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半分こ day57

5/9 (Thu.)
#66日ライラン day57

私には5つ下の弟がいる。

5つ年下ということは、私が小学六年生の時、弟は一年生。赤ちゃんの時は、ちっちゃくて、ほんとに可愛くて。
少し大きくなってくると、私の大事にしていたリカちゃん人形の髪の毛を持って振り回したりしたので、こんな訳分からん遊び方をする弟でなくて、私の“お姉ちゃん”が欲しい!と、母に文句を言って母を困らせたこともあったが。

なんだかんだ言って、可愛いことに違いはなかったし、一人しかない兄弟、である。


さて、我が家の息子たち。
同性、二歳差兄弟。
今でこそ、2学年の差は学校での勉強や経験等がそれなりにあるものの、次男が生まれた時、長男はまだ1歳4ヶ月だった。加えて、第一子はとかく親がいろいろ先回りして行動を制限しがち。
そんな長男と、がんがん行こうぜタイプの次男は、小さい頃は互いに「兄」「弟」なんて思ってなかったかも知れない。
今だって、二人の体型やご飯の食べる量はそんなに変わらない。誤差の範囲だ。


週末に買ったペットボトルのジュースを飲みきってしまいたかったので、2つのコップに分けて入れ、2人を呼んだ。
とんできた。

「オレこっち」(片方のコップを指して)
「オレもこっち」
「オレやで」
「はぁ?ずるい」
「じゃんけんや」
「最初は、ぐ‥」
私「待って、じゃんけんしたら文句言わへん?負けてから文句言ったり泣いたりするんちがう?」
「するなぁ」
「するわ」
私「そしたらじゃんけん意味ないやん!待って、こっちの方が多いのね」(反対のコップに、ペットボトルの残りのジュースをほんのちょっぴり注ぐ)

「じゃあやっぱオレこっち」
「オレも!」
「おまえさっきこっちって言ったやんか!」
「そっちはあげる」
「はぁ!要らん」
「オレこっちー」
「最初はぐー、じゃんけん‥」
「だからじゃんけんはせーへんって!」
「ママ、もう一回こっちにも入れて」
え、もうないって‥

こうなりました。↓

誤差やん


私「これやったら文句ない?」
「いける」
「まぁいける」
私「ママ、一つのものを同じ量に分ける天才じゃない?」
「‥(聞いていない)」
「‥美味しかったー!(もう飲んだ)」

母も、デザートの果物や何かを、二つに分ける時よく言っていた。
「お母さん、半分こにする天才やわ」
‥弟は5歳離れてたけどね。


ちなみに、ご飯時は、純粋にご飯の量は次男の方がよく食べるが、次男の苦手な食材が出てくると「一個は食べたから、これは食べて‥」とそっと長男の皿の方に差し出している。大抵の場合長男も、「ん」とそれを引き受ける。そこはうまく協定が結ばれているようである。



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