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自分の人生が表なら、どこかで裏を生きてるだれかがいる

僕らは主観で生きている。

自分がそれを正しいと思えば、それは正しくて。間違っていると思えば、それは間違っている。

あくまで"自分にとって"ということでしかないのだけれど、だれしもに主観があるから、他の人の主観を受け入れることが難しかったり、受け入れようとするのは苦しかったりもするんだ。

「ウニが嫌いなんて、人生損してるよ!」

なかにはそういう主観で主張する人がいる。そんなの嫌いな人からしたら、別に損していない。正直どうだっていいことになる。

「ウニなんて食べられるほうが考えられない。」

言い返したのなら、それもまたその人の主観だ。押し付けるものでもない。

みんな自分の主観の世界を生きていて、それがその人にとっては正しい。

それだけならいい。ただ主観を他人に押し付けてしまったり、自分の考えだけで否定するのは間違っている。

僕はそんな世界いらない、と思っている。

主観で生きているからこそ

もちろんいろんな世界がある。ディベートだったら、意見と意見がぶつかって生まれるものがあるはずだ。見える世界が広がったり、もっといい結論が見つかるかもしれない。

政策を決める国会が、そっちの意見もいいし、こっちの意見もいいよね。どちらもいいね、という結論を出してしまったら、困る人がたくさんいる。結果的に結論を出さないと進まないものもある。

けっして断言するのは好きではないけれど、でも僕らの個人の生きる世界観において、自分には自分の正しいがあって、相手にも相手の正しいがあることを認められないなんて間違ってると言いたい。

みんな主観の世界を生きているからこそ、そうでないと優しくなんて慣れないと思うんだ。

自分の人生が表ならどこかに…

トイレのウォシュレットで「強っ!」ってなって急いで弱めたんだけど、同じように「弱っ…」ってなって強めた人がいるんだよなと思うなどした。

裏があるんだ。

僕はトイレでウォシュレットに思いを馳せた。

「強っ」てなって、痛くて急いで弱めた。設定は「強」になっていた。「なんだよ!」って思いたいところだった。でもふと、なんでこんなに強いんだろうと思った。

そして僕はなぜ弱くしたんだろうと思った。僕は普段から一番弱い水圧にする。理由は、そのほうがいいから。

そうか。そのほうがいいから、強くした人がいるんだ。自分にとっての心地いいがあって、みんなその中で生きている。だから別に「弱」に戻そうなんて思わない。そこまで考えたりしない。次の人を思ってなんかいない。もちろんそこまで思う必要なんてないんだから。

でも表があるということは、裏があるんだと知ることはわるくない気がする。

怒らずに気分がわるくならずにすんだ。優しくなれた気がした。僕は「中」にして外へ出た。

そんなふうに思えるといいのかもしれない。必ず考えなきゃいけないなんてことはない。

でも「ん?」と違和感を感じてみるのもいいんじゃないかと思うんだ。

僕にとっての正しいが、だれかにとっての間違ってる。それを思ってみる。相容れなくとも、共存はできる。それが”自分らしく”ある秘訣なのかもしれない。

表が、裏になっていいことだってある

ウニが好きな人がいる裏には、嫌いな人がいる。ちなみに僕は以前までウニが好きじゃなかった。あまり食べたことがなく、初めて食べたときの食べ慣れなさがずっと残っていて毛嫌いしていた。

でも奥さんと海鮮丼を食べに行ったときに「美味しいよ?」と言われて、一口もらったら…

「うまい…」

美味しかったんだ。だから最近好きになった。嫌いだったけど好きになったんだ。

自分の人生はきっと表道だ。自分にとって軸となる大きな通りなんだろうなと思う。表を歩いていれば、裏は見えない。歩けない。

でもときどき裏道を見てみてもいいのかもしれない。そして歩いてみたら、意外といい発見もある。

僕はウニを好きになれた。26年間は損していたかもしれないけれど、僕は主観で、これから70年くらい得したなあって思えたから。


表を生きるあなたへ

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