だいじゅ@コーチング脳のつくり方

著者。エグゼクティブコーチ。時に神がかったカウンセリング。コーチングやアドラー心理学の…

だいじゅ@コーチング脳のつくり方

著者。エグゼクティブコーチ。時に神がかったカウンセリング。コーチングやアドラー心理学の動画配信日本一(多分)。二児にメロメロの父。愛妻家。温泉愛。蕎麦愛。酒には愛されてる。Change the world with COACHING. 宮越大樹 株式会社アナザーヒストリー

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固定された記事

完全ガイド「コーチがするカウンセリング」

この投稿は「コーチがするカウンセリング」全30記事(と追加ケース)の利用ガイドです。 各投稿に紹介されているケース、使われているスキル、されている解説、みどころを…

教育の指針として持つと良い4つのS(後編)

 アドラー心理学では教育に関する指針として4つのSというものがあります。  家庭教育でも学校教育などでもこの4つのSを身につけてもらうことを指針にすると良いので…

教育の指針として持つと良い4つのS(前編)

  僕自身は2020年から子育てをしている新米パパです。そろそろ4年。現在、上の子が3歳で下の子は1歳です。  とはいえ、アドラー心理学やコーチングを20年近くも実践し…

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟⑥

 コーチは言語・非言語を駆使しながら、クライアントの無意識に働きかけています。その様子は、文字情報だけでは伝わりませんので、ぜひビデオもご覧ください。今日のパー…

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟⑤

 チェンジワークの部分は文字だけ見ても、何が起きているか分かりにくいと思うのでビデオもどうぞ。11年前の僕(コーチ8年目)が奮闘しています。  今日の記事分は34分5…

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟④

 よかったらビデオで実際の様子も見てみてください。今日取り上げる部分は28分03秒あたりからです。  いよいよチェンジワークの始まりです。人は脳内イメージの世界に生…

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟③

 いよいよチェンジワークに入ります。文字でもイメージがつくように解説していきますが、よかったら実際のセッションのビデオがありますので、そちらも見てみてくださいね…

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟②

コーチは、クライアントの目的を探ろうとしていますね。海外に行って何がしたいのか?何が本当の目的なのか、まずは探りたいのです  引き続き楽しそうでいいですね。ビデ…

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟①

今回は11年前の僕のセッションに対してスーパビジョンをしてみます。当時の僕はコーチを始めて8年目です。勢いのある中堅コーチですね YouTubeで公開されているセッション…

叱る以外にどんな手段があるのか

 アドラー心理学では「褒めない」「叱らない」「教えない」「放置しない」ことを推奨しています。この話をすると、 「どうして褒めてはいけないの?」 「叱らないといつ…

ルールを守らない子どもへの関わり

 今回はテニススクールの先生からのご相談からスタートします  やさしく熱心な先生ですね。確かに叱って無理やり片付けさせた方が早いかも知れませんが、そうしたところ…

子どもの不適切な行動にどう関わると良いか②

 この記事では精神科医ルドルフ・ドライカース(アドラー心理学)の「不適切な行動の4つの目標」に関して解説します。これが理解できると、子どもに限らず、相手の不適切…

子どもの不適切な行動にどう関わると良いか①

 この記事ではドライカース(アドラー心理学)の「不適切な行動の4つの目標」に関して解説します。これが理解できると、子どもに限らず、相手の不適切な行動にどう関わっ…

あなたは何を「前提」にコーチングしているか⑦

  このシリーズはNLPの前提と言われるものの解説記事です。卓越したコーチカウンセラーが持っている世界観・人間観を身につけてください  このシリーズは今回で最終回…

あなたは何を「前提」にコーチングしているか⑥

 このシリーズはNLPの前提と言われるものの解説記事です。卓越したコーチカウンセラーが持っている世界観・人間観を身につけてください  では今回もスタートしましょう …

あなたは何を「前提」にコーチングしているか⑤

 このシリーズはNLPの前提と言われるものの解説記事です。卓越したコーチカウンセラーが持っている世界観・人間観を身につけてください  では今回もスタートしましょう …

完全ガイド「コーチがするカウンセリング」

完全ガイド「コーチがするカウンセリング」

この投稿は「コーチがするカウンセリング」全30記事(と追加ケース)の利用ガイドです。

各投稿に紹介されているケース、使われているスキル、されている解説、みどころを紹介をしていきます!

