Mod.0。
STD/CQC/LBのバレル長はそれぞれ14/10/18インチ。
FNAC
改良モデル。名称は「FN Advanced Carbine」の略。
着脱/折り畳み式バックアップサイト・バヨネットラグ・非連動型チャージングハンドルを備える。
米陸軍IC(Individual Carbine)計画に出展するが計画が中止。
HAMR
(FN IAR)軽機関銃モデル。名称は「Heat Adaptive Modular Rifle」の略。
ヘビーバレルを備えるほか、フルオート射撃時にはクローズドボルトからオープンボルトに変わる機構を持つ。
米海兵隊IAR(Infantry Automatic Rifle)計画に出展するが落選。
SCAR PDW
(SCAR-P)短銃身モデル。
着脱/折り畳み式バックアップサイト・6.75インチバレル・MP5風のスライド式ストック(チークピース有り)を備える。
初期モデルはSCAR-Lを単に小型化したような固定の折り畳み式フロントサイトで、より大型のスライド式ストックとチークピースを備えていた。
その後も名称がSCAR-Pとなってバレル長はSCAR-L CQC同様の10インチとなったり、現在も試作中のためか正確な仕様は不明である。
SCAR-SC
(Subcompact Carbine)サブコンパクトモデル。2017年発表。
5.56mmのみで7.5インチのバレルを備え、PDW型にもみられたチークパッド付き伸縮ストック・フリップアップサイトを持つ。
チャージングハンドルは他モデルと違い非連動式となっている。
正式に製造されていたか不明なPDW型と違い、こちらはFN本社、FNアメリカ両方のカタログに記載されている。
SCAR16S
民間用モデル。セミオートのみ。

SCAR-H
基本モデル。米軍SOCOM制式名Mk.17 Mod.0。
STD/CQC/LBのバレル長はそれぞれ16/13/20インチ。
SCAR-H PR
狙撃用モデル。PRは「Precision Rifle」の略。
20インチヘビーバレル・ロングハンドガード・着脱/折り畳み式バックアップサイト・2ステージトリガー・大型トリガーガードを備える。
セミオート仕様。
SCAR-H TPR
狙撃用モデル。TPRは「Tactical Precision Rifle」の略。
米軍SOCOM制式名Mk.20 Mod.0 SSR(Sniper Support Rifle)。
PRの仕様に加えて、ストックが固定式で前後・上下の調節幅が大きい狙撃用ストックとなっている。
米軍SOCOM納入モデルはフルオートセレクターとなっており、ロワーの交換で対応していると思われる。
北米市場では「MK20 SSR」の名称で販売。
CSR-20
狙撃用モデル。名称は「Compact Sniper Rifle - MK20」の略。
MK20 SSRをベースとして16インチヘビーバレル、AR15タイプの伸縮式ストックとアダプタを備える。
米陸軍CSASS(Compact Semi Automatic Sniper System)計画に出展するが落選。
SCAR17S
民間用モデル。セミオートのみ。
SCAR20S
MK20 SSRの民間用モデル。セミオートのみ。

セージ L6

SL6
838mm
4.8kg
37mm
6
アメリカ
GL6
864mm
5.13kg
40mm×46

 アメリカのセージ社(Sage Control Ordnance, Inc.)が開発した、6連発リボルビングランチャー。「SL6」は、鎮圧弾や照明弾などを使用する非致死性ランチャーである。
 スケルトンストックフォアグリップ、フリップアップ式フロント/リアサイトを備える。

 6連発モデル以外にも、単発式のSL1(37mm)/GL1(40mm)がある。

 特殊部隊への採用実績もあり、SL6が韓国海軍UDT/SEALでレスリーサル弾用発射器として使用しているのが確認されている。

「ガン・エフェクトだ!以上だ!尚共通武器であるFN MAGも挙げよう」

FN MAG

MAG
1260mm
11.79kg
7.62mm×51
ベルト給弾
F
ベルギーM240(B)
1263mm
12.5kg
7.62mm×51
ベルト給弾
F
アメリカ
(FN USA、USオードナンス)
M240L
1130mm
9.9kg
M240LW
1100mm
9.8kg
7.62mm×51
ベルト給弾
F
アメリカ
(バレット社)

第二次大戦後、ドイツのMG34MG42などの汎用機関銃のコンセプトを元に、FN社で1955年に開発された軽機関銃MAGはフランス語の「Mitrailleuse d’Appui Général(汎用機関銃)」の略称である。

 発火はオープンボルト、作動はロングストローク・ガスピストンで、ロッキングには信頼性に定評のあるBARのレバーロッキングを採用している。部品にはプレス加工を多用して生産性の向上と軽量化をはかっており、レシーバーはリベットで接合されたプレススチール板で構成されている。
 トリガー機構はMG42のものを採用しており、グリップ・トリガー周りはほぼ同じ外観となっている。給弾も、旧来のベルト給弾機構に見られる弾薬をリンクから後方に引き抜いたのちに前方の薬室へと押し込むスタイルではなく、MG42と同様の直接リンクから薬室へと押し込むものとなっている。下方排莢・側方リンク排出もMG42と同様だが、開発当時のベルト給弾式機関銃としては一般的な構成である。
 銃身が白熱するまで撃ち続けても確実に作動するほど高い信頼性を持ち、小隊支援用や車載用、ヘリ搭載用などに約15万挺が生産され、7.62mm弾時代の西側陣営における代表的な汎用機関銃の地位を確立した。時代が5.56mm弾へと移った現在でも多くの国で第一線火器として現役である。
 欠点としては、非常に嵩張り重いこと、また部品点数が多く整備が難しいこと、弾薬の保持が難しいこと等がある。下方排莢であるため弾薬バッグは銃の横に固定する他無くバランスが悪いことから、ただでさえ重い本銃の重量とあいまって携行に非常に不便となっている。このため、50連ベルトを銃自体に巻き付けたり、肩に下げて携行するといった運用が半数を占めている。

 イギリス軍では1957年から、ブレンガンやヴィッカース機関銃に替わって採用されており、「L7」および「L8」の制式名で、歩兵用から車両・航空機に搭載する機関銃として運用されている。
 米軍では1977年から「M240」の制式名で戦車の同軸機銃として採用されていたが、湾岸戦争以降には従来のM60機関銃の後継として、歩兵用軽機関銃としても配備されるようになった。陸軍では「M240B」、海兵隊では「M240G」と、それぞれ独自の仕様で採用されている。この他M2、M3歩兵戦闘車の同軸機銃仕様である「M240C」、ヘリや車両のピントルマウントに設置して使用する「M240D/E1」が存在する。
 また、中東での戦闘における機動力や負担減の重要性から、銃身や銃床を短縮しバイポッドにチタンを用いて軽量化を図った「M240L」や、バレット社との提携で設計自体を見直して軽量化・構造も2ピース化し大きく整備性を向上した「M240LW」が開発されている。

 なお近年では、シューターゲームの世界的流行から本銃が登場するゲームやメディアも増えつつあるが、未だに著名な作品においてもM249のように銃下部に弾薬バッグを吊り下げたモデルとして描写されているものが多い。前述通り、本銃は下方排莢であるためそれでは排莢できない(そもそも排莢口なので固定箇所も存在しない)。

これが何か?監督?

「ガン・エフェクトだ!以上だ。スタンの裏社会の他の部下の銃器はS&W M15やスミス&ウェッソン M686やUSSR マカロフ やワルサー PP やS&W M27 やコルト パイソン やS&W M29やスミス&ウェッソン M500やコルト M1911かベレッタ92Fやグロック17やシグザウエル P230やシグザウエル P225 やシグザウエル P226やイジェメック MP-443が主でショットガンもカットオフした水平二連式散弾銃やイサカ M37 やウィンチェスター M1912やフランキ スパス12でサブマシンガンもTEC-9やIMI ウージーやIMI ミニウージーやMAC M10 "イングラム MAC10"やH&K MP5K更にH&K MP7ライフルも56式自動歩槍や86式自動歩槍 やUSSR AK-47 やUSSR AKMやUSSR AK74やUSSR AKS74U やコルト AR15やコルト XM177 やレミントン M700ですよ?これは無能以下のバカ以下でも準備できるから良いんですがこれが何か?監督?」

「俺は監督だ!週刊少年ジャンプの漫画でガンアクションって『ドーベルマン刑事』や『シティーハンター』くらいなもんだろう?少年漫画でガンアクションないだろう?出来ても美少女ガンアクションだよ?だから『BLACK LAGOON』って世界で受けるの?サンタクロース感覚の悪の仕置き人でホットパンツで処女のレヴィだよ。新谷かおるの『砂の薔薇』って『エクスペンダブルズ』の女性版だから受け悪いの?こう言うのは男同士の部活感覚でやらないと行けないの?少女漫画で『エクスペンダブルズ』やっても困るだけだろう?新谷かおるって松本零士の弟子で佐伯かよのが妻だから得意ジャンル美少女なのにオタク思考に走るからオタク漫画家弟子筋多数だよ。だからオタク漫画家の理想だよ。新谷かおるってね。男の世界じゃないよ。オタクの世界だよ。新谷かおるはね。だから改稿で大事にしたのは大倉久秀と三沢一だよ。大倉久秀のモデルは広江礼威と新谷かおるで三沢一のモデルは片淵須直と難波日登志だよ。『SHIROBAKO』って企画会議無いだろう?『SHIROBAKO』ってスケジュール管理とスケジュール調整のドタバタがメインだよ?こういう企画会議って焦点に出ないだろう。それに『ホワイトバッファロー』って漫画名にも意味がある。チャールズ・ブロンソン主演の西部劇だよ?原作レイプされた映画だよ?インディアンにとって神聖な大精霊の使いである「白いバッファロー」が美少女主人公の象徴と言う意味だよ。『北へ』はソ連に亡命した女優の岡田嘉子の半生のアニメ映画これで被らないだろう。そこで文芸部?第一稿シナリオ化出来るか?」

「文芸部です。出来ます。その為の文芸部です」

「俺は監督だ例えばさあ」

文芸部「文芸部です。こうですね」

監督「俺は監督だ!そうだ」

「殺陣師だ!めんどくさいからこれでいいか?」

「文芸部です。誰か分かればいいだけの作業でバイトに任せます」

「俺は監督だ!大東流合気柔術や柳心介冑流や柳生心眼流や講道館柔道や高専柔道やフランスの柔道やシラットやカリやジークンドーや散打や日本拳法やテコンドーや少林拳や洪家拳や御殿手の映像頼む?」

「殺陣師だ!良いぜ」

大東流合気柔術

柳心介冑流

柳生心眼流

講道館柔道

高専柔道

フランスの柔道

「殺陣師だ!これは応急処置映像のみ柔道のね」

シラット

カリ

ジークンドー 

散打

日本拳法

テコンドー

「殺陣師だ!ついでにジークンドーのリードパンチも」

ジークンドーのリードパンチ

「殺陣師だ!嵩山少林拳と少林寺拳法もだ」

嵩山少林拳

少林寺拳法

洪家拳

御殿手

これが何か?監督?

「殺陣師だ!これが大東流合気柔術や柳心介冑流や柳生心眼流や講道館柔道や高専柔道やフランスの柔道やシラットやカリやジークンドーや散打や日本拳法やテコンドーや少林拳や洪家拳や御殿手の映像だ!これが何か?監督?」

「俺は監督だ!『はぐれアイドル地獄変』ってゴラクスペシャル電子版の漫画があるんだ。全てがご察し下さいの漫画だ。高遠るいって東京大学文学部卒のオタクで母親が安藤由紀子だぞ!『はぐれアイドル地獄変』って実写映画化されたんだ。制作会社セディック・ドゥでご察しだ。『天使の恋』に『リアル鬼ごっこ』シリーズだぞ!『十三人の刺客』もあるが三池崇史版だ!基本は安いから雇われるのが三池崇史だし基本は稲垣吾郎のバカ殿コントだよ。東映って賢いの?ジェレミー・トーマス製作総指揮でジェレミー・トーマスは小銭以下だよ。だから川口よういちを早稲田大学漫画研究会にする必要あったの?東京大学に受かる奴は基本は単純明快な論理思考に行き着かない奴が多いから奇人変人が多いの?『東大王』見ればクイズ王でもその後はただの人以下扱いだよ?アメリカ横断ウルトラクイズの優勝者も早稲田大学多いんだ。難物至極の論理体系の人間は一般社会からフェイドアウトされるのが常だよ。難物至極に単純明快求める人間の論理思考と思想持つの難しいのだから東京大学のオタク研究会ってアニメーションでHPあるのみだ。川口よういちって伝説の武術家だろう?難物至極に単純明快求める人間の論理思考と思想持つから小学五年生で全ての武術マスターしたって設定だ。おまけに翻浪勁や螺旋勁や纏絲勁や抽絲勁や轆轤勁や沈墜勁や十字勁や掤勁や整勁や内勁や寸勁をマスターしたんだ。そりゃ伊丹せつなと幼い頃からラブラブでないとノイローゼになるよな?ならないのは愛のなせる力か?わかっただろう?ラノベ主人公のハイスペック設定って現実では役に立たないの?一般社会からフェイドアウトされるのがラノベ主人公だよ。高遠るいってラノベ主人公のハイスペック設定人間だがお察しくださいのような漫画しか描けれないんだ。格闘技って人殺しても使えないしスポーツ極めてもその場限りの栄光だから行き着き先は精神鍛えるのみだ」

「文芸部です。そうです。精神を鍛えるのが武術の基本です。精神状態が平常でなければ武道も役に立ちません。」

「俺は監督だ!『喧嘩商売』や『喧嘩稼業』って卑怯こそ最強って理屈だろう?だったら集団リンチで武器アリなら誰でも最強だろう?その理屈?本末転倒異常だな?そりゃ?佐藤十兵衛と川口よういちの違いは佐藤十兵衛はその場しのぎ以下の悪知恵以下の策略しか立てれないまあこれが正しい『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』のフレイザークとザボエラの論理思考の思想が佐藤十兵衛でポップとヒュンケルとアバンと魔王ハドラーと獣王クロコダインと竜騎将バランと大魔導士マトリフとミスト・バーンが川口よういちの論理思考と思想だ!木田康昭もフレイザークとザボエラだ!踏みつけられて消えた」

「アタシャ助監督よ!世間から見捨てられたわね。そりゃそうよ。『喧嘩商売』や『喧嘩稼業』って『キン肉マン』のパクリ以下だからね。正直フレイザークとザボエラって現実にいるのね?踏みつけられて倒されるの」

「俺は監督だ!最初にやったの井上敏樹だよ?『鳥人戦隊ジェットマン』だよ?『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ってさあ?コメディ色豊かだよ?でも根本には欲望があるから戒めになるからね。結果としてそうだよ。特撮ってロケ地も予算も人員も限られてるから絵本の世界観が重要なの?宮沢賢治ってそうだよ?エロ自覚的だから絵本書けれるし童話も書けれるの?そうだよ?特撮って童話だよ。わかってないのが庵野秀明で真面目にSF考証した『シン・ウルトラマン』さあ?誰にも理解できないよ?庵野秀明のウルトラマン偏愛を映像化しただけ?偏ってるの?栄養によくないの?香村純子はゴミ以下だよ。『ダークナイト』で毎回それだ。メイン脚本!キャベツは栄養満点でタダじゃないからとんかつのお供にあるしソースも大事だし味噌汁も大事だし何よりご飯が美味しく炊けてないといけないの。それが特撮であるとんかつ定食だよ。だから」

朝の連続テレビ小説 ヒーリングっどプリキュア

「生きてる感じ!」

                         つづく

原作・原案 花寺のどかのダルイゼン夢調教によるロリおっぱいの神様の色情日常

出版 フランス書院

名義ないが権利版権元不明により著作権の侵害は無効の有効活用は無尽蔵以上に可能だ!タダは無尽蔵以上にOK

「俺は監督だ!とんかつ定食提供するのが監督の仕事で綾波レイを偏食キャラにしないのが務めだし碇シンジに弱さ自覚させ綾波レイに好きだ!と言わせて碇シンジと綾波レイが愛し合い成長させるのが監督の仕事だ!これもまた宮沢賢治だ!宮沢賢治は不条理だがジュブナイルだよ。だから今でも読まれてるんだ。文学部?そうだよな?」

「文芸部です。そうです。」

「俺は監督だ!魔法少女も元は少女漫画だ。少女漫画はハッピーエンドだ。『キャンディキャンディ』や『ベルサイユのばら』もハッピーエンドだ。」

『明日ナージャ』ってありましたがその『キャンディキャンディ』や『ベルサイユのばら』のような作風狙いましたが何故か記憶に残りません。ラノベも発売されましたがいつのまにやら消えました。何故ですか?

「昔ながらのアニメファンですが『明日ナージャ』ってありましたがその『キャンディキャンディ』や『ベルサイユのばら』のような作風狙いましたが何故か記憶に残りません。ラノベも発売されましたがいつのまにやら消えました。何故ですか?」

「俺は監督だ!簡単だ!少女漫画じゃないからな。クリシェなだけで少女漫画の本質の恋愛描いてないしジュブナイルとしてもお粗末だ。『ふたりはプリキュア』こそ少女漫画だしジュブナイルだ」

「昔ながらのアニメファンですがと言いますと?」

「俺は監督だ!シリーズディレクターは五十嵐卓也だ!少女漫画を知り尽くした監督でシリーズ構成金春智子だよ?少女漫画出来る体制だし名作劇場つまりはジュブナイル作れる布石だ。だが『明日ナージャ』は1900年だよ?時代考証難しいよ?パップル言ってやれ」

「セカンドのパップルですがヨーロッパで最終目的地はオーストリアよ?ロケハンの予算は?更に言えば時代考証雇う予算ニチアサにはないのよ。おまけに作画のスペシャリストのキャラクターデザインの中澤一登が雇われたのよ。必然的に作画豪勢になるわよ。ミュージカルにしたくても出来ないのよ。おまけに細田守が予算食うのよ?あの画面設計と美術と色彩設計で劇場版並みの予算でOPとEDと絵コンテ演出やるのよ?予算がいくらあっても足らない状態のよ。それでニチアサ?ラインプロデューサーに何て言えばいいの?」

「ラインプロデューサーのダンカンだ!そりゃ人事処分下るよ。視聴率も最低でバトン・ドレス・ブローチ・傘など?グッズ・担当?」

貴族を彷彿させる緑色のロングコートに紫色の服を着用し、頭部にはネジが施された黒色のシルクハットをかぶり、首元にはスカーフを身に付け、茶色のショートブーツを履いているグッズ担当がトレジャラー・ブラックに火をつける

「グッズ・担当のドクター・トラウムだよ~?この言葉が重く感じるくらい煙草が不味いよ?例えトレジャラー・ブラックでもな?何が主体のアニメだ?何が売りか言え!名作劇場なら関連グッズで儲けるのが常だ。今も昔もな?こういう場合は着せ替え人形だよ。そもそも少女漫画トレンディアニメ路線は強引なタイアップだな?スポンサーと企画会議して商品売らなきゃだめだろう?『明日ナージャ』って1900年だろう?着せ替え人形とクリームとショコラのぬいぐるみセットでしか売れんぞ?グッズ・担当はアニメの内容考えて商品にするんだ。貴族批判がしたいなら貴族の生活リサーチしろ?ジェロス!」

「サードのジェロスっす。貴族のリサーチ大変っす。監督の勧めで『バリーリンドン』観ましたっす。U-NEXTで観れますが携帯じゃ内容把握無理だからパソコンの画面で見たっす。ネットのない時代でもリサーチして貴族調べてるっす?要はアメリカ独立やフランス革命で王族滅びたから貴族になって遊ぶ必要が無いってことっす。そもそも遊んでたらその遊ぶお金の管理するのが貴族っす。庶民もなれたっす。内容考えて貴族批判?1900年なら王族のようなハーストコーポレーションあったっす。ハービー・リビングストンって新聞記者って設定生かされてないっす。もう文芸は破綻してるっす」

貴族を彷彿させる緑色のロングコートに紫色の服を着用し、頭部にはネジが施された黒色のシルクハットをかぶり、首元にはスカーフを身に付け、茶色のショートブーツを履いているグッズ担当がトレジャラー・ブラックに火をつける

「グッズ・担当のドクター・トラウムだよ~?この言葉が重く感じるくらい煙草が不味いよ?例えトレジャラー・ブラックでもな?何が主体のアニメだ?何が売りか言え!スポンサー説得するの一苦労なんだぞ」

「スポンサーだ!だから出資しないのこういうバカ企画。別のアニメやれ!変身する女の子向けアニメとしか言えん」

「プロデューサーだ!こう言うのはババを踏みやがったぜーロワイヤルストレートフラッシュ級だぜ!としか言えん関弘美は『アントニーとクレオパトラ』とハムレット選手権優勝者だよ」

「俺は監督だ!ちょっとこれが20年近く続く番組作りの例だ?何で誰も真似しないんだろうね?監督業やってればエレメントに近い企画だ。『ふたりはプリキュア』と『Yes!プリキュア5』表示してくれ」

ふたりはプリキュア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ナビゲーションに移動検索に移動プリキュアシリーズ > ふたりはプリキュア

この項目では、東映アニメーション制作のアニメシリーズ『ふたりはプリキュア』の第1作・第2作である『ふたりはプリキュア』・『ふたりはプリキュア Max Heart』について説明しています。第3作については「ふたりはプリキュア Splash Star」をご覧ください。ふたりはプリキュアジャンルアクションバトルバディ学園アニメ:ふたりはプリキュア(第1期)
ふたりはプリキュア Max Heart(第2期)原作東堂いづみシリーズディレクター西尾大介シリーズ構成川崎良キャラクターデザイン稲上晃音楽佐藤直紀アニメーション制作東映アニメーション製作朝日放送ADK、東映アニメーション放送局テレビ朝日系列放送期間第1期:2004年2月1日 - 2005年1月30日
第2期:2005年2月6日 - 2006年1月29日話数第1期:全49話
第2期:全47話その他字幕は全員オレンジプリキュアシリーズ

表示ゲーム

漫画:ふたりはプリキュア(第1期)
ふたりはプリキュア マックスハート(第2期)原作・原案など東堂いづみ作画上北ふたご出版社講談社掲載誌なかよしレーベルKCなかよし、ワイドKC発表号2004年3月号 - 2005年2月号(第1期)
2005年3月号 - 2006年2月号(第2期)巻数第1期:KCなかよし版全1巻、ワイドKC版全2巻
第2期:ワイドKC版全1巻小説:小説 ふたりはプリキュア(第1巻)
ふたりはプリキュア マックスハート(第2巻)著者鐘弘亜樹
東堂いづみ(原作)イラスト稲上晃出版社講談社レーベル講談社キャラクター文庫発行日2015年9月16日(第1巻)
2017年10月18日(第2巻)巻数全2巻テンプレート - ノートプロジェクトアニメ漫画ポータルアニメ漫画

ふたりはプリキュア』(PRETTY CURE)は、東映アニメーション制作のテレビアニメシリーズ、および『プリキュアシリーズ』の第1作となった2004年放送の同名のアニメーション作品である。

東横線9013Fによるプリキュアトレイン(2005年12月25日 / 代官山駅

本項目では作品としての『ふたりはプリキュア』の続編に当たる、2005年放送の第2作『ふたりはプリキュア Max Heart』(ふたりはプリキュア マックスハート)についても併せて解説する。以下、第1作を『無印』または第1期、第2作を『MaxHeart』または『MH』と表記する。両作品とも、詳細な放送期間および放送時間についてはテンプレート、並びに#テレビシリーズの節を参照。

目次

概要

視聴対象が主に幼稚園から小学校中学年までの女児であるのは前年度までと同様だが、本作品ではこれまでの朝日放送制作による日曜8時台後半のテレビアニメに関わってきたスタッフを大幅に一新し、併せて同時間帯における既存の作品とは一線を画した作風となった。

キャッチコピーは「女の子だって暴れたい」。市街戦中心で、カンフーや総合格闘技のように肉弾戦主体で戦うこと。まるで少年漫画のようなコンセプトだがこの斬新さが人気を集め、当時の少女アニメ界において異例のヒットを叩き出した。本作品がこのような作風となったのは、まずプロデューサーの鷲尾天が報道から転職し門外漢であったことに加え女児向け作品のノウハウがないまま仕事を任されたのが要因のひとつとして挙げられる。また、『ドラゴンボール』『エアマスター』などでその名を轟かせたシリーズディレクターの西尾大介は格闘描写や、『金田一少年の事件簿』で見せた静的描写による類まれな演出力に定評があったが、一方で女児物の経験が一切無かったため「うまくいかなかったら、謝って逃げちゃおうか」と当たって砕けろの精神で引き受けることになる。結果的に本作品は、西尾のこれまでの演出や思想、感情表現における総決算的な作品となった。その他、性別によってターゲットを限定するようなマーケティングに対する強い警戒心も見せており、総体としてこれまでの戦闘物や女児向け作品に対する強い批判性を含みながら、本作品に挑んだことが窺える[1][2]。マーケティングに囚われることなく、戦いに対する強い警戒心や命の扱われ方とその現実、勢力問わず各々が抱える運命に対する反抗など、骨太なテーマの追及も試みられた。

演出面のみならず、作画の面においても特筆すべき点は多く、『幽☆遊☆白書』『真ゲッターロボ 世界最後の日』『夏目友人帳』などで知られる山田起生や、『ONE PIECE』で名高い冨田与四一といった腕のあるアニメーターを中心に、非常に外連味あるアクションを印象付けた。キャラクターデザインは『ドラゴンボール』シリーズで活躍し、『夢のクレヨン王国』以降本時間帯のテレビアニメに参加し続けていた稲上晃がコンペで選ばれた。鷲尾からの「目が大きくて顎の無い流行りの顔立ちに反発すること[3]」、西尾からの「目元の鋭さや凛々しさ[4]、服の着こなしや立ち居振る舞い[3][5]、格闘に支障のない機能性ある服装[6]、要所でリアリティのある骨格[7]」を意識するという要望に応えたデザインと、総作画監督としての膨大な仕事量を抱えた。

当初、玩具スポンサーのバンダイが持ちかけた時点では、白黒という色の指定と『ブラックハート』というタイトル案でゴスロリの魔法ものがイメージとしてあった。しかし、鷲尾は「やりたいことをやろう」と腹をくくり、彼が小さい頃から魅了されてきた「バディ(相棒)系の刑事ドラマ」から作品を着想。さらに西尾の意向によりカンフー物のトラックスーツと西部劇のガンベルトを取り入れた戦闘服を纏い、肉弾戦を中心とした主体性のあるキャラクター像と、他者との相容れ無さを前提とした人間ドラマを活写。こういった中で格闘とは相反するprettyとcureを繋げてタイトルとすることに、アンビバレントさや青少年の心の叫びが感じられるようになっており、エンディングテーマである『ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!』にもこの精神性が反映されている。漫符表現の禁止、あざとい芝居の撤廃、人物を内股で立たせない、流背禁止、といったストイックな作品造りも志向された[5]

「ふたり」というタイトルには、刑事ドラマのバディ・相棒の構図を意識していたこと、それに物語上必要のない主要キャラを出さないという宣言、この2つの意味合いが込められている。本作品に登場する妖精の多さ、それに『MaxHeart』より登場するシャイニールミナスが、既存キャラの派生として考えられていることからもその姿勢が窺える。本作品の制作にあたって参考にした刑事物の作品として、鷲尾は映画『48時間』や『ダーティハリー』、それにテレビドラマ『噂の刑事トミーとマツ』を、西尾は『白バイ野郎ジョン&パンチ』をそれぞれ挙げている。

4クール作品である本作品だが、企画段階から全体の半分で一度区切りがつくように作られており、1年間の放送であることは当初から決定事項であった。これは物語がダレないための構成であると後に明かされている。[8]その後、第2期の制作が決まるもタイトルがなかなか決まらず、締切日ぎりぎりまで考えた挙句鷲尾と西尾が「もういっぱいいっぱいだね」と話したことから『Max Heart』とした。このため、実際のストーリーの内容とは直接関係ないものとなっている[8]

評価

「50億円売れれば大成功」と言われる女児向け玩具市場において、100億円以上のバンダイの玩具によるキャラクター収入を打ち出し(2年目は120億円以上を記録)、玩具業界の常識を覆した。バンダイの女児向けキャラクターとしては『美少女戦士セーラームーン』以来の収入記録である。1年目の主力アイテムである「カードコミューン」と「プリティコミューン」は、それぞれ60万個以上と20万個以上を販売して2004年の玩具売上1位2位を独占し[9]、2年目の「ハートフルコミューン」も62万個以上を販売し2005年玩具売上1位を達成し「タッチコミューン」は37万個以上を販売した[9]

商業面以外でも、視聴率は1年目平均7.3%・2年目平均7.9%と、前作『明日のナージャ』(平均6.8%)からも上昇し、なかでもターゲット層視聴率(4 - 6歳の女児)では1年目は最高58.0%、(4 - 6歳の男児)に最高42.7%[10]、2年目は(4 - 6歳の女児)に最高62.5%という高い数字を記録[9]。この他2005年には東京国際アニメフェア内の東京アニメアワードにて「テレビ部門優秀作品賞」を受賞した。

テレビシリーズ

『ふたりはプリキュア』2004年2月1日 - 2005年1月30日(全49話)『ふたりはプリキュア Max Heart』2005年2月6日 - 2006年1月29日(全47話)

いずれも制作は朝日放送(ABC)、放送はテレビ朝日系列、放送時間は毎週日曜8時30分 - 9時(JST)。

番組の本放送終了後も、TOKYO MXを始めとする独立テレビ局BS11アニマックステレ朝チャンネル1などのBSCS専門チャンネルにおいて、複数回にわたり再放送が行われており、2016年10月からはキッズステーションにて、第1期をHD画質リマスタリングした「デジタルリマスターHD版」が放送されている[11]。その際には字幕放送も実施されており、なぎさが黄色字幕、ほのかが青色字幕、それ以外の人物は白色で表記されている。

また、後述のひかりTVやアニメ配信サービスの東映アニメオンデマンド及びdアニメストア[12]などの提携サービス、AbemaTVAmazonビデオ(2018年からは第1期がプライム対象)などでも配信が行われている。東映アニメーション創立60周年となった2016年には公式YouTubeチャンネルで他の作品とともに第1話の配信を開始、2018年7月からはシリーズ開始15周年と後述の映画最新作公開記念で期間限定で第1期のYouTubeでの全話配信を行っている[13]。2017年3月には『映画 プリキュアドリームスターズ!』の公開記念として3日間に渡って第1期の全話一挙放送をニコニコ生放送で行った事がある[14]

日本国内での放送

この節の加筆が望まれています。 (2019年6月)

放送局放送曜日 時間備考朝日放送(制作局)テレビ朝日系列日曜日 8:30 - 9:00同時ネット山陰放送TBS系列)土曜日 7:00 - 7:30スポンサードネット
遅れネット宮崎放送(TBS系列)番組販売
遅れネット
『Max Heart』は未放送福井テレビフジテレビ系列)平日 15:00 - 15:552005年4月1日、4月4日 - 4月6日の計4日間に第1シリーズの一部(計8話分)のみ放送[15]

海外での放送

ドイツm4eがドイツ語圏での放映権や出版権などを取得し、2005年9月5日からRTL IIで放送子ども向けアニメ情報番組枠Pokitoで放送された。ただし「MH」編は放送されていない。イタリア『ふたりはプリキュア』2005年10月17日から、2006年2月8日までRai 2で放送されていた。『ふたりはプリキュア Max Heart』2007年5月4日から、7月30日までRai 2で放送されていた。韓国2005年12月5日から、2006年11月27日までSBSで放送されていた。台湾『ふたりはプリキュア』2005年12月31日から東森幼幼台(YOYO TV)で放送。『ふたりはプリキュア Max Heart』2006年12月9日から東森幼幼台(YOYO TV)で放送。タイ2006年2月11日からModernine TVで放送。香港『ふたりはプリキュア』2006年7月16日から無綫電視翡翠台(TVB Jade)で放送。『ふたりはプリキュア Max Heart』2007年10月23日から無綫電視翡翠台(TVB Jade)で放送。スペイン2006年9月18日からCuatro TVで放送。カナダ2009年3月6日からYTVで放送。イギリス2010年9月6日からPopGirlで放送。

あらすじ

ふたりはプリキュア世界を闇に染めようとする悪の勢力・ドツクゾーンは、7つのプリズムストーンを奪うため「光の園」を侵略していた。5つものプリズムストーンが奪われるも、光の園の妖精・メップルミップルは2つのプリズムストーンを携え「虹の園」(地球)に逃げ込むことに成功。その妖精達を偶然発見したベローネ学院女子中等部の2年生・美墨なぎさ雪城ほのかは、妖精を追いかけてきたドツクゾーンの怪物・ザケンナーに突然襲われてしまう。なぎさとほのかは危機に陥る中、妖精たちと出会い、伝説の戦士・プリキュアへ変身する力を与えられ、それぞれキュアブラックキュアホワイトに変身してザケンナーと戦うことに。こうして性格も得意分野も全く異なる2人がプリキュアとしてコンビを組み、ドツクゾーンからプリズムストーンを奪還する戦いに挑むこととなる。ふたりはプリキュア Max Heartドツクゾーンとの戦いが終わり、妖精たちは永遠の眠りにつき、なぎさとほのかは普通の女子中学生として3年生に進級。しかし光の園では先の戦いで傷ついたクイーンが12のハーティエルに分裂して虹の園に散らばってしまうという事件が起こっていた。一方、虹の園ではジャアクキング復活を目論む闇の四天王が集結。この新たな危機に、眠っていたはずのメップルとミップルが再び目を覚まし、なぎさとほのかは再びプリキュアとして戦うことを決意する。そしてポルンも目を覚まし、3人目の戦士・シャイニールミナスとして覚醒した謎多き少女・九条ひかりをポルンのパートナーに迎え、闇の力と戦いながらクイーンを復活させるために3人でハーティエル集めをすることとなる。

登場人物

プリキュア

美墨 なぎさ(みすみ なぎさ) / キュアブラック - 本名陽子本作品の主人公。茶髪のショートヘアの少女。一人称は「わたし」で、口癖は「ありえな〜い!」。10月10日生まれの天秤座で、血液型はO型。私服は、ピンク色のジャケットにスカートを着用していて、ピンク色の靴下に黒のスニーカーを履いている。活発で強いリーダーシップを持つ一方、人間関係には慎重で繊細な心を持つ。他人に甘く、自分にも甘い。スポーツ万能であり、所属するラクロス部では2年生にしてエースを務め、『MH』ではキャプテンに選ばれている(背番号は7)。ただし、水泳ウィンタースポーツは不得意である[注 1]。終わりの見えない厳しい戦いに巻き込まれる葛藤を抱きながらも、雪城ほのかとの喧嘩や共闘、学校の先輩にあたる藤村やクラスメイト、部活の仲間や後輩といった様々なコミュニティにおける人間関係を経て、より人間的に成長していく。両親と弟とともにマンション[注 2]で暮らしている。初登場時は「私立ベローネ学院女子中等部」の2年桜組に在籍しており、『MH』では「3年桜組」に進級している。雪城 ほのか(ゆきしろ ほのか) / キュアホワイト声 - ゆかなもう1人の主人公。黒色のロングヘアの少女。一人称は「わたし」。4月4日生まれの牡羊座で、血液型はB型。私服は、水色のブラウスの上にカーディガンをはおりマキシスカートを着用して、ミュールを履いている。礼儀正しい性格であり、ある程度親しい相手も「さん」「くん」付けの苗字で呼んでいる[注 3]。他人に厳しく自分にも厳しい正直な性格から他人の気持ちを考えて接する事を不得手としており、美墨なぎさやキリヤとの衝突を起こした。そういった人間関係の本気のぶつかり合いを乗り越える事で、辛い戦いの中で人間的な成長を遂げる事となる。学業成績はいつも学年トップになっており、とくに理系学問が得意分野のため、科学者のブレキストン博士を敬愛している。また、周囲から「薀蓄女王」とあだ名されるほどの博学かつ好奇心旺盛な一面もある。科学部に所属しており、独創的な実験を積極的に行っている。『MH』では部長を務めており、慣れない役回りに右往左往しながらも部員たちを纏め上げるまでに成長していく。両親は海外でアートディーラーをしており、蔵や広い庭のある大きな日本家屋で祖母のさなえと飼い犬・忠太郎とともに暮らしている。初登場時は「私立ベローネ学院女子中等部」の2年桜組に在籍しており、『MH』では「3年桜組」に進級し、クラス委員を務めている。九条 ひかり(くじょう ひかり) / シャイニールミナス声 - 田中理恵『MH』から登場した少女であり、金髪を後ろで束ねて三つ編みにした髪型をしている。一人称は「わたし」。9月9日生まれ、血液型はAB型。私服はオフショルダーのトップスを着用して、デニムパンツを穿いている。基本的に引っ込み思案な性格だが、芯は強い。学業の成績は優秀である。自分自身が何者か分からないまま学校生活を送る事となったが、なぎさやほのか、多幡奈緒や加賀山美羽、アカネといった人間関係を経てアイデンティティを確立していく事となる。自身の正体は3つに分裂したクイーンの生命であったが、クイーンとしての運命では無く自分自身の選択で最終決戦に臨んだ。プリキュアの戦いを偶然目撃し、ポルンとの出会いを経て「シャイニールミナス」として覚醒する。ふだんはアカネの従妹として、「TAKO CAFE」の手伝いをしながら同居している。また、「私立ベローネ学院女子中等部」の1年桃組にも転入している。

光の園

メップル・ミップル・ポルン・ルルンなどの妖精たちが住まう世界。豊かな自然に囲まれており、壮麗な城に住むクイーンが女王として治めている。

永遠の命を与えるという7つの「プリズムストーン」がある。

クイーン声 - 松谷彼哉「光の園」を治めている、慈愛に満ちた女王。金色の巨人のような姿をしている。光の意志が具現化した存在。右肘を手摺に乗せて頬杖をついて玉座に座り、左手にハート型のリングを持ち、玉座の後ろには後光のようなレリーフがある。奥ゆかしい物腰をしており、いつも暖かい目ですべてを見守っている。通常は玉座から立つことはないが、ジャアクキングが光の園に侵攻してきた際には自ら立ち上がって戦った。『MH』ではジャアクキングが滅ぶ間際に放った攻撃で傷を負い、「こころ」「生命」「12の意志(ハーティエル)」に分裂する。「こころ」は「生命」の部分であるひかりを側で見守る。ひかりがクイーンに戻ることを決意し、12のハーティエルが「チェアレクト」に集結したことで最終決戦で復活し、プリキュアやシャイニールミナスとともにジャアクキングの打倒に成功した。長老声 - 中博史クイーンの側用人で、クイーンとともに「光の園」を見守っている。園の歴史に詳しいが、歳のためか物忘れがあり、なぎさ、ほのか、ひかりの名前をしばしば間違えている[注 4]。また、記憶を自分の都合のいいように変える一面もあるが、プリキュアに的確なアドバイスも与えている。プリキュアをよく「プリキュ」と呼びまちがえており、ともにいることが多かったポルンにも影響をおよぼしている。ドツクゾーンによって光の園が侵略され、「プリズムストーン」の7つ中5つが奪われた際、残り2つを守るべくメップルとミップルに石を託して「虹の園」へ脱出させた。『MH』ではクイーン消滅という緊急事態をプリキュアに報せに来た際、一時的になぎさおよびほのかの家に居候になったことがあり、いろいろと迷惑をかけていた。ゲーム『Yes!プリキュア5GoGo! 全員しゅーGo!ドリームフェスティバル』では、同作品のオープニングムービーの終盤でウィズダムとともに1カットのみ登場している。ウィズダム声 - 松野太紀すべてを生み出す力をもつ7つの石「プリズムストーン」を守護している、「プリズムホーピッシュ」に宿る番人。気の抜けたような喋り方をしているが、番人としての責任感が強く、ポルンがプリズムストーンでお手玉をしたときには激怒する。メップルやミップルから男前とみられている。また、愛読書は『ふたりもプリプリ』というマンガ。光と闇の狭間を漂う能力を有している。また、彼の存在はイルクーボ以外にはそれほど知られていない。ベルゼイらの襲撃をうけた際に、偶然その場に居合わせたポルンの体内にプリズムストーンの力を移した。そのあとは、一時的にドツクゾーンに捕まっていた。『MH』ではクイーン消滅の危機を知らせるため長老とともに「虹の園」に赴き、クイーンの「生命(ひかり)」の存在を確認するまでの間なぎさとほのかの家で暮らしていた。第1期ではプリズムホーピッシュとともに移動していたが、光の園の丘の祭壇にプリズムホーピッシュが納められたことにより、自由に行動できるようになった。

