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今年もありがとうございました。

今年最後の日、宿ができてることを感謝して、お客さんとゆっくりと過ごせたらいいなぁ~‥なんてことにはならずに、今日も相変わらずあわただしく過ごす予定の、寿庵オーナーです。

なんだかんだで、来年は10年目に突入。よくもまぁ、途中で投げ出さなかったなぁ。ただビジネス的にはまだたったの10年。寿庵の前のおかみさんは40年商売されてたのだから、やはりすごい。やってわかるそのすごさ。周りの宿も3代目~6代目のご主人がいるのですが、当たり前にあるその宿の看板の歴史を考えると感服する。

立ち上げ当初はゲストハウスがまだ珍しく、ゲストハウスができたからと言って、どんなところか泊まりに来る方もありました。そして、ゲストハウスはゲストハウス好きのお客さんが来るところだった気もします。食事がないこと、共有スペースが多いこと、アメニティがないこと、相部屋があることなどなど、その都度説明をしないといけなかったし、当時のHPには「ゲストハウスとは何ぞや」の説明書きもしていました。あれから10年近くたち、今となっては普通の宿になりましたね。

寿庵に関していえば、客層が変わりました。もともと私は旅好きなので、ゲストハウス好きなお客さんとも相性がいいです。でも、立地が立地なだけに、旅人を受け入れるのはちょっと難しい。そのため、ふもとにゲストハウスができ始めたころ、山のお客さんへと一気に営業を先を変えました。

営業というと大げさですが、山の情報発信(Facebook)を2014年の秋ごろからスタート。それをほぼ毎日更新していく中で、山のお客さんの関心を引き寄せるようになったと私は分析?しております。2016年の山の日には山岳会の方から声がかかり、山の日のフォーラムにも出させてもらうことになったのですが、そのあたりから山のお客さんが増えてきました。

山岳会利用が増え、その方々の口コミで山のつながりの方が、来てくださるように。私自身も山小屋で働いていたので、その時代の仲間から紹介もありがたかったです。

そして、登山学校だったり、野鳥観察などのエコツアーを始めたのが2016年。それからは講習に参加目的のお客さんが足しげく通ってくるようになりました。リピーター率は相当高いはずです。

そしてもちろん、ゲレンデの存在も大きい。冬の平日はスキー客の利用があり、その方々がシーズン中に10泊以上してくださいます。別荘とは言わないけど、冬の大山基地(ベースキャンプ)のように使ってもらい、みなさんの趣味を充実させるサポートをさせてもらっています。

今朝も山へ向かう人、ゲレンデへ向かう人、行先は違うけど、この場で集って言葉を交わすのも何かのご縁。きっと、また顔を合わせる時があって、あれ?昨年お会いしましたね!なんて話で次回盛り上がるでしょうね。

これから掃除をスタート!今夜のお客さんのために掃除をして洗濯をして布団にシーツをかけます。365日の繰り返す業務ですが、飽きることなく続けられたのも日々刺激を与えてくれる、お客さんがいたからって思います。

2022年もご利用ありがとうございました。
来年も何卒、よろしくお願いいたします。
大山ゲストハウス寿庵 矢田浩子

寿庵のHPはこちらをクリック!


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