オーナーの冬休み(Vol3)&大山写真集。
寿庵オーナーはまだ休んでます。お客さんの対応しつつ、イベントの案内をしつつ、週末は宿泊をしつつ、それでも、いちを表向きは休みです。
私が好きな場所に本屋があります。学生のころから本が好きで、図書室、図書館、本屋、古本屋にいつも入り浸り。決して文学少女ではなく、当時は漫画ですけどね。で、この休み期間中も何度も本屋に入り浸っておりました。
本(漫画?)にかかわる仕事がしたいと思って、高校の頃に集英社へ電話。就職する方法を聞いたこともあります(笑)。そしたら4年大学を卒業したらチャンスありますよ!って教えてもらいました。残念ながら当時は大学へ行く予定ではなかったので、あっさり諦たんですけどね。
さて・・。少し前に話題にした喫茶店のナムチェバザールのご主人に山の本を引き取らないか?と連絡をいただきました。
ということで、ちょっとマニアックな山の本をゲット!!で、喫茶店の本棚に50年前の大山の写真集があったのですが、さすがにそれは既に絶版で、私に譲れないってことでした。となれば、欲しくなる!!!!
ナムチェバザールの帰りに、古本屋へ直行です!!
で・・・
あ!あった~!!!
ま、マジでラッキーです。運命です。出会えてよかった!
1972年に出版の写真集です。長尾さんはすでにお亡くなりになってますが、ご近所さんで70代の方はご存知でしたね。有名な方だったようです。本をめくると、かの有名な写真家、故・植田正治さんが写真選考やレイアウトなどをされている。そしてあとがきを見ると20年前から写真を撮り始め・・との記述があるので、つまり1950年台からの大山の写真があるってことになります。
大山は崩落が激しく、100年で2m低くなった・・と言われるほど。昭和29年の標高は1711m。そして昭和36年には1710mとなっている。そして現在、標高は1709m(2000年の鳥取の地震後にこの標高に)なのだけど、つまりこの写真を撮影されていたころは標高が今より1~2m高かったってことですよね。
どう?いまより高い??
古本屋では他に数冊の大山の写真集をゲット!本って過去を知る上でもとっても貴重ですね。そして写真は往時をしのぶに十分な情報を私たちに与えてくれます。
いま私たちが見ている大山も、きっと100年先には2mくらい低くなっているのかもしれない。今の大山をしっかり目に焼き付け、そしてこれからも大山が変わらないように、守るべきものはしっかり守っていきたいって思いますね。
ということで、もう少し、オーナーの冬休みは続きます。
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