高瀬大地

高瀬大地

最近の記事

ボンゴレビアンコという和菓子の話

「人間は考える葦である」 哲学者ソクラテスの言葉だが、小さい頃の僕はアシってなんやねん、、アシとは全然ちゃうやろ!とか思っていた。 大人になってよく調べてみると 葦とは水辺に生える弱く細い草だという。 要するに 「人間は自然界では葦みたいに弱いよね〜 でも考えることができるから人間は偉いよ〜」 ということらしい。 例えばボンゴレビアンコがある 元亀二年(1571年)、室町時代の終わりに ポルトガルの貿易商によって日本に伝えられた菓子を オマージュして作られた長崎で有

    • [怖い話]立ち入り禁止の理由

      祖母の家は栃木県日光市にある 自然が豊かで小さい頃から川で遊んだり森の中を探索したりした ある日祖母が「化け地蔵」について教えてくれた 別名、並び地蔵という 百体以上の地蔵が並んでいるエリアがあり 行きと帰りでは地蔵の数が違うらしい 気になったらすぐ行動、子どもの頃の僕は考えるよりも先に体が動く 早速兄と妹を連れ化け地蔵へ向かう 家から徒歩10分ほど、大きな橋を渡り山道に入る 細い階段を下って川沿いの一本道を歩いていく それは、本当にあった 山に背を向ける

      • [怖い話]事故物件2

        初めての一人暮らしは神奈川県横浜市の 11階建てのマンションだった 辺鄙な場所にあるので家賃は安い 外国人に人気の物件らしく 建物内で日本人と会う方が珍しい かなりいい穴場物件だが一つ気になる事があった それはエレベーター内の匂いだ 刺激のあるピリッとした感じ 複雑に絡み合った嗅いだ事のない匂い それを除けば安くて住み心地のいい普通のマンションだった 住みはじめてから2年の時が経ち 引っ越しをするタイミングが来た 管理会社の立ち会いも終わり 時間が余ったので担当者

        • [怖い話]事故物件1

          一人暮らし始めて二ヶ月後くらいの事です 夜遊びをしてて午前2時くらいに家に帰って来たんですよね 疲れてたんで即布団に入って寝ようとしました でもいつもと違ってなかなか寝られないんですよ 外で音が聞こえるんですガサガサッて、、 まあ、僕の他にも沢山人住んでるので多少の生活音は聞こえるだろうと思っていました。 でも、やっぱりちょっと奇妙なんです、 外から音が聞こえるのは確かなんですけど距離が明らかに近いんです、 なんというか部屋の外の空中で鳴ってるような、、 僕の部

        ボンゴレビアンコという和菓子の話

          第二回健康診断報告

          渋谷区は宮益坂 足取りは軽い 受付に向かう 番号札を受け取る 130番だ 番号で呼ばれるのはいつぶりだろう 程よい敗北感が心地よい 以下項目ごとの健康診断報告である

          有料
          100

          第二回健康診断報告

          飛んで火に入る夏の虫。誰が頼むのナスの寿司。

          平凡な人生など面白くない、挑戦してこそ深みが出る。 一度きりの人生誰しもミスは避けたいものだが 挑戦しなければ上には上がれない、これもまた事実 挑戦とは新たな境地への道筋になるとともに 今ある安定を失う可能性もある、まさにギャンブルだ それは寿司においても同じ事が言えよう 例えるなら、競馬、もしくは競輪での3連単 完璧な寿司の組み合わせを完璧な順番で食するのは至難の業だ。 一度に食べられる寿司の量は11〜12皿程度だろうか? 「チーム寿司」のスタメン神イレブン、

          飛んで火に入る夏の虫。誰が頼むのナスの寿司。

          なぜ学芸大学に新しくできた「銀だこ」は毎日行列ができるのか?「学園青春ドラマ〜ぎんだこ〜」

          学芸大学駅に人気のたこ焼き店「銀だこ」がオープンした。 毎日行列ができており、学大の民はたこ焼きを知らないのか?とすら思えてくるほど人気だ、 もしかしたらお店のオペレーションに問題があるのかもしれない、、どうしたらスムーズに提供できるのか、など飲食店勤務をしている僕は常日頃そんな事を考えている。 人生は常に勉強だ、船の中のたこ焼きひとつをとっても例外では無い、、 そんなことを昨日は一日中考えていた 僕は一つのことを熟考すると大抵の場合夢に出てくる 今回はたこ焼きが僕の夢

          なぜ学芸大学に新しくできた「銀だこ」は毎日行列ができるのか?「学園青春ドラマ〜ぎんだこ〜」