関係

[ローマ人への手紙 8:14,15,16]

神の御霊に導かれる人はみな、神の子どもです。
あなたがたは、人を再び恐怖に陥れる、奴隷の霊を受けたのではなく、子とする御霊を受けたのです。この御霊によって、私たちは「アバ、父」と叫びます。
御霊ご自身が、私たちの霊とともに、私たちが神の子どもであることを証ししてくださいます。

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

 神の子どもであるということは、
御霊の「いのち」を持つ者であると言える。

ヨハネの福音書 17:3でイエスはこう言った。

永遠のいのちとは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたが遣わされたイエス・キリストを知ることです。

「いのち」を持つということは関係を持つということだ。関係を通して私たち人間は生かされている。一方、関係を蔑ろにしてしまえば私たちの人生は暗く無に等しいものとなってしまう。
神を知る人だけでなく、まだ神を知らない人にとっても関係は大切である。関係無くしては生きられないからである。人は皆関係を追い求める。進路に迷ったときは先輩に相談する。仕事で疲れたあとは仲間と居酒屋に行く。結婚生活で悩んだときはママ友に助けを乞う。これらすべてに共通するものが関係である。皆、何かしらの関係を追い求める。ただ、覚えなければならないのは一時的な関係よりも永遠の関係こそが真の関係である。
永遠は無くならないからだ。
その永遠であり真の関係こそ、神との関係だ。
この世では私たちの方から神との関係を持つことを熱望する者など稀である。しかし、覚えるべきことがある。それは神が私たちを諦めないという事実だ。神の方から私たちに近づいてくださり、関係を持ちたいという意思表示をしてくださる。
こんな罪深い私にも神の方から接近して下さる。
あなたが世に反抗するときも、神に反抗するときも神はあなたを諦めない。変わらず私たちを愛してくださるお方であり、このような私たちを子として扱ってくださる憐み深いお方である。
神を知ってください。
どうかこの世界の一人でも多くの者が、神を知ることができるように、その関係に入れるように。
アーメン。


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