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本との遭遇覚書・学校図書館はカラフルな学びの場

高校の時に学校の図書室での本との遭遇が、そのあとの人生に大きな影響を与えた。
好きなものを、ただ好きでいること。その楽しさと喜びを知った。

『学校図書館はカラフルな学びの場』(松田ユリ子)との遭遇。
学校図書館ってこんなにも自由な場なんだと驚く。
生徒たちの興味を引き出し、やりたいを叶えるための手助けとなる場。学校の中だけど学校とは違う空間。そこに居る先生とは別の大人。教室とは違う友達の顔。そして自分のために用意された本。
こういう場は必要だと強く思う。

学校図書館に関する本などを読み、その必要性や役割の拡大に関心を持つ。
でも学校図書館はその学校に通う子たちだけの場所。だから町に学校図書館的な場所があるといいなと思う。
全ての10代が学校に行けているとは限らないのだから。また学校の中で安心できているとも限らないのだから。
公立図書館や児童館がそれに当たるのだけど、身近にたくさんあればいいと思う。たくさんあれば選ぶことができる。ここがダメでもあそこがあると思えるのは必要なことだ。
私設図書館にも興味はある。自分でも作ってみたい。
そこでやりたいのはYA本を揃えること。そして、ひとりでいてもいい、でもひとりではない場所にすること。
ふらりと来てふらりと出ていくことができる場所。行きたい時に行けて、行きたくない時に行かなくていい場所。予約も受付も保護者の許可もいらない場所。理由も目的もいらない場所。

YA図書館を作りたい。ここにあなたの本があるよ、あなたの場所があるよと10代に伝えたい。
今の店でもそういう機能は持たせている。でも居場所として特化した場所も作りたい。図書館として本を集めて並べて自由に読める空間も作りたい。
だけど一朝一夕にできるものではない。今できることは何かを考える。今の店にもう少し手を加えてみることも必要だろう。
一足飛びにゴールにはたどり着けない。ならば今できることから始めよう。
そこで、町のあちこちに本を並べることもやってみようと思う。
特定の場所を用意して図書館を作るのが難しいのなら、町全体を図書館にしてしまうのはどうだろう。町に本が並んでいるのはいいねと思ってもらえれば、場所を作るための第一歩となるのではないか。
そして将来は古本屋を継続しながら、駅前に小さくてもいいからYA図書館を作りたいなと願うのです。

やりたいことがある。やりたいことを叶えるために何が必要なのか。考え続けよう。


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