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⑭簡易ライブビュー機能をクラウドレコーダに追加(Python)

前回の記事はこちら


はじめに

本章では、クラウドレコーダに簡易ライブビューの機能を追加していきます。

なお、本記事の後半は有料記事になっており、ソースコードの説明と全ソースコードの公開を行っています。

クラウドレコーダの変更点

簡易ライブビュー用にJPEG切り出し&アップロード機能を追加

簡易ライブビューを実現する為に、今までのクラウドレコーダにもう一つFFmpegを追加します。

最初のFFmpegから出力されるMPEG2-TSパケットを、MPEG2-TSアップローダだけでなく、JPEG切り出し用の2つ目のFFmpegの入力にも流し込みます。

2つ目のFFmpegは、出力として、毎秒数枚のJPEG画像を出力します。
出力されたJPEG画像は、すぐにAWS S3上に上書き保存される仕組みです。

次の記事

クラウドレコーダに簡易ライブビュー機能を追加

それでは、クラウドレコーダに修正を加えていきます。

今までのクラウドレコーダにjpeg_grabber.pyを追加し、JpegGrabberクラスを使用して簡易ライブビューを実現していきます。

jpeg_grabber.pyの追加

MPEG2-TSストリームを入力値として、映像のフレーム画像をJPEG画像として切り出すJpegGrabberクラスを定義しています。

2つ目のFFmpegをサブプロセスとして起動し、MPEG2-TSストリームを標準入力(stdin)に書き込み、処理結果のJPEGデータを標準出力(stdout)から取得します。

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