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脚本・長編

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映画を想定して執筆したものになります
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記事一覧

「俺たちの戦いは、これからだったんだけど」第一話(脚本形式)

登場人物 神野綾香(27)漫画家 レイナ(17)魔法使い 片山恭一(24)フリーター・綾香のアシスタント ならず者の男 モンスターの大男 警察官 〇イマドキ出版社ビル・外観(夕)    市街地に建つ、8階建てのビル。    3階部分に、週刊ウィナーズのロゴ看板。 〇同・3階編集部事務所(夕)    入口ドアに、漫画雑誌週刊ウィナーズ    の表紙絵ポスターが貼ってある。大き    く描かれた、剣と盾を持つ少年、その    下に「漆黒の伝説・カンノ」の文字。 中年男性の声

2021年応募作「お支祓い」

2年前の応募作、二時間ものです。 この時期の頭の中 ハッキリ言うと、エヴァの事で一杯でした(笑) 1月23日の公開日を前にソワソワソワソワしていた時期で、それがコロナの為あえなく延期になってしまい相当落ち込んだものです。 エヴァ完結を見届けたら、それを活かして書こう…などと思っていましたがそれは叶わず(締め切りが2月)、やむなく執筆の海に出航したのを覚えています。 惨敗作…ながらも? 守銭奴な巫女が、幼少時に因縁のある友人と再会し仲を修復するまでの物語です。結果として

2022年応募作「夜勤の乙姫さま」

ちょうど一年前に書いた、二時間ものです。 最新の駄作 noteに上げていなかった長編がこれを含めて3本あるのですが、3本共コンクール応募作、そして結果が散々だった作品です。 本来、公開するのも憚られる作品でどうするか迷ったのですが、受賞作含め読んでいただく機会を増やすためには…と毎日投稿をやっているので、「これも足跡の一つだ」と割り切って出す事にしました。 この「乙姫さま」は昨年応募の、最新落選作になります(笑)。 モチベーションが、とても重要 言い訳にしかなりません

一時間もの「歌声、明日に向けて」

4年前に作家集団ゼミで書いた、一時間ものです。 習作・課題「不安」を膨らませて一時間の長編にしたものです。 解散した3人組のアイドルグループが、10年後に再会するという話ですが、内容としてはコメディです。芸能界を退いた主人公、「皆川あいり」が最も人生を謳歌しており、リーダーシップを発揮するというものですがゼミでの評価が、あまり記憶にありません(笑)。 終盤の展開がついて行けない、でも映像で観たら面白そう…みたいな声を頂けたのは覚えているのですが。 読み返すと、面白さはある

2019年コンペ応募作「副題少女(サブタイトルガール)」

4年前、コンペ応募で書いた作品、一時間ものです。 創作における、「執筆」の位置 オタク女子がある日、人の顔を見るとその人の翌日の「副題(サブタイトル)」が見える能力を得る。それで振られた幼馴染が数日後、事故に遭い亡くなる事を知ってしまい…という物語です。 これもドタバタラブコメとして書きましたが、読み返して消化不良感を覚えました。もっとこう…な感覚ですね。発案は悪くないな、と思ってます。 何故消化不良感があるのか考えてみましたが、結末ありきでページ調整していたがゆえの駆け

一時間もの「彼女の取扱説明書」

作家集団ゼミで書いた、一時間ものです。 元々研修科の「古痕」で書いたものを膨らませて60枚にしました。理由はただ、「書いてみたかった」だけなのですが(笑)。 長編化の難しさ よく、課題で書いた短編を長編に膨らませてコンクール入賞している方をお見受けします。短編を膨らませる、というのは習作としても有効だと言えるのですが、これが実際にやってみると難しい事がわかります。 自作にも「出会い」の課題で書いたものを二時間ものにして、最終審査まで残った「メディアミックス~」という作品

