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認知科学コーチングってなに?

こんにちは!DAICHI(ダイチ)です!
この記事では「認知科学のコーチング」とはどういうものなのか、
そのさわりの部分だけでもしっかり伝わってもらえればなと思います。

はっきり言います。この記事で全てを伝えきることは出来ません。

なぜなら、今回テキストとしてお伝えする内容は、理解するよりも身をもって体験した方がよく理解できるからです。

あなたはリンゴの味について5000文字前後のテキストのみで、リンゴを食べたことない人に、その人がテキストを読んだだけで唾液が出てくるように鮮明に伝える事が出来ますか?
きっとテキストを作るよりもリンゴを食べさせた方が早いと思ういませんか?
そういう事なのです。
それでは行きましょう!


認知科学コーチンングと世間的なコーチングとの違い

世間には様々な「コーチング」があります。
武道における流派のようなイメージですね!
〇〇コーチング、〇〇式コーチングといった具合です。

さて、いかに世間的に聞くコーチングと違うのか掘り下げていきましょう!

そもそもコーチングとは、

「対象者(クライアント)を目標達成という目的地までサポートする、コミュニケーション型のアドバイザリーサービス」を言います。

そして、認知科学とは、

「情報処理の観点から知的システムと知能の性質を理解しようとする研究分野」を言います。

つまり、認知科学とはあらゆる情報処理においてマインド(脳と心)の働き方について研究する学問です。
この働き方を、「マインドのカラクリ」とも言ったりします。

さぁ、本題です。
認知科学コーチングとは、

認知科学に基づいたマインドのカラクリを用いて、クライアントのゴール設定をし、ゴール達成するためのマインドの構築をします。

世間的なコーチングと認知科学コーチングには決定的な違いがあります。

・コーチはクライアントのゴールを達成させるのではなく、
 ゴール設定を共にする。
・ゴールは「現状の外側」に設定すること。

世間的なコーチングは「ゴール達成」をサポートします。
達成するためにはクラアントの話を共感傾聴し、達成に必要な事柄を引き出したりアドバイスをしてくれます。
コーチングといえば、「答えはクライアントの中にある。」という概念が有名ですよね。
しかしこれは「カウンセリング」や「コンサルティング」、「ティーチング」が混在します。

それに対し、認知科学子コーチングは「ゴール設定」をします。
それを聞くと、「え?自分で決めた目標がゴールになるんじゃないの?」と
思われる方も多いでしょう。
半分正解で半分不正解です。
肝心なのはそのゴールが「現状の外側にゴールを設定出来ているか」なのです。


「現状の外側のゴール設定」については後にまた解説しますが、少しその意味に触れてみましょう。
現状の外側のゴールとは、「ゴール達成した景色が自分では全くイメージできないもの」「ゴールの達成の方法が分からないもの」を言います。
私の言っていることが全く分からないと思います。
そうです。分からなくて良いのです。

自分(クライアント)自身では全く分からないゴールだからこそ、プロの認知科学コーチがいて初めてゴール設定が出来て、コーチングとして機能し始めるのです。

なので、
認知科学コーチは「クライアントのゴール達成をサポートするのではなく、ゴール設定を共にします。」
そして次のステップとして
「クラアント自身が、自分でゴールを達成するためのマインドの構築をする。」という具合です。

次に認知科学コーチングでは欠かせない重要なキーワードたちを紹介・解説していきます。


ゴール設定に欠かせないWant to(ウォント トゥ)!

あなたはWant to(ウォント トゥ)とHave to(ハフ トゥ)をいう言葉を聞いたことがありますか?
恐らくほとんどの方は中高生の英文法の授業で聞いたことがあるのではないでしょうか。

・Want to 「〜したい」
・Have to 「〜しなければらない」

このように訳すことができますよね。
実はこの2つの言葉が認知科学コーチングの世界ではとても重要な言葉になります。
さっきは英文法的に訳しましたが、今度は認知科学的に訳してみましょう。

・Want to 
心からの欲求によって発露される『〜したい』。心からの本音の欲求。
・Have to
外部要因(環境・人間関係・状態)のなどの外圧によって抑圧・強制されて
『やらされていること』のこと。

認知科学においてはこのように訳します。
まだこれはほんの表面的な言葉の概念にすぎません。
少し深掘りをしてみましょう。

Want toとは、
自分にとっての最高価値、自分らしさ、情熱が湧くもの、結果欲求ではなく行動欲求であること、などという事ができます。
特に「結果欲求ではなく、行動欲求である。」がとても重要です。
例を出してみましょう。

