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そういやGOTOどこへ行った??

昨年末GOTOどこへ行く?って記事書いたんだけど、ほんと、どこへ行ったんでしょうか?

鳥取県はGOTOイートに関しては通常運転中。一度も使ったことないんですけど、せっかくなんでお客さんにはご案内。

宿泊に関しては、Welove山陰キャンペーンがあるんで、うちはそちらを活用中。とはいえ、やっぱり安宿の宿命。割引き率が悪いもんで、ほとんど恩恵にあずかれず。キャンペーンあるから宿泊する・・というより、うちを予約したらラッキーにも使えた・・と言うパターンなので、特別集客しているわけではないようです。でも、お客さんがラッキーと思っていただけたら、それでいいのかな?

GOTOキャンペーン一時停止の措置を取られて以降は全く支援のない宿泊業に対し、GOTOの代わりに観光庁がなんらかの支援をしてくれるっていう話を同業者から聞きました。飲食店に支援(とはいえ、緊急事態宣言下の場合)はあるけど、(緊急事態宣言下でも)宿にはないって話を聞いていたので、それはありがたい話・・と思っていたら、昨年春以降に購入した衛生用品などのお金を半額補助する??みたいな話でした。

ん??

感染症対策に資する物品購入費用などの支援???

ふむ・・確かにありがたいけど、きっとどこの宿泊業もすでに県や町からご支援いただいている。しかもGOTO協賛の条件は「対策をしっかりとっている」のが条件だったはず・・ってことはすでに皆さんお持ちである。

うちだったら、今、何が必要なんだろうか???

うちも大山安全観光なんとかってやつに協賛なんで、ガイドラインに則って営業。毎月、県から調査員まで来る。そして、とりあえず当面は困らない程度に備品は購入、もちろん消耗品なので買い足し買い足しが必要。でも、あまり在庫を抱えていない。だって、アルコール消毒に関しては2年くらいでダメになるってことも聞いてる。

ありがたい話だけど・・しょせん、半分は自己負担でしょ??

私ならもう買うものがない。そりゃ言い出したら、あれこれ高価なすごい機器(なんかコロナが一発で撃退できそうなやつ!)とか導入してみたいし、抗菌塗料なんかであちこち塗りたくってほしい。でも、半分手出しすることがすでにできない懐事情(涙)。昨年、県や町の支援(こちらも全額ではなく手出しが必要)で、すでに必要に迫られたものは購入済。アルコール、マスク、清掃用のあれこれ、パーテーションもある。なけなしの金をはたいて空気清浄機も買った・・。換気用に網戸やサーキュレーターの購入などの補助もあったけど、もともと網戸と扇風機の宿なんで、もうこれ以上いらない。ウインドファームでも作るのか?というくらい扇風機があっても有効に使えない。パーテーションもこれ以上買うと、電話ボックス内に滞在しているような気持ちになる。

同業者の話では、結局、資金力のある大きなホテルなんかの新規設備投資のための補助にしかなってない・・ってことも。有識者会議なんて安宿のオーナーが呼ばれるわけないしね。どっかの有名リゾート会社さんなどが会議に出てるのかもしれないなぁ・・。

あ、でも、今年春に出た県の支援2分の1補助では、自動水洗に4か所替えるために申請、受理された。ただし、やっぱ水回りは高いね・・。十万以上は自己負担。それに、補助してもらったお金は、使って消えたお金の補填なんで、結局は手元に残るのは0円。まぁ、半分手出ししてるので数十万は赤字になる・・でも、補助は事業収入になる?らしく、結果、課税対象?らしい(経理は人任せなんでよくわからないけど)。

今回の支援が、その半分手出しした部分も補助してくれるのだろうか??慌てて昨年購入のアルコールが今の県のガイドラインにあわない。アルコール度数が今の基準(65%以上)に到底及ばず(58%・・(涙))で、また新たに買いなおす。アルコール買え買え言われてもどこにもない!ようやくネットで入手したら、度数不足・・。なもんで、使うことなく倉庫の肥やし(涙)。顔に塗ってもよけりゃ、除菌のために塗ってやる!

凍結中のGOTOの予算を今、目先の支援がなくって困ってる人たちを助けるのに使ってほしいのだけど、そう簡単ではないのだろうね・・。

で、GOTOは結局どうなるんだろうか???

もちろん、アフターコロナ、もしくはワクチン接種が進み、自由に旅行してもいいよ!って状況になれば再開するんだろうけど・・

でも、そうなれば、GOTOキャンペーン使わなくっても人は旅するし、旅行もするし、動き回るはず。今、自粛させられて、出かけることができない中での抑圧生活を送ってる人たちが、解禁になれば、安いから動くって事じゃなく、行きたいところへ自由に動き回るにきまっている。

高級旅館は高級旅館のお客さんが、ビジネスホテルはビジネスホテルのお客さんが、北アルプスの山小屋だって、登山者がわんさか押し寄せるはず。そして我々、安宿は、安宿好きなお客さんが必ず来てくれる。

ちゃんとどのタイプのどのエリアも賑わうはず。もしそれでお客さんが帰ってこなければ、純粋に、魅力ない観光地で、魅力ない宿ってことなんで、これは、これで反省して、魅力づくりをしていくべきだと思う。

GOTOなんてどうでもいい・・。今、支援してくれないと観光業は終わってしまう。GOTOの予算を今、使ってほしい。いずれ観光客が戻った時点で、売り上げも戻れば、今支援したお金は税金として徴収すればいい・・。

まぁ、いいや。何を言っても改善されることはないだろうし、気にしていたらストレスマックス!深く考えないようにしよう・・。

それにしても、うちみたいな小さい宿は、努力して営業するとなんとか一昨年の売り上げの5割をちょっと超えてくるんだけど、なんせ元が少ない収入。宿を完全休業する方が支援金がもらえるんで、なんともやるせない。頑張れば、支援がない。閉めていたら、頑張って得た営業収入より多い支援がある・・。

あぁ‥深く考えてはダメ。

でも、本当の感染症対策・・というなれば、休業が一番だと思ってしまう。なんにせよ一番ベスト。ただ、営業を継続することで支援が出るとなれば、休業や季節的な商売(売り上げの振り幅が大きいため)は支援がもらえないのかもなぁ。

で・・もう一度、自分の宿のことで考えてみる。今、何が必要なんだろうか???

やっぱ精神安定剤、ワクチン接種みたいな感じで、現金を注入してほしいけど、まぁ、それは露骨すぎる(笑)。なにはともあれ、設備なんかを改善する補助金よりも、お客さんが帰ってくる環境が必要。それには、もう少し待つしかないのでしょうね。

とりあえず、うちは、淡々と営業。季節を楽しむ企画を作り、お客さんを募集。今は、イベント参加者も日帰りが大多数だけど、またそのうち泊まってくださいね!

とりあえず、なんとしてでも、今を乗り切って生き残らねば!

「生きろ。」(Byもののけ姫)

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最近よく出会うクロネコさん。参道筋ではヤマトと呼ばれている。私的には黒猫はジジと言いたくなるなぁ・・

「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。」(By魔女宅)

そ、みなさん心配してくれてますが、なんだかんだいっても元気に過ごしてるんで、心配しないでね。

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