片付かないのは家のせいにしましょう
自分では気を付けているつもりでも、
気が付くと物がごちゃごちゃとして片付かなくなってしまう・・・。
そうだ、これからは、片付かないのは家のせいにしてしまおう!
■片付かない家とは
1、片付かない家とは収納が多すぎる家だ!
えっ?
逆では?
と思いますよね。
もちろん、収納が多すぎて片付かない訳はありません。
しかし、不思議なもので、収納が多ければ多いほど物が増えてしまいます。
収納が多い家にお住まいの方は、収納の多さに安心して物を増やすことが出来ますので、物を増やす事への抵抗感が少ないと考えられます。
そして、いつかは収納の限界に達します。
そうなると、屋外に物置を置いてみたり、空き部屋を納戸にしてみたり、とさらに収納を増やします。
そして、また物が増えていき、また収納が限界達します。
収納が増やせなくなると、物が溢れ、ごちゃごちゃとしてきます。
初めから収納が少ないと感じていた方が、物が増える事への抵抗を感じ、慎重に物を増減していける習慣が付きやすいのではないかと思います。
2、片付かない家とは物が置きづらい家だ!
同じ量の物があったとすると、物の納まりが悪い家の方がごちゃごちゃした印象になります。
収納しづらい収納も同様で、
ただ広いだけの収納があまり使い勝手が良くないのが一例です。
建物の形状で言えば、曲線の壁には既製品の家具などが起きづらく、納まりが悪く見えます。
それと気を付けたいのは、物を置くのは簡単ですが、
物の出し入れなどには人が通るスペースが必要なので、あまり狭い場所はそもそも物の置場にはならない事があります。
3、片付かない家とは人の目から逃れている家だ!
自分の意志で片付けが出来る方はそもそもこの話題には関連が薄いですが、
なかなか自分では行動が出来ない方には、やはり、他人の目が必要です!
親戚、友人、知人、ご近所などに家の様子を見られましょう!
とはならないにしても、
いつでも見られても良いと思う気持ちは持っていたいですよね。
その為、すぐに何でも隠せるように家を造るのではなく、
急な来客も通せるようにオープンな造りがお勧めです。
しかし、最近では、洗濯物を室内干ししたり、リモートワークをしたり、などもございますので、適宜、隠せる工夫は必要です。
4、片付かない家とは良く分からない部屋名のある家だ!
最近聞きなれない部屋名がたくさんありますよね。
概ね、カタカナやアルファベット表記の部屋だと思いますが、
使いこなせているのでしょうか?
本来の使い方が完璧に出来ていれば、問題ないのでしょうが、ライフスタイルに合っていないのか、慣れていないのか、逆効果になっている事例も時々見られます。
「収納は集約した方が良い!」
と考えて、まとめてみたが、結局使いづらく、
別の場所に収納し始めてしまった・・・などです。
家づくりは想像力も必要です。
想像力が足りなかったら、色んな実例を見て、想像力を補填しましょう!
■片付く家にするポイント
物の納まる位置が決まっている事だと私は考えています。
物を増やさないでいられるなら、それに越したことはございませんが、
気が付くと物って増えていきますので、どこに納めるかを考えながら増やしていけると良いと思います。
そして、納まりそうもなければ、物を増やすのを立ち止まれるようになれば、片付けやすい家になるのではないでしょうか。