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観天望気(かんてんぼうき)

天気予報はあたらない‥なんてのは昔の話で、今はかなり正確に、しかもリアルタイムにお天気を見れる時代になりましたね。そして、山の天気は予測不可能‥ではなく、山の天気を専門に扱うサイト「ヤマテン」の予報では、大山山頂のピンポイントの天気がわかるのだからすごい!そのヤマテン主催の観天望気が、大山からほど近い蒜山で開催されました。

観天望気(かんてんぼうき)とは?
‥雲や風の動きなどを観察して、経験をもとに天気を予想すること。

そう、山の天気は予測不可能ではなく、雲の動きや気温の変化などをみて、数時間後または数日後にどんなお天気をおおよそ知ることができるのです。

大山を出たときは雨で、気温も低く5℃。途中経由地点では2℃の道路標示。これは、寒い山になりそうだなぁ~と思いつつ、集合場所へ向かう。大山をぐるっと回り、岡山県側に入り込んだら青空も見え始めました。

雨上がりの蒜山高原

駐車場ではうちの常連さんに出会ってびっくり!そしていつもお客さんを連れてきてくれるガイドのIちゃんまで!!

スタートではパラパラと雨の降る空模様で、山は全く見えませんでしたが、雨は間もなく上がり、時々雲の隙間から青空が見えてきました。

そして、ヤマテン代表の気象予報士の猪熊さんから、山を歩きながら今見える雲の説明を受けます。いろいろと分かりやすく説明していただきました。Noteに細かく書くことは割愛しますが、暖かい空気、冷たい空気の関係。雲の種類、そして天気は西から変わってくる‥という基本的なことも教わりました。

西から崩れるというのはおじいちゃんから聞いた気がするし、生活の中にもお天気とかかわる場面は多いと思います。雲を見て天気を予想していた‥というのって実は昔からあること。そして、古くからある二十四節季は季節を現すのだけど、ここにもお天気がすごくかかわってる気がしますね。

徐々に明るくなってきた‥。

朝はガスで見えなかった山の稜線も徐々に見えてきました。

朝は曇り空。カタクリの花が下を向いてました。

空の様子も見ながら、みなさんと花の話もしながら、踏まないように足元の花にも気持ちを向ける。

猪熊さん的「やる気の出てきた雲」

ゆっくり上って上蒜山の稜線へ。面白いように、山陰側は曇りで、山陽側は晴れ。そして稜線の北側には相変わらずガスが漂い、南側は明るい。山を隔てて、雲の動きや空が違うのが、登山をしているとよくわかりますね。

みんなあちこちを見渡します。
青空になった山頂。向こうに見えるやる気の雲。

山頂へ到着。ここでもう一度習ったことのおさらいをして、空をみんなで仰ぎ見る。雲を見て、ただただきれい‥とか、白いな‥とかだけではなく、どんな天気が予測されるだろう??と意識するのも山では大事なことなんですね。

山でのお天気は地形も関係するようで、どういった場所にテントを張るのか?どこで休憩するのか??そういったことも教えていただきました。もちろん、今お弁当を広げても大丈夫なのか?お天気が急変しないのか??

登山は野外のこと、すぐ屋根のある安全な所へ避難もできない。だからこそ、より意識をしていかないといけないのだと思います。

いや~~、これは忙しくなりそうだ。

鳥の声を聴き、双眼鏡でのぞき込む。足元の花が気になるからしゃがみ込んで、カメラを向ける。その周りに見える土の上の粘菌や菌類が気になるから、また地べたに這いつくばる。そうすると鳥の声がするので、また木の枝の上に双眼鏡を向ける。そして‥。

その上の雲を仰ぎ見る‥。

山頂での説明をもって講習は終了。各々のペースで下山を開始です。花や景色が気になるので、私は列の最後尾あたりで、立ち止まってきょろきょろ。

前日降った雪がまだ残る大山の東壁。

登りでは見えなかった大山が蒜山の稜線からも見ることができました。この日の天気は回復傾向に‥。ヤマテンの予報通りのお天気になりました。

下山時は日差しがあってカタクリも開いていました。

色々楽しめた観天望気。また近場で開催されたらぜひ参加したいって思いす。

解散後は、みなさん別の山へ花を見に行ったり、滝を見に行ったり。で、私は花より団子モード。今回の参加を促してくれたせれん環境教育事務所のFガイドと山岳ガイドのTさんと、こちらへお邪魔いたしました~。

パンケーーーーーキッ!!!!!

山仲間のTちゃんと常に話をしていたこちらのお店「KAYABE堂」です。季節限定のイチゴパンケーキをいただきました~~。

今日山の上で見たふわふわの白いやる気モード満載の雲のごとく、ふわっふわ。いや~~これはおいしかった!登山、お天気、花、鳥、そしてパンケーキとフルコースで堪能の蒜山でした~~。

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