妖精

全員、虹の園では特定のプリキュアのサポートを担当し、それぞれの自宅で生活する。

メップル声 - 関智一「プリズムストーン」を守る使命をもつ「選ばれし勇者」で、ミップルを追って「虹の園」にやってきた。パートナーはなぎさ。語尾は「メポ」で、一人称は「ボク」または「メップル」。ワガママであり、大食いかつ寝てばかり。同じくワガママなポルンと衝突することも多い。なぎさとはケンカが絶えないが、かなり気の合うパートナー同士で、別れと再会のときには涙を流している。ミップルとは相思相愛の関係にあり、ところかまわずいちゃつく(これはシカルプにも指摘されている)。普段は「カードコミューン」としてなぎさの懐に入っている。クイーンのプリキュアカードをスキャンして、なぎさをキュアブラックに変身させる。虹の園に来る際に「プリズムホーピッシュ」を紛失、ミップルを激怒させてしまう。初めて虹の園に来たときは、尾にプリズムストーンの赤い宝石「ルビー」を入れていた。『MH』ではジャアクキング打倒後、ミップルやポルンたちと役目を終えて永遠の眠りにつくはずだったが、新しい闇の襲来で「ハートフルコミューン」として復活、プリキュアハートでなぎさを再びブラックに変身させる。オールスターズ映画においても、相変わらずなぎさとのケンカは健在のままだった。ミップル声 - 矢島晶子メップル同様に「虹の園」にやってきた「希望の姫君」。パートナーはほのか。語尾は「ミポ」で、一人称は「わたし」または「ミップル」。メップルより1日早く虹の園へやってきたが、虹の園とは時間の流れが異なるため[注 5]、メップルを察知し目覚めるまでにかなりの歳月を要した。しっかり者であり、パートナーのほのかとは普段からうまくやっている。母性的な一面をもち、ポルンが駄々をこねても甘やかすことが多い。ただし怒らせると怖い。普段は「カードコミューン」に変形し、ほのかの懐に入っている。クイーンのプリキュアカードをスキャンし、ほのかをキュアホワイトに変身させる。虹の園に来た当初は、尾にプリズムストーンの宝石「サファイア」を入れていた。『MH』ではジャアクキング打倒後、メップルやポルンたちと役目を終えて永遠の眠りにつくはずだったが、新しい闇の襲来によりメップルと同様「ハートフルコミューン」として復活、プリキュアハートでほのかを再びホワイトに変身させる。ポルン声 - 池澤春菜無印第24話から登場。7つの「プリズムストーン」が集まったときに「光の園」からやってきた「未来へ導く光の王子」。パートナーはひかり。語尾は「ポポ」で、一人称は「ポルン」。普段は「プリティコミューン」として、携帯電話のメールボードのような形をしている。ワガママな性格はメップルを上まわる。1人で外出して迷子になることも多く、いつもなぎさを振りまわしている。一時期ほのかの家で暮していたことがあり、このとき忠太郎と仲良くなったことから、以降ほかの動物を見ては忠太郎に結びつけるのが定番になっている[注 6]。性格や思考は幼稚だが、バランス感覚が優れており、尻尾だけで立ったりと器用である。長老の影響で「プリキュ」を「プリキュ」と間違えて覚えている。変わった味覚のもち主[注 7]。寝相が悪い。ドツクゾーンの襲撃を受けた際、偶然ウィズダムの側に居あわせたためにプリズムストーンの「すべてを生み出す力」を託されて能力が覚醒し、以降は長時間本来の姿でいられるようになっている。プリキュアがピンチに陥ると、叫びとともに力を覚醒させてプリティコミューンに変形し、パワーアップアイテム「レインボーブレス」をプリキュアに与える役目を担うようになる。予知能力をもち、未来を断片的に読みとることができるが、漠然とした言葉でしか表現できない。『MH』ではジャアクキングの消滅により使命を終えたため、メップルらとともに永遠の眠りにつくはずだったが、新たな闇が襲来すると同時に復活。新しいパートナーとしてひかりを見つけ、コンパクト型アイテム「タッチコミューン」に進化し、ひかりをシャイニールミナスに変身させる。年下のルルンに付きまとわれて奮闘するようになり、多少ながら成長した姿をみせるようになる。なお、映画やオールスターズ映画においては別れを惜しむことが定番になっている。ルルン声 - 谷井あすか『MH』第28話から登場。「光の園」からやってきた「未来を紡ぐ光の王女」。パートナーはポルンと同様ひかり。語尾は「ルル」で、一人称は「ルルン」。長い耳をもっており、高所に上る際に使用している。「虹の園」では「ミラクルコミューン」の姿をしている。ひかりのもう一匹のパートナーとして、シャイニールミナスのパワーアップアイテム「ハーティエルブローチェ」を授ける役目を与えられていた。おっとりしていて泣き虫な性格で、一度泣きだすと滝のように涙が流れる。ポルンには妹のようにくっついて離れようとせず、彼の姿が見えなくなると号泣するなどしてポルンを困らせている。

お世話カードの住人

全員「虹の園」では、カードコミューンにスラッシュするカードに収まっている。

オムプ声 - 桜井敏治食事担当。どんな料理でも作ることができる名コック(過去に出てきた料理はオムライス[注 8]、サンドイッチ、おにぎり、ステーキ、御好み焼、味噌汁など)。しかしメップルの好き嫌いの多さに悩まされる。陽気な性格で、ポルンに鬼ごっこに誘われたときはともに遊んでいる。使用頻度はかなり高い。パルプ声 - 浅野るり病気治療および体調管理を担当。看護師のような格好をしている。どんな重病も注射1本で簡単に治すが、あまりにも巨大な注射器を使用するためメップルは苦手としている。ポルンに鬼ごっこに誘われたときは、注射器を放りだしてともに遊んでいる。ネルプ声 - 壱智村小真寝かしつけ担当。なぎさとほのかが学校に居る間はよく使われる。いつも寝ているように見えるが、目を瞑ったまましゃべったことがある。メップルの夜更しに頭を抱えている。シカルプ声 - 小野健一教育担当。とても頭がよく、ミップルにほのかが学習しているものと同じことを教えたことがある。大概使用されるのは、メップルが悪戯をしたときだが、大声で叱りつけるうえに説教が途轍もなく長い。そのため初使用時は「あんたが一番うるさい」となぎさから自分も怒られる羽目になった。ポルンに鬼ごっこに誘われた際は鬼に任命される。スピカール願いをかなえるのが役目。願いを叶えてくれる能力をもっている。語尾は「カール」。メップルとポルンが傷心のなぎさを励ますため、クリスマス気分を味わわせようと登場させている。

ハーティエル

『MH』に登場する12人の小さな妖精。光のクイーンの「意志」が12に分かれて顕現した存在。

発見後しばらくなぎさたちと行動をともにするが、ひかりの成長を見届けるなど目的を果たすと、クイーンのこころの在り処とされる「クイーンチェアレクト」に入り、宝石のような形になって納まる。

シークン声 - 永野愛ハーティエルの1人目。彼女の司る志は「探究」。語尾に「ですぅ」が付く。ほかのハーティエルたちが発見されてすぐチェアレクトに戻ったのに対し、彼女は探求能力ゆえ最後まで外に出て残りのハーティエルを探していたため、ポルンやルルン同様、ひかりの身近なパートナーの1人として活躍した。チェアレクトに収まったほかのハーティエルを必要に応じて呼び出すことができる。レギュラーキャラクターとしても活躍した。パション声 - 菊池こころハーティエルの2人目。彼の司る志は「情熱」。初登場は第6話で、ひかりたちの前に現れたのは第7話。熱い少年である。ひかりがポルンを叱った時に初めて見せた激しい感情や、タコカフェをウラガノスの攻撃から守るときに発揮した情熱などに対応。ハーモニン声 - 仙台エリハーティエルの3人目。彼女の司る志は「調和」。語尾は「わん」。第9話で初登場。デパートの小物売り場のオルゴールの中で眠っていた。孤独を感じていたひかり、なぎさ、ほのかとのあいだに調和が生まれたことに対応。ピュアン声 - 小松里歌ハーティエルの4人目。彼女の司る志は「純真」。第13話で初登場。素直でピュアなこころのもち主なだけあって、すぐ感動する感動屋。ひかりが初めて同年代の親友として奈緒・美羽との純粋な友情を育んだことに対応。インテリジェン声 - 小林麻由子ハーティエルの5人目。彼女の司る志は「知性」。第16話でひかりの知性の芽生えに対応し登場、知恵の書を託された。理知的なほのかを気に入っている一方、なぎさに対しては冷淡な態度を取ることが多いなど、ほかのハーティエルと比べて人によって態度を変える人間くさい描写が多い。ただし、最終的にはなぎさの勇気を認めている。第22話以降で何度かプリキュアとシャイニールミナスに知恵を授けているが、唐突にあらわれては彼女たちを驚かせている。ウィシュン声 - 埴岡由紀子ハーティエルの6人目。彼女の司る志は「真実」。「真実が近づいています〜!」が口癖。第20話で初登場。引っ込み思案な性格で、もじもじした口調でしゃべる。真実に対して敏感で、第21話でのひかりと少年の出会いを予知しており、さらに第35話で京都でひかりと少年が再会することを予知するなど、両者の関係の真相こそ知らずとも、重要な真実に関わるものだと感知していた。ホープン声 - 沼田祐介ハーティエルの7人目。彼の司る志は「希望」。第25話で初登場。前向きな性格の男の子で、自信をなくしかけていたひかりがなぎさとともに希望を取り戻したことに対応。前向きに取り組む人を見ると応援したくなってしまう。ブレイブン声 - 安達まりハーティエルの8人目。彼女の司る志は「勇敢」。第31話で初登場。勇気ある行動力をもつ人が好きで、ひかりがルルンを守る自覚をもつことに主に対応。また、なぎさが藤村を励ますことに対応。なお、このころからハーティエル出現とひかりの成長の対応関係が曖昧になり、代わってなぎさの成長の象徴となるケースがでてくる。プロスン声 - 天田真人ハーティエルの9人目。彼の司る志は「繁栄」。語尾は「だな」。第34話で初登場。のんびり屋で食いしん坊な性格の男の子。ナスのような果物を食べている。12名の中で最も太っている。余りに暢気なため、シークンに怒られることもある。ハピネン声 - 石毛佐和ハーティエルの10人目。彼女の司る志は「幸福」。第37話で初登場。みんなの幸福の道を探すのが好きで、しあわせな場面を見ると喜ぶ。音符のような髪型が特徴。ラブラン声 - 壱智村小真ハーティエルの11人目。彼女の司る志は「愛」。第41話で初登場。頭の両サイドのハート型の髪型が特徴的。愛について熱い思いをもつロマンチスト。ひかりの成長よりも、なぎさが藤村に想いを告白することに呼応していた。エターナルン声 - 水沢史絵ハーティエルの12人目。彼の司る志は「永遠」。第45話で数分だけ登場。ウサギの耳のように束ねたターバンが特徴。すべてのハーティエルが揃ったことでなぎさ、ほのか、ひかりの友情の絆が永遠のものになったと仄めかし、すぐに「チェアレクト」へと入った。

ドツクゾーン

プリキュアの敵対勢力。闇の帝王であるジャアクキングが支配している闇の世界で、遥か昔、宇宙で「邪悪なエネルギー」と「破壊の意思」が「闇の力」を感じ取り、それらが互いに混じり合ったことで誕生した経緯をもつ[16]

闇のエネルギーが漂う異世界を本拠地にしているが、第1期後半からは「虹の園」(人間界)にある闇の洋館を本拠地にしている。また、ドツクゾーンによって浸食された世界は永久に光が差さず、生命の息吹はなくなり、不穏な色をした煙のような気体が周囲一帯を覆い尽くし、天と地の分け目すらも明瞭にならなくなるほど破壊される。あるものといえば、ドツクゾーンの浸食を免れたわずかな残骸だけである[17]

ジャアクキングの果てしない「すべてを食い尽くす力」を満たすため、すべての世界と生命を闇の力によって無に帰すことを目的に掲げるほか、ジャアクキングの果てしない「すべてを食い尽くす力」を制御するために必要な「すべてを生みだす力」をもつ7つの「プリズムストーン」を求めており、すでにプリズムストーンを守護している「光の園」に侵攻して7つのうちの5つを強奪することに成功している。

残り2つのプリズムストーンを強奪するため、プリズムストーンを持つメップルとミップルを追跡して「虹の園」にも侵攻し、メップルたちの保護者であるプリキュアたちを怪物の「ザケンナー」を使役して始末しようと襲撃する。

第1期の終盤にて、プリキュアたちの活躍によって一度は世界ともども消滅したが、ドツクゾーンが有する闇のゆがみの力が現世に残留しており、『MH』ではその闇のゆがみの力によって復活を果たして活動を再開させ、以降はジャアクキングの復活を最優先に行動するようになる。

上層部

ジャアクキング声 - 小野健一ドツクゾーンを支配している闇の帝王。で束縛された漆黒の巨人のような姿をしている。一人称は「わたし」。非常に残忍かつ冷酷な性格で、失敗が続く部下には厳しい対応を取り、目的のためならば配下を処刑することも辞さないが、作戦の立案に苦悩している配下にアドバイスしたり、バルデス時には四天王を信頼した言動をみせるなど、部下思いな面も密かにもつ。宇宙かまだ混沌としていた時代、大きな爆発とともに「光」と「闇」が生まれ、その光と闇は初め混じり合って存在していたが、ある日を境に光と闇は完全に別個の存在となり、光は「光の園」のクイーンになり、闇は「ジャアクキング」として生まれた経緯をもつ[18]。そのため、クイーンとは表裏一体の存在であり、どちらか一方が消滅するともう一方も消滅する構図になっている。生まれたころから「すべてを喰い尽くす力」を備えており、その強大な力はあらゆるものを吸収していくが、その強大過ぎる力によって自分自身をも喰尽くすという欠点もあり、その欠点に足搔こうと日々耐え難い苦痛を味わっている。その苦痛から解放するには周りのものを喰い尽くす必要があるが、その効果も一時的なものでしかない。ついには、「すべてを生みだす力」をもつ「プリズムストーン」の力で自身の身体を永遠に再生させるという結論にいたり、プリズムストーンを強奪して世界を危機に晒してまでも永遠の存在になろうと目論むようになる[19]。プリキュアを圧倒するほどの戦闘能力をほこり、「宇宙そのもの」と豪語する強大な闇の力を有し、巨大な手から放つ闇のエネルギーを放出して世界1つを破壊することもできる。第1期では、「すべてを生みだす力」をもつ「プリズムストーン」を狙い、ダークファイブに強奪の指示をする。第26話にて、ドツクゾーンにてプリキュアたちとの決戦に臨むが、クイーンの力をうけたプリキュアたちによって野望もろとも打ち砕かれる。しかし、消滅の寸前に自身の分身として「3つの種」から誕生させたジュナ、レギーネ、ベルゼイを「虹の園」に送り込み、彼らに自身の復活を託す。第31話にて、ベルゼイたちの成果により復活をはたしたが、その矢先にベルゼイたちに反旗を翻される。だが、プリズムストーンを取り込んだベルゼイたちを強制的に体内に取り込むことで、すべてを生み出す力を手に入れることに成功する。続く最終回では虹の園で再度プリキュアたちとの決戦に挑むが、ポルンの強い意志によって力をえたプリキュアたちの必殺技「プリキュア・レインボーストーム」に耐えきれず、再度滅び去る。『MH』以降は、四天王の1人「バルデス」として素性を隠して復活しており、自身の完全復活のために暗躍する。第47話にて、自身の生命である「洋館の少年」と融合したことでジャアクキングとして2度目の復活を果たし、その強大な闇の力でプリキュアたちを圧倒した末、ついには地球をも半壊させる。しかし、心身ともに立ち直りすべての命とつながったプリキュアたちによって逆転され、怒りが頂点に達して地球に匹敵するほどの巨大な姿に変貌し、すべてを闇に変えようとするが、クイーンとプリキュアたちの合わさった強大な光の力に耐えきれず、ついに完全消滅した[注 9]。のちの『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』では、ソルシエールの魔法で生み出した幻が登場している。洋館の少年(ようかんのしょうねん) / 九条 ひかる(くじょう ひかる)声 - 寺田はるひ(現・七緒はるひ)『MH』から登場。西洋風な服装を着用した金髪で小柄な体格の少年。一人称は「ボク」。ジャアクキングの「生命」として生まれ、ジャアクキングの復活に大きな意味をもつとされるため、サーキュラスたちが「あのお方」と称して過保護なほど大事にされている。純粋無垢な性格であり、洋館内で無邪気にはしゃぎ、たびたび執事ザケンナーたちを困らせている。第21話にて、はじめて洋館から飛びだしたが、偶然九条ひかりと出会った影響で一時的に気絶する。回復したあとはひかりの絵を描いたり、ついにはひかりの危険に反応して彼女を救出するなど、ひかりへのシンパシーを強めたことでサーキュラスたちを戸惑わせることになる。第46話ではジャアクキングによって吸収されるが、プリキュアたちがジャアクキングを倒したあとは、ひかりの弟「九条ひかる」としてアカネの前にあらわれて、いっしょに暮らすようになった。

ダークファイブ

ジャアクキングに仕えている5人の闇の戦士。第1期の第25話まで登場。それぞれ「プリズムストーン」を所持しており、メップルとミップルがもつ最後のプリズムストーンを奪うべく、プリキュアたちを襲う。

ピーサード声 - 高橋広樹ダークファイブの一員である男性怪人。色白の肌に盛り上がった白色の長髪が特徴。一人称は「オレ」。顔には歌舞伎役者のような化粧をしている。茶色のボディスーツと肩当てつきのマントを身につけている。プライドが高いうえに卑怯な性格であり、目的のためなら手段を選ばない冷酷さをもつが、最終的には同僚から傷付けられたプライドを払拭するべく正々堂々とプリキュア達と勝負した。「おまえたちはドツクゾーンに飲みこまれるだけの存在」と世の中の理不尽さを説くも、結果的には追いこまれて倒された。人間に変身する際には、服が変わる以外は短髪で髪の色が変わり、隈取りが消えて眉ができる。「風間竜一」(かざま りゅういち)と名乗り、教育実習生として「ベローネ学院」に潜入したこともある。また、人間を石化させる能力をもつ。エメラルドの「プリズムストーン」を所持している。メップルとミップルを追って、「虹の園」に襲来した最初の敵。ゲキドラーゴ声 - 石井康嗣ダークファイブの一員である巨体の男性怪人。髪型はモヒカンで、瞳が無いのが特徴。一人称は「オレ」で、口癖は「ウガ」。体操選手のような白色のタンクトップと吊りズボンを着用している。考えるより行動が先立つために知能は低く、なぎさに泣かれて風邪を引いていたメップルを返したり[注 10]、ほのかに言われて宝石の山からプリズムストーンを探しだそうとしたりするなど[注 11]、マヌケな面が目立つ。戦闘では怪力を得意としており、その力は両手で電動シャッターをこじ開けたり、デコピンで人間を気絶させることができる。アクアマリンの「プリズムストーン」を所持している。第6話からピーサードの後任として、プリズムストーン強奪の任務に就任する。第11話にて、度重なる失敗でジャアクキングから最後通告され、最終決戦として水族館で最終形態となってプリキュアと挑む。その際、亮太に手をだしたことに激怒したキュアブラックの猛攻をうけたあと、「プリキュア・マーブルスクリュー」で倒される。最終形態サメの口の中に顔があり、マンタの尻尾を生やし、ウツボのような手になり、体格が巨体の姿になる。戦闘能力は上がっており、怪力で建物などを破壊したりする。また、手からは光線を放つこともできる。ポイズニー声 - 雨蘭咲木子ダークファイブの一員である女性。白い肌に赤色のロングヘアが特徴。キリヤの姉でもある。一人称は「あたし」。黒色のボディスーツと黒色の短いマントを身につけている。策略家かつ非情な性格であり、目的のためなら無関係の人間にも平然と危害を加え、なぎさとほのかの身近な人を巻きこむことにいっさいの躊躇がない人物である。人間サイズの犬に化けてキリヤを驚かせたり、タンスの中に隠れ潜むなど、お茶目な一面ももつほか、潜伏目的のために人間界でさまざまなアルバイトをすることもある。また、人間たちに情が沸くキリヤを心配して助言や忠告を行うなど、密かに弟想いな一面をもつ[20]。特技は変身であり、ピーサードの変装とは異なり完全に別人となる。その変身は見破ることが困難であり、老若男女問わずどんな姿にでも変身ができる[注 12]。ピーサードやゲキドラーゴよりも強力な能力をもち、自身の髪を自在に動して武器にしたり、手から衝撃波を放つなどして戦う。さらに、指を弾くことによって超常現象をおこすこともできる。トパーズの「プリズムストーン」を所持している。第12話からゲキドラーゴに代わり、プリズムストーン強奪の任に就任する。第20話にて、雪城ほのかに変身してメップル奪取を試みたが、結果として失敗。計画を打倒プリキュアへと変更し、髪で攻撃と防御を繰りなすなど圧倒するが、プリキュアたちを髪で捕らえたことが仇となり、そのまま「プリキュア・マーブルスクリュー」を髪に打ち込まれて倒された。キリヤ声 - 木内レイコダークファイブの一員である少年。白い肌につり目で眉毛がないのが特徴。ポイズニーの弟でもある。一人称は「ボク」。オレンジ色のTシャツと黒色の短パンを着用している。いつも余裕の態度で接する生意気な性格であるが、同僚たちには最年少であることから軽視されていることが多い。戦闘能力自体は比較的に高く、強力な衝撃波を撃つこともできるほか、人間に変身することも可能である。シトリンの「プリズムストーン」を所持している。ポイズニーとほぼ同時期に、プリキュアの打倒にのりだす。プリキュアたちに接近するため、「ベローネ学院」の男子部に転校生として潜入し、人間に変身しなぎさとほのかに接近するが、ほのかと接したことで次第に人間性が芽生えて自身のアイデンティティに疑問をもつようになり、ついにはポイズニーの作戦を2度妨害する行動に出る[注 13]。姉のポイズニーが倒されたことで、第21話ではプリキュアとの決戦を決意して善戦するが、プリキュアたちの説得で戦意を喪失する。そして、キュアホワイトにプリズムストーンを託し、自ら闇に還っていった。その後は光と闇の狭間を彷徨っていたが、第48話で人間界と闇の世界とのあいだに歪みが生じた影響でプリキュアたちの前に出現し、ドツクゾーンとの最終決戦に臨むプリキュアたちに協力することになり、最期は「自分の居たい場所がわかった」と言い残して消滅した。入澤 キリヤ(いりざわ キリヤ)キリヤが人間に変身したときの姿と名。姿に変化はないが、眉毛が生えている。この形態の際には、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能の少年を演じているが、虹の園の文化や人間関係に慣れない一面もみせている。イルクーボ声 - 二又一成ダークファイブのリーダー格である男性怪人。色白の肌にスキンヘッドと尖った耳が特徴。一人称は「わたし」。白色のローブを着用しており、その下には黒色のボディスーツを着用している。冷静沈着な性格であり、任務に失敗した者を冷笑するダークファイブの面々をたしなめる役目を担当している。ナンバー2の名をもつほどの高い戦闘能力をもち、戦闘においてもムダのない動きで迫り、威力の強い衝撃波を放つほか、「プリキュア・マーブルスクリュー」を分解することもできる。また、周囲の生物の生気を吸い取り、深い眠りにつかせる能力ももつ。アメジストの「プリズムストーン」を所持している。第22話から、プリキュアの打倒に動きだす。第23話にて、ウィズダムの存在を察知しただけでなく、すべてのプリズムストーンを奪うことにも成功し、続く第24話ではプリズムストーンの力により最強の力を手に入れるが、その強い力に耐えきれず弱った隙に「プリキュア・マーブルスクリュー」をうけて消滅する。第25話にて、闇の力を吸収して復活を果たし、「光の園」を襲撃してプリキュアたちをドツクゾーンへと連れ去り、ジャアクキングの力を得て最終形態へと変貌し、その強力な力でプリキュアたちに善戦したが、自身の強力な攻撃によってプリズムストーンが破壊されることを危惧したジャアクキングによって突然消される。新生形態第25話にて、プリキュアに敗れて闇という概念に戻ったあと、闇の空間で怒りや憎しみの感情を吸収して復活を果たした姿。全身が紫色の闇のエネルギー体と化しており、身体は巨大になったほか、衣装はボロボロの状態に変化している。戦闘能力は格段に高くなっており、キュアブラックとキュアホワイトを軽く持ち上げるほどの腕力をほこる。最終形態第26話にて、新生形態のままジャアクキングの強大な力で強化した姿。灰色の筋肉質の大男のような姿に変貌し、目は赤色になる。また、性格は凶暴になる。戦闘能力は比較にならないほど高くなっており、キュアブラックの攻撃を瞬時にかわし、キュアホワイトの腹部を蹴るなど、冷酷さも増している。

3人の闇の戦士

ジャアクキングが「虹の園」に放った「3つの種」から誕生した3人の闇の戦士[21]。ダークファイブに代わり、プリキュアたちから「プリズムストーン」を奪おうとする。第1期の第27話から登場。

3人ともジャアクキングの分身的存在であり、それぞれ高い戦闘能力をもつ。闇の戦士として覚醒する以前は、虹の園で普通の人間として生活していたが、覚醒と同時にその存在を周囲から忘れ去られている[注 14]

第41話から、ジャアクキングの「すべてを食いつくす力」にいずれは自身たちが食いつくされる運命にあると考えはじめ、ジャアクキングが永遠の存在となっても「自分たちに自由はない」「なんのために生きたかわからない」と結論し、ジャアクキングを裏切ってプリズムストーンを自分たちの力にするため暗躍する。ただし、プリキュアに協力するのではなくあくまで第三勢力となる。

第46話では、ベルゼイの闇の呪文でポルンからプリズムストーンを取りだし、続く第47話では闇の儀式を行ってプリズムストーンを自分たちの体へと取りこむことに成功する。だが、プリズムストーンの力に耐え切れず、その影響で図らずして3人が1つになった「巨人」へと変化し、ジャアクキングに宣戦布告をする。

ジュナ声 - 松本保典3人の闇の戦士の一員である長身で筋肉質な体格の男性で、青色のボディスーツのようなものを身にまとう。一人称は「オレ」。第27話にて河川敷で発芽して誕生し、闇の戦士として覚醒する前は「グリーン商事」という企業に勤めており、無愛想だが有能な営業部員として働いていたが、日本列島に上陸した台風のパワーを吸収したことで、闇の戦士として覚醒した。寡黙かつ冷静な性格をしているが、プリキュアたちが勢いづくと憤慨する一面も多々ある。3人の中では一番長身であり、パワー、スピードともに優れたパワフルな戦法で攻めてくる。主に、風を使用した技を得意としている。主にブラックと交戦する事が多い。当初は闇の戦士の中でもジャアクキングに対して忠実であったが、第41話にてジャアクキングの「すべてを食い尽くす力」の脅威を自覚して危惧するようになる。角澤 竜一郎(かくざわ りゅういちろう)ジュナの人間形態の姿と名。タレ目で長身の男性の姿をしており、青いネクタイに白い背広を着用している。レギーネ声 - 深見梨加3人の闇の戦士の一員である女性で、桃色のオールバックカールがかかったロングヘアが特徴。紅色のボディスーツのようなものを身にまとう。一人称は「わたし」。第28話で公園の片隅で発芽して誕生してしばらく放浪していたが、第28話にて火山のパワーを吸収したことで、闇の戦士として覚醒した。プライドが高い強気な性格であり、プリキュアに対しても余裕の態度で接するが、人間形態の際は気弱な性格へと変貌し、声も小さいことから相手にしばしば聞き返される。しかし、何度も聞き直されると大声で返事をして相手を仰天させることが多々ある[注 15]。3人の中では一番身軽であり、それを活かしたしなやかな体術とコンボ戦法で攻めてくる。主に、炎を使用した技を得意としている。主にホワイトと交戦する事が多い。当初はジュナ同様、ジャアクキングに対してある程度は忠実ではあったが、第41話にてジャアクキングの「すべてを食い尽くす力」の脅威を自覚して危惧するようになる。小山 翔子(こやま しょうこ)レギーネの人間形態の姿と名。紅色のショートヘアをした女性の姿をしており、緑色の上着と黄色のシャツを着用し、ダメージジーンズと赤いヒールを履いている。ベルゼイ・ガートルード声 - 西村知道3人の闇の戦士のリーダー格である小柄な高齢男性で、逆立った白色の髪が特徴。紫色のボディスーツのようなものをまとう。一人称は「わたし」。第29話で山奥の滝壺のほとりで発芽して誕生し、闇の戦士として覚醒する前は「若葉台総合病院」の院長をしていたが、第29話にてのパワーを吸収したことで、闇の戦士として覚醒した。非常に狡猾な性格だが、推論から「闇の呪文」を造りだすほど知能が優れている。また、格闘技を得意としており、攻撃は電気系を使役している。ジャアクキングに対して内心疑問を抱いており、「プリズムストーン」を強奪しても最終的には自分たちが滅びることを懸念し、第41話からはジュナとレギーネを説得し、ジャアクキングに反旗を翻すことを決意する。結城 玄武(ゆうき げんぶ)ベルゼイの人間形態の姿と名。小柄な老人男性の姿をしており、紫色のネクタイと茶色の背広を着用し、髪型はオールバックに変化している。巨人(きょじん)声 - 西村知道第47話に登場。ベルゼイ、レギーネ、ジュナが、「プリズムストーン」のすべてを生みだす力を抑えきれずに誕生した合体戦士。プリキュアの2~3倍はある巨人だが、身体の大きさはある程度変えられる。全身は金属のような質感で全体的にのっぺりしている。プリズムストーンをジャアクキングと巡り戦いあったが、乱入したプリキュアたちを圧倒的な力で一度はねじ伏せる。だが、ポルンの思いによって「レインボーブレス」がプリキュアたちに届けられたことで形勢が逆転し、隙をついてプリズムストーンを求めたジャアクキングにより、プリズムストーンの力ごと吸収された。

闇のファイター

第1期でジャアクキングが敗れたあと、闇の洞窟内で黒い霧が凝縮して生まれた4人の闇のファイター[22]。それぞれ、ボディスーツ、プロテクター甲冑とマントを身にまとっている。『MH』からの登場。

ジャアクキングの復活が目的であり、その障害となる「光の園」のクイーンとプリキュアを排除すべく、クイーン復活のために「ハーティエル」集めをするプリキュアたちに襲いかかる。

第46話の最終決戦にて、ジャアクキングへの強固な忠誠心を貫いてプリキュアたちに挑むも、プリキュアたちの技である「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク」の前に敗れ去るが、倒される寸前にプリキュアの「ハートフルコミューン」を破壊させることに成功した。

外見のモチーフは『三国志』の武将であり、4人の構成には「四天王」を参考にしているため[22] 、一部書籍には彼らを指して「四天王」と表記する場合もあるが[23]、作中で正式に用いられている呼称という訳ではない 。

サーキュラス声 - 上別府仁資闇のファイターの一員である男性で、白色の肌に金色の長髪が特徴。最初に登場した。一人称は「わたし」。青色のボディスーツを着用しており、その上には白色のマントを身につけている。騎士のように正々堂々の戦いを好むが、闇の世界の論理にも詳しいため、闇の理屈を他人に押しつける傲慢さは人一倍である。無愛想で融通が効かない性格だが、次第に滑稽な一面もみせるようになり、ウラガノスとの会話が成り立たないことに憤って「人の話を最後まで聞け!」と注意するが、それでも聞いてもらえずに去って行くウラガノスを見送るのが日常化している。シャイニールミナスに対しては強烈な憎悪の感情を抱いており、彼女のこととなると暴走気味になるほか、洋館の少年とひかりが接触する事態を極端に警戒している。バルデス不在時は、闇のファイターのリーダー格であった。ウラガノス声 - 高木渉闇のファイターの一員である巨体の男性で、赤色の肌に長いヒゲが特徴。2番目に登場した。一人称は「オレ」。茶色のボディスーツを着用しており、その上には黄色のマントを身につけているほか、スキンヘッドの頭部には頭巾をかぶっている。思いこみが激しく、周囲の話を聞かず猪突猛進に行動する傾向にあり、しばしば洋館の物を破壊してサーキュラスに幾度も注意されるが、一向に改善しようとしない。プリキュアたちの前では残忍さをみせているが、洋館の少年をやさしく見守るなどの微笑ましい一面も多々ある。戦闘面では肉体派で、体あたりなどの戦いが得意といった戦闘が多い反面、力の加減がかなり下手であり、その欠点は自分自身も苦悩している。第46話では、自己を犠牲にしてサーキュラスとビブリスに戦果を譲ろうとするなど、仲間思いの一面をみせた。のちの闇のファイターの一員の中では唯一『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』にて、ボトムの力によって復活を果たして再登場する。ビブリス声 - 小林愛闇のファイターの一員である細身の女性で、桃色の肌に黄色のベリーショートヘアが特徴。3番目に登場した。一人称は「あたし」。桃色のボディスーツを着用しており、その上には紫色のマントを身につけている。残虐かつ冷酷な自信家であり、詭弁を弄してプリキュアたちを苦戦させる策略家でもある。基本的に硬派な性格であるが、好物のイチゴを食べられて怒りをかみ締めたり、ビリヤードの順番をまちがったことを謝らないなど、短気な性格かつ大人気ない一面をみせることもある。洋館の少年に対してはやさしく接しているが、少年が気にするひかりに対しては激しい憎悪をむけている。ウラガノスの拳を片手でうけ止める力をもち、身軽で素早い戦闘が得意としている。また、手から強力な破壊弾を放つこともできる。バルデス声 - 小野健一闇のファイターの一員である長身の男性で、長い顎に七三分けにした髪が特徴。最後に登場した。一人称は「わたし」。灰色のボディスーツを着用しており、その上には黒色のマントを身につけている。その正体はジャアクキングそのものにして、闇のファイターの一員として潜んでいた仮の姿と名。闇のファイターの中で最強の戦士であり、4人をまとめるリーダー格でもある。また、ジャアクキングの「いのち」(洋館の少年)の成長を見届ける者と称している。知識量や洞察力が優れており、ひかりをクイーンの「いのち」だと見抜くだけでなく、「ハーティエル」のことも知っている。また、洋館の少年とひかりの相互の接近・変化にも注目していた。戦闘能力は非常に高く、プリキュア全員を圧倒し、気をつよめるだけで地割れをおこしたり、手から強力な破壊光線を放つこともできる。また、プリキュアたちの技である「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス」をも無効化にできる。第12話で初登場し、第22話、第23話でプリキュアたちに挑むが、新しい力を得たプリキュアたちの「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク」をうけて致命傷を負うが、第31話にて強化する形で復活した。

そのほか

執事ザケンナーA、執事ザケンナーB声 - 小松里歌(執事ザケンナーA)、滝知史(執事ザケンナーB)闇の戦士たちが住む洋館で働くザケンナーの2名。普通のザケンナーと違い、ことばを話す。語尾に「ザケンナー」とつけている。執事ザケンナーAは頭にバンダナを着け、背は低い。働き者だが少々短気。執事ザケンナーBは背が高く、飽きっぽい。仕事を真面目にしないことがある。そのため、しばしば執事ザケンナーAに怒られている。愛読書は石の番人と同じく『ふたりもプリプリ』。ドツクゾーンのメンバーではジャアクキングとともに出番が多いが、プリキュアとはあまり絡んでこない。第1期におけるジャアクキング残滅後も生き残り、少年が来るまで主なき洋館を守り続けていた。『MH』では洋館での雑用に加えて、少年の世話をもこなす。なお、この2体のザケンナーがどうなったのかは不明である[注 16]オウム声 - 飯田利信洋館で飼われているオウム。しばしばベルゼイの言葉を復唱する。ベルゼイたちがウィズダムを捕らえた際、ウィズダムの見張り役も務めていた。

怪物

ザケンナー声 - 上別府仁資(第1期1 - 22話)→滝知史(第1期の15話[注 17]、28話以降)黒くうず巻く「怒れる天空の妖気」が凝集した、形無き闇の生物。とりついた存在を怪物と化す。怪物の姿は憑依された存在によって異なるが、その多くに「額中央に浮かんだ怒りマーク形の瘤」が共通点として見られる。プリキュアの必殺技をうけると星型の「ゴメンナー」に分裂し、どこかに去っていく。また、ザケンナーを呼びだした者が撤収すれば自然消滅する。なかには影や異次元のような実体のない物、あるいは取りついたかわからないものまで存在する。また、量産されることもある。

主人公の家族

美墨家

美墨 岳(みすみ たかし)声 - 子安武人なぎさの父親。学生時代は科学部に所属しており、現在は研究職についている。豪快な性格でオヤジギャグを好む。その影響は娘のなぎさにおよんだ(妻以外にはうけない)。また、初登場時はなぎさにコブラツイストの正しい掛け方を伝授した。その一方でなぎさと亮太を大切に思っており、なぎさとほのかが無断で単独行動をしたことに対して心配し、本気で叱ることもあるなど父親らしい面もみせる[注 18]。若いころキャンプに何度も行っており、飯盒やダッチオーブンなどを上手に使える。美墨 理恵(みすみ りえ)声 - 荘真由美なぎさの母親。ハッキリとした性格で、だらしないなぎさには厳しい面もあるが、やさしい一面もある。ほのかとケンカしたなぎさにアドバイスを与えるなど、よき相談相手にもなっている。夫のオヤジギャグにはかならず大ウケして、なぎさと亮太にあきれられている。美墨 亮太(みすみ りょうた)声 - 高橋直純なぎさの弟。登場時は小学校5年生。ほのかに憧れている。生意気な言動が多いために姉とはケンカが絶えず、たびたびコブラツイストなどを掛けられるが、仲はそれほど悪くない。なぎさには基本的に頭は上がらないが、宿題をやってもらうため弱みを握ったこともある。なぎさ同様食い意地が張っているが姉にはおよばず、1度スイカの早食い競争をしたときはボロ負けした。なぎさ同様スポーツが得意で、バドミントンが好き。

