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あしかがフラワーパーク(栃木県足利市)

栃木県足利市には、あしかがフラワーパークという場所がある。 

あしフラのイルミネーションといえば、5年連続イルミネーションランキング全国第1位に輝いていたり
長崎県「ハウステンボス 光の王国」、北海道「さっぽろホワイトイルミネーション」とともに日本三大イルミネーションにも選出された日本有数のイルミネーションである。

 
あしフラでは一年中様々な花が楽しめるのだが、なんといっても一番有名なのは藤である。
樹齢100年以上の大藤や様々な色の藤が園内で楽しめる。
関東でも有数の藤の名所だろう。

 
 
あしフラといったら、藤とイルミネーションがなんといっても有名で(次点でバラかな?)
私も何度も行ったことがある。

ただ、あまりに有名過ぎて激混みである。
駐車場からあしフラ入口まで歩いたり、近くの道から渋滞が始まるほどだ。

更に、園内はかなり広く、よく歩く。

 
あしフラに行くには時間と体力が必要なのだ。

 
 

今から4年前の2020年5月。

私は2020年3月に長年勤めた職場を退職し、転職活動中だった。
次に何をしたいかもまだ分からないまま退職した上、コロナ禍により緊急事態宣言が出たり、外出が制限されていた。
友達に会えず、県外に行けなかった時期だ。

 
 
その頃、あしフラは休園をしていたが、週はじめの月曜日から県内在住者のみ利用可とニュースで報じたため
私はあしかがフラワーパークに行ってきた。

 
最高気温27度で晴れて暑いけど、風が気持ちいい日だった。
あしフラにはいつも車で行っていたが、その日は新駅のあしかがフラワーパーク駅を利用したくて電車で行った。

コロナ禍でなければ、駅も新しくできてあしフラはより盛り上がるはずだったのだ。
タイミングが悪い。

 
あしかがフラワー駅はキレイだった。階段が藤柄だった。

 
検温をしてマスクをして、いざあしフラへ。

 
休園期間中に大藤は枯れていた。
あと少し早く行けていたら違うだろう。悔しかった。

花の命は短い。
私はなかなか大藤の見頃時期に行けなかった。
イルミネーションやバラや他のものが見頃な時期には行けても、大藤の見頃時期にはいつもタイミングが合わない。
仕事をしていなくて時間があるのに、大藤が見られないとは。残念過ぎる。

  
 
だが、白藤や黄藤、バラ園は見事だった。
他の花々も美しかった。まさに圧巻である。

園で働いていた方々はマスクをつけて黙々と仕事をし、私達客一人一人に「おはようございます!」と声をかけていた。
そんな方に某お客さんが「再開できてよかったですね!」と声をかけて、従業員の方々が「ありがとうございます。」と応えていて
私はそれを後ろで聞いて涙ぐんでしまった。

花は大切に手入れされていてキレイで、本来は一年間で一番集客が見込まれる時期に、平日とはいえ、お客さんが少ない。

…こんなもんじゃないんだよ、本当は。藤の時期にこれしかお客さんがいないなんて……。

それでも花はただただ美しい。

 
白藤が一番印象的だった。
青空に映える。

 
バラもキレイ。

 
久々に藤ソフトを食べた。
甘くて美味しかった。

 
 
お土産売り場ではロボット兵やルフィがいた。

 
 
 
 
あれから4年が経った。

私はあの日以降あしフラには行っていない。

 
今ではコロナは五類となり、マスクをはずして過ごせたり、制限がだいぶ少なくなってきた。

今年のGWは大藤が見頃だったらしく、朝早くから行列ができ(ニュースで報じていた)、一眼レフカメラを持った方々が見事な大藤の写真を撮り、SNSにアップしていた。
ど迫力な美しさに何度も息をのんだ。
生は更にすごいのだろう。

 
いつか大藤が一番美しい時期に見に行きたい。
 

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