ぜひ珠玉の感動ストーリーからコーチがするカウンセリングを学んでください!!

原点回帰の1年に①「10年ぶりの鬱再発と反転のきっかけ」

スキル「コアトランスフォーメーション的なアプローチ」
解説「欲求階層説、ニ

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教育の指針として持つと良い4つのS(後編)

 アドラー心理学では教育に関する指針として4つのSというものがあります。

 家庭教育でも学校教育などでもこの4つのSを身につけてもらうことを指針にすると良いのではないかと思っています。

 前編では、尊敬と責任について説明しました。尊敬とは自分へも相手へも敬意をもって接すること。責任とは自分の行動の結果を引き受けることです。これらは社会の中で、自分の人生を生きていく上で、大切な基礎となります。

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教育の指針として持つと良い4つのS(前編)

  僕自身は2020年から子育てをしている新米パパです。そろそろ4年。現在、上の子が3歳で下の子は1歳です。

 とはいえ、アドラー心理学やコーチングを20年近くも実践し、教えることを仕事にしているので、様々な人から「アドラー心理学やコーチングを学んでから子育て出来ていいですね」などと言われます。

 もちろん何も知らなかった自分が子育てすることと比較したら、遥かに良いと思います。とは言え、それら

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 【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟⑥

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟⑥

 コーチは言語・非言語を駆使しながら、クライアントの無意識に働きかけています。その様子は、文字情報だけでは伝わりませんので、ぜひビデオもご覧ください。今日のパートは41分50秒あたりからです

 飛行機をイメージするだけで恐怖で脂汗をかいていたのに、セッションが始まって41分ほどでクライアントは

「あ~、飛行機は…素晴らしいな。素晴らしい乗り物だな」

 と言うまでになりました。それを受けてコー

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 【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟⑤

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟⑤

 チェンジワークの部分は文字だけ見ても、何が起きているか分かりにくいと思うのでビデオもどうぞ。11年前の僕(コーチ8年目)が奮闘しています。

 今日の記事分は34分50秒から。二人で子どものように「飛行機ごっこ」をやっているように見えるかもしれませんが、これで長年の恐怖症から解放されて、飛行機に乗れるようになるんだからすごいものです。

 ではいきましょう。クライアントは引き続き、飛行機に乗って

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【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟④

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟④

 よかったらビデオで実際の様子も見てみてください。今日取り上げる部分は28分03秒あたりからです。

 いよいよチェンジワークの始まりです。人は脳内イメージの世界に生きています。クライアントの脳内イメージでは飛行機=危険となっているわけです。だから、飛行機のイメージをするだけで脂汗を流すくらいの不安を感じるのです。

もちろん、このクライアントの脳内イメージは事実を反映していません。

 飛行機は

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【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟③

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟③

 いよいよチェンジワークに入ります。文字でもイメージがつくように解説していきますが、よかったら実際のセッションのビデオがありますので、そちらも見てみてくださいね。とても面白いと思います

 コーチは「どのように怖がっているか」を明らかにしようとしています。これは基本なアプローチですね。

「あなたが自分をどのように怖がらせているのか、それを教えてくれますか?」

 奇妙な質問ですが、「こんなことを

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【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟②

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟②

コーチは、クライアントの目的を探ろうとしていますね。海外に行って何がしたいのか?何が本当の目的なのか、まずは探りたいのです

 引き続き楽しそうでいいですね。ビデオを見ていない方はぜひビデオで二人の様子も確認してください。

 コーチングでは質問も大切ですが、非言語のコミュニケーションも大切です。人間の感情と思考は連動しますので、その場の雰囲気や、コーチの状態がコーチングを大きく左右します。

