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本との遭遇覚書・歳末阪神古書ノ市

「歳末阪神古書ノ市」がはじまっています。
12月23日(土)〜29日(金)阪神梅田本店8階 公式サイト

20店舗以上が参加して、多くの方が来られる催しなので、参加のたびに刺激があります。
大吉堂はいつも通り、YAと懐かしのライトノベル(懐ラノ)を並べています。これは会場の中では特異なジャンルです。もちろん各店それぞれのジャンルがありそれぞれバラバラなのですが、それでも「古書ノ市」というか「古本市」としての色があります。来られる方もそれを望んで(求めて)来られるのです。
大吉堂のラインナップは、そこから外れているのですね。
変な話、「うちの本」は「うちのお客」しか買わない。だから売上が伸び悩むのです。

会場で他の店舗の台に並ぶ本を見て、当番の時に会計をしながら売れた本を見て、どんな本を並べたらいいのだろうかと考え悩むのです。
でも「売れる本」って何だろう。
それがわかればどこも苦労しない。

売りたい本、並べたい本だけを扱うのでなく、ジャンルを広げてみてはどうか?
そうなのだろうけど、それも難しい。
広げると言っても、どう広げるのか。
ミステリ、ファンタジー、SFは、今扱っているジャンルの延長線上にあるものだと考え、今もこれからも力を入れます。
児童書もYAラインだけでなく、もう少し幅をもって扱ってもいいのじゃないか。

結局、今まで通りのことしか考えられない。でももう少しあがいてみます。
すでに専門的にされている方のいるものに手を出しても、うまくいく訳がない。ならばスキマをしっかり攻めましょう。好きなものが結果的にニッチなものだったとしても。好きを貫きましょう。

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