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子育てしやすい家ってどんな家

子育てと家 ってどんな関係が望ましいでしょうか?
関係ない?
子育てしやすい方が良い?
そもそも子育てしやすい家って何?

今回はこんなテーマで考えてみました。


■子育てしやすい家とは

1)昔は子育て=一軒家 が強かった?

昭和の時代は、結婚したら一軒家、妊娠したら一軒家、家族が増えたら一軒家、とお考えになっていた方が多かったと思います。

大都会では当時から違ったのかもしれませんが、
何となく、一軒家=家族
と言う印象が今よりも強かったと思います。

個室を必要とするための面積的な広さや音の発生を懸念した隣地との距離、自家用車の駐車場、など家族の増加と共に一軒家を求める理由が増えていったのだと考えられます。

ですから、ある程度広くて、ある程度音の懸念が少なければ、一軒家にこだわる必要はないですし、むしろ、立地、設備、資産価値などを考えれば、都会の集合住宅に人気が集まるのもうなずけます。

2)広い家だと子育てしやすい?

これは正直微妙だと思います。
そうでもあるでしょうし、そうではないとも言えます。

昭和の時代は 家族の人数=個室の数
が当たり前で、
しかも、しっかりとした広さの快適な子供部屋が造られていました。

玄関から帰ってくると、廊下を通って自室に入ってしまう・・・、
家族と顔を合わさずに過ごせる環境が多く見られました。
テレビやエアコン完備、
現代ではネット環境まで整っていれば、
部屋から出てくる必要がありません。

このことが何かの問題につながるかもしれませんし、つながらないかもしれませんが、子どもにとって快適すぎる個室 と言うのは子育てにプラス面が多いとは思えないです。

お子さんにもプライベートな空間が必要な時期がやってきますので、
子ども部屋を作ることを否定するものではありませんが、
子育てと言うか、ご家族の日々の過ごし方と家の造りは非常に密接な関係があると考えられます。

3)目が届く、声が届く家

個室云々にも関係してきますが、
ご家族の目が届かない、声が届かない家と言うのは、
お子さんが小さい時も大きくなっていっても、
子育てには不向きだと思います。

お子さんの変化に気が付きづらくなりますし、
すぐに声を掛けることもしづらくなります。

一般的に言われているのは

  • 玄関から子ども部屋までの間にリビングなどを経由した間取り

  • 子供部屋は広くし過ぎない(ベッドや机が置ける程度)

自然と家族が集まりやすい環境が理想ですが、
エアコンは昨今の猛暑では必須ですし、通信環境も友人などとの連絡や勉強などで必須ですので、整えない訳にはいかないので、あまり、ネットの情報などでガチガチに考えすぎないようした方が良いとは思います。

4)音は重要

お子さんが小さい頃は足音や泣き声などで外(近隣)へ気を使うことが多いと思いますが、お子さんが大きくなってくると、生活サイクルの違いから中での音の配慮が必要になります。

二世帯住宅でも、音への配慮は重要ポイントになりますが、子育て中にも音への配慮がある家ですと気づかいが軽減されます。

5)安全は超重要

お子さんたちは予想外の動きをすることがあります。

なぜそんなことを?

と大人が思っても、興味・好奇心が勝って行動を起こしてしまうことがありますので、ある程度は大人たちが先回りして危険を潰しておくことが望ましいと思います。

家の中にも様々な危険はありますが、
特に注意したいのは 落下 です。

吹き抜け、階段、バルコニー、窓、など、お子さんが何らかの方法で落下しないようにしておくのが望ましいです。

見た目や機能を重視し過ぎて、お子さんが危険にさらされてしまうのはどうかと思います。

6)間取りは考えすぎない方が良い

この間取りが最高と言うのは、暮らしてみないと分からない部分もありますので、建てる前から考えすぎてしまうとドツボにはまってしまうかもしれません。

色々と想像は膨らませたとして、将来、どのようになるかは分からないこともありますので、リフォームして変えられるようにしておくと良いと考えています。
ガチガチに造ってしまうと、リフォームは大変です。

■最後までお読みいただきありがとうございます