雪城家

雪城 さなえ(ゆきしろ さなえ)声 - 野沢雅子松岡由貴(少女時代)ほのかの祖母。ほのかからは「おばあちゃま」と呼ばれている。普段海外での仕事で家を空けている息子夫婦に代わる保護者として、ほのかを温かく見守っている。おだやかな性格で、ほのかがなぎさとケンカしたときには仲直りのアドバイスを与えるなど相談に乗ることがある。少女時代はほのかに瓜二つで、父親(CV:入江崇史)から欅の丘を登る時のおまじないである「六根清浄」を教わっている。子供たちを引き連れて、その丘から空襲を受けて焼け野原と化した町を一望して絶望するが、ミップルの「希望を捨ててはいけない」という励ましに勇気づけられる[注 19]。小説版の設定では、骨董品を扱う仕事をしている父親の手違いで偶然手に入ったキュアホワイトの「カードコミューン」に魅了され、それをお守りとしていた。また、ジャアクキングの暴走による時空の歪みでなぎさとほのかの時代に飛ばされて、その時にジャアクキングと対峙するプリキュアを勇気づけたことがある。これらの不思議な経験もあってか、ふたたびカードコミューンを手にした際にミップルと再会した直後、ザケンナーを一喝して黙らせたり、いかにもなぎさとほのかの行動を読み取っているような発言をしたりと、とてつもない精神力と洞察力を発揮している。

雪城 太郎(ゆきしろ たろう)声 - 宮下タケルほのかの父親。妻とともに海外でアートディーラーを営む。仕事には非常に厳しいが、年に一度、ほのかの誕生日には大量のプレゼントを手に帰国し、親子3人で水入らずの時間をすごすほどの溺愛ぶりを発揮する。雪城 文(ゆきしろ あや)声 - 伊藤美紀ほのかの母親。夫とともに海外でアートディーラーとして活動しており、仕事には厳しいバリバリのビジネスウーマンだが、娘のこととなると我を忘れる。忠太郎(ちゅうたろう)声 - 置鮎龍太郎(無印22話のみ)雪城家の飼い犬で、雄のゴールデンレトリバー。賢く人懐っこい性格で、ポルンとも仲よくなる。飼い主とはぐれて迷子になった子犬のモコ(詳細後述)を見つけてきて、その飼い主捜しに貢献したことがあるが、このときの2匹の会話は人語に訳されており、自身はなぎさたちのことを「不思議な連中」とみていて、ほのかのことを主人よりはむしろ「マブダチ」だと思っていることが語られている。

そのほか

藤田 アカネ(ふじた アカネ)声 - 藤田美歌子ベローネ学院女子中等部OG。気っ風のいい頼れる姐御肌で、なぎさやほのかの相談相手。なぎさのラクロス部の大先輩で、ラクロス部の合宿では鬼コーチぶりを発揮する。大企業でOLとして働いていたが、いつか自分の店をもつ決心をして、たこ焼きの屋台を始める。『MH』では屋台を「TAKO CAFE」にリニューアルした。屋台で使用しているクルマは「フォルクスワーゲン・タイプ2」である。仕事をしているときは、頭に星模様の入った赤いバンダナを巻いている。『MH』では「ベローネのルリ子さん」という怪談を、3年のときに広めた張本人であることを明かした。『MH』ではひかりが「いとこ」として同居している。

ベローネ学院

なぎさやほのかが通う私立学校。中等部と高等部が存在する。ベローネのつづりは Verone。女子と男子では校舎と校門が分けられている。

教師

竹ノ内 よし美(たけのうち よしみ)声 - 永野愛なぎさ、ほのからがいる2年桜組の担任。担当は国語。学校行事やクラブ活動にいそしむ生徒らをいつも優しく見守る。イケメンに弱く、教育実習生として潜入してきたピーサードに惚れ、彼に利用されたことがある。無印第39話で竹野内達彦[注 20]と結婚した。旧姓は竹内。結婚生活の現状を聞かれてラブラブと答えたり、枕投げに参加したりなど、子供みたいな性格でもある。『MH』では、引き続き3年桜組の担任を受けもつ。校長声 - 塩屋浩三ベローネ学院女子中等部の校長。本名は不明。大らかな性格であり、生徒たち一人一人を温かい視線で見守る。基本的に穏和だが、教頭に対して強く言う場面もみられた。校長の職にありながら学校行事やクラブ活動にも熱心に顔をみせ、生徒一人一人を気遣うことを忘れない。米槻(こめつき)声 - 西村朋紘ベローネ学院女子中等部の教頭。いつも校長のそばに付き従い、ゴマすりに余念がない。生徒指導に熱心なあまり生徒からは敬遠されているが、だれよりもベローネ学院を愛し、陰で地道な教務をこなす苦労人でもある。そのため毎日誰よりも早く登校し、誰よりも遅く下校している。第1期の第7話ではザケンナーに乗り移られて、自分の本音をぶちまけた。とあるころから漫画にハマリだし、生活指導の名の下に漫画を生徒から没収して、ほかの教員が退勤した時間に読んで楽しむという一面ももつ(学院OGのアカネは知っていたが、在校生徒で知っているのはなぎさとほのかだけの模様。[注 21])。宮下(みやした)声 - 金光宣明数学担当の教師。第1期第1話においては、2年桜組の授業で居眠りをしていたなぎさに黒板の問題を解かせようとしたが、ほのかにそれが答えの存在しない誤った問題であることを指摘されて(「X-7=19+X」で、「0=26」となるため)、大恥をかいた。

女子中等部

高清水 莉奈(たかしみず りな)声 - 徳光由禾なぎさの親友。後ろで二つにわけた髪型だが、ラクロス部ではなぎさと同じように頭のてっぺんで髪を結んでいる。ラクロス部に所属(背番号は23)し、その俊足さを活かしたプレイでチームの要の1人となっている。なぎさ、志穂とは凸凹コンビで大の仲よしである。桜組の中で最も長身。おとなしめだが、他者を諭すなどの大人びた一面がある。失敗で落ち込んだ志穂を気遣うなど、友人想いのやさしい性格。惚れっぽい一面があり、かなり男子を意識している。ファッションに気を配っている。なぎさや志穂と行動をともにすることが多い。なぎさが仲よくなって以降は、ほのかともある程度親しくなるが、最後まで相手を「雪城さん」と名字で呼んでおり、ほのかからも「高清水さん」と呼ばれていた。『MH』ではもち前の気遣い深さで、志穂とともに主将となったなぎさをフォローしている。MH20話では、ケガをしたタヌキの子供を介抱して世話をしたことがある。このタヌキをポン太之介と命名していた(なぎさに説得されたため、怪我が治った後、山に返した)。久保田 志穂(くぼた しほ)声 - 仙台エリなぎさの親友で、ラクロス部に所属(背番号は55)。クラスで一番背が低く、髪型はややボブに近い。噂話に興味があり、さまざまなところから話を仕入れてくる情報通でもあり、その情報がなぎさたちに事件解明の道を見だしたこともある。言葉の始めや最後のフレーズを3回繰り返して言う口癖がある。なぎさ、莉奈とは私生活でも行動をともにすることが多く、2人に比べてアクションが大きく、3人の中で一番喧しい。将来は映画監督を目指しており、文化祭ではクラスの舞台劇として2年時は「ロミオとジュリエット」、3年時は「牛若丸と弁慶」を、クラスの中心となって監督と演出を担当、後者では両親(声 - 樋渡宏嗣松本美和)に自らの将来への熱意を伝えるべく、ワイヤーアクションを取り入れた大がかりな演出を考案した。明るい性格で、ラクロス部ではムードメーカーに徹している。試合中のミスが元でラクロスをやめたいとまで思いつめたことがあるが、莉奈の説得で無事立ち直った。莉奈同様、ほのかとは最後まで互いを「名字に『さん』付け」で呼び合っていた。メグミ声 - 西野陽子ラクロス部に所属するなぎさの同級生。苗字は不明。試合時には頭部をタオルで縛り、てっぺんで髪を結っている。3年時に前主将の中川から背番号9を引き継がせた。中川 弓子(なかがわ ゆみこ)声 - 生天目仁美なぎさの1年上の先輩で、友華や省吾と同級生。第1期時代のラクロス部主将(背番号は9)で、試合時には赤いバンダナを付ける。冷静沈着な性格でチームの司令塔的存在であり、試合に負けても部員それぞれのコンディションを気遣うため、頼れる先輩として部員たちに慕われている。エースであるなぎさには多大な信頼を寄せ、彼女に主将の座を継がせた(背番号はメグミが引き継いだ)。マキ声 - 寺田はるひ『MH』から登場。ラクロス部に所属する2年生。リーグ戦直前、今期の初戦という緊張の中、上級生のメグミと些細なことで喧嘩するも、なぎさにチームワークの大切さを説かれて緊張が解け、名藻内中学戦の中でメグミと仲直りして行く。第43話では引退したなぎさに代わって主将となるが、なぎさほどの人望を得られず悩むが、なぎさから「自分なりのやり方で頑張っていけばいい」励まされ自信を得て行った。ユリコ声 - 鎌田梢科学部に所属するほのかの親友。苗字は不明。ほのかからの信頼は厚く、礼儀正しい彼女が名前で呼ぶ数少ない人物の1人。発表会に出した雷実験装置「HONOKA1号」を人一倍熱心に研究、開発していた(彼女の功績を称え、装置は「YURIKO1号」と改名)。『MH』では科学部副部長となり、頼れる先輩、有能な部員として後輩の面倒を見たり部長のほのかをサポートしたりするなど、ますます大きな存在となった。野々宮(ののみや)声 - 寺田はるひ『MH』から登場。科学部に所属する1年生。実験中によそ見をして私語をしていたため薬品の入ったビーカーを割るという不注意を犯し、部長のほのかに厳重注意され意気消沈して退部まで考えだすが、ユリコの心遣いでほのかとうち解けることができた。永井 さゆり(ながい さゆり)声 - 小野涼子『MH』から登場。科学部に所属する2年生で、新部長。引退するほのかに花束を贈呈する。普通のしっかり者のようで、ほのかを安心させる。越野 夏子(こしの なつこ)声 - 小清水亜美なぎさ、ほのかのクラスメイト。桃色のヘアピン2本をつけている。科学研究発表会の会場で京子とともにプリキュアを目撃したことがきっかけで、子供を相手に公園でキュアブラックのコスプレをするようになった。このコスプレの件を京子ともどもなぎさとほのかに警告されるが、ポイズニーに利用されて酷いめにあう。しかしその後も懲りずにプリキュアごっこを続けていた。学園祭の舞台劇『ロミオとジュリエット』では、衣装を担当した。3年時の修学旅行でも自前の着物を持参するなど、京子とともに裁縫の腕前はかなりのものである。森 京子(もり きょうこ)声 - 名塚佳織なぎさ、ほのかのクラスメイトで、耳の真上から下ろしたツインテールが特徴。夏子とともにプリキュアの戦闘を偶然目撃し、キュアホワイトのコスプレをして公園の子供の前でプリキュアショーを開催していた(決めゼリフを「さっさとお家に帰りなさい!」と間違えていた)。このコスプレが原因で夏子ともどもポイズニーに利用されて怖い思いをさせられたことに懲りて、プリキュアごっこを辞めると宣言したものの、結局辞めておらず、なぎさとほのかも頭を抱えた。裁縫が得意で、学園祭の舞台では夏子とともに衣装を担当したほか、よし美先生が結婚する際にクラスからのプレゼントとして、キルトのベッドカバー製作の技術監督を務めた。柏田 真由(かしわだ まゆ)声 - 渡辺明乃なぎさ、ほのかのクラスメイトで、美術部に所属。なぎさに憧れ、ある日髪型を彼女を意識したものに変えた。少し内向的な性格。画家マリオ・ピッカリーニのファンで、無印第4話では社会科見学で美術館に行った際、バス内で恐る恐る手をあげ、美術館に展示されているピッカリーニの作品「星屑の晩餐会」をみんなに見てほしいと意見した。ピーサードの手で美術館がザケンナーになった時に「星屑の晩餐会」の絵の中に入りこみ、戦後ようやく生還した。夢の中でピッカリーニに会ったと語っている。無印第39話では、結婚を控えたよし美へのプレゼントである、手作りのキルト作りに参加。美術部での知識や腕前を生かし、デザインを担当していた。谷口 聖子(たにぐち せいこ)声 - 吉田小南美なぎさ、ほのかのクラスメイト。髪の左側を四つ葉のヘアピンでとめているのが特徴で、性格は引っ込み思案。男子中等部に転入して来たキリヤに好意を抱いていた。初めは1人で渡そうとしたラブレターを受け取ってもらえず、後に莉奈と志穂が強引にキリヤに手紙を渡そうとし、さらに二人が告白の後押しにほのかが関わっていたことを口走ってしまったことでキリヤが憤慨し、キリヤにラブレターを目の前で破られて泣いた(のちにキリヤが謝ったことでわだかまりはとけた模様)。合唱コンクールでは、ピアノ演奏を担当した。森岡 唯(もりおか ゆい)声 - 城雅子なぎさ、ほのかのクラスメイト。明るい性格で、よし美先生の結婚祝いにクラスでプレゼントを作ることを考案した。なぎさの親友だが、彼女と同じく藤村に憧れる恋のライバルでもあった(本人に自覚なし)。そんなことは露知らず、なぎさに恋の相談をする。のちに藤村に告白するもふられたが、告白する勇気をもらったとなぎさに感謝を伝えた。矢部 千秋(やべ ちあき)声 - 中川亜紀子無印第45話に登場。なぎさ、ほのかのクラスメイトで、メガネが合う知的な少女。かなり生真面目で自他ともに厳しい性格。音楽部に所属し、西部地区中学校合唱コンクールのベローネ学院代表に桜組を導く。そのもち前の音楽の才能を活かし、合唱曲の選曲やアレンジ、そしてコンクール本番では指揮を執るなど、クラスを牽引した。小田島 友華(おだじま ゆか)声 - 飯塚雅弓なぎさ、ほのかの1年上の先輩で、科学部に所属する(しかし、あまり顔をだしていなかった)裕福な家庭のお嬢さま。成績優秀、スポーツ万能、さらには容姿端麗で女子生徒の憧れの的。その文武両道ぶりからバレー、テニス、吹奏楽、茶道、英会話などさまざまな部活から助っ人を頼まれているが、精神的疲労を感じている。この心理をポイズニーにつけ込まれたことがあり、このときはザケンナーが友華の姿になったため、本物に目印を付けるべくなぎさによって顔に落書きされた(無意識だったため犯人がなぎさとは気づいていない)。自由奔放ななぎさに惹かれ、彼女をよきライバルとして意識する。いつしかなぎさには自然体で接するようになり、周囲を驚かせた。弓子と同級生。『MH』では学院高等部に進学したが、高等部でも同様に一目置かれた存在になっている。多幡 奈緒(たばた なお)声 - 菊池こころ『MH』から登場。ひかりのクラスメートで、なぎさに憧れているショートヘアの少女。美羽とともにひかりをフリーマーケットに誘い、孤独なひかりと徐々に仲よくなっていく。バスケ部所属で、小柄な体をいかした軽快なフットワークが自慢。高校生との3on3に、なぎさとひかりを巻き込み、ひかりに奇跡のロングシュートが生まれるきっかけを作る。ラストで、ひかりに「奈緒」と下の名で呼ばれ、親友となる。古着選びが趣味。また、支倉一樹にも憧れをもっている。映画スターのヤン様のファン。加賀山 美羽(かがやま みう)声 - 水沢史絵『MH』から登場。ひかりのクラスメートで、左右で小さくしばった髪型をしている。ほのかに憧れており、初登場時は彼女の物真似を披露している。奈緒とともにひかりをフリーマーケットに誘い、硬かったひかりのこころを徐々にほぐしていく。ラストでは、ひかりから「美羽」と呼ばれ、親友となる。奈緒と一緒に「なんてね、なんてね、なんてね」と踊ってみせたりしてる。映画スターのピラット・ブットのファン。

男子中等部(男子高等部)

藤村 省吾(ふじむら しょうご)声 - 岸尾大輔(現・岸尾だいすけ)なぎさたちの1年上の先輩で、なぎさが憧れる存在。12月12日生まれ。サッカー部の主将を務める(背番号は10)。容姿端麗で誠実な性格のため、男女問わず人気がある。ほのかとは互いに恋愛感情はないが、幼なじみの関係にあるため親しい。あだ名は「藤P(ふじぴー)」で、初めて木俣やほのかに呼ばれたときは嫌がっていたが、のちになぎさに呼ばれた際は嫌がっていなかった。木俣によると「得意技はバカ蹴り」。雪を見て雪だるまを作りたくなるなど、無邪気な一面もある。『MH』では学院高等部に進学し、中学時代と同様にサッカー部に所属。1年生ながらレギュラーメンバーに抜擢された。なぎさの声援を聞いてからファインプレイをみせるなど、彼もなぎさのことが気になっている描写があり、『MH』ではなぎさの誕生日を覚えていた。木俣(きまた)声 - 加藤木賢志藤村と同じサッカー部に所属する親友(背番号は4)。陽気な性格でチームのムードメーカー。藤村と並んで最強コンビともいわれている。祖父母(声 - 徳丸完巴菁子)は田舎で農業を営んでおり、肩を痛めた祖父の手伝いをするため、藤村となぎさ、ほのか、キリヤに同行を願い出たこともある。『MH』では藤村と同様に学院高等部のサッカー部に所属し、レギュラーメンバーに抜擢された。なぎさと藤村を2人にしようとするほのかの思惑もあり、夏祭りには肝試しを提案して自作のくじ引きでほのかとペアになったり、クリスマスパーティでダンスの相手にほのかを誘ったりと、彼の方もほのかに気があるような素振りを見せている。支倉 一樹(はせくら かずき)声 - 飯田利信省吾、木俣とは1年年下の生徒。バスケットボール部に所属する長身の少年。自由奔放な性格で、ルックスも結構いいので女子に人気があり、莉奈も憧れていた。好みのタイプは元気な女の子。恋にも積極的で、なぎさの体育祭での活躍ぶりを見て彼女に一目惚れし、校門前で突然告白して栗拾いに誘った。栗拾いの最中に戦いにまき込まれて気絶し、うすれる意識の中で戦闘中のキュアブラックの姿を見て、彼女こそ理想の人だと確信し、キュアブラックとなぎさが同一人物と気づかず、あっさりなぎさに告白の撤回をした。

ゲストキャラクター

第1期

ブレキストン声 - 二又一成故人。あらゆる物の真理に最も近づいた物理学者。ほのかが尊敬する人物で、彼女の部屋には彼の写真も飾ってある。マリオ・ピッカリーニ20世紀初頭のイタリアの画家。貧しい農家の三男として生まれ、畑仕事をしながら地道に絵を描いていき、世に認められた。なぎさ達が訪れた美術館で公開されていた彼の代表作は、ミップルが虹の園へやってきたその瞬間を描いたもの。小熊声 - 坂本千夏第6話に登場。メップルが落としたプリズムホーピッシュを回収するため、なぎさとほのかが山梨県の山中に行ったときに遭遇した、ツキノワグマの小熊。親熊とはぐれてしまい、丸太に乗ったまま川に流されたところをなぎさが助けようとするも、カナヅチであることが災いしてなぎさまでもが丸太にしがみつき、その際に小熊はなぎさに足蹴を食らわせることになった。何とか助かり親熊と再会するも、今度は親熊がザケンナーに憑依され怪物化、攻撃を受けてしまう。プリキュアに変身したなぎさとほのかがゲキドラーゴと親熊に取り付いたザケンナーを追い払い、親熊とともに山中へと帰る。強盗声 - 園部啓一永野善一石川和之第10話に登場。ほのかの誕生日に帰国した雪城夫妻が仕事で呼ばれた宝石店に押し入った3人組の強盗犯。元は真面目に働いていたサラリーマンだったが、勤務していた会社の社長が会社の金を持ち逃げしたため、強盗に走ってしまった。銃を持っているように見せかけ、雪城夫妻と従業員を人質に金品を要求するも、それに物怖じしないほのかに逆に説教されて大人しくなり心動かされた。しかし今度は運悪くゲキドラーゴが押し入り、自分たちを諭してくれたほのかを守ろうとゲキドラーゴに立ち向かうも、デコピン一発で3人とも気絶してしまう。戦後は無事意識を取り戻し乗り込んできた警察に大人しく逮捕され、「罪を償って一からやり直す」とほのかにお礼を言い連行される。モコ声 - くまいもとこ第22話に登場。忠太郎が河原で見つけた子犬。飼い主のアキオ(声 - 菊池心(現・菊池こころ))が引っ越しの際、引っ越しのトラックから落ちて離ればなれになってしまった。なぎさとほのかが首輪に書かれていた名前と住所からアキオの家を辿っていき、忠太郎がモコに染みついたアキオのにおいを辿ったことで無事アキオと再会できた。なお、この話のこの2匹の会話は人語に訳されている。

Max Heart

中尾(なかお)声 - 滝知史『MH』に登場。アカネの会社員時代の後輩。タコカフェをたびたび訪れ、アカネに会社へ戻り、彼女が始めたプロジェクトに復帰するよう説得するが、アカネとひかりがタコカフェへ寄せる情熱に負け、説得を諦める。アカネに密かな恋心を抱いているらしく、彼女に「もう一つのお願い」としてデートを申し入れている。甘井(あまい)声 - 松谷彼哉『MH』第10話に登場。なぎさ達のクラスが見学実習で訪れたケーキ工場のオーナーを務める女性。子ヤギ声 - 水田わさび『MH』第12話で、アカネが出張出店でナデシコ牧場へ出向いたとき、手伝いについて来さされたなぎさたちと出会った。主にひかりによく懐く。大輝(だいき)声 - 岡村明美『MH』第21話に登場。ひかりと同年齢くらいの少年。七夕の当日、母親と喧嘩して家を飛び出し、ひかりと偶然出会う。ひかりと意気投合しともに遊んだ後、「鳥のようにどこまでも飛んでいきたい」と言うが、ひかりの「鳥も翼をたたんで休める場所が必要」という言葉や、アカネとひかりの触れ合いを見て、家に帰ろうと決心。ひかりに、珍しい石をプレゼントして、若葉台を去る。植田(うえだ)声 - 田村勝彦『MH』第27話に登場。アカネの大学時代の友人の親で、妻(声:松岡洋子)とともに梨園を営んでいる。アカネがタコカフェの新メニューの素材を調達しに来た際、一緒に付き添ったなぎさ達に梨の収穫を体験させる。アリサ声 - 沢城みゆき『MH』第29話に登場。ひかりがタコカフェで偶然出会った少女。兄(声 - 木下紗華)を強く慕い、ルルンのシンパシーを呼ぶ。公園で遊んでいた時に熊のぬいぐるみを落としてしまい、兄が探している間タコカフェで待っていた。ひかりが目を離した隙に兄を探しに行ってしまい、ウラガノスに襲撃される。水戸屋のおばさん(みとやのおばさん)声 - 峰あつ子『MH』第32話に登場。ほのかが幼いころから贔屓にしていた老舗の団子屋。ほのかの紹介でなぎさ達が桜組の学校新聞取材で訪れた際、同店を畳むつもりであることを仄めかしたが、ほのかが学校新聞に寄稿した水戸屋を慕う記事内容に胸打たれ、店を続ける勇気を得る。笹野(ささの)声 - 長島雄一『MH』第34話に登場。なぎさたちが修学旅行で京都を訪れた際に出会った映画村の小道具係。なぎさの好きな古い時代劇のセットもこの人が手がけたと知り、なぎさは欣喜雀躍。特に忍者劇に使用したガマの着ぐるみは、彼の若いころの思い入れ深い張り子だったが、ウラガノスによってザケンナー化させられてしまう。望(のぞみ)声 - 川田妙子『MH』第36話に登場。タコカフェが滞在する公園の近くに住む幼い少女で、大変大人しい性格。たまたまポルンとルルンを見つけ、ぬいぐるみだと思って家へ持ち帰る。独り遊びしているうち、父(声 - 滝知史)の大切にしていた模型を誤って壊してしまう。そのため出張から帰ってくる父を迎えに行くのを躊躇っており、母(声 - 氷青)から心配されていた。陰からのポルンの声に励まされ、父に謝ることにし、父から許された。そして、ポルンらを探し回っていたひかりにポルンとルルンを返し、なぎさらが持つメップルたちと同種のぬいぐるみということにして沈静化する。永沢 勝子(ながさわ かつこ)声 - 折笠富美子『MH』第39話に登場。ベローネ学院ラクロス部の宿敵である御高倶学園女子ラクロス部の主将。生真面目で厳格な性格であり、ラクロスの攻撃陣形もコンピューターの如き正確さを選手らに求める。1年の時はベンチで、1年の時からスタープレイヤーのなぎさにあこがれていた決勝で対戦することになったベローネの敵陣偵察を兼ねた敵将への挨拶のためなぎさを訪ねるが、そのままタコカフェに誘われ、なぎさのお気楽でフレンドリーな姿勢に肩透かしを食わされてしまった。試合でも自分達と好対照のプレーをするベローネに圧倒され、なぎさに脱帽。最後は握手して、友好を深め合う。木村(きむら)声 - 道添愛美『MH』第39話に登場。御高倶学園女子ラクロス部のレギュラーで、比較的長身。主将の永沢に精密機械のような正確さを求められていたが、決勝でなぎさによってのびのびプレーの大切さを知った永沢に、自由にプレーしてよいと言われ、生き生きしてくる。山中(やまなか)声 - 埴岡由紀子『MH』第39話に登場。御高倶女子学園ラクロス部のレギュラー選手。木村と対照的に比較的小柄。主将の永沢に正確さを優先した陣形を押さえ付けられていたが、決勝でなぎさによってのびのびプレーの大切さを知った永沢に自由なプレーを許され、木村同様それまで感じたことのない生き生きしたプレーを見せる。柴田 祐二(しばた ゆうじ)声 - 渡辺久美子『MH』第40話に登場。亮太が有名バドミントンクラブへの入会試験の際、ペアを組んだ小学生。亮太と同じく小さいころからバドミントン好きであり、自分の力を試したくて入会試験に参加したなど、共通点があることから亮太と仲良くなる。素直な性格で、勝ち負けに拘らず純粋にプレーを楽しむ、バドミントンを心から愛する少年。高田(たかだ)声 - 奥島和美『MH』第40話に登場。亮太が入会試験を受けた有名バドミントンクラブの生え抜き有望選手。その年に準優勝したほどの実力の持ち主。亮太が祐二と組んで対戦。亮太組はやはり敗れるが、2人の取り組みを認めたコーチに入会を勧められた際、自らも亮太達と一緒に練習したいと入会を後押ししてくれた。

ゲーム版のキャラクター

ハカセ声 - 山口健テレビシリーズの派生作品『ふたりはプリキュアMaxHeart DANZEN!DSでプリキュア 力を合わせて大バトル‼』に登場するキャラクター。なぎさたちの前に突如として出現した新たな敵。眼鏡をかけている初老の男性怪人であり、銀色のセミロングヘアが特徴。薄い緑が基調のロングコートを着用している。理由は不明だがプリキュアの抹殺を目的に掲げ、プリキュアたちに倒された怪物の「ザケンナー」たちを復活させ、そのザケンナーたちを使役してプリキュアたちを襲撃してくるが、同じくザケンナーを使役する「ドツクゾーン」との関係性は不明である。闇の科学者として活動しており、とある遊園地の地下にある研究所を本拠地にしているが、研究内容は不明である。物語終盤にて、すべてのザケンナーを倒されたことでプリキュアたちに追いつめられるが、今まで倒されたザケンナーたちを吸収することで最終形態へと変貌し、その強大な闇の力でプリキュアたちを圧倒する。しかし、結果的にはプリキュアたちに逆転されることになり、最終的には彼女たちの必殺技である「プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス」を受けて断末魔とともに消滅した。

プリキュアの設定

ミップル曰く、光の使者。カードコミューンにクイーンのプリキュアカードをスラッシュし、なぎさとほのかが手を繋ぎ合わせ「デュアル・オーロラ・ウェイブ!」という掛け声をあげることで変身する。変身後は「闇の力のしもべ達よ!」(ホワイト)「とっととお家に、帰りなさい!」(ブラック)という決めゼリフが入る。初変身となった『無印』第1話では、変身時の決めポーズや決めゼリフは無意識に行っていたようで、自身の行為に自分で驚き変身後の姿にも戸惑う仕草をするが、『MaxHeart』ではコスチュームの懐かしさと差異を述べる。必殺技なども2人が揃って手を繋がなければ使用することは出来ない。立ち位置は向かって左がブラック、右がホワイトになる。シャイニールミナスは単独で登場する。

変身すると身体能力が向上し、パワーやジャンプ力も常人を超えたものとなり、それを生かした肉弾戦闘を主に得意とする。その怪力は凄まじく、ザケンナーを薙ぎ倒したり、ワイヤーの切れたエレベータを力づくで止めるなど計り知れない[注 22]。防御力も向上し、気絶した一般人が吹き飛ばされた際には、身代わりにクッションとなることもあった。また、戦闘によって起こった周囲の地形、建築物などへの被害は戦いの後に自動的に修復される。

プリキュアとドツクゾーンとの戦いは人目を避けて行われており、また戦う前にプリキュアが異空間のようなものに引きずり込まれたり、一般人が皆眠りに付くといった展開もしばしば起こるため、全編を通してプリキュアが戦っているという世間一般における認知度は低い[注 23]。一方で目撃者が現れる場合もあり、喧伝されるなどしてなぎさたちを困らせたこともある。

『MH』からはハートフルコミューンによって変身するようになる。使用時はクイーンのプリキュアハートをセットし、ハートセンサーに手を通すことで以前と同様に変身する。外見上コスチュームは目立った変化はないが、胸のリボンにハート型のジュエルが追加され、イヤリングが銀色から金色に変更されているなど、それぞれ細部は細かく変更されている。必殺技や基本能力などもパワーアップしている。

クロスオーバー作品では全て『MaxHeart』のコスチュームで登場する。

キュアブラックカードコミューンとなったメップルの力で美墨なぎさが変身するプリキュア。コスチュームはスカート丈の短い黒のドレスとスパッツを組み合わせた物で、動き易さに重点を置いており、『無印』のみ、へそ出しルックになっている。装飾品はハートのイヤリングと胸にピンク色のリボンをつけており、髪飾りはつけていない。髪は首周りが若干伸び、前髪も左になびく程度でホワイトと比較すると変化が少ない。黒のコスチュームと補色のピンクが相まって全体的に精悍なイメージとなっており、ベルトはガンホルダーを意識したものとなっている[24]。戦闘ではパンチやキックなどの打撃系が中心のパワー型。特に連続打撃系の技を多用し、息をつかせぬ勢いで相手に打ち込んでいくパワフルな戦闘を得意とする。一撃の威力も高く地面をパンチで崩して敵にダメージを与えたり、腕を高速で回すことで威力を増強させるなどのシーンも見られた[注 24]カンフーの構えを見せ、棒術で戦ったこともある。『MH』ではハートフルコミューンとして復活したメップルとともに変身し、能力がパワーアップした。コスチュームはへそ出しではなくなり、ピンクのハートの飾りがついた同色の腰飾りが追加され、スカートなどのフリルも二重構造に変わっている。キュアホワイトカードコミューンとなったミップルの力で雪城ほのかが変身するプリキュア。コスチュームはパラソルのようなスカートを基調とした純白のドレスで、白のコスチュームと補色の水色が相まって全体的に柔らかいイメージとなっている。装飾品はハートのイヤリングと胸に水色のリボンをつけている。髪は変身前のロングヘアーから頭頂部で青色のハートがついた水色のリボンで結ったポニーテールとなる。戦闘での打撃は足技や回転系の技が中心で、体が柔軟なため、敵を投げたりいなす類の合気道系統の技も多用。精神的なタフさがあり、真っ先に敵へ説教をするなどブラックをリードする場面も多く見られる。『MH』ではハートフルコミューンとして復活したミップルとともに変身し、能力がパワーアップした。ブラックとは対照的にコスチュームに大きな変化は見られないが、フリルが多少大きくなり、スカートの上にさらに装飾が追加され、コミューンを吊るすパーツも大きめの金具に変化する。装備品レインボーブレス無印第30話より登場。プリズムストーンのパワーを得たポルンの力によって、腕に取り付けるブレス型の強化アイテム。装着者によってハートの部分の色と装着部位が違い、ブラックのものはピンク色で右腕に、ホワイトのものは水色で左腕に装着される。装備すると能力が上昇するうえに体力も回復し、「プリキュア・レインボー・ストーム」が使用可能になる。『MH』では登場しない。スパークルブレス『MH』の第23話より登場するブレス型の強化アイテム。装着者によってリボンの色と装着部位が違い、ブラックはピンク色で右腕に、ホワイトは水色で左腕に装着される。装備すると能力が上昇する他、必殺技が強化される。装着の際は両腕を風車のように回してからポーズをとる。必殺技を使用すると中心のスクリュー部分からそれぞれ黒と白の電撃が走る。

シャイニールミナス

『MH』第5話から登場する輝く生命。タッチコミューンとなったポルンの力で「ルミナス・シャイニング・ストリーム!」という掛け声とともに九条ひかりが変身した姿である。名前の通り厳密にはプリキュアに含まれない。変身後「光の心と光の意志、総てをひとつにするために!」という決め台詞がある。

コスチュームの基本カラーはピンク色で、装飾品は黄金色のハートのイヤリングと胸に赤色のハートがついたピンクのリボンをつけている。髪は変身前の左側に結っている三つ編みから赤いリボンで結ったボリュームのある長いツインテールとなる。プリキュア同様に跳躍力や走力などの身体能力が大きく上昇しているが戦うことは苦手で、単独で攻撃する技をもたないなど、戦士ではないとされている[25]。初登場時には空中回転した後で尻餅を付くなど、プリキュアとは違って戦士ではないということをアピールする演出も加えられている[25]。その後の戦闘でもプリキュアのように真っ向から敵に向かっていくということはせず、敵の攻撃をひたすら避けたり、後方支援に徹している。アイテムの力で強力なバリアを発動させることも可能。

装備品ハーティエルバトンルミナス・ハーティエル・アンクションを発動させるためのアイテムでルミナスの標準装備。ルミナスの呼びかけに応じ、宇宙から飛来してくる。ハートモードとバトンモードが存在し、後者は技の発動時の形態で、弓のように変形する。ルミナスの強大な力を暗示するかのように巨大化して描かれるシーンも存在する[26]。スーパープリキュアに変身した際は、カラーリングが若干変わる。ハーティエルブローチェシャイニールミナスの防御用アイテム。ハーティエルブローチェを胸のリボンに付けることによって、強力なバリアを張ることも出来る。

必殺技ルミナス・ハーティエル・アンクションハーティエルバトンを用いたシャイニールミナスの単独必殺技。ルミナスが「光の意思よ!私に勇気を!希望と力を!」と叫ぶことで発動する。発動時にバトンを空中に放つと同時に、腰を低く落とした独特のポーズを取るのが特徴[注 25]。バトンは発射直前に1回転する間にワイプしながら拡大し、発動後に元の大きさに戻って消える。虹色の光のパワーで邪悪な気を中和して、敵の動きを停止させたり、逆にプリキュアには力を与えるサポート系の拘束技。

共通・合体必殺技

キュアブラック・キュアホワイト(第1期)本作品でのプリキュアの必殺技は必ず2人が揃うことで使用可能になるため、単独の必殺技は存在しない。プリキュア・マーブル・スクリュー第1期での必殺技であり、『MH』ではさらに強化されることになる本作品のプリキュアにおける基本技。ブラックが「ブラックサンダー!」、ホワイトが「ホワイトサンダー!」と叫び雷を召喚し、同時に片手のひらから放つことで黒と白の螺旋状の激しい雷撃を生み出され、威力を発揮する。技の掛け声は「プリキュアの美しき魂が!」(キュアホワイト)・「邪悪な心を打ち砕く!」(キュアブラック)。プリキュア・レインボー・セラピー第1期前半で使用。半球形のオーラで、ザケンナーに取り付かれた生物から、ザケンナーを取り除く技[注 26]。ブラックが「ブラックパルサー!」、ホワイトが「ホワイトパルサー!」と叫びオーラを召喚する。技の掛け声は「闇の呪縛に囚われし者たちよ!」(キュアホワイト)・「今、その鎖を断ち切らん!」(キュアブラック)。プリキュア・レインボー・ストームレインボーブレスを装着することにより使えるようになった第1期後半からの技。技の掛け声は「希望の力よ! 光の意志よ!」(キュアホワイト)・「未来へ向かって、突き進め!」(キュアブラック)。既存の技とは異なり、名前の通り虹色の光線を発射する。

キュアブラック・キュアホワイト (『MH』)『MH』では、前述した第1期の技は一切使用していない。プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス『MH』から使えるようになったプリキュアの必殺技。技の掛け声などはプリキュア・マーブル・スクリューと同様であるが、発射する前に雷撃の篭った手を大きく引いた後、「マックス!」という掛け声とともに手を突き出し、エネルギーを発射するようになった。発射するエネルギーは、白い光線に黒い雷撃が亀裂のようにはしったようなものになった。プリキュア・マーブル・スクリュー・マックス・スパーク『MH』後半でスパークルブレスを装着したプリキュアの必殺技。技の掛け声や動作はプリキュア・マーブル・スクリュー・マックスと同様であるが、発射中にスパークルブレスが発動し、それに合わせて「スパーク!」という掛け声をかけることで光線が虹色に変化し、相手を飲み込む。(23話)

キュアブラック・キュアホワイト・シャイニールミナスエキストリーム・ルミナリオ3人の合体技。シャイニールミナスが持つハーティエルバトンを頭上に掲げ、溢れ出た光の洪水がブラックとホワイトを浴びせ、「漲る勇気!」(キュアブラック)・「溢れる希望!」(キュアホワイト)・「光輝く絆とともに!」(シャイニールミナス)という掛け声で、3人同時に力を押し出し、前方にハート型の虹色エネルギーから強力な金色の光波を発射する。三方向に分けて放つことも出来る。エキストリーム・ルミナリオ・マックス最終回のみで使われた、クイーンとして覚醒したシャイニールミナスとプリキュアとの合体必殺技。エキストリーム・ルミナリオとの違いはスパークルブレスを装備していること。

関連アイテム

カードコミューン第1期で登場。メップルとミップルは普段この姿である。メップルはピンクタイプ、ミップルは水色タイプのコミューンに変身する。なぎさ・ほのかがプリキュアに変身するときや、メップル・ミップルのお世話には「プリキュアカード」を使う。ハートフルコミューン『MH』で登場。メップルとミップルが生まれ変わった姿で帰ってきた際、変身出来るようになった。前作同様メップルはピンクタイプ、ミップルは水色タイプのコミューンに変身する。なぎさ・ほのかがプリキュアに変身するときや、メップル・ミップルのお世話には「プリキュアハート」を使う。プリキュア手帳石の番人ウィズダムが出現した時に,プリキュアに授けた交換日記用ノート型のアイテム。互いが思いを書いた、二人の関係は修復されていた。プリティコミューン第1期の登場アイテムの一つ。ポルンが虹の園で体力消耗を避けるための姿。ミラクルコミューン『MH』の登場アイテムの一つ。ルルンが虹の園で体力消耗を避けるための姿。タッチコミューン九条ひかりの変身アイテム。ポルンは普段この姿である。プリズムストーン青、赤、緑、水色、オレンジ、黄色、紫の色をした七つの宝石。全てを生み出すという力を秘めている。メップル、ミップルおよびダークファイブが所持していた。ウィズダムは、これらを「石」と「力」に分けることができる。プリズムホーピッシュプリズムストーンを収納するハート型の容器。プリズムストーンを守る石の番人・ウィズダムが宿っており、プリズムストーンの力を発揮できる。プリズムラブチェッカーラブラブ度が計れる光の園の相性をチェックした占いをするアイテム。クイーンチェアレクト『MH』の登場アイテムの一つ。九条ひかりを持つ12体のハーティエルの居場所となるアイテム。