(例1)Aさんは、英語のテストで「良い成績を出す」ために英会話スクールに通っている。

(例2)Bさんは、英語圏の外国人と「意見交換したい」から英会話スクールに通っている。

さぁ、どうでしょうか。AさんもBさんも「英会話スクールに通っている」という点では共通しています。
しかし「通う」に対しての欲求に違いがありますよね。

Aさんの「良い成績を出すために通う」はWant toになりません。
この場合は「英語の成績を上げないといけない」や「上げなくてはならない」といった理由(外圧)によって通っているのであって、「英会話がしたくてスクールに通っている」わけではないです。
これがHave toと言われるものです。

Bさんの「意見交換したいから通う」はWant toになります。
こちらはとてもシンプルですね。
「意見交換」がしたくて「通う」というアクションに繋がっています。

このように結果(成績・点数・勝敗など)に囚われず、「〇〇したい」この欲求をWant toと言います。

Want toとは「夢中になれもの」です。
Have toとは「夢中になれないもの」です。

しかしこのWant toは実は自分で見つけるのはかなり難しいです。
なぜなら人は「無意識レベル」で欲求を感じていることも多く、思い込みや誤認識によって「私のWant toはこれだ!」と決めつけてしまうことが多いからです。
これもコーチと一緒に見つけていくものになります。

私は中学校時代は野球部に所属をしていました。
でもそれは「仲の良い友達が多いから」入部したのです。
「野球がやりたくて」という観点からだと、この入部動機はWant toでしょうか?
全くWant toではないですよね。

そもそも仲の良い友達がいれば良いのであって、野球がしたくて入ったわけではないです。
誘われたから入部したのです。
とても楽しい思い出ではありますが、入部動機としてはHave toでした。
しかし楽しかったのです。練習の中には「夢中」になってやっていたこともありあます。
そういうところにもWant toが隠れていたりします。
コーチングセッション中はそういう細かい部分までを掘り下げていくこともあります。


全ては「エフィカシー」この子次第!

さぁ!エフィカシーの登場です!
この言葉は知らない方の方が思います。
ズバリ!

「現状の外側のゴール達成における、未来の自分自身の能力の自己評価」です。

なんのこっちゃい!!!ってなると思います(笑)

まぁ、簡単にいうと、
現状の外側のゴールに対して、「私ならそのゴール達成できる!」と自分自身の能力を信じてあげることです。
自分自身を過信出来ているとも言えますね。
自分を信じる訳ですが、そこに根拠は必要ありません
ただ思いっきり信じてあげて下さい(笑)
認知科学コーチの唯一の仕事は、

「クライアントのエフィカシーを高めること」と言われます。

ここでも例を出してみましょう。
「ONE PIECE」はご存知ですか?
国民的人気アニメですよね!私はトラファルガー・ローが好きです!
あの知的な感じが堪らないです(笑)
それはさておき、ここで登場してもらうのは主人公の「ルフィ」です。

彼は幼い頃、フーシャ村に住んでいました。
ルフィは17歳の時にフーシャから海賊王になるために1人で冒険をスタートさせます。
その時、彼は初めて「海賊王に俺はなる!!!」と言いました。
まさにこの「海賊王に俺はなる!!!」こそがエフィカシーが高い状態です。

仲間もいない、海賊王になる方法も分からない、針路も決まっていない、自分の海賊船も持ってないんです。
本当に何もない状態なのに、俺はなれる!と言っています。
俺なら出来ると信じていないとこの発言は出来ないですよね。
そしてルフィはこのセリフを叫び続けます。まさしくエフィカシーが高い男です。

エフィカシーの高さは、ゴールを達成する上でとても重要なポイントになります。
言い換えれば、ゴールを達成するには高いエフィカシーが必要になる訳です。


こいつが親玉!現状の外側のゴール設定!

さぁ、いよいよ大詰めです。
最後に相応しいビッグワードをご用意しました。
見出しにあるように、「現状の外側のゴール設定」です。
恐らく認知科学コーチングの用語の中で、
最も意味が理解しにくい用語だと思います。

先ほど既に、
「ゴール達成した景色が自分では全くイメージできないもの」や「ゴールの達成の方法が分からないもの」と伝えましたね。
現在の自分の状況を「現状」と言います。
それは現段階の仕事や趣味を初め、友人関係、時間の使い方、体調、いつも同じペンを使う理由まで多岐にわたります。
要は意識的にも無意識的にも「現在の状態」のことを指します。
「現状」の言葉の意味はホコリを被った辞典を開けばすぐに分かることです。

