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益子春の陶器市2024(栃木県益子町)

栃木県益子町は益子焼で有名で
毎年春と秋に開催される陶器市では全国各地から人が集まり(東京からのバスツアーなんかもある)、賑わいを見せる。
春は約40万人、秋は約20万人集まるそうだ。

その陶器市に魅了され、約10年前から私は毎年行っているのだが
コロナ禍により中止になった年や去年は行っていない。
去年は足を骨折したからだ。

 
今年の私のGWは5月3~5日の3日間のみで、最優先は陶器市だった。
陶器市はひたすらに歩くし、野外のため
暑すぎず寒すぎず天気が悪くない日が望ましい。
更に、一点物も多いため、なるべく早く行くのが望ましい。

3日は晴れで最高気温24度、4~5日は晴れで最高気温28度予報だったため
3日に陶器市に行くことは私の中で早めに決まった。

 
 
 
5月3日。
楽しみすぎて早く目が覚める。

陶器市は公式では9:00からの開催だが、早い人は7:00とか8:00には行っているらしいし
早めに渋滞になる。

  
今年は駐車場が増え、渋滞は例年よりマシらしいが
念のため早めに家を出た。
陶器市は年々渋滞開始時間が早まっているからだ。

ところが、本当に渋滞はなかった。
お陰で8:20には現地に到着した。

猛者達は既にたくさん現地に集まっていて、早速物色していた。
この雰囲気を見ると、帰ってきた感じがしてテンションが上がる。

 
第一希望の陶芸メッセの駐車場にすんなり停められたのはラッキーである。
ただ、駐車場代が1000円でビックリした。
例年500円だったが、中心地の駐車場はほとんどが1000円で、民間や離れた場所は500円だった。

 
まぁ渋滞で駐車場になかなかたどり着けなかったり、駐車場満車で空いている場所をうろうろ探した年もあったので、それを考えるとプラス500円で渋滞なしは素晴らしいとしか思えなかった。

 
空は晴れ、絶好の陶器市日和だった。

陶芸メッセでトイレを済ませた後、私は街歩きを開始した。
すると、どこからか「コンドルは飛んでいく」が聞こえた。生演奏らしい。

 
進行方向の先で音が聞こえたため、私はどんどんそちらに進んだ。

音の主はRenさんというケーナ奏者の方で、陶器市での演奏は初めてらしい。
確かに私は陶器市に何回も来たことがあるが、Renさんは初めて見た。

何人かが足を止めて見ていたり、手拍子をしていた。

 
「コンドルは飛んでいく」→「君を乗せて」→「さくら」を演奏した後、アンコールで「コーヒールンバ」を披露した。

ケーナの生演奏は多分初めて聴くかあまりじっくり聴いたことはないが、その音色は素晴らしいかった。
CDを販売中とのことで、一番印象的だった「コーヒールンバ」が収録されているアルバムを購入した。

 
サインを書いてくれて、握手もしてくれた。
お願いをしたら、写真撮影もOKとのことで撮ってもらった。

 
陶器市の帰り道に聴くアルバムが決まった瞬間だった。
なお、二重奏だとまた印象がだいぶ違かった。

 
 
その後は再びまたテクテク歩いた。

かわいいものや気になるものが山のようにある。見ているだけで楽しい。ひたすらに楽しい。

また、陶器市に来ているお客さんは動きやすい格好でありながら非常にオシャレで、お客さんのファッションを見るのも楽しい。
春だからか、原色緑や青をコーデに入れてる人が多かった。

私も明日は原色緑のコーデにしよう。

 
毎年この花がキレイでウットリする。
この花の近くに毎年出店されているビー玉アクセサリーを作っている方のお店が好きで、今までにもいくつか買ったし、今回も購入した。

私はガラス等がこのように紐で縛られたデザインが好きなのである。

ビー玉はフランス製アンティークで一点物らしい。確かにどのビー玉も独特ないい色をしていた。

  
GWも後半戦だし、暑い日が続いてお店の方もお疲れのようだった。
私にとっては待ちに待ったGW初日だが、陶器市出店者には後半戦の戦いだろう。

 
 
益子のシンボル。

 
 
ここは人がいない穴場である。

なお、陶芸メッセ外側トイレもこのように壁にお皿等がバーッと貼られていてお洒落だ。

益子町のトイレは、トイレマークや壁、手洗い場にも益子焼を用いていて場所によってデザインが違うので、陶器市の時はトイレに寄ってデザイン違いを見るのも楽しいのだ。

 
 