2019年夏・応募作「この星は、おかしい」

3年前夏の応募作です。 ジャンル迷子という病気? これの前回、「メディアミックス・ラプソディ」で受賞はならずともノミネートまで行き、自信をつけた上での次作となったこの作品ですが、果たしてジャンルは何か?と問われると回答に詰まってしまう内容でした。 地下に閉じ込められたお笑いコンビの二人が、そこで宇宙人の少女・ミオと出会い生き残りに向けててんやわんや…という話で、地上でミオを追ってきた婚約者の男との二元展開をしています。 お笑いコンビの二人とのやり取りでコメディチックにして

第43回シナリオS1グランプリ佳作「先に生まれただけの人達」

個人的記念碑になりました、受賞作をお披露目します。 この作品についての談話は別項でじっくり書こうと思います。 参考にした書籍、映画も具体的に述べて解説していきたく。S1,またその他のコンクールに挑戦しようと思う方々にあくまで方法論の一つとして提示できればな、と考えています。 そしてお読み頂けた際には、是非感想をいただけると嬉しいですね。 当然、「御照覧あれ!」の気持ちですので(笑)。

2021年夏・応募作「挟まれて、僕は裏返る」

一年前に応募した、一時間ものです。 混沌の執筆 …などと厨二臭い表現をしますが、要はモチベーションが危機的状況で、恒例のコンクール時期なので書くか…な作品、「張り」が無いのですね。 ですが、個人的にはこれはとても大事な一本でもありました。 それは継続、立て直しといった執筆姿勢のリセットの意味合いがあったからです。 これの一つ前に、「お支祓い」という金にがめつい巫女の話を書いたのですが、過去最低の結果に終わりかなり打ちのめされました。振り返れば「そりゃそうだよな」というクオ

コンクール初応募作品「アタシが、A!」

2018年に初めて応募した、コンクール用作品です。 厳密には初ではないのですが、最初のは書式やら何やら滅茶苦茶だったのと現存していないのとで、アップ不可能です(汗)。 こちらは、声優を夢見るOLが養成所に入り、そこで業界の実態を知り…という話になります。 実体験を基に 私は脚本を始める前、声優志望者でした。こちらは10代の頃からの夢で、それなりに真面目に追っていたのですが自身の実力不足、さらには大方の人が「食えない」という現状を見て、方向転換を考えました。それが「台本を

第36回シナリオS1グランプリ最終審査候補作「メディアミックス・ラプソディ」

応募3回目にして最も健闘した作品です。 これも実はセンター入所前に書いていた短編を課題・出会い用に加筆し、それをさらに長編にしたものです。 売れない女性漫画家が、売れっ子同人作家と組んで起死回生を図るも、仕事に対する意識の違いで仲違いになり…というお話ですね。 気が付くと妹が… この作品の着想は「漫画実写化を巡るコメディ」だったのですが、そこから創作の永遠のテーマと言ってもよい「職人か商人か」という話に変わってきました。主人公・大原あすかの妹、舞が激務により視力を失って

第39回シナリオS1グランプリ4次審査通過「名が体を表し過ぎて!」

2年前の4次通過作品です。 これは良くなかった… まず、課題「教師」で書いたキラキラネームにまつわる話を、と思って着想したのですが、自分の名前に悩む主人公、牛乳(みるく)を考えてお金の事で追い込まれる、という出だし。そこから安定志向と、将来性が不透明な男子二人の間で揺れる、というラブコメに持って行ったのですが…。 結局、なんでこうなった!?という程に迷走して牛乳ちゃんは犯罪者になってしまう始末でした。「貫通行動」という点から見れば全く駄目な作品だったかと反省しています。

第38回シナリオS1グランプリ4次審査通過「メイド店長、戦います」

3年前、二度目の★付き(3次通過)になりました作品です。 着想は「ネカフェ難民」 かつて旅行の際にネカフェ泊をよくしていた私ですが、今や住所のない疑似ホームレスとも言うべきネカフェ難民が都内に4000人いるそうで。 もうネカフェ泊が「楽しいもの」とは限らない世相を感じます。 そんなネカフェ難民と、ネカフェ店員の交流を描いてみようというのが発端でした。 陽乃木真琴という怪物 ところが、最初に主人公と思っていたネカフェ難民の男と、相手役(恋の相手・ヒロイン)にと考えていた