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手に職の時代に逆戻り?

運転中のラジオで聞いたところでは、
何やら、AIがかなり進化したそうです。

これまでも、
AIが人間から仕事を奪うのでは!?
と言われてきましたが、
いよいよ、その時が近づいて来たのかもしれませんね。

人間が出来ることを探さねばなりませんね。


■頭と体を使う

1 頭だけでは叶わない

想像がつかないほどたくさんの情報を持ち、一瞬で演算できるAIには、
知識や経験だけではもはや勝てません。

過去の情報だけでなく、
新しいことの創造、無かったものの想像、未来を予測することでさえも勝てないでしょう。

むしろ、スパッと諦めて、
そちらはAIにお任せするのが良いのかもしれませんよね。

2 ものをつくることもほぼ勝てない

最新の工場を見学すると、人間が全くいないですよね。
ものづくりでさえも、
AIに任せたほうがコストもスピードも品質も良いようです。

建築でも木材の向上加工はほとんどがロボットたちが行っています。

辛うじて、感性が必要な箇所については、まだ人間に軍配が上がるかどうかでしょうかね。

3 現場でものをつくるなら勝てる

建築業界でも、新築は近いうちに人ではないもの、ロボットが家を作る風景が見られるかもしれません。

いつかは、どんな場面でもAI・ロボットが出来ないということは無くなるでしょうが、
リフォームのような現場ごとに違う作業、
自然素材のように素材の特性の見極めが作業、
古民家のような伝統的で複雑な構造、
などの現場ではケースバイケースの度合いが激しいので、
まだまだ、開発には時間もお金もかかるのではないか、
なんて淡い期待をしています。

実際には、そうした現場に対応出来る人間でさえも大幅に不足していますので、これから技術者を育てたり、ロボットを開発するよりも、
「リフォームしないで壊しましょう」
になってしまう気がします。

4 手に職が見直される?

こうして考えますと、
建築業界以外でもAIやロボットが対応しやすい仕事と対応がさせるのが面倒な仕事が見えてくるような気がします。

その一つが、手に職系 ではないでしょうか?

いわゆる、職人系 です。

近年は国民総高学歴化している日本では、
職人系の仕事は敬遠されていますので、まず、慢性的な人材不足です。
これからさらに激減していく予感をビシビシ感じます。

しかも、急には人材は育てられずに、時間もコストも掛かります。
そこをロボットに・・・、と
うまくいってくれれば業界も安泰なのですが、
人口減の世の中で家づくりニーズが減っていく中で、
そこまで投資されるかどうかは未知数です。

現在は底辺のようなぞんざいな扱いをされている職人たち(ちゃんと技術を持った)が見直される日も近いかもしれません。

今後は、職人はロボットたちでさえも取って代わりたくない、ますますニッチな職種として生き残っていくのではないでしょうか?

AIが進化したというニュースを聞いて、そんなことを妄想しました。

若い方々にもっとものづくりを楽しんでほしいですね。

■最後までお読みいただきありがとうございます