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奴が出た!!

季節はもう4月。札幌も零下を下回る日がなくなり、雪解けも始まって、
久々にアスファルトの道路にご挨拶。お久しぶりです!!

そんな時、俺は数年ぶりに遭遇してしまった。。

奴が出た!!

もう北海道に来て会うことはないだろうと、思っていたあいつに。

「G」だ。

家で便所コオロギみたいなのいるなと思ってたんだけど、
冷蔵庫の裏を覗いてみると、大量の「G」が集まり密談中だった。凄い光景だった。

ぎゃーーーー!!!

俺は何を思ったか、近くにあった制汗スプレーを奴らに吹きかけていた。爽やかな匂いがあたりを包む。
人間パニックになると何するか分からないもんだ。こんな時でも確定申告できるメンタルでいたい。

俺は大事な事に気付く。

「あれ、いつもより黒くないし、小さい。そんなに怖くない!!!!」

俺がいつも戦ってきた「G」はこれだ。奴らは黒く光り、動きが素早く、デカい。それはクロゴキブリと呼ばれるもので、うちにいたのは、チャバネゴキブリだった。奴らは小ぶりで動きも遅いし、ちょっとコオロギっぽい。

俺はキッチンペーパーを持って、奴らの巣窟に手を突っ込み根こそぎ潰していく。ブチ、ブチ、ベチャッ、ネチャ~。奴らが潰れる感触が一枚の紙を隔てて伝わってくる。
親を殺されたのだろうか。子供の「G」が俺の腕を伝い上ってくる。そんな奴らを、俺は強者の貫禄で地面に叩きつける。

目に付くものはすべて潰したが、世間では、「G」を1匹見れば、10,000匹はいると言われている。この部屋には既に大量の「G」の住処になっている。俺は、急いで長年の相棒をネットで購入。

相棒

もうこいつを手にする事は無いと思っていた。

それにしても、なぜうちに「G」が発生したかだ。
北海道は気候的に「G」は少ない。北海道に4年近く住んでるが、家で「G」が出たのは初めてだ。

調べると、本土からの荷物の運搬に紛れていたり、段ボールに卵がついている事があるらしい。俺も良くネットショッピングするので、恐らくそれが原因だろう。急いで家にある段ボールを処分する。

注文した相棒が到着して、早速奴らが好む場所に設置する。
それから4日程経ち、冷蔵庫の裏を見ると、大量の「G」の死骸が・・・。メッチャ効いてる。こんなたくさんいる・・・。ちょっとグロいので、一部だけご紹介。

やだ、もう~

俺は思った。仮にこの部屋の「G」を絶滅させたとしても、まだ奴らはいるという不安は消えないのではないか。
最悪引っ越しも考えないといけない・・・。春はもうすぐだ。

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