作中用語

光の園メップル、ミップル、ポルンなどの妖精たちが住まう世界。ドツクゾーンジャアクキングが治める闇の世界。光の園とは対比関係のような形にあり、光の園のクイーンが力を減退させればドツクゾーンの闇の力は増大する。虹の園なぎさやほのかが住むこの世界(=地球)のこと。光の園やドツクゾーンの存在はほとんど知られていないが、過去の時代でも、光の園の住人が虹の園にやってきている。小泉学園(こいずみがくえん)なぎさやほのかが住む町の名称。町には「西急電鉄」の駅や商店街、科学館などが存在する。名前のモデルは制作会社の東映アニメーションが存在する「大泉学園」。かつて戦災により焼野原となったことがある。なお歴代プリキュアが住む町の中では珍しく「海」が存在しない。ベローネ学院なぎさやほのかが通う私立学校で中等部と高等部が存在する。男子と女子では校舎と校門が分けられている。制服は男女とも左胸にワッペンがある臙脂色のブレザーで、男子は青緑色のスラックス、女子はチェック柄入りの同色のスカートとなっている。また、男子はストライプが入った青色のネクタイ、女子は同柄同色のリボンをしている。制服は中等部、高等部とも同じデザインである。ANGEL LAND(エンジェルランド)小泉学園にある遊園地。モデルはとしまえん。「初代」第1話で、夜、なぎさとほのかがここに導かれ、メップル・ミップルと出会い、そしてピーサードに襲われた事で、二人はプリキュアに覚醒、プリキュアが誕生した。その後同第32話ではポルンを追ってなぎさ・ほのかが来園した。「MH」では第30話と第42話で登場、第30話ではなぎさ・ほのかとメップル・ミップルはひかり・ポルン・ルルンを連れて来園し、「初代」第1話でザケンナー化されたジェットコースターで遊んだ。そこへサーキュラスが襲い、シャイニールミナスはハーティアルブローチェを入手した。第42話ではなぎさとほのかが、藤村・木俣と共にスケート場で遊んだ。TAKO CAFE(タコカフェ)『MH』より登場する、アカネが経営する移動たこ焼き屋台。第1期の移動屋台に比べて什器が充実し、クレープやパフェも提供できるようになった。ひかりも手伝っている。オールスターズ映画では『DX』・『NewStage2』・『春のカーニバル♪』に登場[注 27]、『DX』では本作品同様、小泉学園で店を営んでいたが、そこへ『Yes!プリキュア5 / Yes!プリキュア5GoGo!』ののぞみ達6人がたこ焼きを買いに来るも、ルルンとフュージョンが現れて戦闘となるが、EDでは当時14人の全プリキュアが来店し、たこ焼きを買った。『NewStgae2』では場所は不明ながらなぎさとほのかが来店し、ひかりが手伝っている[注 28]最中、「妖精の世界」から「プリキュアパーティ」の招待状が舞い降り、3人は「妖精の世界」へ出発。『春のカーニバル♪』でも場所不明ながらなぎさ・ほのかが来店し、ひかりが手伝っている[注 28]時、「ハルモニア」から「春のカーニバル」の招待状が舞い降り、3人はハルモニアへ出発した。またその前の短編作『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』では、スタジアム前に出店、これからスタジアムへ行くなぎさ・ほのか・ひかり(なぜか手伝ってない)がたこ焼きを買い、その後ろには、本作品の志穂と莉奈、そして『5 / GoGo!』の増子美香が並んでいた。『NewStage2』ではこの他、四葉ありす(キュアロゼッタ)がプリキュア仲間を招いて開いたお茶会の席上、この店のたこ焼きが出されていた。なお最新作『みんなで歌う♪奇跡の魔法!』では、エピローグでのプリキュア達の花見の席上、なぎさとほのかがたこ焼きを食べていたが、この店の物かは不明。御高倶女子学園(おたかくじょしがくえん)無印第1話冒頭のラクロス勝負を始め、スポーツや合唱コンクールでベローネ学院の対戦相手となる学校。無印では「御高倶女子中学」と呼称されていた。ラクロスなどのスポーツのユニフォームは、白とやや橙色がかった黄色だが、制服は『MH』第39話で唯一登場(永沢キャプテンが着用していた)、薄い紺色のブレザーとスカートといった、比較的地味な色だった。

主題歌

『ふたりはプリキュア』

オープニングテーマ「DANZEN! ふたりはプリキュア」作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:佐藤直紀、歌:五條真由美同作品でラジオ関西賞(主題歌賞)を受賞。エンディングテーマ「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!」作詞:青木久美子、作曲・編曲:佐藤直紀、歌:五條真由美プリキュアシリーズのエンディングとしてはこの曲のみ1年間を通じて使用された。映像では様々なキャラクターが行進している。終盤ではダークファイブやザケンナーも登場する。第30話よりダークファイブが種の三者に差し替えられ、終盤の映像にもポルンが加えられた。挿入歌「Heart to Heart」(第21話)作詞:青木久美子、作曲:浅田直、編曲:佐藤直紀、歌:中嶋朋子「☆SHINING STAR☆」(第26・46話)作詞:青木久美子、作曲:浅田直、編曲:佐藤直紀、歌:中嶋朋子「ゲッチュウ!らぶらぶぅ?!〜VERONE Chorus Version〜」(第45話)作詞:青木久美子、作曲・編曲:佐藤直紀、歌:本名陽子&ゆかな&ヤング・フレッシュ「Beautiful World」(第49話)作詞:青木久美子、作曲:横田乃理子、編曲:上杉洋史、歌:うちやえゆか

『ふたりはプリキュア Max Heart』

オープニングテーマ「DANZEN! ふたりはプリキュア (Ver.Max Heart)」作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:佐藤直紀、歌:五條真由美『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』では挿入歌として使われ、同曲のPVシーン(なぎさたちの回想シーン)が流れていた。エンディングテーマ「ムリムリ?! ありあり!! INじゃぁな〜い?!」(第1 - 36話)作詞:青木久美子、作曲・編曲:佐藤直紀、歌:五條真由美、ヤング・フレッシュ「ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!!」(第37 - 47話)作詞:青木久美子、作曲:間瀬公司、編曲:佐藤直紀、歌:五條真由美挿入歌「ここにいるよ」(第8話)作詞:青木久美子、作曲:浅田直、編曲:佐藤直紀、歌:藤田美歌子「旅立ちの朝に」(第47話)[27]作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:井上日徳、歌:五條真由美最終回で、キャスト陣が歌うオリジナルヴァージョンであり、発売されていない。

音楽

2作品とも、劇中のBGMは佐藤直紀による。佐藤は本作品以降も『5GoGo!』まで一貫して音楽を担当しており、またこの期間中は本作品用に製作されたBGMが流用されることもあった。

スタッフ

  • プロデューサー - 西澤萠黄(第1話 - 第12話) → 土肥繁葉樹(第13話 - 第49話)(朝日放送)、高橋知子(第1話 - 第41話) → 鶴崎りか(第42話 - 第49話)(ADK)、鷲尾天(東映アニメーション)

  • プロデューサー(Max Heart) - 土肥繁葉樹(第1話 - 第15話) → 大野逸雄(第16話 - 最終話)、亀田雅之(第37話 - 最終話)(朝日放送)、鶴崎りか(ADK)、鷲尾天(東映アニメーション)

  • 原作 - 東堂いづみ

  • 連載 - 講談社なかよし

  • シリーズ構成 - 川崎良

  • 音楽 - 佐藤直紀

  • 製作担当 - 坂井和男

  • 美術監督 - 行信三

  • 色彩設計 - 沢田豊二

  • キャラクターデザイン - 稲上晃

  • シリーズディレクター - 西尾大介

  • 美術補佐 - 小菅三佳→長恵美子

  • 色指定 - 大谷和也、衣笠一雄、沢田豊二、秋元由紀、小日置知子

  • デジタル撮影 - 東映ラボ・テック

  • CG製作 - 川崎健太郎

  • 編集 - 麻生芳弘

  • 録音 - 川崎公敬、渡辺絵里奈

  • 効果 - 石野貴久(サウンドリング

  • 選曲 - 水野さやか

  • 記録 - 沢井尚子

  • 美術進行 - 北山礼子

  • 仕上進行 - 黒田進

  • 演技事務 - 小浜匠

  • アニメーション制作 - 東映アニメーション

  • 制作 - 朝日放送ADK東映アニメーション

各話リスト

  • 以下断りのない限り、放送日は日曜の日付を示し、日曜以外に放送したものは曜日も併記。さらに通常の放送時間以外に放送された場合にはその旨脚注にて示す。

  • 特番などによる放送休止・放送時間変更・放送日時変更は以下の通り。下記以外にも全米オープンゴルフ選手権大会などのスポーツ中継や、年末年始のように特別番組などで休止となる週もあった。

    • 2004年8月8日・15日…制作局の朝日放送では「無印」時代のみ、第86回全国高等学校野球選手権大会放送のため臨時枠移動を実施[注 29](下記の表を参照)。「Max Heart」時代は高校野球の中継放送の開始時刻が9:30などであったため、全地域で通常通りの放送となった。

    • 2005年7月24日・7月31日…『世界水泳モントリオール2005』中継のため休止。

    • 2005年1月2日、2006年1月1日…年始特番編成のため、休止。

ふたりはプリキュア[表示]

ふたりはプリキュア Max Heart[表示]

漫画版

ふたりはプリキュアおよびふたりはプリキュア マックスハートは、原作・東堂いづみ、まんが・上北ふたごによって漫画作品が描かれている。漫画版における『マックスハート』の表記はカタカナ。

連載版『ふたりはプリキュア』は「なかよし」(講談社)にて2004年3月号から2005年2月号まで連載。『ふたりはプリキュアマックスハート』は2005年3月号から2006年2月号まで連載。いずれも8 - 16ページのショートコミック扱いだった。アニメで中核となっている変身・戦闘の要素をまったく含まず、オリジナルエピソードでなぎさとほのか(『マックスハート』ではひかりを含めた3人)の中学生としての日常を描く、タイアップとしては異色の作品。単行本『ふたりはプリキュア』の単行本はアニメ完結に合わせて講談社から発売された。全1巻。変身・戦闘を含めてアニメのストーリーを追う描きおろしを半分以上、連載版の日常エピソードを4話のみ収録という変則的な形のものである。

  • ふたりはプリキュア:ISBN 4-06-334971-3:なかよし2004年5月号・7月号・10月号・12月号掲載分、および描きおろし

『ふたりはプリキュアマックスハート』は、連載版は単行本化されていない。映画2作に合わせて描きおろしの単行本が各1巻発売された。

  • 映画 ふたりはプリキュア マックスハート:ISBN 4-06-334994-2

  • 映画 ふたりはプリキュア マックスハート2 〜雪空のともだち〜:ISBN 4-06-372099-3

2014年12月1日にプリキュアシリーズ10周年となかよし創刊60周年を記念し、「プリキュアコレクション」と銘打ってワイドKCなかよしより『ふたりはプリキュア』全2巻、『ふたりはプリキュア Max Heart』全1巻が発行、また2015年6月5日には映画2作の単行本も同コレクションとして復刊している。

映画

『Max Heart』の放送期間中に、以下の2作品が制作・上映された。監督はいずれも志水淳児が担当。

映画 ふたりはプリキュア Max Heart2005年4月16日公開。映画 ふたりはプリキュア Max Heart 2 雪空のともだち2005年12月10日公開。

クロスオーバー映画

ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ2008年11月8日公開『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』の同時上映作。本作品からブラック・ホワイト・ルミナスが登場、メップル達4妖精はEDのみに台詞無しで登場。前述の通り、冒頭にアカネ・志穂・莉奈がモブ登場し、ラスト近くのライブ会場ではアカネ達3名の他、プリキュアの家族(なぜか海外在住の雪城夫妻まで)・ベローネ学院の生徒・校長先生・米槻教頭先生を始め、長編オールスターズ映画では登場したことが無い竹野内先生・友華・夏子・京子・支倉・「キリヤ似の少年」、そしてレギーネに似た人物が、観客役で登場している。映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!2009年3月20日公開。前述の通り、「TACO CAFE」にのぞみ達が来店する一方、本作品のなぎさ・ほのか・ひかりは、次作品『ふたりはプリキュア Splash Star』の舞台である「海原市夕凪」に行き、「ベーカリーPANPAKAパン」と「大空の樹」に訪れる。そして最後のダンスコンテストでは、ユリコや藤村などのベローネ学院の生徒・亮太が観客として登場。映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!2010年3月20日公開。プリキュア達の家族(ここでも雪城夫妻が登場)・ベローネ学院の関連者・アカネ・『映画 MH』の「妖精騎士団」全員・『映画 MH2』の雲の園の老師とムタがモブ登場。これらの内セリフがあったのは志穂の他は、「妖精騎士団」のマーキーズのみ[注 36]。敵「ボトム軍団」には、「闇のファイター」のウラガノスのみが軍団員として再生。映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花2011年3月19日公開。こちらも家族(雪城家はさなえのみ)・ベローネ学院の生徒(莉奈・志穂・奈緒・美羽)・アカネ・『映画 MH』のラウンドとマーキーズとオーバルとトリリアントとハート・『映画 MH2』のひなた[注 37]と老師とムタと雲の園の妖精一匹が登場、台詞が有ったのは志穂だけ。さらに映画の敵である魔女・フリーズンとフローズンが敵首領「ブラックホール」によって再生され、「ダークライズ」[注 38]の一員となる。映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち2012年3月17日公開。プリキュア2人・シャイニールミナスが登場するがセリフは無い。妖精はルルンのみ登場[注 39]映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち2013年3月16日公開。追加妖精のポルン[注 40]とルルンは除いて、『DX3』以来2年ぶりに声付きで登場となった。映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち2014年3月15日公開。キュアブラックとキュアホワイトのみ声付きで登場。OPではザケンナー、本編前半部では弓子がモブ登場。映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪2015年3月14日公開。キュアブラックとキュアホワイトが声付きで登場し、妖精はメップルが『NS2』以来声付きで登場。また、ベローネ学院の生徒(志穂・莉奈・省吾・木俣・奈緒・美羽)・光の園の長老・ウィズダム・ザケンナー・『映画 MH』の「妖精騎士団」全員・『映画 MH2』のひなたと老師とムタが脇役として登場。映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!2016年3月19日公開。キュアブラックとキュアホワイトが声付きで登場し、妖精はルルンが『DX3』以来声付きで登場。また、敵側ではジャアクキングが登場。映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ2018年10月27日公開。プリキュアシリーズ15周年を記念し、公開時の現役である『HUGっと!プリキュア』が本作品とクロスオーバーする。同作品ではキュアブラックとキュアホワイトは『MH』の姿で登場する。

その他の作品

ハピネスチャージプリキュア!2014年に放送された、プリキュアのテレビシリーズ第11作。同作品のオープニング冒頭ではシリーズ10周年を記念して、歴代プリキュア33名が祝福のメッセージを述べるコーナーが設けられており、1話にキュアブラック、21話にシャイニールミナス、34話にキュアホワイトが登場した[29]HUGっと!プリキュア2018年に放送された、プリキュアのテレビシリーズ第15作。第21・22・36・37話にキュアブラックとキュアホワイトが[30][31]、また36・37話にシャイニールミナスもそれぞれゲストとして登場[31]

商品展開

音楽CD

全てマーベラスエンターテイメント発売。販売は放送時はバップジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン(旧ジェネオンエンタテインメント)が手がけてきたが、2011年2月よりソニー・ミュージックディストリビューションに販売委託先が変更となったため、それに合わせて新規にリリースされている。

シングル

  1. DANZEN! ふたりはプリキュア』(2004年3月24日、MJCG-83027) ※販売元:バップ

  2. DANZEN! ふたりはプリキュア』(2004年9月24日、MJCD-23001) ※販売元:ジェネオン

  3. DANZEN! ふたりはプリキュア(Ver. Max Heart)』(2005年2月25日、MJCD-23004)※販売元:ジェネオン

  4. 心のチカラ(マーベラスエンターテイメント版)』(2005年5月25日、MJCD-23005)

  5. ワンダー☆ウインター☆ヤッター!!』(2005年11月23日、MJCD-23012)

  6. ギャグ100回分愛してください(マーベラスエンターテイメント版)』(2005年11月23日、MJCD-23013)

  7. DANZEN! ふたりはプリキュア』(2011年5月11日、MJSS-09009/MJSS-09007_8) ※販売元:ソニー・ミュージック

  8. DANZEN! ふたりはプリキュア(Ver. Max Heart)』(2011年5月11日、MJSS-09012/MJSS-09010_11) ※販売元:ソニー・ミュージック

アルバム

  1. ふたりはプリキュア ボーカルアルバム DUAL VOCAL WAVE! 〜ありったけの笑顔で〜』(2004年9月24日、MJCD-20010)

  2. ふたりはプリキュア CDドラマシリーズ ふたりでプリドラNo.1 ぶっちゃけお江戸でござる!?』(2004年10月22日、MJCD-20015)

  3. ふたりはプリキュア CDドラマシリーズ ふたりでプリドラNo.2 マジしんどい!雪は招くよ嵐を呼んで!?』(2004年12月22日、MJCD-20017)

  4. ふたりはプリキュア ボーカルアルバム2 VOCAL RAINBOW STORM!! 〜光になりたい〜』(2004年12月22日、MJCD-20020)

  5. ふたりはプリキュア Max Heart キャラクターミニアルバム 美墨なぎさ(キュアブラック)』(2005年7月22日、MJCD-20033)

  6. ふたりはプリキュア Max Heart キャラクターミニアルバム 雪城ほのか(キュアホワイト)』(2005年7月22日、MJCD-20034)

  7. ふたりはプリキュア Max Heart キャラクターミニアルバム 九条ひかり(シャイニールミナス)』(2005年8月24日、MJCD-20035)

  8. ふたりはプリキュア 1st Year キャラクター&キャラソンベスト』(2005年9月22日、MJCD-20028)

  9. ふたりはプリキュア Max Heart VOCAL アルバム EXTREME VOCAL LUMINARIO!! 〜同じ夢見て〜』(2005年10月21日、MJCD-20040)

  10. ふたりはプリキュア Max Heart Vocal アルバムII 〜「あ」から始まる愛コトバ〜』(2005年12月22日、MJCD-20045)

  11. ふたりはプリキュア Max Heart ボーカルベスト!!』(2006年5月25日、MJCD-20059)

  12. ふたりはプリキュア メモリアル ボーカル セレクション』(2011年7月20日、MJSA-01009) ※販売元:ソニー・ミュージック

  13. ふたりはプリキュア Max Heart メモリアル ボーカル セレクション』(2011年7月20日、MJSA-01010) ※販売元:ソニー・ミュージック

サウンドトラック

  1. ふたりはプリキュア プリキュア・サウンド・スクリュー! オリジナル・サントラ1』(2004年9月24日、MJCD-20011)

  2. ふたりはプリキュア プリキュア・サウンド・セラピー!!オリジナル・サントラ2』(2005年1月26日、MJCD-20022)

  3. 映画 ふたりはプリキュア MAX Heart Music Line オリジナル・サントラ』(2005年5月25日、MJCD-20030)

  4. 映画 ふたりはプリキュア Max Heart2 雪空のともだち オリジナル・サウンドトラック』(2005年12月22日、MJCD-20042)

  5. ふたりはプリキュア Max Heart オリジナル・サウンドトラック プリキュアサウンドスクリュー! Max!!Spark!!』(2006年1月25日、MJCD-20048)

映像ソフト化

共にマーベラスエンターテイメント(現マーベラス)発売、ポニーキャニオン販売である。

  • 第1シリーズはビデオ(VHS, セル・レンタル共通)がリリースされている。2004年8月18日から2005年8月18日にDVDが発売。ビデオ、DVD共に同一収録内容で全13巻(各巻4話、第11巻以降は各巻3話収録)。2011年2月2日・3月2日にはシリーズ初のDVD-BOXが全2巻で発売された。2020年2月26日には全49話を約260分に再編集した2枚組総集編DVD/Blu-ray『ふたりはプリキュア総集編〜ぶっちゃけ、ありえな〜い!? 2020edition〜』が発売されている[32]

  • 「Max Heart」は2005年9月21日から2006年8月18日にDVD発売。全12巻(各巻4話、最終12巻のみ3話収録)。ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)については2巻、8話までで打ち切られた。2011年12月21日・2012年1月18日にはDVD-BOXが全2巻で発売された。2021年6月16日には全47話を約310分に再編集した2枚組総集編DVD/Blu-ray『ふたりはプリキュアMaxHeart総集編 ありがとう&あいしてる 〜2021edition〜』が発売予定[33]

書籍

アニメブック

  • 『ふたりはプリキュア ビジュアルファンブックVol.1』 (講談社、2004年10月30日発行) ISBN 4-06-314659-6

  • 『ふたりはプリキュア ビジュアルファンブックVol.2』 (講談社、2005年4月23日発行) ISBN 4-06-314660-X

  • 『ふたりはプリキュア マックスハート ビジュアルファンブックVol.1』 (講談社、2005年10月8日発行) ISBN 4-06-314663-4

  • 『ふたりはプリキュア マックスハート ビジュアルファンブックVol.2』 (講談社、2006年5月12日発行) ISBN 4-06-314665-0

小説

小説 ふたりはプリキュア(原作:東堂いづみ、著:鐘弘亜樹、イラスト:稲上晃、講談社キャラクター文庫、2015年9月16日)ISBN 978-4-06-314872-5本作品を元にしたノベライズ作品。なぎさとほのかの周囲でおこったある出来事と、その60年前にさなえとミップルとの間に起きた出来事とを織り交ぜながら描く。小説 ふたりはプリキュア マックスハート(原作:東堂いづみ、著:井上亜樹子、イラスト:稲上晃、講談社キャラクター文庫、2017年10月17日)ISBN 978-4-06-314882-4本作品を元にしたノベライズ作品。ラクロス部のキャプテンとなったなぎさ、科学部の部長となったほのか、タコカフェを手伝いながらも自分の存在に確証が持てないひかり、3人それぞれが日常を過ごす中で、物が増えたり消えたりする現象が起こりだし、3人はそれに巻き込まれることになる。

画集

『稲上晃 東映アニメーションワークス』(一迅社、2016年1月23日発売)ISBN 978-4-7580-1478-6本作品の2期分と次作『ふたりはプリキュア Splash Star』を始め、『夢のクレヨン王国』、『ねぎぼうずのあさたろう』など、稲上が東映アニメーションで関わった作品の版権イラストや設定資料、映画プリキュアオールスターズシリーズや『ハピネスチャージプリキュア!』10周年記念メッセージなどの原画、初期段階のラフ画などを収録した画集。

設定資料集

  • 『ふたりはプリキュア設定資料集』(ムービック、2004年4月発売)

  • 『ふたりはプリキュアマックスハート設定資料集』(ムービック、2005年9月1日発売)

その他

ふたりはプリキュア名言集 わたしたちはぜったい負けない(編集・発行:講談社、2018年7月14日発行)ISBN 978-4-06-512303-4シリーズ開始15年を記念し、放送当時作品を見て育ち、成長して現在大人になった少女達に向けて、作中の名台詞をアニメ画像や線画と合わせて紹介する。プロデューサーの鷲尾天の巻頭メッセージと主演声優の本名陽子・ゆかなのインタビューも収録[34]

ゲーム

コンシューマーゲーム

ふたりはプリキュア ありえな〜い! 夢の園は大迷宮バンダイより2004年12月9日発売のゲームボーイアドバンスソフト。ふたりはプリキュア Max Heart マジ?マジ!?ファイトde IN じゃないバンダイより2005年7月28日発売のゲームボーイアドバンスソフト。ふたりはプリキュア Max Heart DANZEN! DSでプリキュア 力を合わせて大バトル!!バンダイより2005年12月1日発売のニンテンドーDSソフト。

スマートフォンアプリ

プリキュア つながるぱずるん[35]2017年3月16日配信開始。サービス開始時点から本作品のプリキュア2人とシャイニールミナスが登場する。事前登録者数に応じて配信開始時に特典をプレゼントするキャンペーンが開催され、目標達成[注 41]で美墨なぎさと雪城ほのかのカードがプレゼントされた。また、Twitterの公式アカウントでは「公式Twitterはじめましてキャンペーン」が開催され目標達成[注 42]し、ひかりのカードがプレゼントされた。

オンラインゲーム

トキメキファンタジー ラテールゲームポットが運営するMMORPG。2010年8月4日から衣装の販売、クエストを開始した[36]グランブルーファンタジーCygamesが開発・運営するソーシャルゲーム。2018年10月にコラボイベントが開催予定[37]

トレーディングカードゲーム

プリズムコネクトムービックエンスカイによるトレーディングカードゲーム。2011年12月9日よりスターターデッキとブースターパックが発売されている。

フィギュア展開

固定フィギュアとしてはメガハウスより、放送期間中に「キューティーモデル」シリーズとして商品化された他、同社より「世界制服作戦」シリーズとしてベローネ学園の制服姿のなぎさとほのかが、2014年11月から12月にかけて発売された。また、バンダイコレクターズ事業部からはシリーズ15周年企画として、稲上晃描き下ろしイラストを元にしたビッグスケールサイズのフィギュア「新コンセプトモデルキュアブラック&キュアホワイト」の発売されている[38]

アクションフィギュアはシーエムズコーポレーションより、「グッとくるフィギュアコレクションシリーズ」としてMHの3人が2009年から2010年にかけて一般発売されており、後に限定モデルとして無印バージョンのブラックとホワイトもイベントや通販限定で発売された。メインスポンサーであったバンダイからも、S.H.Figuartsシリーズで商品化されており、2010年には無印バージョンのブラックとホワイトが一般店頭発売、2011年にはMHバージョンのブラックとホワイト、そしてシャイニールミナスが魂ウェブ商店限定として、それぞれ発売された。

その他

ふたりはプリキュアオリジナルシューズ以前よりプリキュアシリーズの子供向けキャラクターシューズを発売してきたアキレスによる女性向けパンプスで、キュアブラックとキュアホワイトそれぞれをイメージしたデザインの2種類が2015年8月よりアキレスWEBショップとプリキュア プリティストアで発売される[39][40]ふたりはプリキュア×ハローキティプリキュアシリーズ15周年とハローキティの45周年の双方を記念してのコラボレーション企画で、サンリオの直営店・百貨店のサンリオコーナー・サンリオオンラインショップ・プレミアムバンダイでコラボグッズを発売する。キティとミミィがそれぞれキュアブラックとキュアホワイトの姿になり、キュアブラック・メップルとキュアホワイト・ミップルがそれぞれキティとミミィのリボンや猫耳を付けたイラストが用いられる[41]

備考

2014年1月に、プリキュアシリーズを使って振り込め詐欺を撃退したエピソードについて、キュアブラックを演じた声優の本名陽子は「オレオレ詐欺を撃退!(中略)すごいね。引っかからなくてよかった」と称賛した[42]

関連項目

「俺は監督だ!『すずめの戸締まり』は恐らく『Yes!プリキュア5』シリーズだ!新海誠が想定してるのはな!現代の童話だ!」

Yes!プリキュア5

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ナビゲーションに移動検索に移動プリキュアシリーズ > Yes!プリキュア5Yes!プリキュア5ジャンルアクション群像劇ヒーローアニメ:Yes!プリキュア5
Yes!プリキュア5GoGo!原作東堂いづみシリーズディレクター小村敏明シリーズ構成成田良美キャラクターデザイン川村敏江アニメーション制作東映アニメーション製作朝日放送ADK、東映アニメーション放送局朝日放送テレビ朝日系列放送期間2007年2月4日 - 2008年1月27日(プリキュア5)
2008年2月3日 - 2009年1月25日(GoGo!)話数全49話(プリキュア5)
全48話(GoGo!)その他ハイビジョン制作・字幕放送
字幕は全員赤プリキュアシリーズ

漫画:Yes!プリキュア5
Yes!プリキュア5GoGo!原作・原案など東堂いづみ作画上北ふたご出版社講談社掲載誌なかよしレーベルワイドKC発表号2007年3月号 - 2008年2月号(プリキュア5)
2008年3月号 - 2009年2月号(GoGo!)巻数プリキュア5全1巻、GoGo!全1巻ゲーム:Yes!プリキュア5
Yes!プリキュア5GoGo!全員しゅーGo! ドリームフェスティバルゲームジャンルタッチペンアクション(プリキュア5)
なりきりアクション(ドリームフェスティバル)対応機種ニンテンドーDS発売元バンダイナムコゲームス
(バンダイレーベル)キャラクターデザイン川村敏江(プリキュア5)
稲上晃、川村敏江(ドリームフェスティバル)メディアDSカードプレイ人数1人発売日2007年11月29日(プリキュア5)
2008年10月30日(ドリームフェスティバル)レイティングCEROA(全年齢対象)キャラクターボイスありその他初回特典…ステッカーテンプレート - ノートプロジェクトアニメ漫画コンピュータゲームポータルアニメ漫画コンピュータゲーム

Yes!プリキュア5』(イエス・プリキュア・ファイブ)は、2007年2月4日から2008年1月27日まで、朝日放送の制作により、テレビ朝日系列で毎週日曜8時30分から9時(JST)に全49話が放送された、東映アニメーション制作のテレビアニメ作品。『プリキュアシリーズ』第4作にして3代目のプリキュアに当たる。

本項目では、2008年2月3日から2009年1月25日まで、同時間帯にて全48話が放送された続編『Yes!プリキュア5GoGo!』(イエス・プリキュア・ファイブ・ゴーゴー)についても併せて取り扱う。以下、本項目では『Yes!プリキュア5』を『プリキュア5』または『5』、『Yes!プリキュア5GoGo!』を『GoGo!』とそれぞれ略記する。

目次

概要

当初、2007年は前年放送の『ふたりはプリキュア Splash Star』をもう1年継続する予定だったが、商業的な都合で急遽新作制作に方向転換となり、本作品が制作されることとなった[1]。本作品はプリキュアシリーズ初の16:9サイズのデジタルハイビジョン制作となり[2]、地上デジタル放送ではハイビジョン放送、アナログ放送では4:3サイドカット放送になった[注 1]

これまでのシリーズのコンセプトだった「ふたり」がタイトルから外れ、プリキュアの人数も5人体制になった。それまでも追加キャラクターを加えた多人数での戦闘はあったが、プリキュアが5人になったことで従来シリーズと一線を画す大きな変更となる。しかしスタッフ達は前作までの思い入れからその変更に対する抵抗感があったという[1]。従来のシリーズに共通していた「変身や必殺技を二人一緒に行う」ものから、各自が単独で変身し、その属性に基づいた攻撃や防御の技を使うものとなった。

ヨーロッパ風の町並みや学園のある町並が舞台になっているが、こまちの家や神社、デパートなど日本の風景で描かれている場所もある。なお、町名は一貫して語られなかった。

マスコットキャラクターは、従来のアイテムに変身するオスとメスのペアから人間の青年に変身するオス2匹のコンビに変更された。この編成は、プリキュアにきちんと的確なアドバイスが出来るキャラクターにしたいという意図からである。また、「イケメンを出したい」というストレートな意見もあったことも理由の一つとしてあげられている[3]

ふたりはプリキュア』(以下『無印』)並びに『ふたりはプリキュア Max Heart』(以下『Max Heart』)と同様に本作品も2部作で完結するシリーズとなっており、2018年現在このスタイルで制作された作品は本作品が最後である。『GoGo!』と同様に2部作の後編に当たる『Max Heart』とは異なり、『GoGo!』では作中時間が1年経過した際もキャラクターの学年が変化していない。これは続編の案として「こまちとかれんを卒業させ、新しいメンバーにする」という案に対して、鷲尾が「やはりこのメンバーでなくてはいけない」と反発したためで、鷲尾の意図を推した末の措置である[3]。同様に『無印』『Max Heart』とも同一の敵組織で通したのに対し、本作品では作品の切り替わりに応じて敵組織も刷新されているなど、同じ2部作完結のシリーズでありながら『無印』『Max Heart』の二作とは異なる点も散見される。

『5』の第40話では主題歌を歌う工藤真由宮本佳那子が、『GoGo!』の第17話では芸人のたむらけんじが作中へのゲスト出演[4]を果たした。またこれとは別に、工藤と宮本は『5』の劇場版でも、ピンキー役で出演している。

あらすじ

Yes!プリキュア5サンクルミエール学園に通う夢原のぞみは、少しドジだが元気いっぱいな中学2年生の女の子。ある日、通学途中でイケメンの男性と出会い、偶然にも彼を学園で見つけ図書館へ向かう彼を追う。そこで光る本を見つけ彼と取り合いになり、彼がその拍子で倒れてしまう。それと同時に彼が小動物のような妖精に変わり、パルミエ王国の王子ココと名乗る。ココはのぞみに光る本の正体ドリームコレットの説明をし、更に王国を滅ぼした悪の集団ナイトメアを倒して王国を復興すべくドリームコレットとプリキュアを探していたことも説明する。そんな矢先、ナイトメアの手先が現れ怪物コワイナー使役して2人に襲いかかる。しかし、突然どこからか光る蝶が舞い降り、それが変身アイテム・ピンキーキャッチュとなり、のぞみの腕に装着される。ココは「それでプリキュアに変身して戦って!」とのぞみに伝え、のぞみはそれで「希望のプリキュア」キュアドリームに変身しコワイナーを撃破する。その後、ココは小々田コージとして学園の教師に赴任し、残りのプリキュアを探すことになる。ドリームコレットを使って願いを叶えるには、ピンキーと呼ばれる妖精を55匹集める必要があるという。のぞみはココの願いを叶えるべく幼なじみの夏木りんに仲間になるよう説明と説得をする。初めは躊躇ったりんだが、のぞみの助けになりたいと「情熱のプリキュア」キュアルージュに覚醒して一緒に戦うことを決める。そして、アイドルとして活躍する1年生の春日野うららが、のぞみとりんの変身を見て2人に問いかける。その後、うららは2人のピンチに出くわし「助けたい!」という気持ちが強まり「弾けるプリキュア」キュアレモネードに覚醒して3人目の仲間になる。更に、3年生の図書委員・秋元こまちと、彼女の親友かつ生徒会長の水無月かれんが学園の騒動と3人の行動に疑念を抱いていたが、のぞみの話を聞き一緒に戦うことを快諾して、こまちは「安らぎのプリキュア」キュアミントに、かれんは「知性のプリキュア」キュアアクアに覚醒して5人が集う。そして、キュアドリームをリーダーとした「Yes!プリキュア5」が結成される。そして、のぞみたちの力でココの親友ナッツをドリームコレットの中から目覚めさせる。ナッツも5人を助けるため色黒のイケメン・に変身して、かれんに借りた小屋でナッツハウスを開く。しばらくすると、のぞみたちはココとナッツを慕う王国のお世話係見習いのミルクと出会い、ミルクも5人に協力するようになる。そんな中、5人と妖精たちが行動を共にしているうちに変化が訪れ、のぞみとココ、こまちとナッツがかけがえのない間柄となる。しかし、「王国の復興=別離」を意味するため葛藤していたが、みんな想いを伝え迷いを振り切る。こうして、キュアドリーム、キュルージュ、キュアレモネード、キュアミント、キュアアクアの5人は、ドリームコレットを狙い王国の復興を邪魔するナイトメアに戦いを挑む。Yes!プリキュア5GoGo!ナイトメアの侵攻から復興を遂げたパルミエ王国では、ココとナッツの戴冠式が執り行われるところだった。ところが、突然新たな謎の組織エターナルの襲撃を受け、ココとナッツは来賓の4国王ドーナツ国王ババロア女王クレープ王女モンブラン国王)とともにのぞみたちの世界に転送されてしまう。一方、戦いを終え平穏な生活を送るのぞみは、ココたちと別れる際「ココのような教師になる!」と自分の夢を伝え、それを叶えるべく日々精進していた。そんなある日、5人の前に「運び屋」と名乗る少年シロップ甘井シロー)が現れ、シロップはのぞみたちにフローラと名乗る女性からの手紙を渡す。その手紙には「キュアローズガーデンで待っている」とのメッセージが託されており、そのあと手紙はローズパクトへと姿を変える。そんな矢先、エターナルの手先が現れ怪物ホシイナーを使役してそれを奪いにかかる。だが、のぞみたちは駆けつけたココたちによって新たな変身アイテム・キュアモで変身を果たし、再び「Yes!プリキュア5」として戦い敵たちを蹴散らす。そして、ココとナッツはこれまでの経緯を5人に説明し、精霊パルミンに姿を変えた行方不明の4国王をさがすべく、ココは教師として、ナッツはナッツハウスの店長としてのぞみたちの元にとどまることになる。しかし、ココはのぞみを復興した王国に招待することを果たせず、しかも再び迷惑をかけたことを悔やんでいた。しかし、その想いをのぞみに伝えわだかまりを解き、再び5人を助力することを誓う。その後、5人の前に謎の戦士ミルキィローズが現れ、学園にも謎の少女・美々野くるみが転入してくる。5人は彼女たちが何者なのかと疑念を抱いていたが、くるみはミルクが青いバラの力により変身した姿だと判明し、さらにミルキィローズはくるみがミルキィパレットで変身した姿だとも判明し、のぞみたちとくるみが共闘することになる。5人とミルキィローズは4国王の発見と、キュアローズガーデンおよびフローラを守るべくエターナルに戦いを挑む。

登場人物

プリキュア

5人とも「サンクルミエール学園」に通う中学生(うららは1年生、のぞみとりんは2年生、こまちとかれんは3年生)。学年により左胸にある桜の花びら形のワッペンの色が異なる(1年生は黄緑、2年生は赤、3年生は青)。私服はプリキュアのイメージカラーとほぼ同色の服を着用している(詳細は記事参照)。

