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吉本坂46に教えられる

ひょんな事から、吉本坂46というアイドルグループを知った。
存在は知っていたけど、
吉本と坂の組み合わせだったので、悪ふざけというかパロディーというか
そんなイメージを第一感で抱いたので、知ってはいたけど興味がなかった。

最初に書いた「知った」は存在は知っているではなく、
自分なりにちゃんと見たの知ったという意味。

自分なりにちゃんと知ったら、
このコンセプトを考えた人面白すぎないか?という歓喜と恐怖。

メンバー構成は、年齢も性別も関係なく本職も違う人達。
勿論、吉本なので芸人さんは多いけど、
ダンサーさんもアイドルさんも役者さんもいるし
2期生には、社員さんもいるそうだ。 

今の価値観は、ジェンダー的なものを認めようくらいなところで
年齢とかは、老害って言葉があるくらいだから、全く認められてくて
(逆は、最近の若い者はとか~ 俺らの時代は~とか)

力があるとかないと関係なく、害って単語を人に付けたらダメでし
若い者は~も、言い返せないのでダメ
(実際、どんなに害でも、ダメなんだと思う 
 若い人は若い人が言い返すことが出来ないからダメ)

世代間のどうにもならない違いに、切りこんでいるのが凄いし

職業も、それぞれ矜持を持って仕事にしているので
それぞれの立場を理解しきれないし、それぞれの苦労は共有できないので
美学や信念なども、相反することがあるのだと思う。

職業差別なんて言葉もあるくらいだから、自分の職業を良く思いたいとか
認めたくない職業があるとか 
聖人じゃない限りは、言葉にしないとしても湧き上がるものなでしょう。

年齢、性別、職業 バラバラな人たちが、1つのグループとして偶像になる
今、最先端の価値観の2個くらい先をいってるコンセプトなんだよな。

100年後のアイドルグループの形は、こういう事なんだと思うんだけど
ということは、早すぎる気がする。

コンセプトが早すぎた結果、実力とか、そういう物を見て貰えず、
流行らないかもしれない。

その危うさを、信念か手抜きで、形にしたんだと思うと
どちらだとしても、完敗。

自分がその立場になったとして、
どちらでもこのコンセプトを思い付かないし、
万が一思いついたとしても言えない。

で、なにより素晴らしいのが
この客層がわからない偶像を応援しているお客さんだ。
個人を応援しているとかはあるかもしれないけど、
応援するのをやめることは出来るのに、そこに乗っかれるわけだから
その感性は素晴らしい。 ただ、早すぎるとは思う。

生きづらいんじゃないかと心配になるくらい、最先端。

フェスに行くと、出演者も素晴らしいんだけど
そこに時間とお金を使って集まってるお客さんを見て、
これを楽しい人たちが、こんなにいるなら世間っていいなと思う感じに近い

作った側も凄いけど、受け取る側も素晴らしい。

今についていくのがやっとなのに、早すぎて、受け取れないよ。

100年後のアイドルグループの形の原型はいつ流行るんだろう?
10年後だと、今のメンバーに得がない気もするし
1年後だと、自分が時代に取り残されるし、3年後でどうでしょう? 

世の中には、面白いことを考える人がいるし、それに参加する人もいるし
それを受け取る人もいるし 世の中っていいですね

#日記 #エッセイ #アイドル #吉本坂46






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