一新

ですから、兄弟たち、私は神のあわれみによって、あなたがたに勧めます。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。
この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。

ローマ人への手紙12:1〜2

 ローマ人への手紙12章から神学的な事柄から実際的な事柄へと話題が移る。言い換えると、神の義の教えの部分を終えて、クリスチャンの実際的な生活の勧めの部分に入っていく。
パウロは堕落した世界でキリスト者としてどう生きるかをこの12章以降で示す。
その一つの勧めとして、この世と調子をあわせるなというパウロの警告がある。
この世には神が喜ばれない振る舞いや習慣がたくさん存在する。それらに真似てはならない。
クリスチャンの役目としてそれらに近づかない姿勢と意識が必要である。
しかし、悪魔は賢い。この世の調子を合わせないことによって引き起こされる罪もある。
この世の歪んだ価値観を避けたことにより、
自分の高慢さ、高ぶり、裁き、保身、強情さが出てしまうときもある。私たちは聖霊の力で「この世の調子には合わせない、でも合わせないことで高ぶらない」というバランスを絶妙に保ちながら、聖霊が私たちの心を一新し、再教育し続けることを祈ろう。

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