一人称は全員「わたし」だが、のぞみとりんは「あたし」も使う。

『GoGo!』から登場する美々野くるみ / ミルキィローズはこちらを参照。

夢原 のぞみ(ゆめはら のぞみ) / キュアドリーム - 三瓶由布子本作品の主人公で、14歳の少女。希望のプリキュア「キュアドリーム」に変身する。口癖は「○○するぞ〜! けって〜い!」「なんとかなるなる!」。また、語尾に「だもん!」「だから!」とつけて話すこともある。髪はマゼンタ色をしており、黄色の髪留めゴム(『GoGo!』は同色のリボン)で左右の頭頂部を結っている。瞳の色は小豆色。私服は『5』では主にピンクのトップスと紺色のスカートを着用し、黒のハイソックスと紺色の靴を履いている。『GoGo!』ではピンクのトップスと紺色のジーンズを着用し、素足に茶色のパンプスを履いている。幼なじみのりんを「りんちゃん」と呼んでいる。うららを当初「うららちゃん」と呼んでいたが、彼女がレモネード覚醒を機に呼び捨てで呼ぶようになる。こまちとかれんを「さん」付けで呼んでいる。当初こまちとかれんには敬語を使っていたが、親しくなってからはタメ口で話すようになる。やや天然ボケであり、勉強と運動が苦手[注 2]。また不器用でもあり、その不器用さはメンバーにも波及している[注 3]。さらに数多くの部活に次々と入部するがいずれも長続きせず、入っても失敗するため追い出されている。喜怒哀楽に富んだ活発な性格で、めげずに前進する思考の持ち主だが、取り柄のない自分を嘆いたり、すぐに落ち込むこともある。ミルク(くるみ)とはココをめぐってケンカしたりするが、友達の関係にある。また、大食いであり「育ち盛り」を口実によく食べる。どんな苦境にも諦めず敵の自分勝手な意見には毅然と反論したり攻撃を受けてもすぐに立ち直る強い心を持っている。お人好しなところもあるが、よく言えば他人のために一所懸命になれる優しさがある。それは例え敵の幹部であっても例外ではなく、無闇に傷つけたり倒すことよりも分かり合おうとすることに重きを置いており、ブンビーやダークマターなど、彼女の博愛精神に一定の理解を示すようになったものも存在する。家族は童話作家の父・勉と、美容院を経営している母・恵美がいる。最初に「ピンキーキャッチュ」を得てプリキュアとなり、4人の加入に重要な役割を果たした経緯から『5』第7話でチームのリーダーに任命される。自分のやりたいことに悩んでいたが、ココと出会ったことで「パルミエ王国を復活させる」という目的をみつけ、さらにココの影響で教師をめざすようになる[注 4]。また、鷲雄からはマネージャーとしての素質があると評されている。ココの一途さや包容力に惹かれるようになり、相思相愛の仲に発展していく。その後パルミエ王国の再建が彼との別離と知り心が揺らいだが、彼に自分の夢と想いをはっきりと伝えたことにより迷いを振り切っている。『GoGo!』では「ローズパクト」とともにフローラから託されたメッセージを受け、彼女を救うために「キュアローズガーデン」を目指すことを決意する。最終回以降では教師になるための勉強を続けており、以前と比較して進歩がみられるようになる。夏木 りん(なつき りん) / キュアルージュ声 - 竹内順子活発な14歳の少女。情熱のプリキュア「キュアルージュ」に変身する。髪は外側にはねた茶色のショートヘア。瞳の色はオレンジ色。私服は『5』では主に紅色のトップスに銀鼠色のパンツ、藍色のタイツにクリーム色の靴を素足で履いている。『GoGo!』では赤と白のトップスとスカートを着用し、黒のロングソックスに黄土色のブーツを履いている。のぞみとうららを呼び捨て、こまちとかれんを「さん」付けで呼んでいる。男勝りな性格だが、家業や幼い弟妹の世話を手伝うしっかり者でもある。また、何かと危なっかしいのぞみの保護者的立場も担っている。しかし美形に弱く惚れっぽかったり[注 5]をすると周りが見えなくなる[注 6]など、女の子らしい一面もある。前述の活発かつ男勝りな性格とは裏腹にお化け怪談肝試しの類は苦手で、『5』第27話と『GoGo!』第27話ではこまちに肝試しへ強制的に連れられ狼狽さを露呈している。しかし、後者ではこまちの荒療治のおかげで自身が幽霊を演じられるほど怖がりを克服する。メンバーの中ではまともな常識人であり、仲間の突飛な言動にツッコミを入れたり是正したりしている。しかしのぞみたちと悪ノリすることもあり、『5』第18話でかれんが新聞部の取材を受けたとき水無月邸へ押しかけちょっかいを出している。のぞみとは幼稚園からの幼なじみ。普段は彼女を叱咤激励しているが、自身も彼女に勇気づけられることも。天然で物事が瞬時に把握できないのぞみに説明することがあり、その後説明を聞いた同じく天然のうららも驚くというのがお決まりとなっている[注 7]。複数の運動部から助っ人を求められ「優勝請負人」と呼ばれたり、1年生の時に全学参加の4キロメートルマラソン大会で優勝したなどスポーツ万能。しかし、家業を手伝っている事情もあり特定の部活に所属していなかった。だが、『5』第13話で弟妹の後押しを受けてフットサル部に入部する(自身が加入と同時に同好会から昇格)。運動量が多いのを理由によく食べ、のぞみにも引けをとらない食欲を持つ。家事をよく手伝うため、料理は5人の中で一番上手。アクセサリーのデザインセンスに優れており、花嫁衣裳のティアラのデザインを依頼される。その腕前はナッツも認めるほどで、手がけた商品は「ナッツハウス」で売り切れるほどの人気商品となっている。しかし『5』第20話でうららの歌手デビューを応援するための大漁旗風につくるなど、突拍子なデザインを閃くこともある[注 8]。家業の関係で花に詳しく、花を生けるのが得意。また、勉強は理解はしているが「平均点候補」。当初かれんとは好みの違いで衝突することも多かったが、後に将来の夢を語り合うなどして打ち解けている。しかし、その後も些細なことで口げんかになることがしばしばある。『GoGo!』ではプリキュアや私生活の多岐に渡る活動を掛け持ちしていたことで疲労を見せるがいずれも疎かにするつもりはなく、その姿勢がドーナツ国王の心を動かしている。自宅は花屋で、家族には双子の弟妹・ゆうとあい、母・和代、父(未登場)がいる。春日野 うらら(かすがの うらら) / キュアレモネード声 - 伊瀬茉莉也アイドルとして活動している13歳の小柄な少女で、日本とフランスハーフ(詳細後述)。はじけるプリキュア「キュアレモネード」に変身する。髪は金髪のツインテールで、左髪は後ろ肩に、右髪は前肩に垂らしている。瞳の色は黄色。私服は『5』では主にアイボリー色のワンピースを着用し、アイボリー色のルーズソックスに黒のパンプスを履いている。『GoGo!』ではクリーム色のインナーと茶色のトップスに黄色のスカートを着用し、クリーム色の靴下に茶色のヒールを履いている。メンバーでは最年少のため、先輩である4人を「さん」付けで呼んでいる。基本的に敬語で話すが、シロップに対してはタメ口で話す。明るく優しい性格で頑張り屋のほか、アイドルとして社会に出ているため大人の言動や対応をすることもある[注 9]。しかしお菓子が好きなど子供っぽさもあり、天然でもある。食欲旺盛であり、亡き母との思い出が残るカレーにはこだわりをもっている。仕事と学業の両立を目指しているが、勉強[注 10]ミミズが少し苦手[5]。鳥が好き。中学生ながらテレビ番組に出演するなどアイドルとして売り出し中で、マネージャーもいる。亡き母が最後に立った舞台から見えるものを求めて女優を目指しているほか、イベント司会などにも挑戦している。売り出し中のアイドルゆえ「売れる」という言葉に敏感で、『5』第10話で客がまったく来ないナッツが営む「ナッツハウス」を見て「どんないい商品も宣伝・売り込み・営業しないと知ってもらえません!」と熱弁する。『5』第20話で歌手デビューの話が舞い込むが「女優の道を外れるのでは…」と躊躇う。しかしのぞみから「女優と歌手、どっちもみんなに『夢』を分け与える仕事」と諭されてデビューすることを決め、そして自身が(物語上)作詞した「とびっきり!勇気の扉(ドア)」をリリースした。その後、『GoGo!』第18話で2枚目のシングル「ツインテールの魔法」をリリースしている。フランス人の父・ミッシェルと女優だった母・まりあとの間に生まれたハーフ。幼いころ母を病気で亡くし、劇中では父と母方の祖父・平蔵と3人で暮らしている。仕事で忙しいため学校では孤立していたが、後述のプリキュアの件がきっかけでのぞみと友人になり、自分は孤独ではないと諭されたことから彼女を慕うようになる。そのあとは、彼女以外の友人ができるようになった。こまちとは将来の夢を語り合うようになり「こまちさんの物語をわたしが演じてみたい」と語るなど、通じ合うところがある。シロップとは目指すべき場所をもつ者同士であり、同じ目線で話せる相手として信頼関係を築いている。秋元 こまち(あきもと こまち) / キュアミント声 - 永野愛学園の図書委員を務める15歳の少女。安らぎのプリキュア「キュアミント」に変身する。髪はピンクのカチューシャをつけた緑色の髪で、襟足の一部を長く伸ばしている。瞳の色も緑色。私服は『5』では主に薄緑色のカーディガンに黄土色のスカート着用し、素足にうぐいす色のサンダルを履いている。『GoGo』では爽やかな緑色のトップスに白のパンツを着用し、素足に緑色のヒールを履いている。年下の3人を「さん」付け、かれんを呼び捨てで呼んでいる。年下の3人からは当初「秋元先輩」と呼ばれていたが、自身がミント覚醒を機に「こまちさん」と呼ばれるようになる。基本的にはおっとりとしていて愛想がいいが、怒らせると怖い[注 11]。また、大切なものを守る芯の強さを併せ持つ。好奇心旺盛であり、ミント覚醒直後の『5』第5話でココにプリキュアについて質問攻めをしている。また博学でもあり「サンクルミエール通信」の記事では学園の図書館で毎年開催されている「歌詠み初め」で、こまちがすでに2年続けて優勝していると言及されている。度胸が据わっており、怪談、幽霊、トカゲなどの小動物にまったく怯えない姿をみせている。周囲のいさかいを仲裁するなど気配りが上手な反面、のぞみ同様やや感覚がズレており、真顔で突拍子もない言動をしたり、他者に理解され難い行動をとることもある。図書委員の仕事の関係で、校内の図書館にいることが多い。また、読書が趣味であるのと同時に童話作家を目指しており、のぞみの父・勉を尊敬している。1年生の頃、学級委員を務めていたかれんを助けたことがきっかけで彼女のよき親友にして理解者となる。そのため、彼女と行動を共にすることが多い。自宅は豆大福が評判の老舗和菓子屋「小町」で、メンバーの自宅の中では唯一の日本建築。顔が瓜二つだが、活発な性格の姉・まどかがいる。作中で試行錯誤の末に仕上げた『海賊ハリケーン』という作品をきっかけにナッツと親しくなり、そして彼に惹かれていると自覚するようになる。「ナッツの力になりたい」と願いながらも彼の夢が叶うことが別離になることに悩み、一時期創作活動や交友関係に不調をきたしてしまう。しかし、仲間の心配と思いやりを受け取ったナッツに説得され現状を受け入れ執筆活動を再開する。水無月 かれん(みなづき かれん) / キュアアクア声 - 前田愛学園の生徒会長を務める15歳の少女。知性のプリキュア「キュアアクア」に変身する。髪は青のロングヘア。瞳の色も青。私服は『5』では主に青のトップスにグレーのベスト、水色のスカート着用し、白のロングブーツを履いている。『GoGo!』では水色のドレスを着用し、素足に青のヒールを履いている。年下の3人を当初「名字+さん」と呼んでいたが、自身がアクア覚醒を機に呼び捨てで呼ぶようになる。こまちを呼び捨てで呼んでいる。年下の3人からは当初「水無月先輩」と呼ばれていたが、自身がアクア覚醒を機に「かれんさん」と呼ばれるようになる。他人に頼られる機会が多いためあまり感情を表には出さず弱みを見せないが、根は感情豊かであり責任感と使命感の強さがある。のぞみたちと出会ったのを機に喜怒哀楽を見せるようになり、執事の坂本は「のぞみさまとお会いしてから明るくなった」と述べている。のぞみたちとはアクア覚醒を機に打ち解けるが公私混同はしておらず、『5』第6話の終盤でのぞみが遅刻の免除を懇願した際「それとこれとは別」と咎めている。才色兼備かつ周囲の憧れの的であり5人の中では最も成績がよく学年トップのほか、授業の内容をその場で覚えるため放課後の勉強はしていない。また、全校生徒の名前と顔を把握している。運動神経も抜群であり水上スキー乗馬テニスなどのスポーツも得意としているが、トカゲのような小動物や、家事・料理は苦手。由緒正しい家柄であり、ピアニストの父とヴァイオリニストの母がいる。しかし両親は演奏旅行で家にほとんどいないため、広い邸宅に坂本との2人暮らし。自宅の敷地内には広大な庭園や温室、また馬を飼っているため厩舎と馬場がある。また島や山を別荘に持つほどの富豪の令嬢であるため常人と経済的な感覚が大幅にズレており[注 12]、そのことに周囲から呆れられている。経済面を除けばりんに次ぐ常識人である。そのため、彼女がボケに回るとツッコミ役を一手に担うことになるため疲労困憊になることも(詳細はりんの項目を参照)。境遇の似ているミルクとは仲良しであり、彼女の看病をしたことをきっかけに医者を目指すようになる。早くはないが量は食べるほうであり、りんと大食いバトルをしたことがある。また、グレープジュースが好物。こまちとは親友の仲である。りんとは好みの違いで衝突もあるが、負けず嫌いや植物が好きといった共通点もあり、張り合いながらも互いを認めている仲である。アクア覚醒後のぞみにチームのリーダーに推薦されたが断り、逆に彼女を推薦する。

パルミエ王国

ココ、ナッツ、ミルクの故郷である妖精の国。国民と「ドリームコレット」を守るために高い壁で覆われているが、ナイトメアに騙されたナッツによって守りが崩壊した。

『5』の時点ではナイトメアによって壊滅状態にあったが、『GoGo!』以降は国民たちの尽力により復興している。その後、クロスオーバー映画では完全に元に戻っている。

のぞみたちを呼び捨てで呼んでいるが、人間態では変えることもある(記事参照)。

ココ声 - 草尾毅パルミエ王国からやってきた、クリーム色のフェネックに似た生き物で、5人をサポートする。王国の次期王位継承者候補。一人称は「ココ」。甲高い声が特徴で、喋るときは語尾に「ココ」と付ける。基本的に明るく実直ではあるが、飄々としたところのある懐の深い性格。王国では子供たちに勉強を教えたり国民の相談相手になるなど、周囲から慕われる存在であった。一方で王国を抜け出して一人旅に出る奔放さや、無計画で自分のことを後まわしで考える傾向もある。ナイトメアやエターナル、ピンキーやパルミンの気配を感じ取る能力がある。この能力を活かして、のぞみたちと行動をともにする。また、パルミエ人のため、戦闘能力は低いものの、強力なバリアを生み出すことができ、『GoGo!』ではプリキュアたちがキュアローズガーデンに到着するまでの間、ナッツと共にエターナルの館長からフローラを守り続けた。当初はのぞみの家で密かに居候していたが、後にナッツの計らいでナッツハウスに移り住む。空腹時にのぞみからシュークリームを貰ったのがきっかけで好物になる。しかし度が過ぎることもあり、『5』第37話では一度に食べ過ぎで「シュークリーム禁止令」が出されダイエットを強いられたほど。どんなときも希望を失わないのぞみの姿に好意を抱くようになるが、本来住む世界が違うため、いつか離れ離れになる彼女とは親密な関係にはなるべきではないと考えていた。しかしのぞみから感謝の気持ちを述べられたのを聞いて考えを改め、彼女に「今はかけがえのないときを大切にしたい」と本心を伝える。『GoGo!』ではナイトメア滅亡後、国民の合意によりナッツと共同での国王即位が決まるが、戴冠式直前にエターナルの襲撃を受け来賓である4国王も行方不明となり、直後に人間界に転送される。「復興したパルミエにのぞみを招く」という約束が果たせないばかりか、再度のぞみたちを戦いに巻き込んだ自責の念からぎこちない態度をとってしまう。しかしナッツに諭されてのぞみに胸の内を話すことを決意、そして彼女に告白しわだかまりを解く。普段は後述する人間の青年「小々田コージ」の姿となって人間界に滞在している。パルミエ国王としての力を発現させることで、プリキュアたちに「キュアフルーレ」を与える能力を得る。小々田 コージ(ここだ コージ)ココが人間界で生活する姿。茶髪のイケメン男性の姿をしている。一人称は「ボク」。この姿のときは語尾に「ココ」と付けずに喋り、声色も低くなる。また、性格も大人びたようになる。白のワイシャツに紺色のベスト風ジャケットを羽織り、ベージュのスラックス。茶色のローファーを履いている。のぞみたちを見守るため学園に国語の臨時教師として赴任し、のぞみたちのクラス担任も務めている。女生徒たちからは人気が高く、数多くのラブレターを受け取っているが交際は断っている。この姿でものぞみたちには基本的には「ココ」と呼ばれているが、一般生徒たちの前では「ココ…田先生」と言い直されることもある。自身も彼女たちを呼び捨てだが、一般生徒の前では名字で呼んでいる。変身は任意で可能だが、強い衝撃を受けると元の姿に戻る。また、酒に対する耐性も非常に弱く、一口飲んだだけで酔っぱらってしまう[6]。元がパルミエ人であるため戦闘能力は低く、プリキュアに頼ってばかりで助けられないことを嘆いている。ナッツ声 - 入野自由茶色のリスに似た外見。ココの親友であり、彼と同じ王国の次期王位継承者候補。ドリームコレットの守護者も務めており、青緑色のショルダーバッグに入れて管理している。一人称は「ナッツ」。甲高い声をしており、喋るときは語尾に「ナツ」と付ける。空腹時にこまちから豆大福を貰ったのがきっかけで好物になるが、偏食にならないよう食べる量は加減している。王について学ぶため、様々な歴史の書物を読んでいる。また、ココと同様に敵などの気配を感知できる。王国一の読み手であり、これまで多くの書物に目を通しているために読み物に対する意見は非常に厳しい。こまちの書いた小説に対しても批判と助言を与えて彼女の執筆力向上に貢献し、同時に彼女と小説を通して深い信頼関係を築いている。負傷したピンキーに化けたカワリーノに騙されて王国の門を開けてしまい、故郷の滅亡を招く。またハデーニャの攻撃で傷を負いコレットの中で眠っていたが、5人のプリキュアが揃ったことで目覚める。当初はプリキュア5のことも信用していなかったが、王国復活の夢を共に叶えようという彼女たちの強い意思を見て考えを改める。ナイトメア滅亡後ココと共同での即位が決まっていたが、エターナルの襲撃に遭い人間界へ転送されてしまう。くるみに変身したミルクがプリキュアの前に現れた際、その正体をいち早く見抜く鋭い洞察力をもつ。ココと同じくパルミエ人のため戦闘能力は低いが、ココと同じく強力なバリアを生み出すことができ、『GoGo!』ではプリキュアたちがキュアローズガーデンに到着するまでの間、ココと共にエターナルの館長からフローラを守り続けた。パルミエ王国との通信機器として「ミルキィノート」を製作し、パルミエ国王の力を発現させることでローズに「ミルキィミラー」を与える能力を得る。夏(ナッツ[7]ナッツが人間に変身した姿。外見は金髪で少し色黒のクールなイケメンの姿。一人称は「オレ」。ココ同様声が低くなり、語尾に「ナツ」と付けない。この姿になるとクールで無愛想になる。辛辣な物言いが多いが、それは真摯に向き合う性格ゆえであり根は優しい性格。赤茶色のシャツを着ているが、『GoGo!』ではその上からチョッキを着るようになる。ボトムスはジーパン。靴はこげ茶のブーツ。かれんが提供した小屋を使って、アクセサリーショップ「ナッツハウス」の店長として働く。『GoGo!』でも彼女に借りるが以前の小屋は人に貸していたため、新しい倉庫で営業を再開する。貸し借りはあまり作りたがらない。特に金銭関係には厳しく、理由無く奢られるのを好まない[6]。ココと同じく強い衝撃を受けると元の姿に戻り、人間になっても戦闘能力は低い。『5』では故郷を滅亡に追いやった自らへの戒めの意味で王国の門の鍵を首から提げていたが、最終回で自分たちが前に進むため鍵をこまちに託す。

ミルク声 - 仙台エリココとナッツのお世話役見習い。ピンク色のロップイヤーのような姿をしており、頭に赤いリボンを付けている。身長よりも長い両耳を手のように使うことができる。常にピンク色のキャリーバッグを持っている。一人称は「ミルク」。語尾に「ミル」を付けて喋る。ココとナッツを「さま」付けで呼んでいる。『5』では戦闘時に「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」を発動させるアイテムに変身し、その際にドリームの左腕に一時的に装着される。そのため、後述の人間体も含めると4つの姿を持つ。ココやナッツと同様にナイトメアの気配を探知できる。また、チョコレートが好物。打算的かつしたたかな性格。パルミエ王国のお世話役は、王族と国民を繋ぐ役割を果たす重要な役割を果たす職だが、クレープ王女には「気ばかり強くて、礼儀も作法もまったくなっていない」と指摘されている。ココとナッツを尊敬しているため、彼らや王国の不敬を許さない強い信念を持ち、当初はナッツハウスの店長として働くナッツの姿を見て嘆いていた。人間界到着後は2人のお世話すべくナッツハウスに居候する。当初は一人身で異世界に放り出された寂しさゆえ、他人への不審感により身勝手な行動が見られ、仲間(特にのぞみ)に対しても挑発的な発言もある。『5』第23話では些細なことでのぞみと喧嘩した結果、蝶の飾りを破壊し5人の友情に亀裂を入れるきっかけを作り、5人が一時的に絶望の仮面を付けられるなどトラブルメーカー的な存在だった。しかしココやナッツに諭されて仲間の大切さや信頼などを学んでいき、徐々に打ち解けていく。かれんに病気の際看病してもらったことがあり、これがきっかけで慕うようになる。パルミエ王国を救ったのぞみたちに深い感謝の念を抱いており、仲間のピンチを救いたいという気持ちは強い。『GoGo!』では準お世話役となったが、エターナルの襲撃でココたちの留守役を任されたため、寂しい思いを紛らせるかのように大量の手紙や写真をココたちに送りつけていた。「ローズパクト」から出た青い種を育て、咲いた青いバラの力によって人間の少女に変身する能力を得る(後述)。美々野 くるみ(みみの くるみ) / ミルキィローズミルクが青いバラの力で14歳の人間の少女に変身した姿。一人称は「わたし」。語尾に「ミル」と付けずに喋り、声も大人びたものに変わる。ウェーブがかった紫色のセミロングと珊瑚色リボンが特徴で、ポンパドール風に前髪を上げている。瞳の色は小豆色。水色のバラ模様が付いた薄いピンク色の私服と、紫色の短めのズボンを着用しており、素足に赤いヒールを履いている。『GoGo!』第10話でドリームたちの前にローズとして登場。続く第11話でスコルプに苦戦する彼女たちの前にくるみとして登場し、そしてローズに変身して正体を明かしスコルプを撃破する。その後、第12話で学園の2年生としてのぞみとりんのクラスに編入する。当然5人を知っているが気品ある性格を演じるため、あえて「さん」付けて呼んでいた。その後、自身の正体がバレてからは妖精時と同じく呼び捨てで呼ぶようになる。のぞみ、りん、かれんには呼び捨てで呼ばれ、うららとこまちには「さん」付けで呼ばれている。ココやナッツとは違い「ミルク」とは呼ばれていない。強い衝撃では元に戻らない耐久力があるが、戦闘などで極端に体力を消耗すると変身を維持できない。なお、自分の意思で変身をとくことも可能。多種多芸でのぞみたちの得意分野においてもそれぞれ匹敵する才能を見せているが、ドジを踏むこともある。最初は正体を隠して気品のある素振りを見せていたが、時々見せる生来の性格により第14話でナッツに勘づかれ、その後行われたブンビーとの戦闘で体力を激しく消耗し戦闘後ドリームたちの前でローズからミルクへ戻ったことで全員にバレてしまい、これを機に覚醒した経緯を告白する[注 13]。その後、ナッツの計らいで再びナッツハウスで暮らすことになる。前述の通り『5』でかれんに看病してもらったこともあり、人間の姿でも彼女を慕っている。妖精時と性格は変わらないが、この姿だとメンバーの非常識な行動に対し鋭くツッコミを入れる常識人になる。クレジット表記は『GoGo!』第10話のみ「謎の少女」、同第11話から第16話まで「ミルキィローズ」、同第17話からは「美々野くるみ」と変更されている[注 14]

パパイヤ声 - 園部啓一パルミエ王国の上級お世話役。ミルクの上司で「お世話役の中で1番偉い」とのこと。チワワのような姿をしており、話すときは語尾に「パパ」と付ける。王国の滅亡により、ほかの国民ともども生死不明になっていたが、のちに国民と同様に人間の姿で「絶望の仮面」を被せられていたところを発見され、救出される。かつては聞きわけのないことをするココとナッツを厳しく叱ることもあったという。

キュアローズガーデン

『GoGo!』に登場するバラの花園で、別名「命の庭」。すべての世界の「生命」を司るバラを守護しており、そのバラに害を与えると、すべての生命が止まる。

この場所がエターナルに狙われたことにより、プリキュアたちはふたたび戦いに身を投じる。

フローラ声 - 皆口裕子キュアローズガーデンの管理者である女性。桃色のロングヘアが特徴で、ティアラを付けている。一人称は「わたし」。自身の消滅が迫っていることを悟り、プリキュアたちにキュアローズガーデンで待っていることを手紙で伝え、彼女たちに「ローズパクト」を託す。かつてキュアローズガーデンにいたエターナルの館長を、その歪んだ価値観ゆえに拒絶したが、彼に一縷の希望を信じ、種を入れた手紙をシロップに託す。しかし、種に込めた思いや意味に館長が気づくことはなく、悲しみに暮れている。慈愛に満ちた性格で、シロップを幼いころから育てた。最終的にキュアローズガーデンが救われると、のぞみに「自分に代わってキュアローズガーデンを守ってほしい」と頼み、「管理するのではなく、扉を開放してみんなに見てもらう」というのぞみの意見を承諾する。上記のことで満足して消滅し、小さな種に生まれ変わった。その種はのぞみにより「ナッツハウス」で育てられている。シロップ声 - 朴璐美橙色のペンギンのような生物。語尾に「ロプ」とつける。意地っ張りであるが、思いやりのある性格。一人称は「シロップ」。ツバメのような翼をもつ巨大な鳥にも変身することが可能で、背中にある折りたたみ式の幌を装備した荷台スペースに人を乗せて空を飛ぶ。乗っている際に、荷台にある蝶型モニターから外を見ることができる。「キュアローズガーデン」で生まれた存在で、フローラに育てられていた。しかし、エターナルの館長に宛てたフローラの手紙を届けに向かう途中、アナコンディに襲撃され、その際に記憶を失う。記憶を失ったあとは「パルミエ王国」に流れ着き、他の者と異なる飛行能力を持つことで孤独になっていた。また、自身の出生を解明できないココに失望して出国する。パルミエ王国から逃げ出した後は、「エターナル」で運び屋をするようになり、同時に自身の出生の情報を探していた。人間界でのぞみと出会った際に「ローズパクト」を発見し、スコルプに襲われたのぞみを救ったことで人間界に留まり、エターナルと決別するようになる。当初はココとの主張の対立から「ナッツハウス」に住むことを拒み、街の「時計塔」で寝泊まりをしていたが、わだかまりが解けたあとはナッツハウスで暮らすようになる。空腹時に、おタカさんからもらったホットケーキを食べたことで好物になる。おタカさんの店が忙しいときには、ホットケーキ食べ放題を報酬として手伝いをしている。甘井 シロー(あまい シロー)[注 15]シロップが人間に変身した姿。見た目はのぞみ達と同年齢くらいの少年。一人称は「オレ」。茶色の短髪が特徴。水色の鞄を常に持ち歩いている。この姿では語尾に「ロプ」と付けない。声は少し大人びたものになる。また、強い衝撃を受けると元の姿に戻る。素直になれない意地っ張りな性格は変わらない[注 16]が気遣いのある一面もあり、本当は優しい性格。うららとは共に行動することが多く、「目指す場所がある」という共通点から深い信頼関係を築き、彼女が唯一対等な立場で話せる相手となる。また、うららに「シロップ乗車券」をプレゼントしたこともある。

メルポ声 - 水田わさびシロップの相棒で、桃色のポストに手足を付けたような姿をしている。「メー」としか話せないが、シロップには意味が伝わっている。正体は「キュアローズガーデン」に咲いていたバラで、シロップが育てたことで誕生した生物。顔面中央のディスプレイから、思いが込められた手紙や贈り物を送受信する能力をもつ。また、自身の中に手紙を入れることが可能。手紙や贈り物が転送されてくることがあり、相手の居場所を知らなくとも、届け先へと自身を導くことができる。嫌々ながら仕事をするシロップに比べると、受けた仕事は忠実にこなしている。クロスオーバー映画ではサブキャラクターかつモブキャラクターとして登場しており、シロップ(シロー)やのぞみたちとともに行動はしていない。

4国王

『GoGo!』冒頭で、ココとナッツの戴冠式のために、新生パルミエ王国に来賓として招かれた4人の国王。

ココとナッツを正式に王位に就かせる承認権をもつ。また、「キュアローズガーデン」への扉を開く4つの鍵を持っている。

エターナルの襲撃をうけて傷つき、「パルミン」に姿を変えて人間界をさまよっている。なお、4人とも第1回からアイキャッチ(Bパート開始前)には揃って登場している。

それぞれ救出されて体力が回復すると、キュアローズガーデンの鍵の1つでもあるカードをのぞみたちに託し、自国に帰還していった。しかし、そのカードがあればいつでも連絡をとることができる。

姿は四神がモデルとなっている。

ドーナツ国王(ドーナツこくおう)声 - 松本保典ドーナツ王国の国王。体色は水色で、頭に2本の角が生えており、顎に長いヒゲを生やし、太めの尾をもつ。語尾は「ドナ」。頑固な性格だが、夢に向かって努力する者を認め、尊ぶ度量をもっている。ナイトメアに一度国を滅ぼされたことや、戴冠式でエターナルの襲撃を許したことにより、当初はココとナッツを国王失格とし、のぞみたちのことも信用していなかった。しかし、国民を守ろうとするココとナッツの姿を通じて理解を深め、プリキュアたちも信頼するようになる。「キュアローズガーデン」に伝わる赤いバラと青いバラの伝説についても精通しており、相談役として度々呼び出されている。戦闘時はホシイナーやエターナル幹部の目を眩ませて、一時的に行動不能にする青い光球を放つことができる。モデルとなった四神は青竜ババロア女王(ババロアじょおう)声 - 安達まりババロア王国の女王。桃色ののような姿をしている。語尾は「ロロ」。ドーナツ国王に呆れられるほどのおしゃべりで、その長話は無視されることも多々ある。「パルミン」の姿でのぞみたちの戦いぶりを見ており、彼女らのことを当初から信用している。「キュアモ」の通信機能を使用可能にしたほか、エターナル幹部の目を眩ませる赤い光を放つなどの力をもつ。ドーナツ国王と同じく、相談役として呼びだされたことがある。モデルとなった四神は朱雀クレープ王女(クレープおうじょ)声 - 西原久美子クレープ王国の王女。虎猫のような姿をしている。語尾は「クク」。普段は幼い言動が目立つが、大人びた行動でプリキュアたちを諭すことがある。ナッツが作成した「ミルキィノート」を作動させる、黄色い光を放つことができる。ココやナッツとは幼なじみで、ココを「ココリン」と呼んで慕っており、彼と結婚して連合王国をつくることを夢みていた。結果として、ココとのぞみの仲を認めて想いを断ち切り、ココたちに協力すると申し出て、以降は国王同士の付き合いをすると宣告して帰還した。モデルとなった四神は白虎モンブラン国王(モンブランこくおう)声 - 玉川紗己子モンブラン王国の国王。のような姿をしている。語尾は「モモ」。幼げな外見かつのんびりした性格だが、最高齢のために知識が豊富で、シロップのことも知っていた。長い間「パルミン」の姿をしていた影響で衰弱していたが、かれんの看病によって一命をとり止め、そのあと「ローズパクト」の中で体力を回復していった。果汁100%のグレープジュースしか飲めないため[注 17]、かれんが飲ませようとしたハチミツを吐きだして、かれんを慌てさせたことがある。モデルとなった四神は玄武

プリキュアの敵

ブンビー声 - 高木渉『プリキュア5』および『GoGo!』に登場する敵[注 18]であり、普段はオールバックの金髪が特徴の中年男性。黒色の背広と橙色のシャツを着用している。一人称は「わたし」[注 19]。物語当初はナイトメアの幹部にして組織の現場責任者であり、ギリンマ、ガマオ、アラクネアの上司として「ドリームコレット」の強奪を指示し、上司へ業務の報告を行う役目を担っていた。部下には厳しく上司には媚びを売る性格であり、連敗続きの部下には強気な態度で接し場合によっては切り捨てるが、上司には徹底的に低姿勢で接するほか、担当する部署の業績不振や経費削減に苦悩し、残業代が出ないことに嘆くという中間管理職としての姿もみせている。直属の上司であるカワリーノには内心反感を持っているが、彼に恐怖心を抱いているため基本的には意見をせず、例え文句を言う際にも陰口程度にとどめている。一方で自分が手渡した「黒い紙」が原因で部下のギリンマを亡くしたことで罪悪感を持ったのかそれ以降は部下を気遣うことが多くなり、黒い紙を使用しようと暴走するアラクネアを制止したり、ガマオを黒い紙で捨て駒にしたカワリーノを睨みつけるという姿をみせるなど多少なりとも部下想いな一面もある。第31話にて、ギリンマとアラクネアが殉職したことへの責任を取らされて管理職から降格処分になり、担当していた部署も解散されて新たな部署に配属される。以降は上司や同僚から軽視または無視をされることが多くなるほか、雑用を任されるなどの冷遇が加速する[注 20]。第46話にて、カワリーノによって新部署のメンバーまでもが捨て駒にされていくことに危機感を覚え、苦悩した末にナイトメアを自主退職することを決意して退職願書を提出するが、組織を抜け出すという行為がカワリーノの逆鱗に触れることになり、彼によって本部の屋上から粛清されかける寸前、仲間を犠牲にしていくカワリーノにはじめて強めの抗議をするも、結果的には屋上からたたき落とされ、自身の末路を嘆くも奇跡的にビルの窓枠に引っかかったことで一命を取り留め、そのあと自分が飛行できることを思い出してナイトメアから逃亡し、『GoGo!』の第2話にて再登場を果たし、その事をのぞみ達に告げた。エターナルの面接を得て正式に再就職することになり、プリキュアへの雪辱も兼ねて「ローズパクト」を奪おうとする[1][注 21]。エターナル就職当初はプリキュアたちの豊富な情報量を買われ、報告書の内容もアナコンディからは評価を得ていたが、エターナル内では新入り扱いであるために館内の雑務を強要されるほか、服装も白色の作業着に着せ替えられるなど、待遇自体はナイトメアの頃よりも冷遇されている。エターナルでの新入り時代は今までを一新して自信に満ち溢れており、先輩にあたるスコルプに対して同等以上のように接し、彼の名前を意図的に間違えたり[注 22]、連敗続きのスコルプを内心見下していたが、第10話での共同出撃を経験した影響でスコルプと友情を感じるようになる。それゆえにスコルプが殉職した際にはひどく落胆し、同時に殉職した彼を軽視するアナコンディに対して内心憤慨していた。スコルプの殉職後、強力な構成員の配属により出撃の機会を減らされ、さらには書いた報告書を読まずに捨てられるなどの冷遇が進む。そして、ムカーディアが登場してからは組織内での立場を完全に失い、エターナルにおける存在意義を得ようと迷走した[注 23]末に、第39話ではアナコンディに見限られてエターナルの地下迷宮に落とされるも、ここでもなんとか脱出してエターナルから逃亡する。『GoGo!』の第41話では、人間界で「文尾」と名乗ってケーキ屋でアルバイトとして働いていたが、ムカーディアとのぞみとりんに遭遇し、その場で今までの腹癒せにムカーディアの正体をのぞみたちに暴露して逃亡する。『GoGo!』の第46話では、プリキュアとの戦闘で負傷したムカーディアと遭遇し、彼からの頼みでエターナルの館長のもとへと同行し、同時に館長に直接頼みこむことでエターナルへの復帰を試みるが、ムカーディアやアナコンディすら始末した館長の残虐さをみて、エターナルに見切りをつける。続く第47話では、これまでの戦いからプリキュアたちの直向さに感服し、ついに悪行からの引退を決意する。プリキュアたちに前述の心境を伝えて和解し、最終決戦へと向かうプリキュアたちを見送る。その際、キュアドリームからは敵の中で唯一名前で呼ばれ、感謝されている[1]。『GoGo!』の最終話にて、人間界で「ブンビーカンパニー」という零細企業を興し[注 24]、カワリーノに似た人物を雇い、再出発した。だが、その部下は言うことを聞かないため、苦労は絶えず続いていた。のちのクロスオーバー映画においては、他作品の改心した敵キャラクターたちとともにサブキャラクターかつモブキャラクターとして何度か登場しており、『HUGっとプリキュア』ではクライアス社で再就職しようとするもここでもあまりのブラック企業に逃げ出し、三日間ろくに食事してないところをはなやいちか達に救われ、そのお礼としてプリキュア5のことやトラウムの計画を彼女達に話した。戦闘形態背中に羽を生やしたハチのような外見の怪人に変貌し、腕には砲身をつけている。普段のコミカルさから想像出来ないほど戦闘能力は高く、後述の太い針で「プリキュア・ミント・プロテクション」を破るほどの威力がある。連射のきく細い針と単発の太い針の2種類を飛ばして攻撃する。『GoGo!』では、巨大な針を連射するようになった。ミルキィローズとの戦闘でも初回は圧倒されたものの後半の回では距離を取ってからの針攻撃で互角以上の強さを見せた。

ナイトメア

『プリキュア5』におけるプリキュアの敵対組織。デスパライアを首領とした企業のような組織で、曇り空に覆われた都会に建ち並ぶ高層ビルを本拠地としており、そのビルは屋上にヘリポートの付いた悪魔的な外観をしているほか、本拠地の周囲には無数の高層ビルが建ち並んでいる。

デスパライアの望みを叶えるために必要な「ドリームコレット」を狙い、そのドリームコレットがあるとされている「パルミエ王国」を侵攻して滅亡させるも肝心のドリームコレットが見つからなかったため、今度はドリームコレットが眠るとされている人間界に侵攻してついにドリームコレットを発見する。しかし、すでにドリームコレットはココとナッツの祖国復興を決意したプリキュアたちによって守護されているため、彼女たちからドリームコレットを強奪するために「コワイナー」という怪物を使役して襲撃する。

失敗が度重なると組織を辞めるか、組織のために最後の戦いを挑むかの選択を迫られる[注 25]。以前は何らかの結束があったようだが、カワリーノの台頭によって従業員を徹底的に管理する「目的至上主義」に傾倒している。予算は潤沢にあるものの、成果を出せない部署や人材への支出は厳しく制限されている。

正式なメンバーのほかに、支配下に置いたパルミエ王国の住人たちに「絶望の仮面」という特殊な仮面をつけて下層の従業員として働かせており、彼らは本部に無言で並んで座っている。しかし、第48話にてココとナッツとミルクの奮闘によって解放されることになる。

上層部(ナイトメア)

