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【諸事雑感📝】映画をあまり観ない私が買った3枚の映画DVD

こんにちは、Suzumuraです。
先日は12月なのに春かと思うほどの暖かさに驚かされましたが、12月らしいはっきりとした寒さが戻ってきて少しホッとしています。
さて今回は【映画】について書きたいと思います。

私は映画をあまり観ません。

子供の頃はドラゴンボールなどのアニメや戦隊モノの映画が好きで親や親戚によく映画館に連れて行ってもらいましたし、学生の頃は友人と流行りの映画を観に行ったりしていました。

ただ、社会人になってからは子供の付き添いで映画を観に行くことはありましたが、みずから映画館まで出向くことはほとんどなくなり、テレビのチャンネルをザッピングしていて意図せず観ることがたまにあるくらいです。

別に映画が苦手なわけではありません。ただ、どうも映画を観ていると途中で眠くなってしまうことが多くなり、いつのまにか映画から疎遠になっていました。

そんな私にも後生大事に持っている三枚の映画DVDがあります。

いずれも多感な思春期から青年期にかけて観た作品で、映画の制作者の意図とは異なる解釈かもしれませんが、少なからず私の人格や価値観の形成に影響を受けたと感じているものです。

以下、各作品を簡単に紹介したいと思います。


1.アメリカンヒストリーX(1998年)

高校生のときに友人からの推薦で観た映画です。
アメリカ社会に潜む病巣をテーマにした作品で、ラストシーンを観て人種差別や偏見の無意味さ、やりばのない怒りの虚しさを痛感しました。

もうひとつ、私にとってもっとも印象的だったのは主人公エドワード・ノートンのあまりのかっこよさです。とくに物語前半のスキンヘッドで筋骨隆々な姿は当時の自分にとってまさに理想像でした。

2.リトル・ダンサー(2000年)

残念ながらきっかけは忘れてしまいましたが、大学生の頃に観た作品です。
あるひとりの少年が偏見や障害にぶつかりながらも自分を信じて夢を追い求めていく作品です。

いまでいうアンコンシャスバイアスやLGBTQにも関するテーマも含まれています。

ラストシーンの主人公の堂々たる様子をみて、子供に親の価値観を押し付けるのはよくない、子供ができらやりたいことを自由にやらせてあげよう、と当時の私はこころに誓いました。

3.8 Mile(2002年)

ラッパーのエミネム主演というこもありそこそこ話題になった映画です。
当時、大学生の私も御多分にもれず彼の楽曲をよく聴いていましたが、彼には音楽だけでなく俳優としての才能まであるのかと嫉妬すら覚えました。

最後のラップバトルのシーンはまさに爽快で、友人と別れて会場を後にするエミネムの背中には確固たる意思が映し出されているように感じました。

冴えない自分にもじつは秘めた可能性があるのではないか。
マイノリティな存在でも本気を出せばマジョリティすら圧倒しうる。
自分を鼓舞したくなった時に観る映画です。


各作品の紹介は以上になります。

4.まとめ

この記事を書いていて、3作品には差別や偏見に関するテーマが共通して含まれていることにいま初めて気づきました。当時の私は無意識に差別や偏見への関心を抱いていたのかもしれません。

人間には分類することで安心感を、逆にあいまいさには不安感を抱く傾向があるように思います。

たしかにカテゴライズされた固定概念に従って生きるのはラクですが、実際の世の中は分類に当てはまらない「例外=あいまい」だらけであり、気をつけていても無意識の偏見により個々の本質を見失しない、例外を新たな差別対象としてしまう危険性が潜んでいます。

分類はあくまで便宜上のものであり、各個人は唯一無二の存在として尊重されるべきだということをつよく想い続けることが大切なのかもしれません。

追伸:
長い人生、世界中がモノクロに見え、立ち止まりたくなるときもあるでしょう。そんなとき、多感で色鮮やかだった当時を思い出せる作品があると私は救われる気がします。

もし皆さんにもそのような位置付けの作品があれば教えてもらえると嬉しいです。


今回は以上になります。
ではまた!

#映画感想文 ,#ネタバレ

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