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神秘の花・サンカヨウ

大山周辺あちこちで咲くサンカヨウ。正直、よく目にする花なので、決して珍しいものではありません。

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最初はまるで唐傘お化け。マントをかぶった人のようにも見えますね。雪解けのあと、標高の低いエリアから徐々に標高の高い場所へ向かって花開きます。なので、春から梅雨時期までの長い期間楽しむことができます。

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それにしても、この花は大山でも人気の花です。なぜみんなが好きなのか?というと・・・

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おぉ~!!雨の日は透明になるとても神秘的な花だからです。先日雨の日に撮影のサンカヨウです。いつも花のステキな写真を撮影のKさんからいただきました。撮影に行かれる前に、暗い背景で撮影するとより透明に見えるかも・・・と話をしていたので、今回撮影時に、黒い布を用意されたようです。

私がこの花が透明になる・・と聞いたのは5~6年前、私はテレビを見ないのですが、化粧品のCMでサンカヨウが透明になる・・と映像が流れて一躍有名になったようです。

サンカヨウはあちこちに咲いてますが、とにかく車でサクッと行けて、雨の日でも山歩きをしないで撮影できるのが鏡ヶ成と知ってたので、雨になる度に出かけて様子を見ていました。車でサクッと・・と言っても約50分。その時のことを過去ブログ(←興味ある人は見てね)で掲載。私、サンカヨウのことはちょこちょこ話題にしてますね(ブログ遡ると2015年くらいから)。

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ほんと神秘的できれい。この時期、みなさんからサンカヨウの写真をよくいただきます。雨の日はよりたくさんもらいますね。雨でも山へ出かけていくって、この時くらいじゃないだろうか??普通雨ならだれも好き好んで山へ行かないのだけど・・。みなさんが喜んで撮影に行かれますね。

撮影時に気を付けてほしいのは・・・花の周りに小さな芽がたくさんあるので、踏まないようにしてくださいね。またその芽が成長し、花を咲かせます。小さい小さい芽がたくさんあるので注意してくださいね。

実はサンカヨウは発芽した1年目には花がつきません。1年2年3年・・と成長しようやく花が咲くようです。以前、調べたのですが、正確に何年目で開花するのかわかりません。ネットでは3年くらい・・となってはいるのですけど・・・。

それにしてもなんで透明になるのでしょうか????
サンカヨウが透明になるのは、すりガラスの原理と同じだろう・・と聞いたことがあります。すりガラスを濡らすと透明になりますよね。花の表面が凸凹していて、そこに水分が入り込み、凸凹がなくなると、光の乱反射がなくなり、透明になる・・ということです。つまり、白い花ではなく、光の乱反射で白く見えているだけとうことらしいです。

私が今まで見てきたことからわかるのは、雨よりも、濃霧の日の方が透明になっている気がします。2日くらい霧が続くとより透明な気がします。あとは、花の散る前です。開花してすぐはあまり透明にならないようですが、散り間際は透明になりやすいですね。

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あぁ・・色々気になることがたくさん!花のことも、キノコのことも、鳥のことも・・。今は宿屋だけど、そのうち寿庵動植物研究所・・とか立ち上げて色々な自然の生態系を研究してたりしてね・・・。

寿庵のHPはこちらをクリック!


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