デスパライア声 - 杉山佳寿子ナイトメアの女帝として君臨する老年女性。老化した顔を隠すために奇怪の仮面を付けている。一人称は「わたし」。老化による自身の衰えを恐れており、自分以外の者を絶望させることで安らぎを求めるようと目論み、願いを1つだけ叶えるという「ドリームコレット」を用いて永遠の生命を得た上で、世界を絶望の力で支配することを悲願に掲げている。また、前述の顔に仮面を付けるのは老いた姿を隠すためである。基本的に冷酷かつ非常な人物として振る舞っており、目的を果たすためならば手段を選ばないなど、部下からも恐れられる程の威圧感を漂わせている。しかし、配下たちが殉職していく事態を重く受け止める一面をもつ。普段はナイトメアの深部に鎮座し、部下とはモニターを通じて話をしている。そのため、自身の部屋からは滅多に外出することはない。自身の影を無数に生みだす能力を宿しており、その影を使役して攻撃をしかけるという戦法を用いる。また、相手の心を見抜く能力をもち、相手のを絶望の感情に染め上げて洗脳するなど、精神攻撃にも長けている。第39話にて、プリキュアたちの実力を試そうと単身で挑むが、プリキュアたちの予想以上の力に驚き、その焦りからカワリーノにドリームコレットの強奪を急がせるようになる。第47話にて、入手したドリームコレットを使って不老不死となり、仮面の下から若返った素顔を現わにしてプリキュアたちに臨む。続く第48話では、不老不死となっても自身の心に安らぎが訪れないことに気づき、窮地に追い込んでも決して希望を諦めないプリキュアたちの姿に動揺を隠せなくなり、「どうしたら希望をもつことができるのか知りたい」という思いが芽生える始める。しかし、なおも絶望の力を肯定してくるカワリーノを拒絶したことで彼を「絶望の闇」へと落とすことになり、最後の配下を失ったことで精神に異常をきたし、その影響で絶望の力を暴走させる事態に陥る。最終的には、自身の力が暴走し続けると世界が滅ぶことを危惧し、遂にはプリキュアたちにナイトメアの世界とともに自身を封印するように頼み、そのあとは改心した上でココとナッツたちに謝罪し、彼らに抜け殻となったドリームコレットを返して、最期は笑顔を見せながら封印された。『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』では、歴代の最終ボスの中で唯一ソルシエールの魔法で生み出した幻は登場していない。最終型態入手した「ドリームコレット」の力で若返った姿。白い肌をした美女の姿に変貌し、オリーブ色のロングヘアが特徴。口調は変わらない。紫色を基調とした和服のような服を身にまとう。また、戦闘形態のカワリーノを吹き飛ばす力がある。カワリーノ声 - 優希比呂デスパライアの側近を務める壮年男性。色白の肌に七三分けにした緑色の髪型が特徴。一人称は「わたし」。人間態では紫色に近い青色の背広を着用しており、首下には紫色のネクタイを身に付けている。部下の前では慇懃無礼な人物として振る舞い、表向きは物腰の柔らかい笑顔で接しているが、目的を果たすためならば手段は選ばず、部下を捨て駒にすることにも一切躊躇しないなど、冷酷かつ残虐な本性を隠しもつ。また、相手を脅迫するときには目が非常に大きくなる。デスパライアに対する忠誠心は非常に高いが、それ以外の者には一切興味をもたない。しかし、アラクネアに対して柔軟な対応をしたり、ガマオに幾度も機会を与えることもある。また、ハデーニャのことは苦手だと明言しており、彼女からの投げキスを非常に恐れている[注 26]。組織内では幹部たちを監査する地位におり、姿を見せないデスパライアの意思などをメンバーに伝える役割を担う。あらゆる姿に変身する力を宿しており、パルミエ王国を侵攻した際にはピンキーに変身し、ナッツを騙して王国の門を開けさせることに成功している。また、人間形態でも高い戦闘能力をもち、黒い紙により超獣化したギリンマを片手で静止させる力を持つほか、手から強力な衝撃波を放ち、その実力はブンビーから「本気をだすと本部が壊れる」と評されているほどである。第46話にて、自分の意に従わないブンビーとブラッディを始末したあと、ココの姿に変身してプリキュアたちの前に出現し、彼女たちから55匹のピンキーが入ったドリームコレットを騙し取る。続く第47話では、最終形態に変身してプリキュアたちを圧倒し、「絶望の闇」を発動させて彼女たちを闇の中に封じようとするが、希望を諦めないプリキュアたちにそれを打ち破られたことに動揺して冷静さを失う。続く第48話では、最後の手段として「黒い紙」を大量に使用して更に巨大化するが、プリキュアたちの必殺技である「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」を受けて倒される。最終回では黒い紙から復活を果たし、デスパライアと和解しようとするのぞみに襲いかかるも、希望に興味を抱いたデスパライアの心変わりに絶望し、その影響で自ら招いた絶望の闇の中に潜むブラッディに引きずり込まれ、彼とともに永遠の闇へと消えた。戦闘形態3本の角を頭部に生やして2本の長い尻尾を持ち、トゲがついた肩パッド英語版)をつけた異形の怪人に変貌する。おもに尻尾で攻撃をしかけ、その尻尾でプリキュアたちの技などを吸収して反撃することができるほか、手からは破壊弾を放つこともできる。最終形態第48話にて大量の「黒い紙」を使用した姿。前述の戦闘形態のまま巨大な姿に変貌し、戦闘能力も格段に上がるほか、瞳がなくなる。

新部署

度重なる部下の殉職を受けてブンビーの部署が解散したことに伴い、第31話から組織を再編して登場したナイトメアの新しい部署。デスパライアが最も信頼している部署であり、上級幹部のブラッディとハデーニャの他に、解散した部署から移動したブンビーが配属する。また、カワリーノも部署の監査役として足を運ぶことが多い。

主要の幹部たちが使用する円卓のテーブルに、それを囲うように下層の社員たちが使用するテーブルが無数に配置されており、部署の空間からデスパライアのホログラムが映し出される。なお、幹部の地位から降格されたブンビーは下層の社員らと同じテーブルに配置されている。

ブラッディ声 - 丸山詠二ナイトメアの最高幹部を務める老年男性で、カワリーノの元上司でもある。頭頂部は禿げている。一人称は「わたし」。人間態では黒を基調とした紳士風の服装を着用しており、頭部には黒色のシルクハットをかぶり、足には黒色のブーツを履いているほか、紫色のマントを身にまとう。また、ステッキを携帯している。寡黙かつ威厳ある人物として振る舞い、敵対する相手にも紳士的に接しているが、仕事ならば悪事を行うことに躊躇することはなく、相手の不安や不信を煽るなど、冷徹かつ陰湿な一面をもつ。また、かなりの自信家でもあり、ナイトメアの本部には必要以上に出席せず、ハデーニャによると「やることさえやっていればいい」という人物だという。元部下のカワリーノが称賛するほどの功績を組織に残しており、ナイトメアがパルミエ王国に侵攻した際には王国を直接壊滅させた経緯をもつ。また、パルミエ王国を壊滅させた張本人でもありながら、王国が滅亡に至った原因は国王のナッツにあると言い放っている。ブンビーやカワリーノも認めている実力者[注 27]であり、人間体でもプリキュアの攻撃をかわしたり、結界を発動して相手を分断する能力をもつ。また、無数の手が生えているコワイナーを召喚することが多い。ブンビーと同様に「黒い紙」の使用には懐疑的で、ハデーニャが殉職した際にカワリーノに詰問している。また、「カワリーノがデスパライアの側近になってから結束力がなくなり、ナイトメア全体がおかしくなった」としてカワリーノを糾弾し、現在は彼の暴走を懸念している。第46話にて、ピンキーが55匹そろったところを狙ってプリキュアたちに銃撃するも失敗し、カワリーノにピンキーがそろったことを伝えたことが原因でかれから用済みと見なされ、人間態の姿のまま黒い仮面を被せられながら「絶望の闇」へと落とされる。しかし最終回ではカワリーノ自身が招いた「絶望の闇」から突如出現し、カワリーノへの憎悪の感情を見せながら、彼を絶望の闇に引きずりこんで道連れにした。戦闘形態コウモリのような姿に変貌し、腕に生えている翼で飛行や防御を行う。戦闘能力が非常に高く、高速飛行と衝撃波だけでもプリキュアたちを圧倒している。また、パルミエ王国を一瞬で滅ぼす力がある。ハデーニャ声 - 小宮和枝ナイトメアの幹部を務める中年女性。肥満体格と紫色の短髪が特徴で、口紅を塗っている。一人称は「あたし」。人間態では赤色のブレザーを着用しており、首下には緑色のスカーフ、両耳には緑色のイヤリングを身につけているほか、青色のズボンに赤色のヒールを履いている。傲慢かつ横柄な人物として振る舞い、自分自身に絶対的な自信を持つため、無礼な態度をした者を非常に嫌う傾向にある。また、弱者に対して「守る価値はない」と言い放つほか、上司のカワリーノには対等に接し、部下になったブンビーには扱き使い、殉職したガマオに「使えないヤツ」「哀れみをかける必要はない」として切り捨てるなど、協調性や仲間意識などは一切もたない。パルミエ王国の侵攻の際に、ココとナッツを直接襲撃した経緯があり、ナッツに重傷を負わせた張本人でもありながら、今もなおココとナッツを何度も傷つけようとするなど、彼らに対する罪悪感などは一切ない。人間態でもプリキュアを圧倒するほどの力を持ち、憤慨状態のキュアドリームが放つ拳を片手だけで止めることができる。また、投げキッスをする癖があり、それが原因で同僚からは恐れられている。第42話にて、失敗を重ねたことでカワリーノから「黒い紙」の最終通知を受けるが、これを受け取らずにプリキュアたちに戦いを挑むも敗退する。続く第43話ではプリキュアとの再戦に突入するが、カワリーノにより強制的に黒い紙を被せられて最終形態に変貌し、最期はプリキュアたちの必殺技である「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」を受けて消滅した。のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』にて、ボトムの力によって復活を果たして再登場し、ミルキィローズの必殺技を破り、ダメージを負わせるなど強さを見せつけている。戦闘形態派手な体色ののような外見の怪人に変貌し、筋肉質な体格に変化している。戦闘能力は高く、赤い羽根を連射して攻撃するほか、手にした物を武器に変える能力を持つ[注 28]。また、本気を出せばコワイナーと共同とはいえ「プリキュア・ミントシールド」すら撃破する。また、DX2では「ミルキィローズ・メタル・ブリザード」も破っている。最終形態第43話にて「黒い紙」を使用させられた姿。赤い肌をした巨大な七面鳥のような姿に変貌し、背後にはカラフルな色をした羽を生やしている。巨大な足で相手を踏みつけたり、手から大きな羽をだして攻撃してくる。

ブンビーの部署

ナイトメアの幹部であるブンビーが管理している部署で、ギリンマ、ガマオ、アラクネアなどが配属されている。また、カワリーノも部署の監査役及びブンビーの直属の上司として足を運ぶことが多い。

ブンビーが使用するテーブルを向かうように、下層の社員たちが使用する長めのテーブルが配置されている。なお、部署内には自動式の落とし穴が存在し、失態が重なった部下は一時的にその穴に落とされる[注 29]

第31話でガマオが職務放棄し、その後もギリンマとアラクネアが殉職したことに伴い、上層部から部署の解散を命じられ、残された下層の社員たちは全員新部署へと移され、部署の責任者であるブンビーは降格される形で新部署に異動される。

ブンビー声 - 高木渉ナイトメアに所属する部署の責任者である幹部。詳しくは、ブンビーの項目へ。ギリンマ声 - 檜山修之ナイトメアに所属する社員で、組織内ではブンビーの部下を務める若い男性。色白の肌に緑色の短髪が特徴。一人称は「オレ」または「わたし」。人間態では灰色の背広を着用しており、頭部には黒色のソフト帽をかぶり、群青色のレンズのラウンドタイプのサングラスをかけている。また、ステッキを携帯している。表向きは陰湿な紳士として振る舞っているが、弱者の夢や友情を罵倒して徹底的に煽るなど、冷酷かつ非情な本性をもつ。また、相手を傷つけることに快感を覚えており、本人もその残虐さかつ卑怯さを自覚して開き直っている。一方で、幹部に昇進するという野望を抱いており、幹部会議に出席することを望むとなど、組織への忠誠は非常に高い。自分より弱い相手には容赦がないが、上司であるブンビーの前では控えめになり、彼の嫌味に不満をこぼすときも小声であるが、実はブンビーとは自宅で朝まで語り明かした間柄でもある。また、ブンビーによれば、パルミエ王国の侵攻時には多く活躍していたという。第23話にて、度重なる失敗で組織からの信頼を失い、ブンビーから渡された最終通告でもある「黒い紙」をみずから使用して最終形態に変貌し、プリキュアたちに戦いを挑む。一度はキュアドリーム以外の全員を圧倒するも、続く第24話での決戦ではプリキュアたちに苦戦し、その後はカワリーノの力でパワーアップするが、最期はプリキュアたちの必殺技である「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」を受けて消滅した。戦闘形態羽を生やしたカマキリのような外見の怪人になり、腕には長い鎌をつけているほか、肌は水色。腕につけている鋭い鎌で攻撃をしかけるほか、本気をだすと突風が起きるほどの威力がある。最終形態第23話にて「黒い紙」を使用した姿。黄色く光る大きな目が特徴で、肌が紫色に変化しているほか、鎌や肩パッドが大きく変化する。戦闘能力が格段に上がり、巨大な鎌で突風を起こして攻撃したり、すさまじい速さで相手を追いつめる。ガマオ声 - 陶山章央ナイトメアのアルバイトとして活動するフリーターで、組織内ではブンビーの部下を務める肥満体格の若い男性。一人称は「オレ」。人間態では頭部にニット帽をかぶり、水色のジャケットと「T」と描かれた橙色のシャツを着用し、下半身にはカーゴパンツを穿いている。非常に面倒くさがりな人物であり、ナイトメアから与えられた「ドリームコレット」を強奪するという任務に就いてはいるが、上司であるブンビーにドリームコレットを売り渡して自分の利益を得ようと目論むなど、金銭欲に駆られた行動をする。また、組織の命令で働いていたことは少なく、自らプリキュアの前に出現することもないため、彼女たちとの戦闘も偶然的なものが多い。アルバイトという非正規雇用のため、ナイトメアの正式なメンバーではないが、直属の上司であるブンビーからは部下とみなされている。また、初戦でプリキュアに敗れた後は本部に戻らず、金欠のために空腹の日々を余儀なくされ、仕方なく人間界でさまざまなアルバイトで食いつなぐが、前述の怠惰な性格が災いしてどれも長続きせずに退職している。第32話にてカワリーノと遭遇し、彼から新型のコワイナーを託されたうえ、成功すればナイトメアの幹部になり得ると聞かされ、再び組織のため働くことを誓う。それ以降、カワリーノに自分をナイトメアの幹部にするよう直接頼むようになり、カワリーノからも実力と経験を評価されているが、実績不足という組織の貢献面の理由で断られている。第36話にて、カワリーノが故意に落としていった「黒い紙」を強大な力と引き換えに自我を失う物だと知らずに拾い、仮面に強制的にとりつかれる形で最終形態に変貌するが、最期はプリキュアたちの必殺技である「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」を受けて消滅した。戦闘形態中世ヨーロッパ風の服を着た、橙色の斑点がついたガマガエルのような姿。長い舌を使役して攻撃をしかけ、相手を巻きつけて苦しめることが得意だが、それが災いすることもある。最終形態第36話にて「黒い紙」を使用した姿。赤い肌をした巨大な姿に変貌し、手足が大きくなる。巨大な舌で攻撃したり、大きな体を駆使して相手を下敷きにすることもできる。アラクネア声 - 沢海陽子ナイトメアに所属する組織内ではブンビーの部下を務める若い女性社員。広く伸びた薄い桃色のセミロングヘアが特徴。一人称は「わたし」。人間態は赤色のスーツを着用したセクシーなキャリアウーマンの格好をしており、下半身には赤色のスカートに足には赤色のヒールを履いている。プライドが非常に高く仕事熱心な人物ではあるが、自己過信が強い傲慢な一面もあり、感情が高まると口調が荒くなる傾向にある。また、戦闘の際では知略を活かした作戦を立てるなど、合理的かつ策士家な一面をもつ。自身を「ナイトメアのエリート」と自称しており、同僚であるギリンマやガマオをそれぞれ見下し、時には上司であるブンビーをも出し抜こうとする一面をもつ。また、ブンビーからの嫌味に怒りを覚えることもあり、強く言い返せる度胸も備えている。第30話にて、度重なる失敗の名誉回復とプリキュアたちの抹殺のため、危険を承知で自らカワリーノに懇願して「黒い紙」を入手し、ブンビーの制止を振り切って超獣化して最後の戦いを挑むも、最終的にはプリキュアたちの必殺技である「プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン」を受けて消滅した。のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』にて、ボトムの力によって復活を果たして再登場する。戦闘形態背中に6本の脚を生やしたクモのような外見の怪人になる。肌は薄い桃色。ギリンマやガマオよりも戦闘能力が高く、背中のクモの脚から糸を噴射して攻撃を仕掛け、相手を糸で縛りつけて苦しめる。8話ではキュアドリーム、キュアレモネード、キュアミントの隙をついて捕獲し、人質にとってキュアルージュとキュアアクアをおびき出すなど策士に長けた面もある。前述の糸は防御技としても使用し、「ドリーム・アタック」を弾き返す強度をもつ。また、コワイナーに糸を巻きつけて防御力を上昇させることもできる。最終形態第30話にて「黒い紙」を使用した姿。筋肉質な巨体に変貌し、手が長い鎌のような形になり、クモの足が大きくかつ太くなるほか、目は4つに変化する。クモの足から放つ太い糸で相手に攻撃をしかけ、力も強大になっている。

怪物(ナイトメア)

コワイナー声 - 桜井ちひろナイトメアのメンバーが使役する怪物。物質や生物などに仮面をつけることで誕生する。終始「コワイナー」と鳴く。攻撃技や能力は仮面をつけたものにより千差万別で、液体にとりつくこともある。憑依した対象によって鳴き声の音色が変わる。倒されて仮面が外れると元の姿に戻る。新部署に変わって以降に登場する仮面は派手なデザインになり、攻撃力も高くなっている。また、それまでの青色の個体から、紫色の個体に変化した[注 30]カゲデスパライアの絶望の力によってつくられた無数の人影。仮面を「付けていない個体」と「付けている個体」が存在し、後者はコワイナーの亜種。いくら倒してもデスパライアの影から次々と出現し、集団で襲うが、前者は地面から切り離したことで消滅し、後者はデスパライアの絶望の力が弱まったことで消滅する。

エターナル

『GoGo!』におけるプリキュアの敵対組織。謎の仮面の館長を首領とする組織であり、西洋風の洋館のような博物館を本拠地にしている。シロップは過去に「運び屋」として在籍していた。

時空を問わずあらゆる世界の価値あるものを「保護する」という名目で強奪し、強奪して得たものは本拠地である博物館に永遠に保管して展示するため、実質的には凶悪な盗賊集団である。また、価値があるものならば人間や動物も強奪する対象であり、パルミエ王国の国王であるココとナッツも強奪の対象になっている。

真の目的は、伝説の「キュアローズガーデン」ならびにそこの管理者である「フローラ」をエターナルのコレクションに加えることであり、その目的を達成させるために必要な鍵となる「ローズパクト」を最優先にねらうほか、「ホシイナー」という怪物を使役して財宝の強奪やプリキュアたちへの攻撃を行う。

メンバーは基本的には有毒生物をモチーフとしている他、身体の一部を変化させることができる。

上層部(エターナル)

館長(かんちょう)声 - 千葉繁エターナルの館長として君臨する老年男性。鉄仮面で素顔を隠した姿が特徴。一人称は「わたし」。人間態では紫色の長いローブを着用しているほか、博物館内ではモニター付の浮遊する椅子に鎮座していることが多い。非常に冷酷かつ非情な人物として振る舞い、無知で無力な存在を決して許さず、失敗を重ねる部下に対しても容赦なく制裁を下す。また、自分自身には全ての知識と全ての力があると豪語するなど、極めて独占的かつ自信家な一面をもつ。かつては「キュアローズガーデン」にいたが、その歪んだ価値観から自分の思想をフローラに拒絶される形で追放された経緯がある。それ以来、キュアローズガーデンとフローラには異常な執着心を見せるようになり、キュアローズガーデンへの扉となる「ローズパクト」を狙い、フローラとキュアローズガーデンを自分のコレクションとして永遠に保管しようと考えるようになる。プリキュア5とミルキィローズを圧倒できる強大な邪悪な力を宿しており、周囲の物を一瞬で消し去る能力をもつ。また、気配で人物や物事を察知することができる。当初はプリキュアのことには眼中になかったが、彼女たちに対して次第に興味を抱き、一時期は価値ある存在と考えていた。第46話にて、フローラから送られた「種」に込められた意図に気づかないばかりか、ムカーディアやアナコンディを表情一つ変えずに消滅させる。第47話では、真の姿となってスーパープリキュア5さえも圧倒し、キュアローズガーデンを手中に収めることに成功する。続く最終回では、復活したプリキュアたちに反撃され、キュアドリームに「フローラから受け取った種を育てる大切さを知っていれば、フローラに受け入れられていた」と説得されるが、自身は間違っていないと拒み続ける。最終的には逆上して全てを消し去ろうとするが、赤と青のバラの力を得たプリキュア5とミルキィローズの合体技である「プリキュア・ミルキィローズ・フローラル・エクスプロージョン」を受けて滅び去った。のちの『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』では、ソルシエールの魔法で生み出した幻が登場している。戦闘形態[注 31]館長の真の姿。灰色と紫色の2対の翼を背中に生やした異形の怪人の姿をしているほか、胸にはホシイナーの元型のような飾りをつけている。非常に高い戦闘能力と素早さがあり、ホシイナーを大量に生産できるほか、巨大なホシイナーを生み出すこともできる。本気になれば、強力な光線を放つこともある。アナコンディ声 - 山像かおりエターナルの鑑定士および館長の側近を務める眼鏡をかけた壮年女性。メドゥーサのような髪が特徴。一人称は「わたし」。人間態では襟が立った緑色の服装を着用しており、足には黄色のタイツを履いている。また、報告書を携帯することが多い。部下の前では冷酷かつ無機質な人物として振る舞い、殉職した仲間の存在を無視するなど、部下からは恐怖され嫌われている。しかし、ムカーディアに褒められると恥ずかしがるという女性らしい一面もある[注 32]。組織内では鑑定士の立場にあるために館内での勤務が多く、プリキュアや財宝に関連する情報を収集する役割を担い、失敗を犯した部下には報告書の提出を強要している。また、読むに値しない報告書は決して認めない主義をもつ。館長に対しては非常に心酔しており、長年世界中の財宝を収集しては館長に献上してきたが、彼を満足させることができないという不満を長年抱き続けている。また、かつて館長に信頼を寄せられていたシビレッタを疎ましく思い、彼女に手柄を立てられることを強く気にする傾向にある。前述の経緯から、館長に執着されているフローラに対して凄まじい嫉妬を抱いており、その気持ちもあって館長に「キュアローズガーデン」に関連するものを献上することが許せず、物語開始前ではフローラから館長宛ての手紙を運ぶシロップを襲撃してその手紙を隠したり、キュアローズガーデンとの関わりがある4国王が全て発見されたことを報告していなかった。人間体でも戦闘能力は非常に高く、ミルキィローズを相手に攻撃および防御とも遥かに上回り、彼女と3度の1対1の戦闘でいずれも圧倒している。また、を素体とした型のホシイナーを召喚することが多い。第45話にて、キュアローズガーデンの扉が出現したところで前線に赴き、戦闘形態に変身してプリキュア5を圧倒し、更にはミルキィローズをも退ける。続く第46話では、「プリキュアをコレクションに加えたい」との館長の言葉を酌み、残された力を使ってプリキュア5を石化することに成功する。しかし、それでも自分に振り向こうとしない館長をも石化しようとするが、館長によって消滅させられる。最終回にて、館長がプリキュアたちの「プリキュア・ミルキィローズ・フローラル・エクスプロージョン」に飲み込まれる際、前述の館長に消滅させられる寸前に流した涙から突如出現し、優しい表情をみせながら、館長を光に包みこんで共に消滅した。戦闘形態眼鏡が消えて服装が若干変わり、髪の毛が無数のヘビに変化する[注 33]。指先から発射する光弾のほか、瞳を赤く発光させ、見つめた相手を石化する能力がある。ただし、自身の生命を削る危険な技とされている。

一般構成員

エターナルのコレクションリストに記載されている世界の価値あるものを捜索および強奪を主な任務にしているメンバーたち。立場の地位はみな(ブンビーを除く)ほぼ同等ではあるが、休暇の取得可否などの待遇はそれぞれの業績によって異なる実力主義の組織構図である。

いずれの構成員もそれぞれ個室を与えられているが、任務の失敗を重ねると「廃棄処分場」と呼ばれている本拠地の地下迷宮を永遠にさまよう「勤務」を命じられる。

スコルプ声 - 子安武人エターナルに所属する若い男性。長身の体格に褐色の肌と赤色の短髪が特徴。一人称は「わたし」。人間態では襟が立った紺色を基調とした服装を着用しており、首回りには赤色のマフラーを身につけている。基本的には真面目かつ冷静な人物として振る舞っているが、組織の規律や任務に対して忠実すぎるがゆえに融通が効かない一面をもつ。また、自身に逆らう者には暴力を振りかざすなど、短気で怒りやすい傾向にある。なお、報告書を書くのが非常に遅い。シロップとは面識があり、第1話では彼に貴重な代物の情報を聞きだそうとした際、偶然居合わせたのぞみが見せた「ローズパクト」を発見することになり、その後はローズパクトとプリキュアの存在をアナコンディに報告する。それ以降は、ローズパクトの没収及びプリキュアの打倒の任務に就く。当初はアナコンディからの評価は良好だったが、失態が続いたために評価は下がるようになる。また、同僚にあたるブンビーからはわざと名前を間違えられ[注 22]、自身も当初はブンビーの態度に度々憤慨するなど、彼との関係は非常に険悪であった。しかし、その後は共同作戦を展開するなど、次第にブンビーとは友情に近い仲へと発展する。第11話にて、度重なる失敗に加え、アナコンディに対して反抗の姿勢をみせたことで立場がなくなり、ブンビーに後を託す形で最後の闘いに挑む決意を固める。その後、最終形態に変身してプリキュア5を圧倒的な力で追いつめるが、救援に現れたミルキィローズが救援に現れたことで形勢が逆転し、最終的には彼女の必殺技である「ミルキィローズ・ブリザード」を受けて倒され、戦友であるブンビーに対する別れの言葉を残して消滅した。『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』では観客に彼に似た人物が登場している。戦闘形態赤茶色のサソリのような外見の怪人に変貌し、6つの目をゴーグルで覆っている。腕から伸びるサソリの尾のようなムチで攻撃してくる。最終形態第11話にて戦闘形態のスコルプが頭部のゴーグル部分を破壊して得た姿。紫色の巨大なサソリのような姿に変貌し、大きいハサミの手と毒針の尻尾をもつほか、複数の目がある。ハサミの手で相手を拘束し、尻尾から巨大な光線を放って攻撃を仕掛けてくる。ブンビー声 - 高木渉エターナルに新たに加わったメンバーで、元ナイトメアの一員。詳しくは、ブンビーの項目へ。ネバタコス声 - 島田敏エターナルに所属する中年男性。肥満型の体格に両端にわずかに残っている薄い黄色の髪が特徴。一人称は「オレ」。人間態では黄色のブレザーと赤色のネクタイを着用し、下半身には茶色のズボンを穿き、足には赤色の靴を履いている。非常に乱暴かつ横柄な人物として振る舞い、同僚にあたるブンビーを新人扱いした上でこき使い、上司のアナコンディに対しても敬語を使わないなど、組織の規範から完全に乱れた行動をする。また、報告書もほとんど提出せず、報告書を書いたとしてもその内容はアナコンディが酷評する程に酷いものになる。その一方で、うららの新曲に興味を持つこともある。エターナルでの仕事を達成することも多々あるが、力ずくでコレクションを奪う傾向にあるため、奪ったコレクションには必ず傷が付いており、その度にアナコンディから注意されている。元々は別世界の担当であったが[注 34]、第12話にて殉職したスコルプの後釜として正式に「ローズパクト」強奪およびプリキュア討伐の任務に就く。第23話にて、撤退時にプリキュアたちをエターナルへと連れてくるという失態を犯し、第24話ではアナコンディから解雇通告を受ける。そのことに逆上する形で最終形態へと変貌するも、プリキュアたちの新しい必殺技である「プリキュア・レインボー・ローズ・エクスプロージョン」を受けて消滅した。のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』にて、ボトムの力によって復活を果たして再登場する。戦闘形態黄色い鉄カブトと鎧をつけたタコのような外見の怪人に変貌し、下半身は多数の足で構成されているほか、束ねることで二足歩行も可能になる。ミルキィローズに対し攻撃を軽く受け止めるなど互角以上の戦闘能力を見せており、手足の触手で攻撃してくるほか、胸部の吸盤からを発射して煙幕を張ったり、数倍に巨大化することもできる。最終形態第24話にて戦闘形態のネバタコスが憤慨して得た姿。大きな頭が特徴のタコのような姿に変貌し、足も無数に増加されている。口からは墨を放って攻撃をしかけ、足を駆使して相手を瀕死の状態になるまでたたきのめす。シビレッタ声 - 鈴木れい子エターナルに所属する古参の老年女性。キノコの傘のような巨大の髪が特徴。一人称は「あたし」。緑色の服装を着用しており、足には黒色のロングブーツを履いている。また、杖や本を携帯していることが多い。非常に狡猾かつ冷徹な人物として振る舞い、利用する者を徹底的に利用したり、相手と交わした約束を平然と破るなど、姑息でずる賢いことを好む傾向にある。かつて館長から多大な信頼を得ていた一方、どんな物語を読み聞かせても館長の心を動かすことができなかったことから、本を道具として使うようになった経緯をもつ。また、館長の側近を務めるアナコンディとは非常に仲が悪く、彼女に対して嫌味を上乗せして返すなどの話術に長けている[注 35]。自分の部屋に多くの本を所有しており、童話の世界を作りだして他者を引きずりこむという作戦を得意としている。また、自分がプリキュアに敗れると本の世界は崩壊し、部屋に置かれている本も消滅する仕組みになっている。館長やアナコンディも認めるほどの実力者であり、戦闘ではキノコ状の頭部で攻撃を防御し、指先や杖から黒い光線を発射して攻撃する。すでに一線から退いていた身であったが、第13話にて館長から直々の指名を受けて現場復帰を果たし、ネバタコスと同時期に「ローズパクト」強奪の任務に就く。第42話にて、度重なる失敗で信用を失墜し、アナコンディを通じてローズパクト没収の任から外されたことを告げられている。その後、逆上する形で最後の戦いに挑み、兼ねてより用意していた童話「アラビアンナイト」の世界にプリキュアたちをバラバラに引きずり込むが、最終的にはプリキュアたちの必殺技である「プリキュア・レインボー・ローズ・エクスプロージョン」を受けて消滅した。最終形態第42話でプリキュアたちを童話の世界に引きずり込んだ後で夏の指摘を受けて憤慨した時に見せた姿。普段より恐ろしい顔に変貌し、戦闘能力が格段に高くなる。

イソーギン、ヤドカーン声 - チョー(イソーギン)、乃村健次(ヤドカーン)エターナルに所属する2人組の中年男性。紫色のドレッドヘアーをした色黒な細身体格のイソーギンと紫色の髪をした色白な肥満体格のヤドカーンで構成されている。一人称は共に「オレ」。人間態では2人とも古代風の衣装を身にまとい、イソーギンは薄い緑を基調とした服装、ヤドカーンは濃い緑と赤を基調とした服装を着用している。2人とも基本的に口数が少なく陰気な人物として振る舞い、基本的にはヤドカーンの言葉をイソーギンが反復して追従するような話し方をする。しかし、戦闘時には凶暴な本性を全面に出す傾向にある。また、アイスクリームを好んだり、水も飲まないでプリキュアを待つという天然な一面をもつ。エターナルでは「最強のハンター」と評価されており、コレクションのリストに記載されているものを強奪する確率が100パーセントという実績を誇り、その活躍はシロップにも知れ渡っている程である。また、人間体のままでもプリキュアたちを圧倒するほどの高い戦闘能力をもつ。第25話にて、殉職したネバタコスの後任として「ローズパクト」強奪およびプリキュア討伐の任務に就く。しかし、その後はエターナルに勤務することは滅多になく、同僚にあたるブンビーからは「絡みづらい」とまで思われている。第38話にて、標的をミルキィローズ1人に絞って強襲し、救援に駆けつけたプリキュア5をも抜群のコンビネーションで追いつめる。しかし、キュアドリームとミルキィローズの予想外の猛攻により形勢が逆転し、更にはそのことで動揺を起こして仲間割れにも発展し、最終的には隙を突かれる形でキュアドリームとミルキィローズによる合体技を受けて倒された。戦闘形態ヤドカーンがヤドカリのような3対の脚を持つ生物になり、その背中にイソギンチャクのような姿に変身したイソーギンが合体した状態になる。柔軟な動きが得意で、腕など一部のみを変化させた状態でもプリキュアたちを圧倒し、プリキュアの技を同時に受けてもかすり傷程度しか受けない強固な守備力も備える。目から放つ強力な光線で爆発を起こして攻撃してくる。ムカーディア声 - 置鮎龍太郎エターナルに所属する若い男性。白色の肌に黄色がかかった薄い銀色のロングヘアが特徴。一人称は「わたし」。人間態では赤色の服装を着用しており、身体には紫色のマフラーを身につけ、足には茶色のロングブーツを履いているほか、百井京介として活動する際には赤を基調としたスーツを着用している。また、人間体の際には「百井京介」(ももい きょうすけ)と名乗っている。表向きは穏やかで紳士的な人物として振る舞い、特に女性に対しては優しく接したり、相手を褒めることにも余念がない。しかし、任務を遂行する際は冷徹な人物に変貌し、同僚にあたるブンビーを冷遇するなど、非情かつ嫌味な本性を隠しもつ。報告書を書くのが上手く、アナコンディからは絶大に信頼されている[注 36]が、本心ではアナコンディをも出し抜いてエターナルのNo.2になるという野望を抱いている。戦闘面では傍観することが多く、相手のデータを収集することに長けている。また、並みの大きさのホシイナーを召喚したり、大量のホシイナーを同時に操ること[注 37]ができる。第29話にて、アナコンディから直々に呼び寄せられ、彼女から「ローズパクト」強奪及びプリキュア討伐の任務に就くよう依頼される。その際、任務を達成できたら長期の休暇をアナコンディに要求しており、アナコンディもその要求に応じている。その後、第36話から遂に自ら動きだし、第41話にて偶然ブンビーと遭遇した影響で、のぞみとりんに自身の正体を知られされる。この際、初めて戦闘形態に変身する。第44話、第45話ではシロップの秘密を探るべく、フローラが館長に宛てた手紙をアナコンディの机から盗み、それをシロップに突きつけて記憶を取り戻そうするが、続く第45話での戦いの際でプリキュアたちの必殺技である「プリキュア・レインボー・ローズ・エクスプロージョン」を回避しようとした際、アナコンディに動きを封じられて謀殺されそうになる。しかし、第46話では偶然出会ったブンビーの手を借りてエターナルに帰還を果たし、アナコンディの隠しごとを館長に伝えて「組織のNo.2にしてほしい」とアピールするが、用済みと判断した館長によって消滅される。のちの『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』にて、ボトムの力によって復活を果たして再登場する。戦闘形態頭部に触角を生やしたムカデのような怪人に変貌し、胸部や両手足にはムカデの脚を巻きつけている。前述のムカデの脚で攻撃を仕掛け、この脚は伸縮自在で、相手を串刺しにすることも可能。戦闘能力は非常に高く、「プリキュア・レインボー・ローズ・エクスプロージョン」を受けてもガードで耐えるほどの力をもつ。最終形態『DX2』の時にのみ披露した姿。下半身がムカデのような姿に変化する。シシキ声 - 梁田清之テレビシリーズの派生作品である『Yes!プリキュア5GoGo! 全員しゅーGo!ドリームフェスティバル』に登場するオリジナルのキャラクター。エターナルに所属する中年男性。大柄な体格に、褐色の肌とスキンヘッドが特徴。一人称は「わたし」。人間形態の際には、暗い色が基調の修道服のような衣装を着用している。好戦的かつ非道な人物として振る舞い、プリキュアとの戦いを楽しむという戦闘狂でもある。しかし、時には子供じみた言動をしてはドジをするほか、ゆっくりと読書をすることを好む知的な一面をもつ。エターナルではスコルプをライバル視しており、新入りのブンビーには「バンビー」と名前を間違えているなど、彼らの前では横柄な態度で接している。また、シロップとは面識がある。物語終盤にて、度重なる失態で最終通告を受けて最後の戦いに挑み、特殊な能力を発動させて『Max Heart』、『Splash Star』、『GoGo!』の世界のプリキュアたちを異次元空間へと引きずり込み、彼女たちを倒すために「シシキファイナル」と称する最終形態へと変貌し、初めはプリキュアたちを圧倒する。しかし、結果的にはプリキュアたちの力の前に敗れ、最期は「おまえたちと戦えて楽しかった」と言い残して異空間ごと消滅した。戦闘形態全身が緑色のカニのような姿に変貌する。赤色のアイマスクをつけており、カニのハサミのような腕が特徴である。両腕のハサミを使って相手を殴りつけ、その腕で相手を締め上げて毒の泡を飛ばすなどの多彩な攻撃手段をもつほか、極めて高い防御力を兼ね備えるなど、歴代のプリキュアたちと交戦できるほどの戦闘能力をほこる実力がある。シシキファイナル各世界のプリキュアたちと戦うために本気をだして怪物へと変貌した姿と名前。緑色の巨大なカニのような姿をしている。巨大なハサミや脚を駆使して攻撃を行い、毒の泡を放つ攻撃や破壊光線を放つ攻撃を得意としている。

怪物(エターナル)

ホシイナー声 - ふくまつ進紗『GoGo!』第2話から登場。エターナルのメンバーが使役する怪物。素となる球体を物質や生物にとりつかせることで誕生する。誕生すると両目が開き、終始「ホシイナー」と叫びながら攻撃する。また、コミカルな叫び声を出したり、相手を挑発したり驚いたりするといった動きも見られる。倒されると球体は分離して、消滅する。とりつかせる物質によって様々な力を揮うほか、その物質の特徴も再現することがある。

プリキュアの家族

りんの父親、こまちの両親は劇中に登場しなかった。かれんの両親は写真に写っている姿として確認できる[8]

夢原家

夢原 勉(ゆめはら つとむ)声 - 滝知史のぞみの父親で童話作家。登場は『5』第3話のみ[注 38]。自宅で執筆を行うほか、忙しい恵美に代わって家事を担当することもある。夢原 恵美(ゆめはら めぐみ)声 - 日野由利加のぞみの母親。美容室「エスポワール」を経営する美容師。りんの母・和代とは学生時代からの友人。性格はのぞみ同様に明るいが、やや天然ボケ。和代の話によると、過去に汚れた食器を洗濯機で洗おうとしたことがあるという[注 39]

夏木家

夏木 和代(なつき かずよ)声 - 浅野まゆみりんの母親。夫婦でフラワーショップ夏木を経営している。のぞみの母・恵美とは学生時代からの友人。りん以上の家事の達人である。夏木 ゆう、あい(なつき ゆう、あい)声 - 渡辺久美子(ゆう)、雪野五月(あい)りんの弟妹。双子で弟がゆう、妹があい。小学4年生のやんちゃ盛りで、りんによく勉強を教えてもらっている。ココとナッツをぬいぐるみと思い込み、散々いじっていた。そのため、解放されたあとでココとナッツは 「できればもう2度と会いたくない」「首筋がギシギシする」という趣旨の発言をした。