陶器市は顔出しパネルがたくさんある。


白い鯛焼き餡子はみ出しバージョンゲット。
こんな風に、その店オリジナルガチャガチャもたくさんあるので、それもまた楽しい。

 
多肉植物もたくさん売っている。かわいい。

 
 
陶器市は野外のため暑いが、緑も豊かで木陰スポットもある。

 
 
益子の街並み。

 
 
濱田さん宅初めて入ったけど、めちゃくちゃ広かった。
自然に囲まれた地で、自分の特技を活かして好きなことを仕事にできて、広い家に住める人生、いいなぁ。

私も秀でた才能があれば、こういった生活をしたかった。

 
ポストもオシャレ。

 
本日の食べ歩き。
カップスタイルのカレー初めて見た。

陶器市は色んな食べものがたくさん売っていて、食べ歩きも楽しい。

 
毎年行っているが、毎年違う店で食べているくらい、何を食べるか悩ましいし、混んでいたり完売もある。

余談だが、駐車場も毎年違うところに停めている。第一希望は陶芸メッセだが、混み具合や渋滞が本当に読めず、毎年タイミングに合わせて駐車場を選ばざるを得ない。

 
 
陶器市では毎回アンケートを実施しており、粗品がもらえる。
今回はエコバッグと飴をもらえた。

 
 
12:00からつちのこさんのライブが始まるため、私は移動した。
陶器市の楽しみがつちのこさんのライブだ。
つちのこさんはピアノと尺八演奏をするアーティストで、毎年陶器市でライブをする。

 
今まではお店の南側で行っていたが、今回は北側にセッティングされていた。
前回の陶器市からこちらに場所を移動したらしい。

今までは椅子が少ししかなく、立ち見の方も多かったが
こちらには椅子がたくさん用意されていたのでありがたかった。

 
「毎年来てくれていますよね。」

そう言われて嬉しかった。
去年は春秋行けなかったし、ここ数年秋の陶器市は行けない年もあるが、ちゃんと覚えていてくれたらしい。

 
つちのこさんのライブはお客さんからのリクエストで決まる。
曲目リストが置いてあるのがありがたい。

 
12時の回は1曲目は「コンドルは飛んでいく」だったわけだが、先程聴いたケーナ奏者の方と同じ曲を行ったので驚いた。なんという偶然。

ケーナで聴いても尺八とピアノで聴いても名曲だ。

 
つちのこさんのライブは陶器市の期間中(毎日ではない)、一日3回で1回30分くらいなのだが、今回は50分も演奏をしてくれて嬉しかった。

外は風が吹けば涼しいが、なかなかに暑かった。
あまりの熱さにスマホが起動しなくなってしまった。ライブ後、久しぶりに一緒に写真を撮ってもらおうと頼みたかったのに。残念。

 
私は「365日の紙飛行機」をリクエストした。
この歌に何度励まされただろう。 
仕事に行く日の朝、何度この歌を歌い、自分を鼓舞しただろうか。名曲だ。

 
だが、今回一番グッと来たのは中島みゆきさんの「時代」だった。
涙が止まらなかった。
たまたま、別のお客さんがそれぞれリクエストし、2回披露したが(珍しい)、私からしたら2回も聴けてラッキーだった。

 
やはり、つちのこさんのライブは色褪せない。
胸に染みて泣けてくる。
尺八とピアノの組み合わせ、バランスが絶妙なのだ。

【セットリスト】
・コンドルは飛んでいく 
・365日の紙飛行機 
・時代
・花
・未来予想図
・天城越え
・酒と泪と男と女
・雪の華
・風の通り道
・ハナミズキ
・時代

 
陶器市では12:00と14:00の回のライブを見ることもあるが、今回は50分聴けたこと、暑さが想像よりひどいこと、寄る場所があり、今日は早めに帰宅したいことを理由に
今回は12:00の回のみ楽しみ、引き続き陶器市を見て回った。

 
午後になり、人は更に増え、道はごちゃごちゃしていた。

 
 
一通り見て歩き、駐車場に戻ったのは14:30。
約6時間陶器市を楽しんだことになる。体力的には疲れたが、心は軽やかで、満たされた。

帰り道に聴くケーナの音色がまたよかった。
最高のGW初日だった。今年は春の陶器市に無事行けてよかった。

  


今年は秋の陶器市に行けるだろうか。
祝日は仕事だし、秋は土日に仕事も入りやすいが、もしタイミングが合えば秋の陶器市も行きたい。




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