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ゴジラ-1.0円盤発売&配信開始…第二の公開日を迎え、改めて評価する

先週水曜日、5月1日にゴジラ-1.0の映像ソフトが発売になりましたね。

私もしっかりゲットいたしました。UHD環境は無いので、3枚組豪華版を選んでいます。

庵野監督のシンシリーズ以外で豪華なやつを予約購入した実写邦画…
実は初めてかもしれません。
それだけ評価しており、良い作品だということですね

また、告知通りAmazonPrimevideoでの見放題配信も始まり、未見だった方達の感想がSNS上に飛び交っています。

私も今日、職場の同僚が「観たよ、凄かった」と言うので色々語り合いました。これが楽しくて、映画観るんだよなぁ~という時間を過ごせましたね。

豪華版の名は伊達でなく

さて、購入したBlu-rayで昨日早速一度、本編を観ました。映画館では5回鑑賞しており、IMAXやDolbyCinemaでも観ているのですが心なしか自宅でのBlu-ray鑑賞もまた色が大変綺麗で良いなぁと思えました。また、この映画の肝は「音」だと思っており、近々この映画用にヘッドホンを購入しようかと考えている程です。

その話は四か月前に書いていましたね。
その間に買っておけよって話です。

この三枚組は本編ディスクの他にモノクロ版、特典ディスクという構成になっており、通常版だと別売りになっているものがセットになっている形ですね。モノクロ版と映像特典もおいおい楽しもうと思っています。

そう言えばシン・ゴジラ:オルソも同時発売でしたね
まぁテレビの機能でモノクロ再生すれば…と思ってしまうのですが、
いずれ、買うと思います(笑)

そして、ディスクの他にブックレットと「〈特設災害對策資料綴〉縮刷版」なるものが入っております。ブックレットはともかく後者は何なのかと言いますと…

そう、劇中の海神作戦の概要を記した資料なんですね
おそらく小道具として作られていたものの複製と思われますが、
昭和時代劇である本作の世界観を感じるにはたまらないものになっています
しっかり作り込まれています
敷島が誘導係として最後に並んでいるところに
主人公感、オーラを感じますね

この冊子だけでも、個人的には豪華版の価値が充分にありましたね。
読んでいると、昭和22年に連れていかれるようです。

ネット上での感想を読んで…

自宅鑑賞可能になったことで、初めて観たという方々の声が聞こえてきています。ある種第二の封切り日と言って良いかもしれません。
大勢としては、やはり流石のアカデミー賞受賞作、ゴジラの迫力に圧倒され見応え抜群だった、という賞賛の声が多く見られます。映画館で観れば良かった、という声に対し「まだ上映やってますよ」と言いたくなりましたが、これは違いますね。…一回目を観たかった、という話なんですよね。

で、こちらにはあまり触れずにいたいスタンスではありますが、否定的な感想、意見もいくつか見られました。特撮、VFXに関しては誰も文句を言わない程の作品ですが、ドラマパートにおいては…

・展開がベタすぎて、読めてしまう
・説明台詞が多い、喋り過ぎ
・ご都合主義な展開が目立ち、白ける

という意見から、
「普段映画を観ない人達にはいいのだろうが、よく観る人間にとってはレベルが高いとは言えない作品」
と結論付けている評価を、何件か見ました。

ゴジラが止まったからといって民衆が足を止める訳がないだろう、という
ツッコミもありましたね
理解出来ますが、未知の生物に見入ってしまうのもまた、人の習性だと思います

映画の感想は個人の感性によるものですから、この作品が肌に合わなかったという人の意見に噛みつく気はありません。
ですが、「わかりやすさ」があったからこそ国を越えて支持され、栄冠を手にするに至ったのだと捉えています。それは「レベルが低い」と言えるでしょうか。

こちらの記事で庵野さんも、海外市場を意識すると作品が歪になりかねない難しさを示唆しています。逆に言えばシンプルなプロットは強みでもある、と。
成功のための方法論の一つですが、その中でハイクオリティなVFXを以て観客に感動を与え、そのドラマへの共鳴に繋げた手法は見事と言って良いでしょう。数多の映画制作会社、監督が狙っても、なかなか出来ない事だからです。

これを踏まえて、ゴジラ-1.0はやはり興行力、芸術性を兼ね添えた傑作だったと思っています。何より日本人として誉れ高い作品にまで成長した訳で、自分にとってどうだったか、を差し置いてでもプッシュする価値のある映画になったのでは…と感じます。
別記事でトークショーの時の事を綴りましたが、公開前に庵野さんが
「シン・ゴジラを越えてほしい。ゴジラがヒットしないと特撮に未来が無いんですよ」と述べていたことは今も強く印象に残っています。
これこそ完全なプロの目線の意見であり、現状当人も喜んでらっしゃるのではないでしょうか。

映画に関して玄人を気取る気はありませんが、このゴジラ-1.0については、

・純粋に面白い、と思える人

・ベタな部分が合わなくて、楽しめなかった人

・世界的人気ぶりを鑑みて、凄さを認められる人

といった感じで、映画に造詣が深くなる程見方が変わってくると思っています。私はゴジラ映画を全作履修しているので、この3つの感覚全てをマイナスワンに持っていますがトータルでは絶賛のスタンスですね。


別のアニメ関連記事で強めに書いた事がありますが、評論家気取りで批判する人たちは嫌いなので、今一度物申しますとこんな話になりました。
何はともあれ、一層色んな人達に観てもらいたい映画です。

また、映像特典も観た暁には(240分もある)、そちらの感想も書こうと思います!

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