春日野家

春日野 ミッシェル(かすがの ミッシェル)声 - 金丸淳一うららの父親。フランス人。日本に来て20年で日本語が堪能。うららを優しく見守っており、時には下手な尾行でうららを困らせることもある。春日野 まりあ(かすがの まりあ)平蔵の娘でうららの母。職業は舞台女優。うららがまだ幼い頃に病没。『GoGo!』40話のうららの回想にて初めて素性と名前が判明した。故人のためうららの回想シーンのみの登場だった。春日野 平蔵(かすがの へいぞう)声 - 中博史うららの母方の祖父。婿養子であるミッシェルとの仲は良好で、彼と共にうららを見守っている。陽気な性格で、うらら以外の4人を見たときには「もう50年若ければアタックしていた」という趣旨の発言をした。

秋元家

秋元 まどか(あきもと まどか)声 - 永野愛[注 40]こまちの姉。顔立ちはこまちに瓜二つだが、髪型は普通のショートボブで、髪色はこまちより明るい緑色。クルーザータイプの大型バイクを所有するバイク乗りで 、美術大学に通う。穏やかなこまちとは対照的に、はっきりとした性格。妹を「ほっぺたの感触が名物の豆大福と似ていたから」という理由で「こまち」と命名するほど、実家の和菓子屋と和菓子作りを愛している。和菓子屋を継いで、おいしい和菓子でみんなを幸福にするのが夢。

サンクルミエール学園

のぞみたちの通う中学校で女子校。敷地が広く、バラ園やテラスなどもある。教室は大学の講義室のような造りになっている。

制服は左胸に桜のワッペンが付いた紫色のジャケットに赤のリボン、薄紫色のジャンパースカートと紺色のハイソックス。夏服は白のジャケット(ワッペンもあり)にピンクのリボン、紫色のジャンパースカートと白のハイソックスを着用する。靴は茶色のローファー学生鞄は薄い小豆色ショルダーバッグ。防寒服はベージュのダブルコート。

学年により左胸にある桜のワッペンの色が異なり、またワッペンは学生鞄にも付けられている(色は「プリキュア」を参照)。

本項ではプリキュア関係者以外の学校関係者を記載する。

おタカさん(理事長)声 - 神代知衣サンクルミエール学園のカフェテリアで働くおばさん。本名については作中では言及されていない。豪快で気っ風のいい性格で、生徒からの信頼も厚い。ややダミ声。折りに触れて生徒に助言を授けている。代金やおつりの額を「○万円」と言う。算盤は5級の腕前で、暗算にも自信がある。サンクルミエール通信では、カフェテリアのパンや惣菜パンも彼女が作っていると紹介されている。その正体は学園の理事長であり、『5』第40話で教頭と共にハデーニャに襲われて気絶していたところのぞみたちに発見されバレてしまう。元は学園で教師をしていたが、理事長就任後は生徒たちと触れ合うことができずもどかしい思いをしていた。そのため、生徒たちにより近い視線で接するため「おタカさん」として学園を見守っている。理事長としての正体を知っているのはのぞみたちと教頭だけであり、彼女たちに「他の生徒や教師には秘密」と口止めを依頼する。理事長としての声色は売店員時とは異なり落ち着いた口調である。両形態とも左胸に鳥のブローチをつけている。教頭声 - 樋渡宏嗣学園の教頭を務める壮年の男性。のぞみたちが知るまでは理事長の正体を唯一把握していた。教師や生徒の意見を理事長に伝えるスポークスパーソンを担っている。

生徒

増子 美香(ますこ みか)声 - 山田茉莉2年生。新聞部部長で、学内新聞「サンクルミエール通信」を発行している。姓名を続けて読むと「マスコミか」になり、本人もそれを登場時の口上としている。登場時はいつもデジタル一眼レフカメラや録音用のICレコーダーを携帯し、真実の報道をモットーとしているが、ミーハー的な言動が目立ち、実際には自分の趣味で強引に取材をしたり記事を書いたりすることも多い。視力が弱いため普段は眼鏡をかけており、裸眼になると目の前の人の顔が判別できない。夢中になると、周りが見えなくなってしまったり強引になってしまったりするため、新聞部の他の部員が全員辞めてしまい、第18話の時点では部員は彼女一人になってしまった。また、彼女自身も自分の性質を自覚しており、自分が書いた記事でフットサル部のキャプテンである今野香織を傷つけてしまったときには罪悪感と自責の念から食事もとれないほどにまで落ち込んでしまい、一度は新聞部を廃止する決意をしてしまう。しかし、ブンビーに襲われたところをプリキュアに助けられ、戦いが終わった後にプリキュアに励まされたことで新聞部を続けることにする。人間姿のナッツの大ファンで、彼のことを「ナッツさま」と呼んでいる。またプリキュア5の存在を最初に知った一般人で、プリキュア5とナイトメアとの戦いに遭遇してまき込まれ、プリキュアたちを写真に納めることもあった。今野 香織(こんの かおり)声 - 伊東久美子りんの所属するフットサル部の主将。同好会だった同部を部に昇格させるべく、りんの実力を買いフットサルに勧誘した。ある試合の前日に足を故障したものの、メンバー不足のため無理を押して出場し敗北する。それをサンクルミエール通信に変な形で記事にされ、りんが美香に怒ってしまった。斉藤 美穂(さいとう みほ)、中沢 絵理(なかざわ えり)、山本 亜紀(やまもと あき)声 - 埴岡由紀子(美穂)、道添愛美(絵理)、沖佳苗(亜紀)りんの所属するフットサル部の部員。森田 よしみ(もりた よしみ)声 - 天野由梨『GoGo!』第33話に登場。1年生。うららの友人で、芝居の練習によく付きあっている。両親(声:安井邦彦加藤優子)はカレー屋を経営しており、自ら手伝うこともある。最近店の客入りが悪くなったことを懸念しており、うららと協力してチラシ配りをする。謙虚な一面もあり、のぞみたちがうららに手伝うと言ったとき「迷惑かけたくない」と弱々しく断った。工藤 真由(くどう まゆ)、宮本 佳那子(みやもと かなこ)声 - 工藤真由宮本佳那子『5』第40話に2人とも本人役で特別出演(前者は2年生、後者は1年生)。劇中では学園の一般生徒として登場し、かれんに学内の事件を相談していた。なお、工藤は『ハートキャッチプリキュア!』でも生徒として本人役で登場している。

そのほかの準レギュラー

鷲雄 浩太(わしお こうた)声 - 森訓久うららのマネージャーで、彼女をスターにするため奮闘する。真面目な性格だが、少々空回り気味で落ち着きがない。しかし、うららを保護者から預かっている身であることの自覚があり、父と祖父に心配をかけた際に叱るなど、立派なところもある。うららにとっては父や祖父同様、家族のような存在。美香とは、うららの将来について意気投合している。名前の由来は東映のプロデューサー鷲尾天[9]坂本(さかもと)声 - 池田知聡かれんが幼いころから水無月家に仕える執事で、作中では主に「じいや」と呼ばれる。執事としての距離は保ちながらも、打ち解けられる友人が少ないことを気に病んだり、両親と一緒にいられない寂しさを酌んで不憫に思ったりするなど、かれんに対して肉親と変わらぬ暖かい眼差しで見守っている。かれんの通学の送り迎えの運転手も兼ねている他、料理の腕は一流、クルーザーやモーターボートの操縦までもこなすなど、執事という枠を超えた万能ぶりを見せる。

ゲストキャラクター

ローゼット伯爵声 - 遊佐浩二『5』第27話に登場。「サンクルミエール学園」旧校舎の付近に存在した屋敷に住んでいた貴族。りんに瓜二つな恋人を不慮の事故で亡くし、自身も病に倒れて彼女の後を追うように亡くなった。以来、恋人の命日になると旧校舎に幽霊として出現し、「亡くなった恋人と同じ年ごろの少女を見付けると、手を伸ばしてくる」という噂が学園に広まった。旧校舎の美術室には、自身の立像と恋人の肖像画とが飾られている。生前恋人に髪飾りを渡そうとしており、亡くなった恋人の肖像画がりんに似ていることに気づいたこまちの計らいで、りんが伯爵と出会うことになる。そのあと、アラクネアの襲撃から必死に自分を守ってくれたりんにお礼として髪飾りを渡し、おだやかな笑顔とともに消えていった。末広 未来(すえひろ みく)[注 41]声 - 今井由香『5』第32話に登場。まどかの親友。自分の結婚式の際に、りんのデザインしたティアラを装着した。たむらけんじ(たむけん)声 - たむらけんじ[4]『GoGo!』第17話で特別出演した関西弁の芸人。相方の獅子面を探すためにチラシを配っていた時に偶然のぞみに遭遇し、彼女の厚意により一緒に探すことになるが、その時には素顔だった事もあってのぞみ達にはお笑い芸人だとは気付かれなかった。その後、相方がホシイナーにされた際には力強く説得し、直後にプリキュア5とミルキーローズの助けで無事に取り戻す。その後はプリキュアの正体を知ったためにのぞみ達から内緒にするように頼まれ、代わりにのぞみ達に対して自身のおっちょこちょいを秘密にするとして黙秘の約束をしたが、後日にはテレビ番組でプリキュアの必殺技に関する芸を披露した。サンタクロース声 - 上田敏也『GoGo!』第44話に登場。運び屋であるシロップにとっては憧れの存在。ムカーディアの襲撃を受け、仕事道具のソリごとプレゼントを紛失してしまう。幸い彼自身は木に引っかかり大事には至らなかったが、冬の寒空で風邪をひいてしまい、たまたま通りかかったシロップとうららが保護、ナッツハウスで手当を受けた。自分から名乗りはしなかったが、プレゼントの中身と宛先からのぞみとうらら以外は全員気付いており、去り際に不思議な現象を見せていた。ブンビーカンパニーの社員[注 42]声 - 優希比呂『GoGo!』最終回に登場。カワリーノに酷似したブンビーカンパニーの社員。業務中に雑誌を読みふけるなど、怠業している。また、社長であるブンビーの命令も「部下の尻ぬぐいをするのが上司の役割」といって流している。その態度をみて、ブンビーからは「カワリーノ似で生意気」と評されていた。カワリーノ同様、驚いた時には目が非常に大きくなる(オールスターズ映画で確認可能)。

プリキュアの設定

本作品におけるプリキュアは「パルミエ王国に伝わる伝説の5人の戦士」と位置づけされている。

変身の呪文は「プリキュア・メタモルフォーゼ!」で、それぞれ単独で変身することができる。変身する際、変身前と比べて全員髪の色が変身前より鮮やかに変わり、髪が伸びたりヘアスタイルも変化したりする。『5』では蝶がモチーフのクリーム色がかった白を基調としたコスチューム、『GoGo!』では蝶と赤いバラがモチーフのコスチュームをまとっている。また、両作品とも各々のイメージカラーと同色の蝶のイヤリングをつけている。プリキュアを目撃した増子美香によって「人ごみでも目立つ派手なコスチュームの女性」とサンクルミエール通信(以下「新聞」)に記載された。

各自の名乗り(後述)を行ったあと、5人全員で毎回ではないが「希望の力と未来の光! 華麗に羽ばたく5つの心! Yes!プリキュア5!」という掛け声とともにポーズを決める。本作品では、回によっては変身しない、あるいは変身しても実質的に戦闘に参加しないメンバーがいる。前作とは違って精霊を使って戦うという設定を廃したため肉弾戦で戦うが、打撃を加えた際にそれぞれのイメージカラーのエフェクトが起こる演出が散見される。

『5』第6話で全員が覚醒し、全員揃った時の立ち位置は向かって左からミント・ルージュ・ドリーム・レモネード・アクアの順。

『GoGo!』から登場するミルキィローズは奇跡の青いバラの力によって誕生した戦士。そのため、厳密に言えばプリキュアには含まれない[注 43]。しかし、オールスターズ作品ではプリキュアと同等の扱いとなっている。

ローズは単独で変身する。変身の呪文は「スカイローズ・トランスレイト!」。彼女はプリキュアではないため劇中でドリームたちと並ぶことはないが、オールスターズ作品ではドリームと共に『GoGo!』チームのセンターを飾ることが多い[注 44]

前作までの敵は関係ない人たちを気絶させたりしていたのに対し、本作品では人前で変身する羽目になったり関係のない人たちが戦闘に巻き込まれることがあるほか、異空間で戦闘することもある。戦闘終了後は周囲の被害がすべて何事もなかったかのように修復される。このことはプリキュア覚醒前のこまちとかれんの話のネタにされたこともあった。また、本作品では関係ない人間がプリキュアの戦いを目撃することがあるため、前作とは違い一部の人間には認知されているが、存在が広く知れ渡ることはなかった[注 45]。プリキュアの正体が知られることによるペナルティは一切存在しない。プリキュアに変身できることを秘密にしているのは「他人を巻き込みたくない」「騒動にしたくない」「恥ずかしい」など、各個人の事情によるものである。のぞみとうららは逆に「みんなに知ってもらいたい」と考えている。

時々美香に新聞のトップ記事にされそうになるが、直後に記事がすりかわるため回避している[注 46]。その後『5』第33話で新聞部の廃部を示唆していた彼女を鼓舞するためドリームの計らいで5人全員で正式に取材を受け[注 47]、そしてついにトップ記事になる。しかし、さほど話題にならなかった[注 48]

シリーズで初めて「巨大化したアイテムを使う」というスタイルの技を持つ。これは東映の変身少女アニメ作品として初の試みである。

個人の必殺技は物語が進むにつれ怪物も強化されているため、幹部たちと同じく必殺技が効かない、あるいはかわされることもある。

『5』最終話で変身アイテム「ピンキーキャッチュ」をココたちに返してしまったため一旦はプリキュアの力を失った5人だったが、『GoGo!』冒頭においてローズパクトに宿った5つの蝶によってもたらされた新たな変身アイテム「キュアモ」によって再びプリキュアとなる力を得た。コスチュームがバラをイメージしたものに変わった他、新必殺技を始め、基本能力もパワーアップしている。『GoGo!』後半では合体技が用いられるようになるが、合体技を放つ際にはココが「プリキュアに力を!」と呼びかけ、5人に「キュア・フルーレ」を召還する。

『GoGo!』第47話では、アナコンディの呪縛から解かれたプリキュアが復活後パワーアップした姿として、蝶の羽の生えたスーパープリキュアバージョンが登場している[10]。外見上は蝶の羽根が生えただけでコスチュームに目立った変化はないが、飛行能力を披露している。それぞれの必殺技は通常時と変わらない。なおこのスーパープリキュアは、『5』の劇場版『映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!』のスーパープリキュアを、コスチュームを『GoGo!』のデザインに変更して流用したものである。

クロスオーバー作品では全て『GoGo!』のコスチュームで登場し、『5』のコスチュームは回想シーンでの登場のみである。

キュアドリーム

夢原のぞみが変身する希望のプリキュア。変身時の名乗りは「大いなる希望の力! キュアドリーム!」。イメージカラーはピンク

『5』第1話でココの夢を侮蔑したギリンマに対して「ココの夢をバカにして許さない!」と怒りを露にしたときピンクのピンキーキャッチュが現れ、そしてココに促される形でプリキュアに覚醒した。

髪は変身前より鮮やかなマゼンタになり、両側の結った部分が輪の形になって、後ろ髪が伸びる。『5』では薄い黄色の蝶型の髪飾り、『GoGo!』では赤いバラをモチーフとした髪飾りで髪のリングを留めている。胸の宝玉の色はピンク色の補色である緑色。『5』のみ、メンバーで唯一ヘソ出しルックになっている[注 49]

『5』の必殺技の掛け声[注 50]は「夢見る乙女の底力、受けてみなさい!」。必殺技で急所を突いてトドメを刺すなどの戦いぶりを見せることが多い。

必殺技プリキュア・ドリーム・アタックピンキーキャッチュが光った後、左拳の蝶状飾りからの光の蝶の形をしたエネルギー弾を右掌で打ち出し、相手にぶつける。その威力はブンビーによると「ナイトメア本部を破壊するほど凄まじい」とのこと。『映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!』では『GoGo!』の姿で使用。プリキュア・クリスタル・シュートドリーム・トーチ使用時の技。大量の光の結晶のつぶてを一斉に放つ攻撃技。プリキュア・シューティング・スター『GoGo!』から使用。両拳の蝶状飾りが光った後、両腕を広げた状態で両手にオーラを纏い、手のひらを相手に向けたまま両腕を前に出して、そのあと両腕をクロスして自らが光と一体化して飛行・突進する。また纏ったオーラを切り離して攻撃することもできる。

キュアルージュ

夏木りんが変身する情熱のプリキュア。変身時の名乗りは「情熱の赤い炎! キュアルージュ!」。イメージカラーは

『5』第2話でのぞみからプリキュアの勧誘をされるが、半ば信じておらず乗り気ではなかった。しかし彼女がドリームに変身してギリンマと対峙する姿を見て「のぞみを助けたい!」と決意、そして現れた赤のピンキーキャッチュを得てプリキュアに覚醒した。

前髪が長くなり、燃えさかる炎のように逆立った赤い髪になる。『5』では濃いピンク色の蝶型の髪飾り、『GoGo!』では赤いバラをモチーフとした髪飾りを向かって左側に付けている。胸の宝玉の色は赤色の補色である緑色。衣装デザインは『5』『GoGo!』共にドリームのデザインに似ているが、袖・ブーツのデザインなど若干の差異がある。

『5』の必殺技の掛け声[注 50]は「純情乙女の炎の力、受けてみなさい!」。ドリームやアクアとタッグを組むことが多く、いずれも絶妙な連携を見せている。

必殺技プリキュア・ルージュ・ファイヤーピンキーキャッチュが光った後、左拳の蝶状飾りからの真っ赤な炎の蝶を左掌で打ち出し、相手を打ち砕く攻撃技。プリキュア・ルージュ・バーニングルージュ・タクト使用時の技。上記技より威力が上昇する。敵の飛び道具の破壊にも使える。プリキュア・ファイヤー・ストライク『GoGo!』から使用。両拳の蝶状飾りが光った後、烈炎を球状に留め、フットサルのシュートのように蹴りだす。強い光を放つため、第22話では花のホシイナーの注意を引き付けた。また手をクロスさせてから蹴り出すまでの時間差を持たせることも可能。オールスターズ映画では、4連続で蹴り放ったことがある。

キュアレモネード

春日野うららが変身するはじけるプリキュア。変身時の名乗りは「はじけるレモンの香り! キュアレモネード!」。イメージカラーは黄色

プリキュアシリーズ初の中学1年生[注 51]かつハーフプリキュア。

『5』第2話の終盤でココと話すのぞみとりんを見て疑念を抱き、続く第3話で直接2人に問いただすがはぐらかされる。その後ドリームとルージュがガマオに苦戦していたのを見て「2人を救いたい!」という思いが芽生え、それに黄色のピンキーキャッチュが呼応して現れプリキュアに覚醒した。

髪は普通のツインテールから、ネコの耳のような2つのシニヨンからバネのようにカールした細い毛の束が出た特徴的な髪型に変化する。髪色は変身前よりも淡い金髪になる。『5』では髪飾りを付けていなかったが、『GoGo!』では赤いバラをモチーフとした髪飾りを付けている。胸の宝玉の色は黄色の補色である青色。『5』『GoGo!』共に他の4人と衣装のデザインが異なる。『5』はスパッツが露出しておらず、メンバーで唯一パニエスカートを穿いており、リボンの付いたチョーカーを巻いたデザイン。『GoGo!』ではスパッツが露出するようになり、外見上の共通項は増えたものの、スカートのフリルが他の4人に比べて多層になっているなどの差異がある。

『5』の必殺技の掛け声[注 50]は「輝く乙女のはじける力、受けてみなさい!」。力で押すよりかはアクロバティックな戦法を得意とした描写が見られる。

必殺技プリキュア・レモネード・フラッシュピンキーキャッチュが光った後、両腕を広げた状態で両手の蝶状飾りからの小さな光の蝶の群れを放つ攻撃技。命中範囲が広いぶん、威力は低めである。プリキュア・レモネード・シャイニングレモネード・カスタネット使用時の技。見た目は変わらないが威力は高く、コワイナーを一撃で倒すこともあった。プリキュア・プリズム・チェーン『GoGo!』から使用。両拳の蝶状飾りが光った後、対象を黄色い光の蝶を連ねた2本のチェーンで拘束、または叩きつけ、粉砕する。敵の動きを封じたり転倒させることもできる。エネルギーを直に叩き込むことも可能。

キュアミント

秋元こまちが変身する安らぎのプリキュア。変身時の名乗りは「安らぎの緑の大地! キュアミント!」。イメージカラーは

プリキュアシリーズ初の中学3年生が覚醒したプリキュア(アクアも同様)[注 52]

『5』第4話でのぞみからプリキュアに勧誘される。その後アラクネアと対峙する彼女を見て「自分の夢を応援してくれたのぞみさんを助けたい!」と決意し、それに薄緑色のピンキーキャッチュが呼応して現れプリキュアに覚醒した。

髪は変身前より鮮やかな青緑色になり、ボリュームが増す。襟足も伸びて左右に分かれる。『5』では蝶の口のような形をした髪留めをしており、『GoGo!』ではそれに赤いバラの意匠が加えられている。胸の宝玉の色は緑色の補色である赤色。

『5』の必殺技の掛け声[注 50]は「大地を揺るがす乙女の怒り、受けてみなさい!」。守備に長けたプリキュアで、必殺技は負荷に耐えられなくなると亀裂が入りやがて割れてしまう。戦闘時は主に防御や仲間のサポートに徹しているが、感情を爆発させた時には凄まじい戦いぶりを見せることもある。

必殺技プリキュア・ミント・プロテクションピンキーキャッチュが光った後、両手の蝶状飾りからの緑色の半透明なバリアをドーム状に形成する。映画では前方だけに小さなものを展開したこともある。5人のうち、唯一防御用の技である。プリキュア・ミント・シールドミント・リーフ使用時の技。防御力が上昇する。防御だけでなく敵を押し出す用途にも使われ、攻撃に転化して使用した際は凄まじい破壊力を発揮している。プリキュア・エメラルド・ソーサー『GoGo!』から使用。両拳の蝶状飾りが光った後、緑色の光のオーラを鋭い円盤状に形成し、敵に投げつけて攻撃する。広い面を向けることで防御にも使用することが出来る。映画では二つ以上発生させていることもある。第16話では木を切断することに使われた。また、円盤状のオーラを巨大化させることも出来、第27話ではその上にホシイナーを乗せて回転させた。

キュアアクア

水無月かれんが変身する知性のプリキュア。変身時の名乗りは「知性の青き泉! キュアアクア!」。イメージカラーは

『5』第5話でのぞみからプリキュアに勧誘されるが青色のピンキーキャッチュに拒否され失敗に終わり、続く第6話でその原因が「冷めた義務感で受け入れたため」と理解し落胆する。しかし、自分の感情を露にできない苦しみを理解したのぞみから「先輩は心優しい人」と言われ彼女と打ち解ける。その後ブンビーに苦戦する4人を見て「みんなを心から助けたい!」という強い意志がが芽生え、それをピンキーキャッチュが呼応して再度現れプリキュアに覚醒した。

髪は変身前より鮮やかな青色になり、髪型も後ろに高く結い上げたものを蝶の髪留めで留めたものに変化する。『5』ではミント同様蝶の口のような形をした髪留めをしており、『GoGo!』ではそれに赤いバラの意匠が加えられている。衣装デザインは『5』『GoGo!』共にミントのデザインに似ているが、髪留め・襟の形状など若干の差異がある。胸の宝玉の色は赤色。

『5』の必殺技の掛け声[注 50]は「岩をも砕く乙女の激流、受けてみなさい!」。戦闘時に咄嗟に戦術を組み立てて指示を出すなど、参謀的な役割を担うことが多い。戦闘能力は高く、単独で敵幹部を追い返したこともある。ルージュとタッグを組むことが多く、互いの必殺技で見事な連携を披露している。

必殺技プリキュア・アクア・ストリームピンキーキャッチュが光った後、右手の蝶状飾りからの帯状の勢いのある水流を作り相手にぶつける。プリキュア・アクア・トルネードアクア・リボン使用時の技。上記技より威力が上昇する。さらに巨大な激流の渦巻を相手にぶつける。プリキュア・サファイア・アロー『GoGo!』から使用。両拳の蝶状飾りが光った後、無数の青い水玉を発生させ、その水のエネルギーを弓矢に変えて敵を射る。射抜く水の矢は渦巻状になっており、矢の先端部には宝石の結晶状をしている。数十本以上の連射攻撃も可能。また、敵の行動を阻害したり、炎を消したりなども可能。オールスターズ映画では三本の矢を一斉に発射することもある。

ミルキィローズ

美々野くるみ(ミルク)が変身する奇跡の青いバラの力を持つ戦士。変身時の名乗りは「青いバラは秘密のしるし! ミルキィローズ!」。イメージカラーは

『GoGo!』第10話でドリームたちの前に突如現れ助太刀する。その後第14話で彼女たちに正体がバレたとき「青いバラの力で覚醒した」と経緯を説明する。

白と紫を基調としたヘソ出しのコスチュームで、青いバラの飾りがアクセントになっている。髪はウェーブがかかったツーサイドアップで、青いバラの花びらの飾りで留めてある。髪の色は変身前に比べて青みがかった紫色となり、瞳の色も変身前より若干明るい赤色に変化する。

青いバラの力によって強力な戦闘力を持ち、初登場時に敵幹部の1人であるスコルプを圧倒し一瞬で消滅させている。反面、防御技は持っておらず、間接攻撃を苦手としている。また変身自体で大きく力を消耗してしまうため、ダメージを受けたり長期戦になると戦闘中に力尽きてミルクの姿に戻ってしまうなど守りに弱点を抱える。ただし、ココやナッツのように強い衝撃を受けただけで元の姿に戻ることはない。

華麗なデビューを飾ったものの第12話では新たな幹部ネバタコスの軟体に攻撃が通じず苦戦、ブンビーには経験不足が弱点であることを見抜かれて防戦一方になるなどピンチに陥った。このようにテレビシリーズでは中盤以降次々に登場する強敵に敗れるシーンが多かったものの、『プリキュアオールスターズDX』公開記念に行われたランキング集計において、「いちばん強そうなのは?」においてプリキュアを差し置き1位という結果を残した[12]。同作品ではパンチ1発でクレーターのような巨大な穴を開ける描写が存在する。『DX2』では、敵の攻撃を避けるためミルクに変身して、即座にローズに戻るという芸当も見せたが、その後は敵の連係の前に必殺技を破られ力尽きミルクに戻ってしまった。

『NewStage』以降はさらに増えるプリキュアの中で突出した活躍をするシーンは殆ど見られなくなっている。『NewStage2』では他のプリキュアと共に結晶にされているが、影との戦闘で敗北したため唯一妖精の姿で結晶化している。

必殺技ミルキィローズ・ブリザードミルキィパレット使用時の技。タッチペンをミルキィパレットの右側にセットして、すべてのボタンを自動押すことで、タッチペンの先端が光を発した。「邪悪な力を包み込む、バラの吹雪を咲かせましょう!」という掛け声でミルキィパレットを前方にかざして、それを巨大な青いバラの花が現れた。「ミルキィローズ・ブリザード!」と叫ぶことで凝縮した気流が青いバラの花を打ち散らし、青いバラの花吹雪を起こし、大きな青いバラの形に敵を包み込み、一瞬で青いバラの花が爆裂して、敵を粉砕する。ミルキィローズ・メタルブリザードミルキィミラー使用時の技。ミルキィノートの画面から飛び出す青いバラの花を、タッチペンに差し込みミルキィパレットにセットするとミルキィミラーに変化し、ミルキィミラーを回転させてから先端の青いバラの飾りを自動押してストップさせる。「邪悪な力を包み込む、煌くバラを咲かせましょう!」という掛け声でミルキィミラーを前方にかざして、それを巨大な鉄紺色のバラの花が現れた。「ミルキィローズ・メタルブリザード!」と叫ぶことで凝縮した気流が鉄紺色のバラの花を打ち散らし、鉄紺色のバラの花吹雪を起こし、大きな鉄紺色のバラの形に敵を包み込み、一瞬で鉄紺色のバラの花が爆裂して、敵を粉砕するとどめの一撃。ローズとミルキィノートとナッツが揃う必要がある。ミルキィローズ・ブリザードを上回る威力だが敵幹部に通用したことは一度もなかった。

合体技

プリキュア・ファイブ・エクスプロージョン『5』後半で使用。ドリーム・トーチと他の4人が持つ、ルージュ・タクト、レモネード・カスタネット、ミント・リーフ、アクア・リボンが合体・巨大化したアイテムに乗り、「夢と希望の力とともに!」(ドリーム)「5つの光よ!」(アクア・ミント)「今ここに!」(ルージュ・レモネード)という掛け声とともに、巨大な光の蝶をまとって敵に体当たりするとどめの一撃。この技のみ5人全員とミルクが揃う必要がある。プリキュア・レインボー・ローズ・エクスプロージョン『GoGo!』で使用。「5つの光に!」(ドリーム)「勇気をのせて!」(ルージュ・レモネード・ミント・アクア)という掛け声とともに、5人のキュア・フルーレから放ったバラが融合して巨大な虹色のバラとなり、敵を押し潰して浄化する技。この技は、基本的に5人全員とココが揃う必要がある。作中では1度も破られていないが、コラボ映画の『DX2』ではモエルンバに破られている。ドリームとローズの合体光線『GoGo!』で1回のみ使用された技で、名称については作中では言及されていない。ドリームのクリスタル・フルーレとローズのミルキィ・ミラーから放つ光線。プリキュア5の合体技『GoGo!』で1回だけ使用された技で、名称については作中では言及されていない。ルージュ・レモネード・ミント・アクアの4人の必殺技をシューティング・スターでドリームが纏い、突撃する。プリキュア・ミルキィローズ・フローラル・エクスプロージョン『GoGo!』最終回で使用。5人のキュア・フルーレから放った「希望の赤いバラ」にミルキィ・ミラーが変化した剣から放った「奇跡の青いバラ」が融合して巨大な虹色のバラとなり、館長を葬り去った最終必殺技。この技にはココとナッツ、4国王の力を得ている。

関連アイテム

ピンキーキャッチュ『5』で使用する腕時計型変身アイテムであり、初期の必殺技を繰り出す際にも用いる。何らかの強い意思を示すことで、それに呼応して光の蝶が舞い降り、その力を宿す。カバーが開いたところでポーズを決めることで変身する。名前の通りピンキーをキャッチするアイテムでもあり、楽器を取り出して一時的にピンキーを収納出来る。メンバーによってそれぞれ色が異なり、収納できるピンキーの形状も異なる。常時、左手首に装着している。また、ナッツから保管用の蓋付きケースを貰う。キュアモ『GoGo!』から使用する携帯電話型変身アイテム。再び現れた光の蝶が、ドリームたちに改めて力を託した。パルミエ王国の蝶に加えてキュアローズガーデンの光の力が影響したことで、ピンキーキャッチュとは異なるアイテム(そして変身後のプリキュアの姿も異なる)となった。3つのボタンを順番通りに押すことで変身する。パルミンを写すことで捕獲することが可能。色は5人共通でピンク色。変身後はキャリーに入れられ右前腰に装着されている。ピンキーキャッチュとは違い、変身前の所持方法は各自異なっている[注 53]ミルキィパレットミルキィローズ専用のパレット型変身アイテム。タッチペンでスイッチを押すことで変身する。ミルキィローズの武器も兼ねており必殺技の際は武器としても使用される。ミルキィノートナッツの呼びかけでミルキィパレットをミルキィミラーへと変えるアイテム。ドリームコレット小さな妖精を保管する平たい小箱型のアイテム。55のピンキーを集めると願いが叶うとされており、ナイトメアなどに狙われる。普段はナッツが保管している。願いが叶うと石化してしまう。ローズパクトキュアローズガーデンへ向かうための鍵。

武器

プリキュア・シンフォニーセット『5』中期から後期にかけて登場するアイテム。プリキュアたちが各々の強力な必殺技を繰り出す時や、合体技を放つために使用する。普段は胸の宝玉に収納されている。後述のキュア・フルーレのように統一名称は劇中では存在しない。ドリーム・トーチ蝶の形をしたステッキ型アイテム。プリキュア・クリスタル・シュートを放つ。プリキュア・ファイブ・エクスプロージョンの際にはアイテムの中心となる。ルージュ・タクトタクト型のアイテム。プリキュア・ルージュ・バーニングを放つ。レモネード・カスタネットカスタネット型のアイテム。プリキュア・レモネード・シャイニングを放つ。柄の部分は存在せず、「プリキュア・ファイブ・エクスプローション」の際、唯一、柄などの格納の描写と格納音が無い。ミント・リーフ葉の形をしたアイテム。プリキュア・ミント・シールドを放つ。玩具では柄もあるが、作中では柄を握って使用することはなく、柄の描写も無く、浮遊してバリアを発生させる。また、「プリキュア・ファイブ・エクスプローション」の際には葉が内部に格納される描写があり、格納音も出る。玩具では柄を装着することができる。アクア・リボンリボン型のアイテム。プリキュア・アクア・トルネードを放つ。リボンのエネルギーを水の剣の形にして使用することもでき、ハデーニャやダークアクアと戦いを繰り広げた。

キュア・フルーレ『GoGo!』に登場する、プリキュア・レインボー・ローズエクスプロージョン発動時に召喚する剣のような形状をした武器。合体技時にバラを生み出すためのアイテムであり、明確に剣として使用されたのは劇場版に登場したスターライト・フルーレのみである。クリスタル・フルーレドリームの使用するピンク色のキュアフルーレ。召喚時の掛け声は「クリスタル・フルーレ! 希望の光!」。ファイヤー・フルーレルージュの使用する赤色のキュアフルーレ。召喚時の掛け声は「ファイヤー・フルーレ! 情熱の光!」。シャイニング・フルーレレモネードの使用する黄色のキュアフルーレ。召喚時の掛け声は「シャイニング・フルーレ! はじける光!」。プロテクト・フルーレミントの使用する緑色のキュアフルーレ。召喚時の掛け声は「プロテクト・フルーレ! 安らぎの光!」。トルネード・フルーレアクアの使用する青色のキュアフルーレ。召喚時の掛け声は「トルネード・フルーレ! 知性の光!」。

ミルキィミラーミルキィノートにより呼び出されるミルキィローズ・メタル・ブリザードを放つためのアイテム。ミルキィパレットがノートの力で一時的に変化したもの。

作中用語

舞台となった町名は「概要」の項目で記述した通り、シリーズで唯一全く明かされなかった。

パルミエ王国ココとナッツ、ミルクの故郷である妖精王国。高い防壁に囲まれた城塞都市の形をしている。ドーナツ王国・ババロア王国・クレープ王国・モンブラン王国パルミエ王国を囲む4つの妖精王国。ピンキーパルミエ王国にいる小さな妖精。さまざまな姿や能力をもっており、パルミエの国民は彼らの力を頼っている。55匹集めてドリームコレットに入れると願いが叶うという。パルミン『GoGo!』に登場する、様々な姿を持つ精霊。それぞれ変化する姿が異なり、一部は4国王の誰かが姿を変えた姿である。サンクルミエール通信新聞部が手掛ける新聞で、配布版のほか、学園内の掲示板にも貼り出される。増子部長の独断と偏見が多く含まれ、学園に直接関係ないナッツの記事がたびたび載っている。「関係者は語る」の欄に掲載される取材先の顔写真には目隠し線が入れられているが、記事には実名がそのまま書かれている。ナッツハウスナッツが経営するアクセサリーショップ。またココ、ミルク、シロップの住居でもある。元は水無月家が物置として使っていた建物を、かれんがプリキュアの拠点として提供した。改装後は1階が店舗やキッチンで、2階以上が居間や寝室などのプライベート空間となっている。初代はナッツたちがパルミエ王国へ帰還したあと別の人に貸したため、『GoGo!』ではやはり水無月家が有する湖畔にある建物を2代目として利用している。クロスオーバー作品では『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』と『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』で登場。『DX』ではクラスメイトの仁美と優子に影響された日向咲(キュアブルーム)と美翔舞(キュアイーグレット)が、アクセサリーを買おうと訪れるが、ナッツたちは妖精の世界に行っているために閉店中であり[注 54]、そこへナッツたちとフラッピ・チョッピ、そしてフュージョンが現れて、プリキュアとフュージョンの戦いとなる。そして事件解決後のEDでは、当時14名の全プリキュアが来店した。『春のカーニバル』では、冒頭で舞台である「ハルモニア」から届いた「春のカーニバル」の招待状を皆が読み、のぞみたちの回想シーンではのぞみたちとココたちの風景が挿入されていた。キュアローズガーデンシロップがかつて行っていたバラの花園。フローラが司っていたが、エターナルの館長が介入したことにより固く閉ざされることになる。絶望の仮面『5』の第23話、第24話において、カワリーノがプリキュアに対して用いた仮面。対象者に心の闇の悪夢を見せ、意のままに操る能力を持ち、被せられた者は精神世界において、辛いことを忘れ快楽に浸り続ける。ただし、希望を持っている者には、被せることが不可能。一度装着したら取ることは不可能としていたが、正気を取り戻す際に仮面が粉々に割れる。また、残りの1つは第47話でミルクがそれを被せられたが、続く第48話で正気を取り戻した。同様の仮面をナイトメアの下層メンバーが装着している。黒い紙ナイトメアのカワリーノが所持し、配下達に最後通告として渡される代物。通常は黒い紙の形態をしており、使用する際に仮面へと変化する。これを使えば強大な力を得るが、引き替えに巨大な怪物と化し自我を失う。アラクネアによると「最後の手段」[13]。元々ナイトメアに存在した物ではなく、カワリーノが持ち込んできた物の模様。そのため、ブラッディやブンビーはこの仮面を警戒している。実態は「絶望の闇」であり、絶望している者を闇に引きずり込む存在[13]エターナル・ボールエターナルの怪物「ホシイナー」へと変化する球体。目玉がついた不気味な外見。エターナルの幹部がそれぞれ所持している。地下迷宮エターナル本部の地下に設けられている空間。『GoGo!』の第10話で明らかにされた空間で、失敗が続いたメンバーが「勤務」名義で押し込められ、永遠に彷徨う場所であり、俗に「廃棄処分場」と呼ばれている。第39話においてブンビーが「プリキュアのリーダーを志願した」という理由で押し込められそうになるが、ブンビーは入り口の扉にしがみついて難を逃れた。

スタッフ

シリーズディレクターは前作と同様に小村敏明が担当。また鷲尾天のプロデューサーとしての参加は本作品が最後であり、以降『Go!プリンセスプリキュア』にて企画担当として参加するまで、プリキュアのテレビシリーズから一時離れることとなる。

主題歌

『5』と『GoGo!』いずれもオープニングと(特に後期)エンディングの曲にはチアリーダーの掛け声のようなコーラスが印象的に導入されており、曲が非常に軽快なものとなっている。

Yes!プリキュア5

オープニングテーマ「プリキュア5、スマイル go go!」作詞:只野菜摘、作曲:岩切芳郎、編曲:家原正樹、歌:工藤真由、コーラス:ヤング・フレッシュ with mayumi&yuka第35話から映像にミルクが加わり、武器を使用した技にマイナーチェンジをした。第12話では挿入歌として使用された。エンディングテーマ第1期「キラキラしちゃってMy True Love!」作詞:佐々木美和、作曲:marhy、編曲:久保田光太郎 + marhy、歌:宮本佳那子第1話 - 第32話で使用。第2期「ガンバランスdeダンス〜夢見る奇跡たち〜」作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:多田三洋、歌:宮本佳那子 with ぷりきゅあ5第33話 - 第49話、および映画で使用。前作『S☆S』の後期エンディング『ガンバランスdeダンス』のリメイクで、歌詞が一部変更されている。エンディング映像は、楽曲使用開始当初の第33話と第34話の時点ではアニメーションが一部未完成だった事情から当該部分が静止画で対処され、第35話よりアニメーションが完成したバージョンが使用された[注 56]挿入歌「とびっきり!勇気の扉(ドア)」(第20・29話)作詞:只野菜摘、作曲:高取ヒデアキ、編曲:籠島裕昌、歌:春日野うらら(伊瀬茉莉也)第20話・第29話で使用。春日野うららのキャラクターソングで、劇中ではうらら自身による作詞という設定。

Yes!プリキュア5GoGo!

