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:自分の母親が最後に過ごした地・フランス南西部の地中海沿岸地方について :週末バリトンサックスプレイヤーとして感じたことや演奏の記録 :男の和装・着物生活の楽しさについて ・・などなどを書いていこうと思います!

マガジン

  • 男着物・日本文化

    着物が好きでよく着ています。男の着物生活について、また日本文化全般について。

  • 日々のいろいろ・いつかの思い出

    その時起こったことや、家族についてなど、いろいろです

  • サックス・音楽

    音楽全般や、趣味で演奏しているサックスについての記事です。

  • フランスで考えたこと

    フランスの文化について考えたことや、フランス滞在中のエピソードなどです。

  • 母の思い出

    激動の人生を歩んだと言われる母の思い出、母の日記に書かれていたエピソードです。

最近の記事

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55歳でフランス人と結婚した母の生涯

前回のトゥールーズまで、過ごしたことのあるフランスの20都市(街)の紹介をしてきた。これは前に書いたように数年前に書き留めていたもので、この20回目で最後の街となる。 最後のトゥールーズでは母との別れについて書いたので、ここで母がどんな人生を送ったか、振り返ってみたいと思う。 母は終戦間際に東京で生まれた。 恵まれた家庭に育ち、中学・高校・大学と、いい学校を順調に卒業した。 学生時代の母は、あまり旧来の考え方にとらわれず、自由な発言でみんなを先導していくような存在だったよう

    • タイムリープ中華鍋

       最近、チャーハンがおいしい。  これまでの人生では、実はあんまりチャーハンは興味のない分野の食べ物だった。どちらかというと普通の米がいっぱいあればいいタイプだったので、わざわざ余計なコストをかけて油で炒めたごはんを食べる必要性を感じなかったのである。  しかしどういうわけか、最近はつい街でも中華屋に入ってチャーハンとラーメン、餃子などを頼むことが多くなった。特に決定的なきっかけがあったわけでもなく、食の好みって変わるもんだなぁと思う。  そのうち、自分ででもチャーハンをお

      • サクマドロップス

         家に、昔たまに見た気がする缶入りの「サクマドロップス」がおいてあった。鬼滅の刃とコラボしているらしく、缶に善逸が印刷されている。  それにしてもこの缶入りの風体は久々に見る。なつかしい、というか、正直いうと自分でももはや世代ということはなく、自分が子供の時に親世代が「なつかしいねぇ」と言っていたのがこの缶入りのドロップスだ。  それでも、大人になってからはあんまり食べた記憶も見た記憶もそんなにない。  ちょっと食べてみようかな。  缶のふたを、きゅっと開ける。ややコツがいる

        • 家の焼肉問題

           ある程度子供も大きくなってくると、家のごはんで焼肉、という機会も多くなってくると思う。おいしいし、ボリュームもあるし、なにより準備が楽だ。  ただ、どうしても焼肉は、家と店で圧倒的なクオリティの差が出てしまう料理である。むしろ、「家焼肉と店焼肉は別物」と思っている方も多いのではないだろうか。  やっぱり、家のホットプレートと網焼きの差がなんといっても大きい。ホットプレートで肉を焼くと、肉の脂がどんどんプレートに溜まってきてしまうし、一緒に焼いた野菜の水分も一緒になってしま

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        記事

          フランスのトイレ

           前回、フランスの家庭では結構前から洗濯機といえばドラム式だったというような話を書いた。それがかっこよかったので日本の我が家でもドラム式洗濯機を買って10年来使っていたが、最近になって縦型に戻したという話だ。  最後にフランスに行ったのがもう10年くらい前の話だが、その時は洗濯機だけでなく、ちょっとしたことで家電や水まわり品の様子は日本とフランスの家庭では異なっていた。  たとえば家電では、電子レンジがあんまり普及していなかったり、あとエアコンがほとんどない。  あんな

          フランスのトイレ

          たてがた洗濯機

           我が家では10年くらい前からドラム式洗濯機を使っている。  理由は、単純にフランスではドラム式洗濯機が普通だったので、ちょっとカッコよかったから憧れて採用したというのと、実際使ってみたらなんだか洗濯物の出し入れが楽だったからである。  さらに、当時はドラム式洗濯機が流行り始めた頃で、洗浄力も全然高いし水は使わないし、乾燥機もついてるしみたいなのが売り文句だったと思う。値段も普通の洗濯機より全然高いし、いわゆるちょっと贅沢品みたいな位置付けだったと記憶している。  ところが、

          たてがた洗濯機

           左右で色が違う着物

           最近着た着物です。  こちらは着物の左右で色が違うタイプ。  この、襟のところが二重になっているのがちょっと気に入っています。  着物の襟元は通常は長襦袢の襟のところがチラ見えしている構造になっているのですが、さすがにこの季節襦袢をしかも2枚は暑すぎるので、白の襦袢風Tシャツと、チェック柄のはいわゆるつけ襟を使っています。見た目の割に涼しいです。  実この着物は袴に合わせる専用で、膝丈くらいまでしかないやつです。  しかも甚兵衛みたいな紐がついていて結べるようになってい

           左右で色が違う着物

          持ち替え楽器

           自分は普段はバリトンサックスというマイナー楽器をメインに活動している。  ただ、ジャズやポピュラー音楽でのサックスプレイヤーは、どういうわけか他の種類の木管楽器も演奏できないといけないことになっており、結構な確率でフルートやクラリネットの演奏を求められる。  別にこれは両方できる人がいたら頼む的なことではなくかなりオフィシャルな概念で、市販されているビッグバンドの楽譜なんかでもさも当然のようにサックスの譜面に「ここからはフルート」「ここからはクラリネット」と書いてある。こん