 

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【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟①

【CBC】飛行機恐怖症の女性とライト兄弟①

今回は11年前の僕のセッションに対してスーパビジョンをしてみます。当時の僕はコーチを始めて8年目です。勢いのある中堅コーチですね

YouTubeで公開されているセッションですが、クライアントのユニークさもあって非常に人気のあるものです。ぜひビデオもご覧ください

しかしこのコーチ真っ黒ですね(笑)若気の至り。。。

気を取り直してスタートしましょう

 明るくて楽しい感じでいいですね。テーマは「

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叱る以外にどんな手段があるのか

 アドラー心理学では「褒めない」「叱らない」「教えない」「放置しない」ことを推奨しています。この話をすると、

「どうして褒めてはいけないの?」
「叱らないといつまでも分からないじゃないか」

 とか言われます。当然ですね。

 とは言え100年以上も心理学の世界を超えて影響を与えつづけたアドラー心理学で言われていることにも、もちろん理由があるのです。

 どうして褒めてないほうがいいのか?ずばり

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ルールを守らない子どもへの関わり

 今回はテニススクールの先生からのご相談からスタートします

 やさしく熱心な先生ですね。確かに叱って無理やり片付けさせた方が早いかも知れませんが、そうしたところで、

 叱られた時だけやる。叱られそうな時だけやる

 そんな子が育つ可能性があるわけです。これは結構、要注意です。世の中には「叱らないとわからないんだ」と言う説を唱える人がいますが、何事にもデメリットがあるもので、叱ることで

 ・叱

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子どもの不適切な行動にどう関わると良いか②

 この記事では精神科医ルドルフ・ドライカース(アドラー心理学)の「不適切な行動の4つの目標」に関して解説します。これが理解できると、子どもに限らず、相手の不適切な行動にどう関わったらいいかのヒントが得られると思います。

 ちなみに4つの目標とは以下の4つのことです。この4つのどれかを目標(目的)として、相手の行動を理解してみよう。ということです

 アドラー心理学は目的論(すべての行動には目的が

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子どもの不適切な行動にどう関わると良いか①

 この記事ではドライカース(アドラー心理学)の「不適切な行動の4つの目標」に関して解説します。これが理解できると、子どもに限らず、相手の不適切な行動にどう関わったらいいかのヒントが得られると思います。

 では事例からスタートしましょう

可愛い子なんですけど、どうしたらいいのか 中学校の先生からのご相談でした。女子生徒の指導について悩んでいるとのこと

 僕は基本コーチなので、このタイミングでア

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あなたは何を「前提」にコーチングしているか⑦

  このシリーズはNLPの前提と言われるものの解説記事です。卓越したコーチカウンセラーが持っている世界観・人間観を身につけてください

 このシリーズは今回で最終回になります

前提⑯人は常にその時可能な最善を尽くしている 「あのとき◯◯していたら」などと後悔することはありますが、NLPでは
人は常にその時可能な最善を尽くしている、という前提をもっています。

 確かに、そのとき

①自分がどんな

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あなたは何を「前提」にコーチングしているか⑥

 このシリーズはNLPの前提と言われるものの解説記事です。卓越したコーチカウンセラーが持っている世界観・人間観を身につけてください

 では今回もスタートしましょう

前回の補足前回の記事では前提⑫「その人の行動がその人自身ではない」というものをご紹介しました。一見そのことと反するような考え方ですが、「相手に関する最も重要な情報はその人の行動(身体)から得られる」というものもあります。

 その人

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あなたは何を「前提」にコーチングしているか⑤

 このシリーズはNLPの前提と言われるものの解説記事です。卓越したコーチカウンセラーが持っている世界観・人間観を身につけてください

 では今回もスタートしましょう

前提⑫その人の行動がその人自身ではない 行動と人格を分離しましょう。というやつですね。

 人の悪口を言うのは良くないことだ
 人の悪口を言うなんて最低な人間だ

 どちらも悪口を言うことを否定しているわけですが、後者は人格否定にな

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