オープニングテーマ「プリキュア5、フル・スロットル GO GO!」作詞:只野菜摘、作曲:間瀬公司、編曲:家原正樹、歌:工藤真由 with ぷりきゅあ5番組開始初期は各回ごとに微調整が随所で施されており、第4話以降は固定の映像になった。『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』では挿入歌として使われ、同曲のPVシーン(のぞみたちの回想シーン)が流れていた。特別仕様オープニング第36話 - 第41話は『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』の本編映像を一部使用した特別仕様(ANNフルネット局とBSSでの初回放送のみ)。エンディングテーマ第1期「手と手つないでハートもリンク!!」作詞:青木久美子、作曲:岩切芳郎、編曲:籠島裕昌・亀山耕一郎、歌:宮本佳那子 with ヤングフレッシュ第1話 - 第29話で使用。第2期「ガンバランスdeダンス〜希望のリレー〜」作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:籠島裕昌、歌:キュア・カルテット(五條真由美、うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子)第30話 - 第48話で使用。『S☆S』の後期エンディング『ガンバランスdeダンス』の再リメイク。振付と歌詞が、再び一部変更されている。また、第34話以降は冒頭でのプリキュアとその仲間達が飛び上がる際の服装が異なるなどの一部変更が行われている。

挿入歌「ツイン・テールの魔法」(第18・37・40話)作詞:只野菜摘、作曲:前田克樹、編曲:籠島裕昌、歌:春日野うらら(伊瀬茉莉也)第18話で使用。また、第37話でうららがモグラ叩きに挑戦する際のBGMとして使用された。なお、ボーカルアルバムには一部の歌詞を変更した「ツイン・テールの魔法〜扉をあけはなして〜」が収録されている。「明日、花咲く。笑顔、咲く。」作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:高木洋、歌:ぷりきゅあ5 plus くるみ、コーラス:キュア・カルテット第48話(最終話)エンディング前で使用。

音楽

BGMは従来シリーズに引き続き佐藤直紀が担当しており、前作までのBGMが流用されている場面もある。編成はこれまでのシリーズと同様に生楽器を主体とする。

前作まではプリキュアの必殺技には専用のBGMが存在したが、本作品では数パターンのBGMが用意され、状況に応じて使用するBGMを変えるという手法になった。ただし、合体技のBGMは従来通り専用のものとなっている。

Yes!プリキュア5ヨーロッパ風の美術設定に合わせたオーケストラによるクラシック音楽風のBGMが主体となった。ナイトメアの雰囲気に合わせ、弦楽器の高音を効果的に用いたホラー映画で使用されるような視聴者の恐怖を煽るBGMが多く制作された[14]映画必殺技のBGMは映画の作画・演出に合わせてアレンジされたものが使用されており、テレビシリーズ用に作曲されたオリジナル版より楽器編成が減らされている[15]。また、このBGMはテレビシリーズでも第48話にて使用されている。映画用に制作された、ミラクルライトによる応援シーンで使用されるBGMは、後年の『GoGo!』の映画や『オールスターズDX』シリーズでも使用されることになる。Yes!プリキュア5GoGo!前作の直接の続編であるため、前作のBGMの雰囲気を保ちつつ新たなBGMが制作された。キュアローズガーデンに関するBGMは「憧れ」をイメージし、エターナルに関するBGMは建物の設定画を見た佐藤がドイツ風だと感じたためドイツ風の堅い雰囲気の曲に仕上げたという。また、シロップの飛行シーンの演出に合わせた飛翔感のある曲も制作された。シロップはシリーズ初の少年のメインキャラクターであるため、彼のテーマはかっこいい少年っぽさを表現したという[16]映画監督の指示によりストーリーを表現する2つの大きなテーマ音楽が用意された。それは主役・夢原のぞみと悪役・ムシバーンに関する曲であり、劇中の重要なシーンでは、その2つのテーマをアレンジしたものが流れている[17]

各話リスト

  • 以下断りのない限り、放送日は日曜日の日付を示し、日曜日以外に放送したものは曜日も併記。さらに通常の放送時間以外に放送された場合にはその旨脚注にて示す。

  • 特番などによる放送休止・放送時間変更・放送日時変更は以下の通り。

    • 2008年8月…ネット局の鹿児島放送では「5GoGo!」時代に「全国高校野球選手権大会 キバレ!鹿児島実業 応援実況」(15:25 - 15:55)を放送のため、放送日時の変更を実施[注 57]

    • 2007年12月30日、2008年12月28日…年末特番編成のため、休止。

Yes!プリキュア5[表示]

Yes!プリキュア5GoGo![表示]

放送局

日本国内での放送

放送局放送曜日 時間備考朝日放送(制作局)テレビ朝日系列日曜日 8:30 - 9:00同時ネット山陰放送TBS系列)土曜日 11:15 - 11:45[注 58]スポンサードネット
遅れネット宮崎放送(TBS系列)火曜日 15:25 - 15:55番組販売
遅れネット

日本国外での放送

時間帯は全て現地時間。

イタリア

いずれもイタリア語放送のみ。イタリア語字幕オプションであり。

Yes!プリキュア52009年5月15日から8月19日までRai 2にて、『Yes! Pretty Cure 5』のタイトルで毎週平日8:15 - 8:45に放送。Yes!プリキュア5GoGo!2010年11月13日から2011年まで5月15日Rai 2にて、『Yes! Pretty Cure 5 GoGo!』のタイトルで毎週土曜・日曜8:15 - 8:45に放送。香港

いずれも広東語放送、繁体字字幕あり。

Yes!プリキュア52009年7月11日から2010年1月16日まで無綫電視翡翠台にて、『Yes! 光之美少女』のタイトルで毎週土曜・日曜17:00 - 17:30に放送。Yes!プリキュア5GoGo!2010年11月6日から2011年5月1日まで無綫電視翡翠台にて、『Yes! 光之美少女 Go Go!』のタイトルで毎週土曜・日曜17:00 - 17:30に放送。2012年9月3日から11月13日には毎週平日15:50 - 16:20に再放送が行われ、こちらでは広東語日本語による二カ国語放送も実施された。台湾

いずれも普通話放送、繁体字字幕あり。

Yes!プリキュア52009年4月19日から2010年4月4日まで東森幼幼台にて、『Yes! 光之美少女5』のタイトルで毎週日曜に放送。放送時間は開始当初は18:30 - 19:00、2009年12月6日放送分より同17:30 - 18:00に繰り上げ。Yes!プリキュア5GoGo!2010年4月11日から2011年3月19日まで東森幼幼台にて、『Yes! 光之美少女5GoGo!』のタイトルで毎週日曜に放送。放送時間は開始当初は17:30 - 18:00、2010年7月18日より同17:00 - 17:30に繰り上げ。

映画

映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険!2007年11月10日公開。映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪2008年11月8日公開。

クロスオーバー映画

ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ前述の『映画GoGo!』と同時上映。約5分の短編作で、歴代プリキュアオールスターズの初集合作品。脇役として、冒頭ではライブ会場前に出店した「TACO CAFE」前に美香が登場。ラスト近くのライブ会場では美香を始め、鷲雄・坂本を含むプリキュア家族、そしてガマオやスコルプに似た人物が、観客役で登場。映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!2009年3月20日公開。本作品からはプリキュア5・ミルキィローズの全員が出演。前述の通り「ナッツハウス」に咲と舞が来店したのに対し、同作品におけるのぞみ達6名は『ふたりはプリキュア / ふたりはプリキュア MaxHeart』の舞台である「小泉学園」の「TACO CAFE」に来店し、アカネ・志穂・莉奈、そしてルルンと出会う。脇役として、ラストのダンスコンテストで美香と鷲雄マネージャー、そして『5』第40話のゲストキャラクター・宮本佳那子(サンクルミエール学園生徒)が観客として登場。映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!2010年3月20日公開。美香と鷲雄を始め、坂本執事を含むプリキュアの家族・ブンビー・「ブンビーカンパニー」の社員・4国王・『映画 5』のミギリンとヒダリン・『映画 5GoGo!』のチョコラ・ビター・ドライが脇役として登場。敵「ボトム軍団」には、ナイトメアからアラクネアとハデーニャ、エターナルからネバタコスとムカーディアが、それぞれ軍団員として再生。劇中アラクネアとハデーニャは最終形態に変身したが、「黒い紙」は使用せずに自力で変身、しかも変身後も自我は残っていた。さらにムカーディアもオリジナルの最終形態に変身している。映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花2011年3月19日公開。美香・鷲雄・ブンビー・社員・『映画 5』のミギリンとヒダリン・『映画 5GoGo!』のチョコラが脇役として登場。また、『映画 5』の悪役のシャドウと『映画 5GoGo!』の悪役のムシバーンが、それぞれ首領「ブラックホール」によって再生され、「ダークライズ」[注 59]の一員として登場。映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち前者は2012年3月17日公開、後者は2013年3月16日公開。双方とも本作品のプリキュア5人とミルキィローズ(ミルク)が登場したが全員台詞無し。映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち2014年3月15日公開。本作品のプリキュア5人とミルキィローズ(ミルク)が『DX3』以来3年ぶりに声付きで登場。また台詞は無いものの、ココ・ナッツ・シロップが『DX2』以来の人間態(コージ・夏・シロー)を披露し、そして同じく台詞は無いが、美香・まどか・メルポ・ブンビーがモブとして登場[注 60]映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪2015年3月14日公開。キュアドリームのみ声付きで登場。また、脇役としてパパイヤ・メルポ・『映画 5』のミギリンとヒダリン・『映画 5GoGo!』のチョコラ[注 61]が登場。映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!2016年3月19日公開。キュアドリームのみ声付きで登場。敵側にはエターナルの館長が登場。映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ2018年10月27日公開。本作品のプリキュア5人とミルキィローズ(ミルク)が声付きで登場。映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!2021年3月20日公開。本作品のプリキュア5人とミルキィローズ(ミルク)、ココ・ナッツ・ブンビーが声付きで登場[20]。また、公開2週目より本編と同じ時系列でのぞみたちの行動が追える副音声ボイスドラマのサービスも行われる。

その他の作品

ハピネスチャージプリキュア!2014年に放送された、プリキュアのテレビシリーズ第11作。同作品のOP冒頭ではシリーズ10周年を記念して、歴代プリキュア33名が祝福のメッセージを述べるコーナーが設けられており、以下の話数に本作品のプリキュアが登場した。

  • 2話:キュアドリーム

  • 7話:キュアアクア

  • 13話:キュアミント

  • 17話:キュアルージュ

  • 24話:キュアレモネード

  • 30話:ミルキィローズ

また、美香に名前や性格や容姿が酷似している「増子 美代ますこ みよ、声 - 小島幸子)」というキャラクターも登場した。この増子美代は、シリーズ構成の成田良美がアイデアを出し、美香のデザインを元にキャラクターデザインの佐藤雅将が新たに描きおこしている[21]

HUGっと!プリキュア2018年に放送された、プリキュアのテレビシリーズ第15作。同作品の36話と37話にキュアドリーム[22]とブンビーが声有りで登場。キュアドリーム以外のプリキュアたちは36話で変身前、37話で変身後の姿で登場。ココとナッツも36話にて妖精態でのみ登場。

漫画版

『5』並びに『GoGo!』とも、原作・東堂いづみ、まんが・上北ふたごによる漫画作品がある。両作品とも前作『ふたりはプリキュア Splash Star』に引き続き、メイン連載扱いである。

『5』の漫画版は「なかよし」(講談社)にて2007年3月号から2008年2月号まで連載された。「なかよしラブリー」でも連載。開始当初はテレビシリーズと同様に変身・戦闘の描写を含んでいたが、後半からはプリキュアの5人とココ・ナッツの日常を描くサイドストーリー的な内容へとシフトし、変身後の姿やナイトメアに関しては最終回で1コマ程度描かれた程度にとどまった。

また、続編の『GoGo!』についても、引き続き「なかよし」2008年3月号から2009年2月号まで連載された。テレビシリーズとは異なり、ミルクは『GoGo!』からの登場となる。

両作品とも長らく単行本化されていなかったが、プリキュアシリーズ10周年となかよし創刊60周年を記念し、「プリキュアコレクション」と銘打ってワイドKCなかよしより発行が決まり、2015年1月6日に『Yes!プリキュア5』が、2015年2月6日に『Go!Go!』が、それぞれ全1巻で発行されている。

関連番組

『GoGo!』の関連番組として、アニメイトTVにて主に毎週火曜日にWebラジオ『CLUB ココ&ナッツ』が2008年2月5日から12月24日まで配信されていた。パーソナリティは草尾毅(ココ)と入野自由(ナッツ)。

詳細は「CLUB ココ&ナッツ」を参照

関連商品

音楽CD

いずれも発売元はマーベラス(旧:マーベラスエンターテイメント→マーベラスAQL)。サウンドトラック・ボーカルアルバムの詳細は「Yes!プリキュア5/5GoGo! サウンドアルバム」を参照。

シングル

  1. プリキュア5、スマイル go go!/キラキラしちゃって My True Love!』(2007年3月7日、MJCD-23032)初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。『5』のオープニングテーマと前期エンディングテーマを収録。2011年6月1日にはCD販売元が従来までのジェネオンからソニー・ミュージックに変更になったのに伴い、後期エンディングを追加収録した再発版が発売。通常盤(MJSS-09022)のほか、ノンテロップオープニング・エンディング映像を収録したDVDが付属したCD+DVD盤(MJSS-09020〜21)も発売されている。

  2. とびっきり! 勇気の扉(ドア)』(2007年6月27日、MJCD-23034)メインキャラクターの1人「春日野うらら(声:伊瀬茉莉也)」が、『5』作中で歌う、『とびっきり! 勇気の扉』を収録したマキシシングル。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  3. ガンバランスdeダンス〜夢みる奇跡たち〜』(2007年10月3日、MJCD-23035)『5』の後期エンディングテーマを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  4. プリキュア5、フル・スロットル GO GO!/手と手つないでハートもリンク!!』(2008年2月6日、MJCD-23039)『GoGo!』のオープニングテーマとエンディングテーマを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。2011年6月1日にはCD販売元が従来までのジェネオンからソニー・ミュージックに変更になったのに伴い、後期エンディングを追加収録した再発版が発売。通常盤(MJSS-09025)のほか、ノンテロップオープニング・エンディング映像を収録したDVDが付属したCD+DVD盤(MJSS-09023〜24)も発売されている。

  5. ツイン・テールの魔法』(2008年6月4日、MJCD-23045)メインキャラクターの1人「春日野うらら(声:伊瀬茉莉也)」が、『GoGo!』作中で歌う、『ツイン・テールの魔法』を収録した第2弾マキシシングル。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  6. ガンバランスdeダンス〜希望のリレー〜』(2008年9月10日、MJCD-23048)『GoGo!』の後期エンディングテーマを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  7. Birthday Party/TIME MACHINE』(2008年11月5日、MJCD-23056)映画『お菓子の国のハッピーバースディ♪』の主題歌を収録。

アルバム

  1. Yes!プリキュア5 ボーカルアルバム1 〜青春乙女LOVE&DREAM〜』(2007年7月25日、MJCD-20098)『5』のオープニングテーマと前期エンディングテーマ、メインキャラクター5人のソロ曲、また工藤真由宮本佳那子のオリジナル曲を収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  2. Yes!プリキュア5 Vocalアルバム2 〜VOCAL EXPLOSION!〜』(2007年11月9日、MJCD-20104)『5』のオープニング・後期エンディング、メインキャラクター5人のソロ曲、また工藤真由のソロ曲と、五條真由美うちやえゆかのデュエット曲を収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  3. Yes!プリキュア5 キャラクター&Vocalアルバム (1) ココ&ナッツ〜ふたりの王子〜』(2007年12月5日、MJCD-20106)本作品に登場する「ココ」と「ナッツ」のドラマ・オリジナルソングを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  4. Yes!プリキュア5 キャラクター&Vocalアルバム (2) ココ&ナッツ〜先生と店長〜』(2008年1月9日、MJCD-20107)(1) のドラマの続編と、オリジナルソングを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  5. Yes!プリキュア5 ボーカルベスト!!』(2008年3月26日、MJCD-20116)『5』のオープニングテーマと前後期エンディングテーマ、またメインキャラクター5人のソロ曲などを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。また、『プリキュア5、スマイル GoGo!』のぷりきゅあ5バージョンがボーナス・トラックとして収録されている。

  6. Yes!プリキュア5GoGo! WEBラジオ CLUB ココ&ナッツ Vol.1』(2008年5月9日、MJCD-20121)ココとナッツがパーソナリティをつとめるWEBラジオをCD化。また、オリジナルソングも収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  7. Yes!プリキュア5GoGo! WEBラジオ CLUB ココ&ナッツ Vol.2』(2008年7月2日、MJCD-20126)ココとナッツがパーソナリティをつとめるWEBラジオのCD化第2弾。また、オリジナルソングも収録。

  8. Yes!プリキュア5GoGo! ボーカルアルバム1 My dear friend 〜プリキュアからの招待状〜』(2008年8月6日、MJCD-20127)『GoGo!』のオープニングテーマ・エンディングテーマとキャラクターソング、また五條真由美・うちやえゆか・工藤真由・宮本佳那子のオリジナル曲を収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  9. Yes!プリキュア5GoGo! Webラジオ CLUB ココ&ナッツ Vol.3』(2008年9月3日)ココとナッツがパーソナリティをつとめるWEBラジオのCD化第3弾。また、オリジナルソングも収録。初回限定版と通常版がある。

    • 初回限定版 (MJCD-20130)

    1. 『+June Cinderella Night』と称し、2008年6月14日に北沢タウンホールで行われた公開録音イベント「June Cinderella Night」の模様を収録したCDを同梱。

    • 通常版 (MJCD-20131)

  10. Yes!プリキュア5GoGo! WEBラジオ CLUB ココ&ナッツ Vol.4』(2008年11月6日、MJCD-20139)ココとナッツがパーソナリティをつとめるWEBラジオのCD化第4弾。また、オリジナルソングも収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  11. Yes!プリキュア5GoGo! ボーカルアルバム2 SWITCH ON! 〜そして、世界は拡がっていく〜』(2008年12月3日、MJCD-20144)『GoGo!』のオープニングテーマ・後期エンディングテーマ、キャラクターソング他新録音源を収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  12. Yes!プリキュア5GoGo! WEBラジオ CLUB ココ&ナッツ Vol.5』(2009年1月28日、MJCD-20154)ココとナッツがパーソナリティをつとめるWEBラジオのCD化完結版で、2枚組。また、オリジナルソングも収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  13. Yes!プリキュア5 & Yes!プリキュア5GoGo! ココ&ナッツ ボーカルベスト「ぼくらがいたこと」』(2009年2月25日、MJCD-20157)『5』と『GoGo!』の登場人物、ココとナッツの今まで発売された歌(ソロ・デュエットを含む)すべてと、新曲1曲を収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  14. Yes!プリキュア5GoGo! ボーカルベスト!!』(2009年4月3日、MJCD-20160)『GoGo!』のオープニングテーマと両エンディングテーマ、またキャラクターソング、主な挿入歌などを収録。また、『プリキュア5、フル・スロットル GoGo!』のキュア・カルテットバージョンがボーナス・トラックとして収録されている。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  15. Yes!プリキュア5 メモリアルボーカルセレクション』(2011年7月20日、MJSA-01012)CD販売元が従来までのジェネオンからソニー・ミュージックに変更になったのに伴って、新たにリリースされた『5』のベスト・アルバム。これまで発表された主題歌・キャラクターソング・イメージソングの中から16曲をセレクトして収録。

  16. Yes!プリキュア5GoGo! メモリアルボーカルセレクション』(2011年7月20日、MJSA-01013)上記アルバム同様、新たにリリースされた『GoGo!』のベスト・アルバム。これまで発表された主題歌・キャラクターソング・イメージソングの中から16曲をセレクトして収録。

  17. Yes!プリキュア5 & Yes!プリキュア5GoGo! メモリアルアルバム』(2021年4月7日、MJSA-01312〜3[23])『映画 ヒーリングっど♥プリキュア』の公開にあわせて発売される『5』『GoGo!』のメモリアル仕様のベスト・アルバム。これまでのアルバムに未収録の楽曲を含む主題歌・キャラクターソング・イメージソング・BGMをCD2枚に収録。

サウンドトラック

  1. Yes!プリキュア5 オリジナル・サウンドトラック1 〜プリキュア・サウンド・ドリーム!!〜』(2007年9月12日、MJCD-20100)『5』テレビシリーズの前半で使用されるBGMと、オープニング・エンディングのTVサイズを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  2. Yes!プリキュア5 オリジナル・サウンドトラック2 〜サウンド・ミラクル・シュート!!〜』(2008年1月30日、MJCD-20109)『5』テレビシリーズの後半で使用されるBGMと、オープニング・後期エンディングのTVサイズを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  3. 映画 Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険! オリジナル・サウンドトラック』(2008年1月30日、MJCD-20110)映画『鏡の国のミラクル大冒険!』に使用されたサウンドトラックを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  4. Yes!プリキュア5GoGo! オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・サウンド・シューティングスター!!』(2008年9月3日、MJCD-20133)『GoGo!』テレビシリーズの前半で使用されるBGMと、オープニング・エンディングのTVサイズを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

  5. 映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪ オリジナル・サウンドトラック』(2008年12月3日、MJCD-20143)映画『お菓子の国のハッピーバースディ♪』に使用されたBGMを収録。

  6. Yes!プリキュア5GoGo! オリジナル・サウンドトラック2 プリキュア・サウンド・フルーレ!!』(2009年1月28日、MJCD-20153)『GoGo!』テレビシリーズの後半で使用されるBGMと、オープニング・後期エンディングのTVサイズを収録。初回限定封入特典はジャケットイラストステッカー。

DVD・Blu-ray Disc

いずれも発売元はマーベラスAQL(BD-BOXの販売元はポニーキャニオン)。「5」以降一部の例外を除き、プリキュアのテレビシリーズのDVDは各巻3話収録が基本となった。

配信作品

2008年に「5」、2009年に「GoGo!」が東映アニメBBプレミアムおよび、提携プロバイダにて配信開始された。映画も配信されている。ただし、ビデオサイズが4:3比率となっており、BBプレミアムでもどの提携プロバイダでもレターボックスが出てしまう問題がある。

インターネット配信のほか、CS放送や地上波他系列局での再放送も行われており、テレ朝チャンネル1では2016年3月より複数回にわたり「5」が放送された(2話連続)ほか、テレビ東京系列であるテレビ北海道においても2016年11月より「5」の再放送が行われた。

ゲーム

Yes!プリキュア5バンダイナムコゲームスより2007年11月29日発売のニンテンドーDSソフト。タッチペンを使ってナイトメアと戦うアイテムバトルアクションゲーム。Yes!プリキュア5GoGo! 全員しゅーGo!ドリームフェスティバルバンダイナムコゲームスより2008年10月30日発売のニンテンドーDSソフト。プリキュア5までの歴代プリキュアが勢ぞろいして第20話のオリジナルストーリーとミニゲームやアクションバトルが楽しめる。オープニングムービーの終盤では『ふたりはプリキュア / ふたりはプリキュア Max Heart』の光の園の長老とウィズダムが1カットのみ登場。

データカードダス

うたって! プリキュアドリームライブ 〜スピッチュカードでメタモルフォーゼ!?〜プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ!プリキュアオールスターズ フレッシュドリームダンス

うたって!プリキュアドリームライブ 〜スピッチュカードでメタモルフォーゼ!?〜」を参照

スマートフォンアプリ

プリキュア つながるぱずるん[24]バンダイナムコエンターテインメントより、2017年3月16日から2020年6月2日まで配信されたスマートフォン(iOS/Android)用パズルゲームアプリ。2017年10月26日より本作品のプリキュア5人とミルキィローズが登場した。ぷよぷよ!!クエストセガが開発・配信・運営しているスマートフォン用パズルRPG。2021年に本作品とコラボレーションし、キュアドリームなど本作品のキャラクターが登場する[25]

商品

バンダイからプリキュア達が使用するアイテムを模した「ピンキーキャッチュ[26]」や「ドリームコレット[27]」、ぬいぐるみ(人形) の「キュアドール[28]」といった関連玩具がリリースされている。また、食品関連では従来の菓子(トップ製菓[29])、食玩[30](バンダイ)、カレー、ふりかけ(いずれも丸美屋[31])の他にニッスイから魚肉ソーセージ[32]かまぼこ[33]が新たに発売された。

従来の携帯型コミューンはプラスチック部の製造費がかかる金型が大幅に縮小された腕時計タイプ「ピンキーキャッチュ」に。通信機能が売りだったノートPC型コミューン(プリティコミューン、スプラッシュコミューンなど)は価格が1万円だったが、従来の携帯型コミューンのバーコードスキャン機能を移植、さらに小型化で「ドリームコレット」はプレイバリューを維持しつつ定価を半額まで下げる。

バンダイの決算にも反映され、2007年度の最終決算は105億円 [34]と、前作『ふたりは プリキュア Splash☆Star』(60億円)や第一作『ふたりはプリキュア』(101億円)を上回った[35]。また、主力玩具だったピンキーキャッチュは、2007年の年間玩具売り上げランキングで第2位、またドリームコレットは第5位[36]。翌2008年で売上105億円を達成した[37]

フィギュア

メインターゲットである女児向けのフィギュア玩具として、本作品より「キュアドール!」シリーズの展開が新たに開始された。前年まで展開されていたドール玩具「プリキュアスタイル」シリーズとは異なり四頭身ほどのデフォルメ体型となっており、変身後のみならず変身前の6人、それにサブキャラクターも同シリーズで商品化された。

メガハウスから「アクションフィギュアコレクションシリーズ」から本作品のキャラクターを題材としたフィギュアが、『5』放送期間中の2007年11月より毎月1体ずつの主人公を題材とした製品とともに初めて子供向けアニメに進出。他にも2008年1月にはディスプレイタイプのフィギュアも発売され、『初代プリキュア』で人気を博したアイテムが復活する形となった。

放送終了後の2010年には、S.H.Figuartsシリーズより『GoGo!』の衣装を元にしたキュアドリーム、キュアアクア、キュアレモネードのアクションフィギュアが一般店頭発売された。残りのキュアルージュ、キュアミント、ミルキィローズはweb注文販売限定で発売、6人全員が揃っている。また、2017年12月に開催された魂ネイション2017において、キャラクターデザイナーの川村敏江監修の元デザインし直し、最新の技術を用いて再設計された「キュアドリーム(リニューアルVer.)」の制作発表が行われている[38]

この他、2012年にはシーエムズコーポレーションのグッとくるフィギュアコレクションシリーズから『5』の衣装を元にしたアクションフィギュアが順次発売された。

書籍

  • 『プリキュア シンドローム!』(加藤レイズナ・著、幻冬舎、2012年3月9日)ISBN 978-4-344-02146-4

    • プリキュアシリーズによって多大な影響を受けた著者が、シリーズの転換点となった本作品の主要スタッフや声優など25人にインタビューした書籍。

  • 『川村敏江 東映アニメーションプリキュアワークス』(一迅社、2014年2月12日発売)ISBN 978-4-7580-1355-0

    • 本2作品と『スマイルプリキュア!』、プリキュアオールスターズDXシリーズのイラストギャラリーの書籍。各種アニメ雑誌やDVDジャケットなどに使われた版権イラスト、キャラクター設定、修正原画などで構成。

    • 2021年7月28日には、発行以降に手がけた『HUGっと!プリキュア』の版権イラスト・キャラクター設定や『ハピネスチャージプリキュア!』での10周年記念メッセージの原画などを追加収録した改訂版(ISBN 978-4-7580-1726-8)が発売。

  • 『Yes!プリキュア5設定資料集』(ムービック、2007年8月2日発売)

    • 『Yes!プリキュア5』の設定資料集。A4横版。なお、『GoGo!』については設定資料集は未発行。

トピックス

  • 2009年3月9日から31日に、オールスターズDXの映画公開と並行して行われた公式人気投票では、プリキュア5のキャラクターはキュアドリーム(いちばん強そうなキャラ3位)・夢原のぞみ(落ち込んだときに慰めてもらいたいキャラ1位)・秋元こまち(手料理を食べたいキャラ2位、落ち込んだときに慰めてもらいたいキャラ3位)・ミルキィローズ(いちばん強そうなキャラ1位)などと上位に顔を並べることとなった。

    • 公式人気投票は、オールスターズDX3の映画公開と並行して2011年3月1日から31日にも行われており、この時はキュアドリーム(いちばん好きなプリキュア7位)、キュアミント(一緒にお菓子を作りたいプリキュア2位)がランクインした。

  • 番組終了後、一度だけ主演声優陣によるミニライブイベント『Oui!青春★ShiningParty 〜乙女たちからの招待状〜』が企画され2009年3月29日恵比寿ライブハウスであるLIVE GATE TOKYO @ EBISUにて開催された。これは現在も継続されている前番組のメンバーによるSUPER☆TEUCHI☆LIVE (テウチライブ)に触発され、これを参考・模範として開催されたイベントである。後に一部のメンバーがテウチライブ側にゲスト出演している。

この世で一番効率的な女の子向け番組はプリキュアシリーズだ!

「俺は監督だ!この世で一番効率的な女の子向け番組はプリキュアシリーズだ!それにいちゃラブ付ければフランチャイズが世界規模で可能だ」

「音楽担当だ!『Yes!プリキュア5』シリーズの音楽さあ?女の子向けやオタク層や腐女子層と完全網羅だ。だから女の子向けアニメって旨味が多いんだ。サウンドトラックのCDも理想的な配分だ。二年やるにはこの配分だ。ミュージカルは骨折れるからな。奥慶一も大変だったな?無茶な要求を5年間飲んでたんだからな」

「俺は監督だ!言えたら凄いよな?「女の子は優しくもなければ女神でもない」それでダルイゼン殺したんだぜ?安見香と香村純子?香村純子は優しくもなければ女神でもないにされたな?安見香は絶賛優しくもなければ女神でもない状態だよ?因果応報。プロデューサー?プリキュアシリーズどうなる?」

「プロデューサーだ!利用するの『ウォール街』だよ?戦利品分担だ!捨てるやつは廃棄だ。脱出完了組以外は捨てられるんだ。『ヒーリングっどプリキュア』は世間からクズ扱いされ犯罪の代名詞にされ封印扱いされて陽の目が見る事は一切なくなる。プロデューサーだからこそダルイゼンを拾った。究極の秘宝だったよ。核廃棄物に捨てられる前に拾った依頼主のダーク・ディグラーには本当に感謝だ。最強の儲けだからな」

「文芸部です。著作権は取りました。法的には何ら問題はないです。金を払い著作権申請し受理されました。もう国連でも手出し無用です。言い忘れてました。著作権侵害して訴訟してくださいとダーク・ディグラーに言ったんです。弁護士に相談したら100%勝てれる内容ですよ?愚かな愛知県警です。訴訟で請求されれば著作権侵害で最終的には勝訴ですよ?どうこのnoteの媒体に反論するんですか?2021年(令和三年)6月23日の段階で著作権成立したんですよ?無視した愛知県警とJR東海の不備が指摘されるんですよ。しかもこの著作権侵害は共謀罪と汚職が成り立つモノで刑事事件としても扱えれます。しかも文化庁が心の指紋の著作権申請受理されたので青少年保護育成条例や児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律も法律違反と憲法違反と国が認めました表示してください「」なしでお願いいたします」

愛知県警だよ!ハメたんだ!尋問監禁した警官は男性警官は全員で親分と子分のBLを名古屋駅で披露だ!尋問監禁した婦警全員はショーガールで同じく名古屋駅で百合友情を披露だ!ミュージックは「YMCA」と「ヤングマン」の円環構造に決まってるだろう!市民にバカにされろ!その後警察官は警察手帳は剥奪で刑務所でも親分と子分のBLで婦警もショーガールと百合友情だ!無論死んでも親分と子分のBLだぞ!婦警は百合友情の尊さ教える女郎蜘蛛にトップをねらえだ!ちなみに死んでも親分と子分のBLした奴や百合友情の尊さ教える女郎蜘蛛にトップをねらえした奴は刑期を短くしてミュージックは死ぬまで「YMCA」と「ヤングマン」だ!これも著作権侵害したら法令で出来るの?恫喝した警官は特別待遇だ?ダーク・ディグラーに乗ったパトカーや追従したパトカーの警官やパトカーに乗車した警官全員名古屋駅でブリーフと拳銃のみ所持だ!警察手帳は剥奪だ!それでウンコチンチンで盛り上がろうぜ状態作ってやる!警官の銃のニューナンブM60で『天才バカボン』の目玉のおまわりさんやれ!無論耳栓なしだ!PTSDに確実になるな?その後親分と子分のBLだよ!安心して!これも著作権侵害したら法令で出来るの?やって即逮捕され刑務所に入れろ!ミュージックは当然「YMCA」と「ヤングマン」の円環構造だよ!市民にバカにされろ!恫喝した警官は特別待遇だ!刑務所で騒ぎ起こしたとみなして刑務官に死ぬ程厳重注意の処罰の指導され体罰された後で警官に恨み持つ囚人連中の雑居房で一生死ぬまで親分と子分のBLと指導体罰で苦しめ!一生苦しむオマケは刑務所内の病院内精神鑑定だ!これ意外と恩赦や出獄の審査降りないの?無論死んでも親分と子分のBLだぞ!ちなみに死んでも親分と子分のBLした奴は刑期を短くしてやるからミュージックは死ぬまで「YMCA」と「ヤングマン」だ!それと10年前くらいに恫喝した老警官も警察年金剥奪と名古屋駅でブリーフのみで警官の銃のニューナンブM60で『天才バカボン』の目玉のおまわりさんやれ!無論耳栓なしだ!PTSDに確実になるな?名古屋駅で情緒酌量の余地あり再犯罪犯さないと断言できる受刑者に老警官に親分と子分のBLやらせろ!その後親分と子分のBLで刑務所で老後過ごせ!無論死んでも親分と子分のBLだぞ!ちなみに死んでも親分と子分のBLした奴は刑期を短くしてやる。ミュージックは死ぬまで「YMCA」と「ヤングマン」だ!これも法令で出来るんだ!ダーク・ディグラーの皇帝の神話には究極の悪魔以上に冷酷でないと著作権の怖さ教えられないからな?あばよ!ムショでヤングマンとしてYMCAされなイピカイエイマザーファーカーは通じるんだ?歌うカウボーイのロイ・ロジャーズが刑務所に若者と言うか新囚人として掘られな?母ちゃん犯すけだもの以上のけだもの先輩待ってるぜお前たちがダーク・ディグラーに詫び入れなかった罪と罰と地獄だ?あばよ?この姿で言うとさっき言った現実の金田治になるんだ!もちろん事情聴取だそれ以上言うんだ?MTV感覚抜きで現実のみ教える!

「文芸部です。追加事項です。この心の指紋が商業利用された時点でそれ以上の事出来るんです。ダーク・ディグラーはこれがお望みです。「」なしでお願いいたします」

尋問監禁した警官は男性警官は全員で親分と子分のBLを名古屋駅で披露だ!尋問監禁した婦警全員はショーガールで同じく名古屋駅で百合友情を披露だ!ミュージックは「YMCA」と「ヤングマン」の円環構造に決まってるだろう!市民にバカにされろ!その後警察官は警察手帳は剥奪で刑務所でも親分と子分のBLで婦警もショーガールと百合友情だ!無論死んでも親分と子分のBLだぞ!婦警は百合友情の尊さ教える女郎蜘蛛にトップをねらえだ!ちなみに死んでも親分と子分のBLした奴や百合友情の尊さ教える女郎蜘蛛にトップをねらえした奴は刑期を短くしてミュージックは死ぬまで「YMCA」と「ヤングマン」だ!これも著作権侵害したら法令で出来るの?恫喝した警官は特別待遇だ

恫喝した警官は特別待遇だ!刑務所で騒ぎ起こしたとみなして刑務官に死ぬ程厳重注意の処罰の指導され体罰された後で警官に恨み持つ囚人連中の雑居房で一生死ぬまで親分と子分のBLと指導体罰で苦しめ!一生苦しむオマケは刑務所内の病院内精神鑑定だ!これ意外と恩赦や出獄の審査降りないの?無論死んでも親分と子分のBLだぞ!ちなみに死んでも親分と子分のBLした奴は刑期を短くしてやるからミュージックは死ぬまで「YMCA」と「ヤングマン」だ!それと10年前くらいに恫喝した老警官も警察年金剥奪と名古屋駅でブリーフのみで警官の銃のニューナンブM60で『天才バカボン』の目玉のおまわりさんやれ!無論耳栓なしだ!PTSDに確実になるな?名古屋駅で情緒酌量の余地あり再犯罪犯さないと断言できる受刑者に老警官に親分と子分のBLやらせろ!その後親分と子分のBLで刑務所で老後過ごせ!無論死んでも親分と子分のBLだぞ!ちなみに死んでも親分と子分のBLした奴は刑期を短くしてやる。ミュージックは死ぬまで「YMCA」と「ヤングマン」だ!

追加だ。


汚職警察機構や汚職法務機関や汚職官僚機構チャレンジ😘


汚職警察機構や汚職法務機関や汚職官僚機構全員東山動物園で『ゴールデンカムイ』の姉畑支遁しながらニューナンブM60で4/5の確率で『ディア・ハンター』のロシアンルーレットやれ😜


特に6月28日に警察が土足で部屋に入りダーク・ディグラーを恫喝警官と10年前くらいにダーク・ディグラーを恫喝した老警官は動物から穴という穴を淫棒で貫かれながら朝昼晩の飯は自然食品のみだ😭


6月28日に警察が土足で部屋に入りダーク・ディグラーを恫喝警官と10年前くらいにダーク・ディグラーを恫喝した老警官は動物園の見世物にされながら一生過ごし子供たちに「バカな警官?一般市民脅すからこうなるんだよ?」と嘲笑以下に扱われ人生過ごせ😝


ダーク・ディグラーは神級に優しいからやらせないよ🤣


だけど著作権法違反して同意書書かなかったら強制執行だよ😅


コメント欄が同意書でやらないの決意表明で警官名と所属書くだけでいいよ😁


それでOK👍


期限は商業利用される前まで👍


神級に優しいでしょう?😘


ただし約束破ると😥

で呼び出し

こうして君臨し

で笑い

のように現れて職務剥奪し

東山動物園で『ゴールデンカムイ』の姉畑支遁しながらニューナンブM60で4/5の確率で『ディア・ハンター』のロシアンルーレット異常だよ😜

心の指紋

この物語をマイケル・チミノとベルドナルド・ベルトルッチとテレンス・マリックとブライアン・デ・パルマとミロス・フォアマンとダルのどを愛した人々すべてに捧ぐ

第一稿 承

に続く


是非とも『心の指紋』読んでもらえればありがたいです。 これはまだプロットタイプですので有料化の際はサービスします