          持ち替え楽器

          横浜大洋ホエールズ

           小さい頃から横浜に住んでいるせいか、プロ野球といえばなんとなく横浜ベイスターズを応援している。  といっても、年間何試合も見に行く、ずっとファンクラブに入っている、と言う訳でもない。小学校の頃からだから結構長く見ているけれど、その時によって結構熱心に毎試合結果を追って一喜一憂しているような時期もあれば、特にそれほど見ている訳ではないがまぁ勝てば嬉しい、と言うような時期もある。  結構、でもそう言う人横浜市内の自分と同世代くらいの人って多いんじゃないかと思う。そんなに強くファ

          横浜大洋ホエールズ

          フトアゴヒゲトカゲの通院

           うちには、フトアゴヒゲトカゲが一匹いる。  フトアゴヒゲトカゲというのは、オーストラリアの砂漠にもともと住んでいるトカゲで、愛嬌のある顔立ちで温和な性格、日本でもペットとして人気である。  うちの次男が中学に上がる頃、なぜだかどういうわけだが爬虫類が飼いたいと言い出し、一緒にペットショップに見に行ってフトアゴヒゲトカゲを選んできた。  一口にトカゲと言っても、その辺のカナヘビを捕まえてくるのとはやはり訳が違い、専用のでかいガラスのケージやら紫外線や熱源のランプ、ヒーターな

          フトアゴヒゲトカゲの通院

          息子がベースを始める

           高校生の次男が、アニメの影響かギターを始めたいと言い出した。  来年受験のタイミングでどうかとは思うが、まぁでも、特に今好きなこともなさそうだし、そういうのやりたいのはいいことだ。  とりあえず、家に一本ベースがあるから、ギターじゃないけどやってみたらと言って渡してみた。  今は教則動画的なものもいっぱいあるので、そういうのをみて夜ごとボンボンボンボン練習をしているようだった。  すると2週間くらいしたある日、「ベース欲しいからこれを通販で買って欲しい」といって、通販のサウ

          息子がベースを始める

          この週末ライブハウス三連続

           金曜夜の会社の去り際にいうことで、これほどカッコいい言葉があるだろうか。 「今日は、ニューオリンズで活躍してる友達のトランペッターが来日してみなとみらいでライブをやるので見に行ってくる」  というわけで行ってきました。楽しかった〜。  そして土曜。  自分の出るボーカルジャズバンドのライブでした。  最近行くことの多い阿佐ヶ谷オイルシティです。リラックスして演奏できましたし、お客さんあたたかくて声援たくさんいただきました。  なんだかんだ遅くまで演奏して、日曜はゆっくり

          この週末ライブハウス三連続

          普段着着物

           今日は久々に着物で出かけました。  今日はバンドリハだったのですが、今日のメンバーは自分が着物を着ることをよく知っていて、気心も知れているので遠慮なく着ていきます。  バンドも色々で、やっぱりそこまでまだ親しくないとか、あんまり話したことのない人がいるバンドだと、いきなり着物着ていくとすごく変な人だと思われそうなので、着物は控えています。  今日は片身代わりといってこのように左右で違う色の生地を使ったものです。珍しいですね。冨岡義勇の半々羽織と理屈は同じものです。  これ

          普段着着物

          ひな祭りのケーキとケンタッキー

           「ひな祭りのケーキ買ってきて」 と奥さんが言う。  ひな祭りのケーキ?雛祭りって、ケーキ買うんだっけか。  娘が生まれて14年めだが、あんまりひな祭りにケーキを買ったり作ったりした記憶がない。ひな祭りといえば、ちらし寿司とか、そういうのじゃなかっただろうか。  「あと、ケンタッキーも買ってきて」  というので、2度驚く。なぜひな祭りにケンタッキーなのかというと、どうも、「ひな祭りケンタッキー」と銘打って宣伝しているらしい。フランスで、日本ではクリスマスにケンタッキーというと

          ひな祭りのケーキとケンタッキー

          花を活けてみる

           先週、息子が演奏会で花束をもらってきた。  しばらくそのまま花瓶(というかタンブラーみたいなもの)に入れていたのだが、ややしおれてきてしまったので、水切りして短くしながら活けなおしてみた。  見たらわかる通り、別に何か活ける技術を習ったりしているわけではなく、単に順番に適当に刺しただけなのだが、それでも、なんだか花をいけるというのは妙に楽しいものである。  なんとなく、無意識のうちにどの花を中心にしようかなと考えたりもしているし、どこまで造形が広がるかなどを考えながら花を

          花を活けてみる

          子供の演奏って泣ける

           一番泣けるシチュエーションっていうと、自分の子供が演奏しているのを見ている時じゃないだろうか。間違いない。  まぁ正確には別に演奏に限らないかもしれないけれど、子供が部活で何か頑張っているのをみた時とか、何かの劇での晴れ舞台を見た時なんかは、無条件で泣けてくるものだと思う。それに、自分の子供と一緒に、友達の子たちが頑張っているのがまた泣ける。  実際、いくら超絶技巧だろうと有名人であっても、純粋に音楽を聴くだけで泣くことなんて確率的には結構稀な気がするのだが、ここに自分が

          子供の演奏って泣ける