人生の3つの坂 | 空手家は動じない
こんな題名から連想することは、
結婚式でのスピーチにて、あるあるネタだろう。
「登り坂」
結婚とは始まりであり、これからともに協力して幸せな家庭を築いていく。仕事も出世していき、子供も・・・
な〜んて、アルアル登り坂エピソードですね。
「下り坂」
仕事がうまくいかない、夫婦での喧嘩もあるでしょう。病気や怪我かもしれません・・・
これも、アルアルすぎて、子守唄に聞こえるかもしれません。
そして、3つ目の坂
「まさか」
思いもよらないことが起こり、窮地に立たされることが起こるかもしれません。でも、大丈夫、そんなピンチのときこそ夫婦で力を合わせて乗り越えていくのです〜
アルアルすぎて、こんなことをスピーチする人もいないんじゃないかな。
私のまさか
先日、空手の指導があり、道着などを入れたカバンを更衣室であけてみたら、見事に道着のズボンがなかった。
入れたはずだが、上衣しかない…
仕方がないので、私服でやった。
生徒には、堂々と忘れましたと言い切る。
その日は中高生だったので、何も気にしていないようで、ポカンっとしていた。
これが、小学生の稽古だったら、何を言われるかわからないくらい、ボロカスに文句を言ってくるので、よかった。
「まさか」の講義
稽古の終わりに、中高生に向かって講和の時間を取った。
いいか、よく聞け。
人生にはなぁ、3つの坂があるんだ。
ひとつは「登り坂」
ふたつめは「下り坂」
3つ目は何かわかるか?
中高生たちは、キョトンとしている・・・
いいか、それは「まさか」だ!
今日の俺は、道着のズボンを忘れた。
カバンに入れたはずなのに、無かった。
まさか、俺が忘れるとは…
と、ショックだったけど、一瞬で開き直った。
なぜ、俺が一瞬で開き直れたのか、わかるか?
それは、以前に同じ経験をしたことがあるからだ。
その時は、上下の道着を忘れて、その時も今日と同じく私服でどうどうと稽古を指導した。しかし、今日の俺と違うことは、その時は、いつまでもウジウジと忘れたことを後悔し、後ろめたく思っていた。
今回は全くウジウジしていない。
分かるだろうが、道着を忘れた同じ「まさか」の経験をしていたからだ。
いいか、若いうちに「まさか」を経験しまくるんだ。そうすれは、年齢を重ねても、大変なことが起こっても、動じない精神力を養うことができる。
好き好んで「まさか」に遭遇することは難しい。何もなければ、パジャマのまま学校へ登校してみろ。
まさに、「まさか」だろ?
いいか、俺が言ったからやりましたじゃないぞ。
その行動をすることは、自分の選択であり責任は自分で持て。
それでは、また今度。押忍
さいごに
中高生に伝えたことを振替ってみると、はちゃめちゃである。
しかし、それでよい。
強い精神力を養うには、「まさか」ぐらいのことが起きないと、人間は変わらない。
私は「まさか」を求めて、今日も逆立ちをします。
今日のしつもん
最近起こった「まさか」は何ですか?
ランニングのトレーニング中に、膝裏の肉離れっぽい痛みに襲われました。
運動会でお父さんがかけっこで走り、転んだり足を痛める珍事と重なりました…
ただいま、絶賛回復中👍
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