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新村散歩。そしてジャンクな朝飯。

新村。97年に韓国留学を決めて、選んだ学校が延世大学語学堂。当時は韓国バブル真っ盛りで1万円=7万ウォンくらいのレートだった。為替レートは今よりもはるかに悪いレートだったが、当時の韓国の物価が日本よりだいぶ安く、それでも安く生活できた。インターネットの黎明期でまだネットが一般的ではなく、携帯電話はおろかポケベルが全盛の時代。情報を得るのが今のように簡単ではない時代。留学を始めるにあたり、下宿は決めずに渡航。先輩を頼って現地で探すという今では到底考えられない時代だった。

今回は時間があるので散歩がてら学生時代をすごした新村に向かい、そこで朝食をとることにした。

2号線新村駅に到着。時間は8:00。久しぶりに新村ロータリー。

新村ロータリーから梨大方面。
現代百貨店新村店。以前はグレイス百貨店というデパートだった。

ロータリーのまわりを眺める。いろいろ変わってはいるが雰囲気はそのままだ。新村ロータリーにある現代百貨店は97年当時はグレイス百貨店というデパートだった。e-martもグランドマートというディスカウント店だった。でも建物は変わってない。

現代百貨店の裏。正面の三角公園になんか銀色の建物が。
これが私的にはThe 新村という風景。

大学の正門の前に飲み屋街が広がる。基本的な構造は変わっていない。下宿していたところにも行ってみたが、建物が建て替わっていた。30年も経てばそりゃそうだ。ただこの学校の前というにはカオスな環境が当時のままだ。留学時代はこのあたりで毎日酔っぱらっていた気がする。いまではそんな下宿もワンルーム賃貸や、友達同士でシェアルームという感じになっているようだ。私のいた下宿は中国人の朝鮮族の出稼ぎまかないおばちゃんがいる一軒家の下宿だったので、おばちゃんの作る食事もおいしかったし、食卓に集まる学生同士の会話もすごく楽しかった。そんな光景はもう残っていないかもな。

延世大学の正門。すっかりきれいになっている。

延世大学まで行ってみた。正門はすっかりきれいになっていて、巨大なセブランス病院の建物があったり、校舎ががっつり建て替わっていたり、当時の面影は少ない。ただ学生会館や本館の建物はそのままだった。

さて。一通り新村散歩を満喫したので朝食にしよう。
学生時代の気分を思い出したのでメニューは決まっている。
ラーメン+キムパのジャンクセット。

周辺で食べられそうなお店を探して入店。
卵チーズラーメンとツナキムパを注文。
ここはラーメンの種類を自分で選べるタイプだったので当時好きだった
「安城湯麺」をチョイス。

このジャンクな見た目がそそる。
分かる人には안계치(アンケチ)といえば伝わるだろう。
具だくさんでご飯が少なめのいいキムパだ。

素晴らしくジャンクな朝食。新村の朝にはピッタリかもしれない。
あれやこれや色々30年前の記憶がよみがえってくる。
楽しい朝食だった。

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