しかし認知科学コーチングにおいては、さらにもう1つ「現状」という言葉に
「条件」を追加して、定義化しています。
それは、

「このまま行けば起こり得るであろう未来も現状と扱う。」です。

ここでまたいくつか例を出してみましょう。

(例1)国立大学の医学部に通う4年生のAさんのゴールは、
「私は医者になる!」です。

(例2)都立小学校に通う6年生のBさんのゴールは、
「僕はお医者さんになる!」です。

さぁどうでしょうか。その人になりきって考えてみてください。
ここまでこの記事を読み進めてきてくれた方なら、なんとなく察しがつくと思います。

Aさんのゴールは「理想の現状」です。
Bさんおゴールは「現状の外側」です。

違いを見ていきましょう。
この時に大切なのが先ほどお伝えした、
「このまま行けば起こり得る未来も現状」というアレです。
Aさんに当てはめてみてください。
医学部の学生が医者になる未来は…結構安易に想像できますよね。
つまり、医学生が医者になることは、約束はされてはいないが、
「こうなりたいなぁ」が現実的に叶う未来ですよね。
これは「理想の未来」つまり「理想の現状」となります。

お次はBさんです。
小学6年生の子供自身が想定できる未来って、中学校に行くことや、恐らく高校にも通うだろうなぁと言ったところです。
その先は可能性の話であって、想定される話ではなくなってきますよね。
もしかしたら私のように専門学校に通うかもしれないし、大学かもしれない、大学といっても短大に私立大学に公立大学、もしかしたらハーバード大学にだって行くかもしれないですよね。
これは可能性の話です。
小学6年生のBさん目線からしたら「お医者さんになること」は、「ゴール達成した景色が自分では全くイメージできないもの」「ゴールの達成の方法が分からないもの」になる訳です。

ではAさんにとっての現状の外側のゴールとはなんなのか、その一例を出してみましょう。

ズバリ、「世界一のバチスタ外科医になる!」や「世界で初めて紛争地域でドローン操作のみでオペをする医者になる!」といった、医学部のAさんからしたら同じ医者でも全くイメージのつかないものや、それになる方法が分からないものになります。

あくまで一例です。
しかしクラアントのWant to次第ではこの突拍子のないように見えるゴールも、クライアントにとってはゴールになり得ます。

なんとなく「現状の外側」の意味が分かっていただけたでしょうか?
前述したように、「自分では分からない」ものなので、コーチと一緒にゴールの設定を行う事をコーチングセッションの中でやっていきます。

そしてゴール設定において、もう一つの重要なポイントがあります。
それは、

「ゴールは複数持つ事」です。

この8つの領域にそれぞれゴールを立てていきます。
8つの領域に1個ずつゴールを設定した計8個のゴールを持ってもいいし、
3個ずつ設定して計24個のゴールを持ってもOKです。
ただ、仕事だけで10個とかはNGです。
それにもちゃんと理論がありますが、8つの領域についてさらに深掘りをしないといけなくなり、話が逸れてしますので実際のセッションの時にお話しできればと思います。

「え?複数?たくさんゴール設定してもそんなに集中できないよ。」
「1つのことでも集中する事が大変なのに。」
「二兎を追う者は一兎をも得ずって言うじゃない。」
このように思われる方も多いでしょう。

大丈夫です。
あなたの心からの欲求、つまりWant toでゴールを設定します。
言い換えると、「複数の夢中になれるゴールを持てる」という事です。
自分が夢中になれる事が複数あるんですよ?
むしろ「あぁ、楽しい!」とか「今日はこのゴールに向かって〇〇しよう!」と
ワクワクするようなポジティブな感情になるとは思いませんか?

実際、私は趣味や大きな目標、夢などは持っていませんでした。
「こんな風になりたいなぁ」といった理想はありましたが、趣味なんて皆無です。
仕事のせいにして友人と出かけたりすることもほとんどありませんでした。
しかし私はコーチングを学び自己適用していくことで、新たに趣味と言えるものも持てましたし、今ではやりたい事に溢れています。

自分の「〜したい」に素直になる事が出来ました。

少し話がそれましたが、二兎を追う者は一兎をも得ずと思ったら
マインドがそう認知してしまうので恐らく無理でしょう。
俺にも可能性があるかも、私だってやればできるかも、まずはチャレンジする事にエフィカシーを高めていけたら良いですね!

最後は、自分に素直で、自分を心から信じてあげられる人が、現状を変えられます。

大丈夫、僕にだって出来たんです。
あなたにも出来ますよ👍🏻


ここまで記事を読んでいただき、本当にありがとうございました。

ただいま認知科学コーチングのモニタークライアント様を募集しております。
詳しいことは別のnote記事にまとめてありますが、
「現状を変えたい。」と既に思われている方、今回の記事で興味を持ってもらえた方はいつでもご連絡下さい。
↓にモニター募集についてまとめた記事のリンクを貼っておきます。

↑こちらの記事の中に連絡の方法も載っておりますので、いつでもご連絡ください!
一緒に「現状」を変えていきましょう。
ぶち上げましょう💪🏻🔥

それでは👋🏻



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