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近いのに遠い・・。

オリンピックはじまりましたね。ネットニュースでチラチラ見ておりますが、宿では、ほとんど話題にものぼらないし、お客さんはそんなことよりも山の話ばかり。日本でのオリンピックなのに、本当に遠く感じます。コロナじゃなければ・・・って思うとやっぱりいろいろ残念な気持ちに、でも、始まったからにはやはり選手には頑張ってほしいし楽しんでほしいですね。

で、お隣島根県の話。私にとっては地元だし、ここ大山寺集落よりもお天気いい日は実家近くの出雲の山並みまで見ることができます。もちろん、うちの常連さんもたくさん。

ところが、このオリンピックを前に、お互いの県境をまたがないよう要請が出ました。今月に入り急に感染者が増えたためです。生活圏も同じ、鳥取県の米子市や境港市と、島根県の松江市に、安来市。両県での往来を自粛するように言われてるようです。

Welove山陰キャンペーンと言って、お互いの県のお客さんを受け入れるための割引をやっていて、山陰は一つ・・みたいな流れがあったのに、いきなり、分断されちゃいました。※このキャンペーンも今日からの予約は対象外、今まで予約された方へは期間いっぱい適応します。

もちろん、目に見えない壁であって、行き来できないわけじゃないけど、いつも来てくれてるお客さんが大山に来ることができない・・(涙)。でも、その向こうの山口県からは来ることができる・・。何とも謎ルール。

無意味な分断に、境界線。見えない壁が立ちはだかる。謎すぎる。

2020年、そして2021年は「分断」されることばかり。

今年は、オリンピックを開催の中で地域の分断。分断はオリンピズムに反すること。平和の祭典をしつつ、分断も行なわれる。批判しているわけではないけど、なんだかとても不思議な感覚に陥る自分がいる。

オリンピックも様々な葛藤がある中で開催。賛否両論いろんな意見があったし、今でもあると思う。島根県の出した要請に対しても、賛否両論。でも、批判ばかりでも、気持ちが鬱々するだけなので、そうなった以上は、今は受入れ自分のできることをまずはやっていこう。

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今朝はお客さんを5時に送り出す。これから登山へ。

山には県境と言われる「境界線」が地図上ではある。言い換えれば、「分断」される場所かもしれないけど、ここでは、出会いもたくさんあるよなぁ・・。

宿だって、いろんな人が出会い、交わる場所。今は、あまり交わることはしないけど、目に見えないいろんなバリアや壁が取っ払われて、早く出かけることや出会うことが楽しめる世の中になるといいですね・・。

オリンピックも今は純粋に楽しみたい。ネットニュースだけだけど、仕事が終わると毎日チェック!世代も変わり知らない選手がほとんどだけど、日本人選手には活躍してほしいって思います~。

今日も一日、楽しい日でありますように・・・・。

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