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キャンペーンとお客さんのこと。

昨年から宿泊支援やキャンペーンや、色々あってほんとうにありがたいですね。でも私は、キャンペーンを使うことに慎重になっていました。自分の宿が万人受けしないのを知っているので、ただ安いだけで選ばれても満足してもらえない可能性があって、本当にそこは慎重に・・。

開業当時、集客するのに大手予約サイトを使うといいよ・・って当然のようにアドバイスをもらいました。ただ、いろいろ(悪評)書き込まれることを想像すると、小心者で傷つきやすい私は、使わないという選択肢を選ぶ。メンタルやられると仕事はかどらなくなるし・・。

以前働いていた宿では、いい口コミだけを私たちスタッフに見せてくれて「よかったね!」ってご主人が言ってくれました。褒められると誰でもうれしい。スタッフだってやる気が出ます。もちろん、その一方で悪い口コミもあります。同じように接し、同じようにサービスする。悪い口コミは本当に悲しくなるし、落ち込みますよね。

今、ネットで口コミをまず見るって方も多いと思うのですが、人の感覚はさまざま。特に、飲食に関してはおいしいとかそうじゃないとかは個人の感覚。あちこち行って、自分にあう店を見つけるのも楽しい。あわなければ、次は行かなければいいだけ。それを他人の意見で左右されるのもどうかとつい思ってしまう。

そう、あうあわない、これはしょうがないこと。だからこそ、私も、寿庵にあうお客さんに来てほしくって必死になります。うちはゲストハウスのような山小屋。設備もそんなによくないし、サービスもそんなにいいわけじゃない、掃除をがんばったり、おもてなしの努力はしてるけど、やっぱり100%誰とでも相性がいいわけではありません。

寿庵の周りには20軒の宿があります。民宿、旅館、ホテル・・いろんな形態があります。そして年間多くのお客さんが大山に宿泊するのだと思います。たとえば1日に100人くらいのお客さんがあって、そのうちの一人が寿庵を選んでくれたとすれば、100分の1の確率の相性のいいお客さんのはず。そう思うと、ようこそ~!!!って気持ちになりますよね。ホテルは数百人泊まる規模もあるから、もしかしたら最盛期は1000分の1かもしれませんね。

今は宿業はどこも苦しいから、とにかく来てもらわないといけない。どんどんキャンペーンを打ち出して、支援してもらって、お客さんに泊まってもらわないといけない。わかっちゃいるけど、それでも自分の考えをなかなか変えれない。

去年はほとんど何のキャンペーンにも協賛しなかった。いつもの寿庵の料金。それでも泊まってくれたお客さんに対してはいろんな形で還元してあげました。

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これもその一つ。割引ないのに泊まってくれてなんだか申し訳ない気持ちになり、WeLoveやGOTOの代わりに割引キャンペーン。もちろん独自キャンペーンなんで資金援助はなし。でも、これをもってたくさんの人がまた泊まりに帰って来てくれました。中には友達を連れてきたり家族を連れてきてくれたんで、本当にありがたい。1000円の還元がしっかりと倍返し!ただただありがたかった・・。

開業7年目になり、お客さんの層もある程度固まってきた。そして開業時から貫く自社予約サイトでの集客。キャンペーンを使っても客層はさほどブレないとわかったので、昨年末よりようやくキャンペーンに協賛することに。やはりいつも来てくれる寿庵のお客さんに対して、そして数ある宿の中から寿庵を選んでくれたお客さんに対する感謝のキャンペーンですね。

ということで、キャンペーンは今現在2つ参加してます。

WeLove山陰キャンペーン宿泊&チャレンジ500円キャンペーンです。詳しくは上のNOTEの記事書いてますので、ぜひともこれらを活用してお泊りくださいね!

寿庵のHPはこちらをクリック!



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