見出し画像

どんどん病気になる家

コロナ禍を経て、健康についてよく考えるようになりました。
普通に暮らしているだけで、病気になるという怖さを経験しましたが、改めて周囲を見渡すと、家族の健康にとって良いもの、悪いものがあることにきがつきました。

それらの中には、分かっていたけど放っておいたものもありますので、再確認してなくしていきましょう!


■不健康になってしまう家

1、みずとゆ

水とお湯です。

水は主に飲み水として、
お湯は主にお風呂で使用しますので、私たちに非常に密接です。

日本の水道水は煮沸などをせずにそのまま飲めるほどの安全性が高いのですが、最近では、ウォーターサーバーなどを設置するご家庭が増え、水道水を直接飲む方が減っているそうです。

水道水にしても、蛇口に浄水装置を設置するなどしてから飲んでいる方も多いですが、その装置のメンテナンスは定期的に実施していますか?

浄水器は新品のフィルターを通る水はきれいなのかもしれませんが、時間が経過したフィルターを通る水はかえって汚れてしまいます。

同様に、ウォーターサーバーの水やミネラルウォーターなどは賞味期限がありますし、飲用や料理用など使用方法が限られていることあります。

健康に良いと思っていた水が逆に健康を害することもありますので、使用する際には取り扱いにご注意ください。

また、お湯については、
タンクにお湯を溜めて使用するエコキュートなどはそのままでは飲用には向いていません。

必ず取扱説明書などに記載されていますのでご理解されている方は多いと思いますが、お湯は温かい水ではありません

2、かんきとくうちょう

最近の住宅は窓を閉め切って生活すること前提とした、隙間が少なく、機械制御の家が多くなりました。

その為、出入りする空気はフィルターを通ったものになりますので、フィルターが汚れていれば、必然的に空気も汚れてきます。

水と同様に装置を設置したからには、定期的なメンテナンスを実施しなければ健康に良くなるはずの装置がかえって家族の健康を損なうものへと変わってしまいます。

3、さむさとあつさ

冬場の寒さ、夏場の暑さ、は地域にもよりますが、もはや殺人レベルに達しています。

いくら床壁天井があっても、外気と変わらぬ寒さ暑さの家は、人命に関わります。

寒さで言えば、怖いのがヒートショックです。
これは、急激な温度変化によって体への負担が激増してしまう現象です。
特に、浴室、脱衣室、トイレなど衣服を脱ぎ着する空間で注意が必要です。

暑さで言えば、怖いのが熱中症です。
日本の多くの地域で冷房なくしては暮らせないほどの猛暑が毎年続いております。
家の中だとしても、決して油断できません。

4、あれるぎー

食物、花粉症、動物など様々なアレルギーがありますが、
ハウスダストやダニ、カビ、化学物質などによるシックハウス症候群にも注意が必要です。

化学物質については、昔に比べて使用量や成分が変わっていますので工業製品を使っても感じない方は増えたとは思いますが、加湿器の過剰使用によって自分たちで家の中にカビや細菌などを培養しているご家庭も増えています。

5、すとれす

人間関係のストレスは家族間でも起こりえます。
そのために適度な距離感や音、振動、などについても家では考えておくことが望ましいです。

「家族だから何も心配いらない」

というのが必ずしも家族の総意とは限りません。
また、近隣などとの関係についても、家が影響する場合があります。

そうした人間関係から起こるストレスは少ないに越したことはないですので、事前に分かっている事は解決できるような家をつくりたいですね。

■健康が一番お金が掛かる

日本では医療費、介護福祉関連費、など健康に関する分野で支出する税金は莫大なものです。
しかも、削れないという苦しいものです。

一方で、ご家庭でも健康に関する費用について考えて見ると、
病気をすれば医療費が掛かりますし、仕事も出来ないですし、介護が必要になればそれにも費用が掛かります。

健康で長生きするために、家を整えておくことで、それらの費用が抑えられ、結果的に見れば、費用が逆転していることなどは珍しくないです。

健康のため、家を考えてみませんか?

■最後までお読みいただきありがとうございます