2023の私から2024の私になる最中
11月末、家族にブチギレた。兄が実家に帰ってきたタイミングで。
6年ぶりの大ブチギレ。6年前は母親が必死で間を取り持とうとしていたが、母親はもういない。これまでの人生でこんなに怒りを感じたのは初めてだった。
そんな大荒れで仕事復帰をした、仕事納めなはずの12月。
休みまくった一年だったので、そんなに納める気もしなかった。
久しぶりの独りをどう過ごそうか、上手く過ごせるか日々社会復帰に努めている最中の出来事。
<ケーキ編>
仕事中に思いついた。
アップルパイが食べたい。どうしても。
2年ぶりに大学の後輩に連絡をとった。
きっかけは、仕事の帰り道に落ちていた名刺を拾ったことだった。
大学の後輩の名前が書かれていた。
なかなか同じ名前の人もいないけれど、連絡先は直接は知らないので、共通の知り合いの後輩に連絡をとった。
「名刺拾った。びっくらこんぶ。それはさておき、アップルパイを食べに行かない?」
「行きましょう」
このために、有名なランチ店も教えてもらった。
そして、年明けスプーンづくりに一緒に行く約束をした。
ありがとう。
<カレー編>
職場の後輩から
「私、スパイスカレーが好きなんです。特に初めて行くお店では、バターチキンカレーを必ず頼むんです!」
と言われた。
「私も好きですよ、バターチキンカレー」
「ほんとですか!?じゃあ今度スパイス持ってきます!ぜひ作ってください!!!」
えっ⁉ありがとうございます。
次の日は、仕事納めの日。
「私の一番のおすすめはタンドリーチキンなんです!これもスパイス調合してきました!」
えっ⁉ありがとうございます。
年始に作らせてもらいます。好きの圧力がすごい。
<編み物編>
職場で私の後ろの席のお二人が話している声が聞こえてきた。
「編み物好きなんだよね~」
少し言ってみようと思った。
「私も編み物少ししますよ」
「一緒にやろうよ!本持ってくるね!!」
実際次の日にたくさん本を持ってきてくださった。さっそく気に入った同じ本と毛糸を買いに行く。突如封印していた編み物を始めた。次の日から休み時間にちょいちょい教えてくださる。
ありがとうございます。好きってすごい。
<旅>
この際行きたかったところ今のうちにいこうかな。
Lineで以前の職場で一緒に働いた人につぶやいた。
『鎌倉行きませんか』
『行きましょう。』
の一言とともに、行き方がずらっとLineで送られてきた。
鎌倉は私がいるところからは遥か彼方の関東圏だったが、まさか日帰り夜行バス。
マジか。行こう。
鎌倉に行くために、実家に置いていたスラムダンク完全版を「死守ーーー!」とばかりに取りに行った。
初の横浜中華街。
超絶に美味しい中華料理も食べた。美味しすぎて、半分泣いてた。もちろん残りはお持ち帰りパックに詰めた。帰りは3時間かけて帰った。
一緒に行ってくれてありがとう。
<近所の友だち>
近所の友だちが里帰りで子どもを連れて帰ってきた。
今年の出来事3時間しゃべりつくす。主に私が。足りなかった。
大晦日、また独りだと沈みかけていたら、
『どうしてもスパゲティが食べたい。ランチしよ』
と友だちからLineがきた。
『行く』
めちゃ美味しかった。
ありがとう。
年末は編み物に勤しみ、目が疲れ肩がバキバキだ。
<お正月準備>
あぁ独りだな。今年はしんみりお正月を過ごすのか。。。
・・・
違う。
私は2024年は新しく進むのだ。祝わないでどうする。
と思いなおし、お節料理を百貨店で発注。
意外にお一人用おせちがたくさん用意されていた。ただ、申し込んだ時期が締め切りギリギリだっただけに、選択肢が2つになっていた。
でも狙っていた高級店が残っていた。迷うことなく高級な方発注。
私の地域ではお雑煮は白みそだ。
白みそでお雑煮の味は変わる。
もちろん有名店で、お雑煮用白みその高級な方を購入。
父親がいつもお雑煮は作っていたが、絶縁なので自分で作る。
残念ながら、私自分で作れるんだな。しかも自分で作ると好みの濃さにできる。
我ながら、絶品すぎておののいた。
そして黒豆は自分で炊く。黒豆好きではないけれど、残った分は抹茶ケーキに入れるために作るのだ。
元旦は、初詣後にお節と絶品お雑煮を堪能した。
三日目は、占いに抹茶がラッキーフード!とあったので、
「そうだ、あれとともにいただこう。」と茶道の世界ではおなじみの『花びら餅』をいそいそと買いに行く。抹茶はもちろん自分で点てられる。任せて!
そして今日はバターチキンカレー。ナンは12月にやっていた『昨日何食べた?』のドラマのレシピを参考に作った。
バターチキンカレー、売り物やん!という味だった。
明後日は漬け込んだ、タンドリーチキン。
この1ヶ月ブチギレて食事もままならなかったのに、4キロ落ちた体重が、2キロ戻ったよ。
皆こんな感じに自由に暮らしていたのか。
アラフォーいや、もうすぐフォー。初めて知った感覚だった。
傍から見れば、おとなしく穏やかにしているように見えるらしい私だけれど、一端キレるとすさまじい。どす黒い部分もある。自覚はある。
シイタケ占いでも、『すべてをなぎ倒す金棒をもったリス』とたとえられていた。それまでは、どれだけののしられようと必死で耐える。
親は年老いているんだからとか言われるのかもしれない。
後悔や反省はするのか、自分?
しない。
今したら、また流される。
兄は海外で、スキーをして家を購入しようかと過ごしている。
結局すべてまた私に押し付けられるのだ。でも私は容量が大きくなく、たくさんの不安を抱えて処理不能となり、仕事でも潰れた。
私は私の人生を生きなきゃいけない。
私は人生100年時代だと思っていない。母親が亡くなった年齢を思えば、私はもう人生を折り返している。もしかしたら、もうちょっと生きられるかもしれないし、明日どうなるかは皆誰にも分からない。
どっちにしても、自分の残りの人生は自分で生きなきゃいけない。
自分の人生と生活をしっかり生きるために。
全部振りほどいて新しく進む。
皆、そんなどす黒い私に声をかけてくださった。
勇気を出して一言つぶやいてみることから始まった。
言ってみるもんだな。
ほんとありがと。
皆感謝してる。
そして今日も苦手だったお金の手続きを手伝ってくれたゆうちょの人たちもありがとう。
新しい年、明けました。
P.S 初詣はおなじみの場所。もちろん一人で。おみくじは・・・
予測通りでホッとした。この状況で「大吉」が出ても度肝抜かれる。
もうあとは上がるしかないから、大丈夫。
とりあえず勇気を出して、自分から声をかけよう。
そして鈴をぶらさげよう。
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