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ご来光登山。

あんまり「暑い」を連呼すると、より暑いんで、言わないようにしている寿庵オーナーです。それでもエアコンなしで過ごせてるんで、やはりふもとに比べると涼しめの大山です。エアコンなし生活が普通なので、時々スーパーに行くと冷え過ぎで身体がおかしくなる。実家もなかったから、エアコンの中で暮らした経験がほぼありません。

連日の熱中症警報。大山でも熱中症による救助事案も出ています。とにかくみなさん、対策(水・塩分など)をしっかりして山へ行きましょうね!!

・・と、そんな私も熱中症になったことが・・22年まえ、インドのバンガロールで熱中症に。頭が痛くなり動けない、宿に2日間くらい寝ていた記憶があります。当時は何で動けないのか理解できず、今思えば熱中症かなぁ・・。その年は、インド人もびっくり!!な、高温の年で40度越えが続きました。インド人から「何で来たんだ!」と言われるくらいの暑さ。さすがに私もぶっ倒れました・・(汗)

と、いうわけではありませんが、涼しいうちの夜間徘徊のご来光登山が人気ですね。

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出待ちの人たち。

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こちらも、出待ちの人たち。

何の出待ち??

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じゃじゃ~ん!ご来光さまです!

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かつて、ご来光登山は信仰的な意味合いが強かったようですね。今ではご来光は高い山の上からの「日の出」のことを示しますが、もともとは「ご来迎(ごらいごう)」といい、ブロッケン現象のことをいっていたようですね。

かの有名な、志賀直哉もご来光登山経験者。その話はちらっとこちらのNOTEに記載しております~。

この夏、みなさん、おもいおもいのご来光を拝む。

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こちらは6合付近で拝むYさんより。

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こちらは7合で拝むKさんより。

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こちらは山頂台地、避難小屋辺りより拝むSさん。

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山頂碑より拝むMさん。

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こちらはユートピア小屋で拝むOさん。

朝ならではの色と景色。そして心地よい涼しい風・・・

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きれいですね。

もちろん、ご来光登山には危険が伴います。暗い中、ヘッドライトの明かりで登る。ライトで照らされた部分しか見えないので、危険がなかなか見つけにくい。なので、経験を積んで、もしくは、様子が分かる人に同行をお願いするのをお勧めいたします。

山岳信仰の記述を調べると、こんな文言が・・・

信仰を持つ人々は、険しい地形や自然環境により僅かな不注意でも命を奪われかねない環境にあることから、危険な状況に陥る行為を「山の機嫌を損ねる」行為として信仰上の禁忌とし、自らの安全を図るための知識として語り継いでいると考えられる

みなさん、この言葉を肝に銘じ、安全登山を心がけましょうね。

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