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冬が終わる・・・。

長いと思われた冬も終わる。シーズン最初は大雪と言われたので、除雪や雪おろしなど、色々な業務のことで気が重かったのですが、終わってみるとあっという間。そして思ったほど降らなかった気もする・・。

昨年12月のスキー場オープン日より、この週末まで、ありがたいことに、お客さんがほぼ途切れませんでした。でも、本日のスキー場のリフト営業終了と同時に、お客さんもいったん区切りがつき、あとはパラパラ入ってくるくらいです。

宿泊のない日は少し体を休めつつ、3月末まで休まずに宿を運営します。そして4月はちょっとお休みをいただきます。本来であれば、お客さんの途切れる今月に休んで、来月は張り切って営業すべきですが、色々と冬から春への入れ替えの時期ですし、もろもろの段取りを思うと、やはり例年通り4月に休ませていただきます。

シーズン前は、雪のことも心配だったのですが、お客さんが来るのか?と言う点も心配でした。でも、お客さんは帰ってきてくれました。新規は少なく、ほぼリピーターさん。いつもの顔ぶれ。いつも冬に来る皆さんがいつものようにやってきてくれて、とてもうれしかったです。そして新規だと思っていたお客さんも、ほとんどが誰かの紹介・・・ありがたい!

もちろん、営業成績(数字)を見るとやはり・・・(涙)。昨年も暖冬で苦戦したんですが、それでも週末はマックス満室になる日も多く、数字的にはなんとかなっていました。この時期、スキーヤーの宿泊客(特に平日)は岡山のお客さんが多いのですが、週末に来てくれるお客さんほぼ山屋さん。冬の大山はやはり全国区。九州や関西、そして遠くは関東方面からがほとんどです。特に、ここ最近は、山岳会利用も増え、毎年なじみの団体の宿泊もあります。それが緊急事態の為、会としての山行が中止され、入っていた予約もほぼ消えました。数年前より、スキーヤー3~4割、山屋6~7割に推移してきたので、冬に出された緊急事態宣言は多少なりとも影響があったのでしょうね。正直、都市部では影響の大きいインバウンド客(海外のお客さん)はほとんどなかったので、あまり影響を感じることはありません。

数字的にはよくない結果かもしれませんが、感染症対策をしつつやるにはこの数字が限界だった気もします。お客さんは少ないけど、業務に従事する時間はより長くなり、常に緊張感があり(もちろん、今も緊張感を持って運営中)、寝る時はどっと疲れが出る・・という感じでした。相部屋を販売停止した宿も多い中、相部屋も解禁。もちろん、定員をコントロールしながら感染対策をして、なんとか稼働させることができました。

まだまだ休業中の同業者もいたり、様子見るために週末営業だけの宿もある・・私も本当はそうしたい気持ちもあったけど、ここは引き下がらずに、なんとか攻めの姿勢?で乗り切りました。胃のきりきりするような思いもあったけど、ウィズコロナでこれからも数年かかる以上は、逃げることはできないので、ここは宿をあきらめずに稼働させて良かったです。

いろいろ苦労しながらではありましたが、やっぱりお客さんが楽しそうにされてる姿を見るとうれしい。来れなかったお客さんも、来シーズンは必ず来るからね・・と言ってくれるし、今年来てくれたお客さんも、来年は仲間をたくさん連れてくるからね・・と言ってくれる。山岳会での山行も今後可能になれば、来季はぜったいに数字は戻ってくるのでとりあえずは、このシーズンをやってみて手ごたえをしっかりと感じることができました。

さて、3月、いつもであれば疲れがたまり、風邪にかかったりする時期。シーズン終盤だし、「疲れが出てきたからね~」ってことでこの時期調子が悪くなることは当たり前だったんだけど、今年はなぜか、いたって調子がいい。のどが痛くなることも、咳が出ることもない。悪寒がすることも、熱が出ることも・・・。やっぱりコロナ対策はすごいね。なんだ、対策すれば、疲れたくらいで風邪なんかひかないんだね!よ~し、この調子で、残りも乗り切るぞ~!!

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